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第33話*
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「んん……あ、う……ん」
唇が離れ、真上から十夢が覗き込んできた。至近距離から顔を覗かれて、柚希は目を背けた。顔に関してはそこまで自信がないので、あまり見ないで欲しい。
「ダメだよ、柚希くん。ちゃんと僕を見て」
顔を両手で挟まれて、無理矢理視線を合わされる。穏やかな中にも心地よい強引さが垣間見えて、ついドキッとしてしまった。
十夢が満足げな微笑みを向けてくる。
「……いいね。顔も声も最高に色っぽい。下手な女性より男の子の方がずっと色気があるんだね」
「いや、そんな……声はともかく顔はそれほどでも」
「そうかな。柚希くん、かなり可愛い顔してるよ。今時のイケメン俳優みたいな派手さはないけど、綺麗にまとまってて僕は好きだな」
「……そんなこと言われたの、初めてなんですけど」
「本当? 僕は初めて同人誌を買ってくれた時から『可愛い子だな』って思ってたけど」
「えっ……!?」
「ふふ、ちゃんと言っておけばよかったね。声だけじゃなく顔も可愛いって」
悪戯するかのように、シャツの上からキュッと胸の突起をひねり上げられる。同時に膝で股間をグリグリやられて、無意識に背中が反り返った。
「あっ、あ……はあぁ……っ」
「そう言えば柚希くん、恋人はいるんだっけ?」
「い、いません、まだ……っ」
「そうなの? じゃあセックスの経験もない?」
「ないですよ……! ましてや男性となんて……」
「へえ、本当? それは嬉しいね」
「先生こそ……そういう相手、いないんですか……?」
「残念ながらいないんだな。仕事柄、あまり出会いの機会がなくて。作家っていうのは基本的に孤独だからね……」
首筋に舌を這わされ、柔らかな喉を軽く食まれる。
唇が離れ、真上から十夢が覗き込んできた。至近距離から顔を覗かれて、柚希は目を背けた。顔に関してはそこまで自信がないので、あまり見ないで欲しい。
「ダメだよ、柚希くん。ちゃんと僕を見て」
顔を両手で挟まれて、無理矢理視線を合わされる。穏やかな中にも心地よい強引さが垣間見えて、ついドキッとしてしまった。
十夢が満足げな微笑みを向けてくる。
「……いいね。顔も声も最高に色っぽい。下手な女性より男の子の方がずっと色気があるんだね」
「いや、そんな……声はともかく顔はそれほどでも」
「そうかな。柚希くん、かなり可愛い顔してるよ。今時のイケメン俳優みたいな派手さはないけど、綺麗にまとまってて僕は好きだな」
「……そんなこと言われたの、初めてなんですけど」
「本当? 僕は初めて同人誌を買ってくれた時から『可愛い子だな』って思ってたけど」
「えっ……!?」
「ふふ、ちゃんと言っておけばよかったね。声だけじゃなく顔も可愛いって」
悪戯するかのように、シャツの上からキュッと胸の突起をひねり上げられる。同時に膝で股間をグリグリやられて、無意識に背中が反り返った。
「あっ、あ……はあぁ……っ」
「そう言えば柚希くん、恋人はいるんだっけ?」
「い、いません、まだ……っ」
「そうなの? じゃあセックスの経験もない?」
「ないですよ……! ましてや男性となんて……」
「へえ、本当? それは嬉しいね」
「先生こそ……そういう相手、いないんですか……?」
「残念ながらいないんだな。仕事柄、あまり出会いの機会がなくて。作家っていうのは基本的に孤独だからね……」
首筋に舌を這わされ、柔らかな喉を軽く食まれる。
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