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第1章 開戦、硫黄島の戦い
第3話 神国の使者
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そのまま飛行場で話すのも失礼なので、司令部のある元山まで、案内することにした。車両はほとんど残ってないので徒歩で司令部まで案内した。
「申し訳ない。何分狭い島なので車両等がなくて、歩かせてしまって。」
硫黄島は24平方キロメールと言う小さい島だ。島内の移動はもっぱら徒歩だった。理由としては、火山灰質の土のため、地盤が強くないため、道路を作るにも時間がかかってしまう。そもため車両もほとんどない、あったとしても九五式軽戦車や九七式中戦車の二つの戦車しかない。さすがに戦車で
「構いません。戦闘後すぐに来てしまった自分達が悪いので。」
私のすぐ後ろを歩いていた山口多聞中将が答えた。
山口多聞、太平洋戦争中きっての名将で、第二航空戦隊司令官に着任すると航空隊に朝も夜も猛訓練をさせた。
その際に事故が多発した。このことから兵達から気違い多聞、人殺し多聞と呼ばれ恐れられた。
運命のミッドウェー海戦では、ミッドウェー島攻撃のため、陸用爆弾を搭載したが敵艦隊発見の誤報を受け魚雷に換装、魚雷に換装し第二次攻撃隊発艦準備中に利根の偵察機から敵艦隊を発見したと報告が来た。
その時、山口多聞少将はすぐに航空隊を陸用爆弾のまま発進を進言したが、南雲長官は、敵との距離や護衛戦闘機の不足、陸用爆弾の効果の低さ、帰還したミッドウェー島基地攻撃隊の収容を優先させ、山口少将の進言を却下し、魚雷への換装を命じた。
換装作業中にアメリカ軍のTBDデバステーターと発艦寸前の直営機に気を取られ、見張り員が発見した時はすでに手遅れだった。
アメリカ軍のSBDドーントレスによる奇襲を受け、赤城、加賀、蒼龍が被弾、大破、一番被弾の軽かった山口多聞少将乗艦の空母飛龍のみで反撃し、ヨークタウンを大破させた。
この際、友永隊隊長の友永丈市は片道となると分かっている状態で出撃し、ヨークタウンに特攻し戦死した。
飛龍も奮闘するもアメリカ軍の反撃を受け大破、山口多聞少将は飛龍艦長の加来止男大佐共に空母飛龍と運命を共にした。日本軍はこの海戦で有能な搭乗員と指揮官を多数失い、形勢はアメリカに傾いて行った。
飛行場から数十分かけて司令部にたどり着いた。
テーブルにの中央に栗林忠道中将、その右側に千田貞季少将、左側に市丸利之助少将、その反対側に山口多聞少将、南雲中一少将、の二人が座っている。
「いまさらではありますがお聞きしたいことがあります。あなた方は何処から来たのですか?」
副官の千田少将が二人に質問した。
目の前にいる山口少将が答えた。
「我々はこの世界とよく似た別の世界から来ました。」
それを聞いた我々三人と護衛に控えていた兵士全員の間に沈黙が走った。その沈黙を破ったのは栗林中将だった。
「別の世界とは、どうゆうことですか、詳しく説明してもらいたい。」
「言葉の通りです。」
南雲中将が答えた。
「我々は、この世界に来る前、同じようにアメリカと戦っていました。」
「それは、こちらも同じです。ですが、我々の祖国は、もはや風前の灯火。戦線は壊滅的、工業力もほとんど残っていないおらず、勝ち目がない。それなのになぜ、あなた方はあれだけの数の航空機を保有できているのか?説明して頂きたい。」
栗林中将がそう言って、頭を下げた。
「分かりました。我々がこの世界に来る前の出来事をお話しましょう。」
山口少将が語りだした。
日本神国はこの世界の日本とまったく同じ形をした国で、この世界と同じように世界対戦が一度起きていおり、神国も連合国側として参戦、中国のドイツ領の要塞を攻撃した。
神国の隣国は、中華民国、対戦中に革命が起きロシア帝国からソビエト連邦なったソ連の二か国。
特に関係が強いのが中華民国の国民党。
理由としては、1927年に共産党と国民党が内戦状態に突入したためである。
日本神国は、共産党と対立する国民党を支援するために介入を開始、蒋介石率いる国民党に日本神国製の兵器、物資を提供する代わりに石油や鉱石を輸出すると言う条約を結んだ。
この条約により、神国は今までのように輸入に頼る必要がなくなった。
アメリカやヨーロッパからの輸入量の制限に縛られることなく工業力を発展させたことで、国際連盟から脱退、ワシントン海軍軍縮条約で建造中止になった艦船を再び建造し、海軍は軍を強化していった。
それに続くように陸軍も銃や火砲の開発に加え、戦車などの車両を開発し、近代化を進めて行った。
そして、運命の1939年、ナチス第三帝国がポーランドに進行し、第二次世界対戦が始まった。
神国は、1940年、この世界と同じように日伊独三国同盟を結び、アメリカ、イギリスに宣戦布告第二次世界対戦に突入した。
こちらと違う所は、宣戦布告した上で1941年十二月八日に真珠湾を攻撃し、空母を含むアメリカ太平洋艦隊を全滅させた。同時刻イギリスやアメリカの植民地であった東南アジアに進行、植民地を解放して行った。
同年の十二月十日、イギリス東洋艦隊を攻撃し、主力である戦艦プリンス・オブ・ウェールズと巡洋戦艦レパルスを日本神国は、戦艦と巡洋戦艦を主力とした八・八艦隊で艦隊戦を仕掛けた。
この海戦で主力であったプリンス・オブ・フェールズとレパルスを撃沈し、イギリスの東洋艦隊を撃退した。
その翌年には、空母3隻、戦艦5隻を主力としたイギリス東洋艦隊を攻撃した。
この海戦で、神国は正規空母インドミダブルとフォーミダルを撃沈、軽空母ハミーズ、戦艦ウォースパイト、レゾリューション、ラミリーズ、ロイヤル・サブリン、リヴェンジなどを撃沈、または大破させた。
この際、自沈処分に失敗したウォースパイトを鹵獲した。
この時、神国艦隊は、敵乗員を救助するために一時休戦を申し出て、駆逐艦を数隻派遣した。
このことにイギリス東洋艦隊は感謝し、神英共同で漂流者の救助を行い死者の数は、最小限にとどまった。これが後の交渉に役立った。
そのまま、日本神国は進撃を続け、東南アジア、インド、マダガスカル近海までを勢力に納めた。
オーストラリアに対しては、敵対行動さえしなければ、攻撃はしない、と通知を行い、ニューニギア方面の作戦は行わなかった。
これにより、こちらの世界で起きた珊瑚海海戦で軽空母祥凰を失った作戦をすることは、無かったなため、戦力を失わずにすんだ。
オーストラリアは参戦せず、神国の動向を探るなどの動きにともなった。
アメリカ軍もニューニギアから爆撃機を時々飛ばしている位にとどまっている。
翌年の六月、日本神国は、アメリカ軍の太平洋での行動を行えないようにするための作戦を開始した。
暗号がアメリカ軍に解読されるように仕向け、解読されている暗号を使用して、アメリカ軍をミッドウェー諸島に誘いだし、がら空きになったパナマ運河を潜水空母の艦隊で攻撃し太平洋、大西洋側の両水門を両門を破壊した。
そのまま、ミッドウェー諸島を占領し、ハワイを占領した。
その際、真珠湾攻撃で大破させた艦船を引き上げ、修理、改修し神国に編入させた。
その翌月の七月、アメリカに講和条約を提案したが戦闘停止の意思を示さず、ハワイ沖、三百キロの海域で、神国とアメリカ軍最後の海戦が開始され、アメリカ軍艦隊は壊滅した。
この海戦の敗北を気にアメリカと日本神国は、講和条約を締結し、1943年八月十五日、日本神国とアメリカ合衆国の戦いは、終わりを告げた。
その話を聞いていた栗林中将が疑問を口にした。
「その話を聞いてるとあなた方の大艦隊は、なぜ作戦行動をしていたのですかを?」
「ヨーロッパに支援を行い行くためにです。」
「と言うことは、ナチスドイツを支援に行った訳ですか?」
栗林中将がそう聞くと、山口中将は首横にを振った。
「ナチスドイツとの同盟は、破棄したました。我々の任務は、ユダヤ人の救出とイギリス軍とフランス軍の援助です。アメリカと条約締結をした時にイギリスとも条約を結びました。その条約に従いヨーロッパに向かう途中、計器が狂いだし、船が振動し出したと思ったらしらない海域だったです。」
山口中将の話を纏めると神国の艦隊は、謎の現象にあい、この世界にやって来たと言うことらしい。
その際、大日本帝国の無線を傍受し、日本を助けようと行動を開始した。
傍受した内容から硫黄島が危険と判断し、今回の作戦の開始を決定した。
そして、いち早く接触しようとこの島に乗り込んだ。とのことらしい。
「申し訳ない。何分狭い島なので車両等がなくて、歩かせてしまって。」
硫黄島は24平方キロメールと言う小さい島だ。島内の移動はもっぱら徒歩だった。理由としては、火山灰質の土のため、地盤が強くないため、道路を作るにも時間がかかってしまう。そもため車両もほとんどない、あったとしても九五式軽戦車や九七式中戦車の二つの戦車しかない。さすがに戦車で
「構いません。戦闘後すぐに来てしまった自分達が悪いので。」
私のすぐ後ろを歩いていた山口多聞中将が答えた。
山口多聞、太平洋戦争中きっての名将で、第二航空戦隊司令官に着任すると航空隊に朝も夜も猛訓練をさせた。
その際に事故が多発した。このことから兵達から気違い多聞、人殺し多聞と呼ばれ恐れられた。
運命のミッドウェー海戦では、ミッドウェー島攻撃のため、陸用爆弾を搭載したが敵艦隊発見の誤報を受け魚雷に換装、魚雷に換装し第二次攻撃隊発艦準備中に利根の偵察機から敵艦隊を発見したと報告が来た。
その時、山口多聞少将はすぐに航空隊を陸用爆弾のまま発進を進言したが、南雲長官は、敵との距離や護衛戦闘機の不足、陸用爆弾の効果の低さ、帰還したミッドウェー島基地攻撃隊の収容を優先させ、山口少将の進言を却下し、魚雷への換装を命じた。
換装作業中にアメリカ軍のTBDデバステーターと発艦寸前の直営機に気を取られ、見張り員が発見した時はすでに手遅れだった。
アメリカ軍のSBDドーントレスによる奇襲を受け、赤城、加賀、蒼龍が被弾、大破、一番被弾の軽かった山口多聞少将乗艦の空母飛龍のみで反撃し、ヨークタウンを大破させた。
この際、友永隊隊長の友永丈市は片道となると分かっている状態で出撃し、ヨークタウンに特攻し戦死した。
飛龍も奮闘するもアメリカ軍の反撃を受け大破、山口多聞少将は飛龍艦長の加来止男大佐共に空母飛龍と運命を共にした。日本軍はこの海戦で有能な搭乗員と指揮官を多数失い、形勢はアメリカに傾いて行った。
飛行場から数十分かけて司令部にたどり着いた。
テーブルにの中央に栗林忠道中将、その右側に千田貞季少将、左側に市丸利之助少将、その反対側に山口多聞少将、南雲中一少将、の二人が座っている。
「いまさらではありますがお聞きしたいことがあります。あなた方は何処から来たのですか?」
副官の千田少将が二人に質問した。
目の前にいる山口少将が答えた。
「我々はこの世界とよく似た別の世界から来ました。」
それを聞いた我々三人と護衛に控えていた兵士全員の間に沈黙が走った。その沈黙を破ったのは栗林中将だった。
「別の世界とは、どうゆうことですか、詳しく説明してもらいたい。」
「言葉の通りです。」
南雲中将が答えた。
「我々は、この世界に来る前、同じようにアメリカと戦っていました。」
「それは、こちらも同じです。ですが、我々の祖国は、もはや風前の灯火。戦線は壊滅的、工業力もほとんど残っていないおらず、勝ち目がない。それなのになぜ、あなた方はあれだけの数の航空機を保有できているのか?説明して頂きたい。」
栗林中将がそう言って、頭を下げた。
「分かりました。我々がこの世界に来る前の出来事をお話しましょう。」
山口少将が語りだした。
日本神国はこの世界の日本とまったく同じ形をした国で、この世界と同じように世界対戦が一度起きていおり、神国も連合国側として参戦、中国のドイツ領の要塞を攻撃した。
神国の隣国は、中華民国、対戦中に革命が起きロシア帝国からソビエト連邦なったソ連の二か国。
特に関係が強いのが中華民国の国民党。
理由としては、1927年に共産党と国民党が内戦状態に突入したためである。
日本神国は、共産党と対立する国民党を支援するために介入を開始、蒋介石率いる国民党に日本神国製の兵器、物資を提供する代わりに石油や鉱石を輸出すると言う条約を結んだ。
この条約により、神国は今までのように輸入に頼る必要がなくなった。
アメリカやヨーロッパからの輸入量の制限に縛られることなく工業力を発展させたことで、国際連盟から脱退、ワシントン海軍軍縮条約で建造中止になった艦船を再び建造し、海軍は軍を強化していった。
それに続くように陸軍も銃や火砲の開発に加え、戦車などの車両を開発し、近代化を進めて行った。
そして、運命の1939年、ナチス第三帝国がポーランドに進行し、第二次世界対戦が始まった。
神国は、1940年、この世界と同じように日伊独三国同盟を結び、アメリカ、イギリスに宣戦布告第二次世界対戦に突入した。
こちらと違う所は、宣戦布告した上で1941年十二月八日に真珠湾を攻撃し、空母を含むアメリカ太平洋艦隊を全滅させた。同時刻イギリスやアメリカの植民地であった東南アジアに進行、植民地を解放して行った。
同年の十二月十日、イギリス東洋艦隊を攻撃し、主力である戦艦プリンス・オブ・ウェールズと巡洋戦艦レパルスを日本神国は、戦艦と巡洋戦艦を主力とした八・八艦隊で艦隊戦を仕掛けた。
この海戦で主力であったプリンス・オブ・フェールズとレパルスを撃沈し、イギリスの東洋艦隊を撃退した。
その翌年には、空母3隻、戦艦5隻を主力としたイギリス東洋艦隊を攻撃した。
この海戦で、神国は正規空母インドミダブルとフォーミダルを撃沈、軽空母ハミーズ、戦艦ウォースパイト、レゾリューション、ラミリーズ、ロイヤル・サブリン、リヴェンジなどを撃沈、または大破させた。
この際、自沈処分に失敗したウォースパイトを鹵獲した。
この時、神国艦隊は、敵乗員を救助するために一時休戦を申し出て、駆逐艦を数隻派遣した。
このことにイギリス東洋艦隊は感謝し、神英共同で漂流者の救助を行い死者の数は、最小限にとどまった。これが後の交渉に役立った。
そのまま、日本神国は進撃を続け、東南アジア、インド、マダガスカル近海までを勢力に納めた。
オーストラリアに対しては、敵対行動さえしなければ、攻撃はしない、と通知を行い、ニューニギア方面の作戦は行わなかった。
これにより、こちらの世界で起きた珊瑚海海戦で軽空母祥凰を失った作戦をすることは、無かったなため、戦力を失わずにすんだ。
オーストラリアは参戦せず、神国の動向を探るなどの動きにともなった。
アメリカ軍もニューニギアから爆撃機を時々飛ばしている位にとどまっている。
翌年の六月、日本神国は、アメリカ軍の太平洋での行動を行えないようにするための作戦を開始した。
暗号がアメリカ軍に解読されるように仕向け、解読されている暗号を使用して、アメリカ軍をミッドウェー諸島に誘いだし、がら空きになったパナマ運河を潜水空母の艦隊で攻撃し太平洋、大西洋側の両水門を両門を破壊した。
そのまま、ミッドウェー諸島を占領し、ハワイを占領した。
その際、真珠湾攻撃で大破させた艦船を引き上げ、修理、改修し神国に編入させた。
その翌月の七月、アメリカに講和条約を提案したが戦闘停止の意思を示さず、ハワイ沖、三百キロの海域で、神国とアメリカ軍最後の海戦が開始され、アメリカ軍艦隊は壊滅した。
この海戦の敗北を気にアメリカと日本神国は、講和条約を締結し、1943年八月十五日、日本神国とアメリカ合衆国の戦いは、終わりを告げた。
その話を聞いていた栗林中将が疑問を口にした。
「その話を聞いてるとあなた方の大艦隊は、なぜ作戦行動をしていたのですかを?」
「ヨーロッパに支援を行い行くためにです。」
「と言うことは、ナチスドイツを支援に行った訳ですか?」
栗林中将がそう聞くと、山口中将は首横にを振った。
「ナチスドイツとの同盟は、破棄したました。我々の任務は、ユダヤ人の救出とイギリス軍とフランス軍の援助です。アメリカと条約締結をした時にイギリスとも条約を結びました。その条約に従いヨーロッパに向かう途中、計器が狂いだし、船が振動し出したと思ったらしらない海域だったです。」
山口中将の話を纏めると神国の艦隊は、謎の現象にあい、この世界にやって来たと言うことらしい。
その際、大日本帝国の無線を傍受し、日本を助けようと行動を開始した。
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