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殴り合いの後は友情?
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そんな風に過ごしていると、向こうから人がやってくる。
それは獅子族のレオン殿だった。
遠くからでも、その迫力はすごい。
流石は、獣人族最強の一角と言われる王者だ。
そういえば、さっきちらっとみたけどカイル王子と模擬戦してたみたいだ。
みたところ、拮抗してた感じではあった。
……ちゃんと仲直りはできたのかな?
「ユウマといったか?」
「ええ、レオン君」
「ふむ……先ほどの素振りはなかなかだと思ってな」
「ほんと? ありがとう」
「お、おう……変な人族だ」
「何も変じゃないし。それより、それだけかな?」
「いや、お主が良ければ俺とも模擬戦をと思ってな」
……ふむ、それは興味がある。
獣人族は強さこそが全てと言われる種族だ。
その中で獅子族は、獣人族の王とも言われている。
実際にドレイクとの会合では獅子族が来るという話だし。
「へぇ、面白いね」
「無論、我は爪と拳を使う。お主は剣や魔法を使っても良い」
「それだと模擬戦じゃすまないよ……じゃあ、二人共素手でやる?」
「なに? ……本気で言っているのか? 人族が、素手で我らと戦うと」
獣人族は元々の肉体に加え、闘気という肉体そのものを強化する技を持つ。
魔法が使えない彼らにとっては、それが人族と戦う術であり誇りと聞いた。
「うん、そうだよ」
「だ、ダメですわ! 獣人族の方と、素手でなんて……こんなに体格差もあるのに」
「その女性のいう通りだ。脆弱な人族が、我と素手で勝負するなど自殺行為だ」
「それはやってみないとわからないよ。もしかしたら、良い勝負ができるかもしれないし」
「……今なら冗談ですませるが——本気なら怪我ではすまんぞ?」
威圧感が増し、彼の体から闘気がほとばしる。
……これは、退屈しないですみそうだ。
「気を悪くしたならごめんね、別に侮辱したわけじゃないんだ。ただ、後悔はさせないよ?」
「……そこまでいうなら良いだろう。幸い、そこにいる女性は回復の使い手とか」
「俺自身も使えるし問題ないよ」
「くく、我が怪我をすると……よし、では始めるとしよう。どうやら、観客も集まってきたようだ」
周りには人が集まり、俺たちを囲むように見守っている。
すると、風魔法の講師でもあるノルン先生がやってきた。
「もう、仕方のない生徒さん達ですね! 私が審判をするので、何かあったらすぐに止めますから!」
「先生、ありがとうございます」
「うむ、感謝する」
「それじゃ……始め!」
開始と同時に、レオン殿が拳を振りかぶって迫ってくる。
「どれ、まずは見せてもらおうか」
「うん、もちろん。大丈夫、避けるなんてつまらない真似はしないから」
「 面白い! では——ハァッ!」
振り下ろされる拳の速度に、腕の甲を合わせる。
そして、そのまま力を下に受け流す!
結果として、レオン殿の拳は地面にめり込む。
そこには拳大の穴が開いていた。
やはり、獅子族の力は凄いや。
「ぬっ!? なんだ、今のは……当たったのに感触がなかった?」
「ねっ? 避けてはいないよ」
「面妖な技を使う……だが、それならば! ウォォォォォォ!」
「さて、魔力強化なしでどこまでやれるかな」
迫り来る拳を両手を使って防ぎ、または払い、時にはずらしていく。
これをやってると、ライカさんとの鍛錬を思い出す。
魔法使いは懐に入られると弱いこと、回復役はダメージを喰らわないことが役目だと教わってきた。
戦場に置いて、俺たちは敵の攻撃を掻い潜って前線に行かないといけないこともある。
まあ、俺の場合は刀で切り込んでいって回復するという荒業をやってだけどね。
「くっ……! 全て受け流されるだと? 岩をも砕く我の拳が……」
「完璧ではないけどね。少し腕が痛むし」
「だが、それでは勝負はつかんぞ?」
「確かにそうだね。それじゃ、こっちからいくよ!」
俺は一瞬で懐に入り、拳を腹にめり込ませる!
「くっ!? この程度!」
「っ!? やっぱり痛いね!」
ダメージを食らいながらも、レオン殿が拳を振り下ろしてきた。
それを腕で防御するが、受け流すまではいかない。
「くく、この距離では受け流せまい?」
「それで良いんだ。さあ、この位置で殴り合おうか?」
「……ははっ! 面白い! ゆくぞ!」
「いつでも!」
そして至近距離で殴り合う。
俺は手数の多さ、レオン殿は一撃の重さで。
次第に血が流れ、血が沸騰してくる。
たまには、こういうのも良い。
そして、しばらく殴り合っていると……強風が俺達を包む。
「ストップです! そこまで!」
「はぁ……はぁ……我と殴り合える人族がいるとは。しかも、同じような年齢で。これでも、故郷では負け知らずだったのだが」
「ふぅ……こちらこそ驚いたよ。打ち負かすつもりだったんだけど、流石は獅子族だね」
「くははっ! 我を打ち負かすか! だが、強ち冗談とは言えまい……世界は広いのだな」
「はい! 二人とも! すぐに治療しますよ!」
「わたしがみます!」
すると、タタッとカレンが駆けてくる。
そして、俺の傷口に回復魔法を使う。
「もう、心配したんですから」
「ごめんごめん。レオン君、こっちにきて」
「むっ? 我は後で構わん。そもそも、人族は我らに回復魔法を使うのは……」
「良いから良いから」
彼が近づいてくるので、その傷口に回復魔法を使う。
「なっ……獣人の我に回復魔法を? しかも、あの強さで回復もこなすと」
「別に関係ないよ。それに、殴り合った仲じゃないか」
「……お主のような人族もいるのだな。なるほど、親父殿が言っていた通りだった……ユウマ、お主が良ければ友になってはくれぬか?」
「ほんと!? やったぁ! もちろん!」
これで男の友達ができた! ぼっち生活を脱却だね!
別に女の子が嫌とかじゃなくて、一緒に風呂入ったり、今みたいに組手とかしたいしね。
ただ、相変わらず人族の友達はできないらしい……まあ、いいや。
「ユウマさん! 動かないでください!」
「は、はーい、ごめんなさい」
「ははっ! ユウマも女性には弱いと見える!」
「そりゃ、当たり前だよ」
すると、カレンにじとっと睨まれたので大人しくする。
こういう時、女の子は怒らせちゃいけない気がします。
「ふむ、親父殿もそうだが……もしや、これはうちの姉上のお眼鏡にも叶うのではないか?」
「ん? どうかしたの?」
「いや、そのうち我の国に来てもらおうと思ってな」
「おおっ! それは是非お願いします!」
「ユウマさん? 聞いてましたか?」
「はいっ! すみません!」
やっぱり、逆らってはいけないようです。
それにしても……魔力強化してないとはいえ、流石に打ち勝てなかったか。
これ、ライカさんにバレたら殺されそうだなぁ。
こわっ……その前に、一から鍛え直すとしますか。
それは獅子族のレオン殿だった。
遠くからでも、その迫力はすごい。
流石は、獣人族最強の一角と言われる王者だ。
そういえば、さっきちらっとみたけどカイル王子と模擬戦してたみたいだ。
みたところ、拮抗してた感じではあった。
……ちゃんと仲直りはできたのかな?
「ユウマといったか?」
「ええ、レオン君」
「ふむ……先ほどの素振りはなかなかだと思ってな」
「ほんと? ありがとう」
「お、おう……変な人族だ」
「何も変じゃないし。それより、それだけかな?」
「いや、お主が良ければ俺とも模擬戦をと思ってな」
……ふむ、それは興味がある。
獣人族は強さこそが全てと言われる種族だ。
その中で獅子族は、獣人族の王とも言われている。
実際にドレイクとの会合では獅子族が来るという話だし。
「へぇ、面白いね」
「無論、我は爪と拳を使う。お主は剣や魔法を使っても良い」
「それだと模擬戦じゃすまないよ……じゃあ、二人共素手でやる?」
「なに? ……本気で言っているのか? 人族が、素手で我らと戦うと」
獣人族は元々の肉体に加え、闘気という肉体そのものを強化する技を持つ。
魔法が使えない彼らにとっては、それが人族と戦う術であり誇りと聞いた。
「うん、そうだよ」
「だ、ダメですわ! 獣人族の方と、素手でなんて……こんなに体格差もあるのに」
「その女性のいう通りだ。脆弱な人族が、我と素手で勝負するなど自殺行為だ」
「それはやってみないとわからないよ。もしかしたら、良い勝負ができるかもしれないし」
「……今なら冗談ですませるが——本気なら怪我ではすまんぞ?」
威圧感が増し、彼の体から闘気がほとばしる。
……これは、退屈しないですみそうだ。
「気を悪くしたならごめんね、別に侮辱したわけじゃないんだ。ただ、後悔はさせないよ?」
「……そこまでいうなら良いだろう。幸い、そこにいる女性は回復の使い手とか」
「俺自身も使えるし問題ないよ」
「くく、我が怪我をすると……よし、では始めるとしよう。どうやら、観客も集まってきたようだ」
周りには人が集まり、俺たちを囲むように見守っている。
すると、風魔法の講師でもあるノルン先生がやってきた。
「もう、仕方のない生徒さん達ですね! 私が審判をするので、何かあったらすぐに止めますから!」
「先生、ありがとうございます」
「うむ、感謝する」
「それじゃ……始め!」
開始と同時に、レオン殿が拳を振りかぶって迫ってくる。
「どれ、まずは見せてもらおうか」
「うん、もちろん。大丈夫、避けるなんてつまらない真似はしないから」
「 面白い! では——ハァッ!」
振り下ろされる拳の速度に、腕の甲を合わせる。
そして、そのまま力を下に受け流す!
結果として、レオン殿の拳は地面にめり込む。
そこには拳大の穴が開いていた。
やはり、獅子族の力は凄いや。
「ぬっ!? なんだ、今のは……当たったのに感触がなかった?」
「ねっ? 避けてはいないよ」
「面妖な技を使う……だが、それならば! ウォォォォォォ!」
「さて、魔力強化なしでどこまでやれるかな」
迫り来る拳を両手を使って防ぎ、または払い、時にはずらしていく。
これをやってると、ライカさんとの鍛錬を思い出す。
魔法使いは懐に入られると弱いこと、回復役はダメージを喰らわないことが役目だと教わってきた。
戦場に置いて、俺たちは敵の攻撃を掻い潜って前線に行かないといけないこともある。
まあ、俺の場合は刀で切り込んでいって回復するという荒業をやってだけどね。
「くっ……! 全て受け流されるだと? 岩をも砕く我の拳が……」
「完璧ではないけどね。少し腕が痛むし」
「だが、それでは勝負はつかんぞ?」
「確かにそうだね。それじゃ、こっちからいくよ!」
俺は一瞬で懐に入り、拳を腹にめり込ませる!
「くっ!? この程度!」
「っ!? やっぱり痛いね!」
ダメージを食らいながらも、レオン殿が拳を振り下ろしてきた。
それを腕で防御するが、受け流すまではいかない。
「くく、この距離では受け流せまい?」
「それで良いんだ。さあ、この位置で殴り合おうか?」
「……ははっ! 面白い! ゆくぞ!」
「いつでも!」
そして至近距離で殴り合う。
俺は手数の多さ、レオン殿は一撃の重さで。
次第に血が流れ、血が沸騰してくる。
たまには、こういうのも良い。
そして、しばらく殴り合っていると……強風が俺達を包む。
「ストップです! そこまで!」
「はぁ……はぁ……我と殴り合える人族がいるとは。しかも、同じような年齢で。これでも、故郷では負け知らずだったのだが」
「ふぅ……こちらこそ驚いたよ。打ち負かすつもりだったんだけど、流石は獅子族だね」
「くははっ! 我を打ち負かすか! だが、強ち冗談とは言えまい……世界は広いのだな」
「はい! 二人とも! すぐに治療しますよ!」
「わたしがみます!」
すると、タタッとカレンが駆けてくる。
そして、俺の傷口に回復魔法を使う。
「もう、心配したんですから」
「ごめんごめん。レオン君、こっちにきて」
「むっ? 我は後で構わん。そもそも、人族は我らに回復魔法を使うのは……」
「良いから良いから」
彼が近づいてくるので、その傷口に回復魔法を使う。
「なっ……獣人の我に回復魔法を? しかも、あの強さで回復もこなすと」
「別に関係ないよ。それに、殴り合った仲じゃないか」
「……お主のような人族もいるのだな。なるほど、親父殿が言っていた通りだった……ユウマ、お主が良ければ友になってはくれぬか?」
「ほんと!? やったぁ! もちろん!」
これで男の友達ができた! ぼっち生活を脱却だね!
別に女の子が嫌とかじゃなくて、一緒に風呂入ったり、今みたいに組手とかしたいしね。
ただ、相変わらず人族の友達はできないらしい……まあ、いいや。
「ユウマさん! 動かないでください!」
「は、はーい、ごめんなさい」
「ははっ! ユウマも女性には弱いと見える!」
「そりゃ、当たり前だよ」
すると、カレンにじとっと睨まれたので大人しくする。
こういう時、女の子は怒らせちゃいけない気がします。
「ふむ、親父殿もそうだが……もしや、これはうちの姉上のお眼鏡にも叶うのではないか?」
「ん? どうかしたの?」
「いや、そのうち我の国に来てもらおうと思ってな」
「おおっ! それは是非お願いします!」
「ユウマさん? 聞いてましたか?」
「はいっ! すみません!」
やっぱり、逆らってはいけないようです。
それにしても……魔力強化してないとはいえ、流石に打ち勝てなかったか。
これ、ライカさんにバレたら殺されそうだなぁ。
こわっ……その前に、一から鍛え直すとしますか。
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