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45 知らない世界
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「シアン…私の両親の最期だけは思い出せるのだな?」
「ああ。君の記憶だから…君の苦しみも…」
「母の苦しみをよく思い出してほしい。妊娠だけを目的に男達に体を開くのは苦痛だったろう。想い人があればなおの事。母は父に想いを寄せていたのだと思う。…母は地獄を生きていたのだ」
「トニトルス陛下も…お辛そうだった…」
「そう、父上も…私の伴侶となる者は覚悟しなければならない…私には『ロセウムの呪い』が発動する危険があることを。発動してしまったら…正気を失い妊娠する為に誰とでも性交してしまうかもしれない…私は…そういう化物…」
「…ロサ!?」
シアンはハッとして
「真っ青だ」
ロサの顔色がシャレにならないほど悪くなっている…その体は震えている。
「…辛い話をして疲れたのだろう。少し休んだ方がいい」
「いや、大丈‥」
「ロサ!」
グラリと体を揺らしたロサにシアンが駆け寄って支える。
長ソファに座っているのだからそのまま倒れても大事無いのだが…
「‥大丈夫。少し目眩がしただけ‥ふ、君に再会する前、私はこんなに弱かったかな…」
そう言って儚げに微笑うロサをシアンは堪らず抱きしめる。
「『平気な様に見えるのは平気な振りをしているからだ』と君は言った…
強くあろうと頑張って来たのだろう…君が抱えているものを私に渡せるだけ渡せばいい…君にもっと気を抜いて居て欲しい」
ロサの耳元で柔らかな低音の声が優しく響く。
その優しさに寄りかかってしまいそうになる自分を心の中で『駄目だ』と叱る。
「…簡単に言うな」
「ロサ、私は本気‥」
「申し訳ないが疲れてしまった…『ロセウムの呪い』に関して説明は終わった」
ロサは強制的に話を終わらせる。
抱きしめられ物理的に寄りかかっている今、これ以上優しい言葉を掛けられたら心はいとも簡単に頽れてしまいそうで。
(魔法だ…シアンは無意識に魔力も使わず私に魔法を掛けた…あぁ、何でこんなに弱い?…泣きそうだ…)
「そうだな。続きは明日にしよう。明日の――何時頃がいい?」
そんな風に聞いてくるシアンに心が小さく沸き立つ。
父上と母上の最期を見ているシアンは呪いの悲惨さをよく理解しているはずだ。
私はそんな呪い持ちの女なのだ。
誰だって逃げ出す厄介な女なのだ。
このまま話が終わって『はい、サヨナラ』でも文句など言えない――いや、それが当たり前だ。
が、シアンは『明日』と――まだ話を続けてくれるのだ…
だが、嬉しい気持ちに申し訳ない気持ちが覆いかぶさって来る。
「…あ、『明日』って…王子職は忙しいだろう?…王子の時間は1分1秒が貴重なのだから呪い持ちの私にそんな何日も割くのは申し訳ない‥」
「それは大丈夫!」
と力強く答えたのはグラキエス王ヒエムス。
「こらシアン。
『あ、居たのか』という顔をするな。
ロサ殿下、この息子は女性を見るのすら嫌悪していた筋金入りの女性嫌い。
――だったのだ。
そのシアンが別人のように必死になっている。実に嬉しい事だ!
一週間でも一ヶ月でも心ゆくまで話し合って――そして良い答えを出してくれると嬉しい。私も何日でも付き合うぞ」
「陛下…?」
(ヒエムス陛下が好意的?『呪い』をまだ理解できていないのだろうか…『呪い』をちゃんと理解しそれが私にも起きる可能性が高いと理解すれば私を疎ましく思いシアンを守る為私の排除に動くはずだが‥)
「ロサ殿下、私はトニトルス陛下の苦しみがここまでとは知らなんだ…トニーも水くさい…もっと私を頼ってくれれば…」
その口ぶりにロサは父とヒエムス陛下は思っていたよりずっと仲の良い…親友だったのだと気付く。
(そう言えば父上もヒエムス陛下を『ヒム』と呼んでいたっけ…)
「ロサ殿下、シアンは自慢の息子だ。彼がここまで立派に育ったのは私の他にもう一人…本当の父の様に親身になってくれたトニトルス陛下がいたからだ。
――分かるね?今度は私が君に本当の父親に負けない愛を注ぎたいと思っている。
君に起こるかもしれない呪いについては驚いている。
だが、だからこそ私は君を守りたいと決意を新たにしているのだ!」
「ヒエムス陛下…!」
「もちろん、俺もロサ嬢‥ロサ殿下をお守りする!」
「私の事もどうぞいくらでもこき使って頂きたい!」
カクタスとパキラも真剣な目で宣言する。
ロサはまるで夢の中にでも居る様な感覚だ。
どうして…
どうしてこうもグラキエスの人達は私の常識を乗り越えて来るのか…
呪い持ちの女など『大切な息子』『大切な主』『大切なグラキエス王国を継ぐ者』から遠ざけたいと思うのが当たり前で――なのに…なのに…
「ロサ、御覧の通りだ。君が3人の同席を望んだのは私を思っての事だと分かっている。私が冷静な判断力を忘れても父上やカクタス、パキラが『呪い』の内容を知れば私を止めるだろうと――私を守るだろうと思ったのだろう――だが私はたとえ誰に止められようと君への想いを変える事は無いし、父上達も君を排除する気など毛頭無い。ですよね?父上、カクタスとパキラも」
そう問われた3人は力強く頷き肯定する。
「どうして…優しすぎる…こんなに優しい世界があったなんて…」
深く絶望していたクフェアの側で幼少期を過ごした為にその深い絶望に染まっていたのか――
ロサは自分が思い込んでいた世界とは違う世界に、世界の広さに震える。
ロサのローズレッドの瞳からはらはらと涙が零れ落ちるのを見たヒエムス、カクタス、パキラは思わず駆け寄り抱きしめたい心情に駆られるが…
(((あ…シアン(主)がジャマ…)))
既にシアンが抱きしめているので近付けずにいるとサッとシアンが涙を流すロサの顔を3人から隠してしまう。
「「「‥むむッ」」」
「コホン、という訳で父上、今後は私一人で大丈夫です。今後は私とロサの話ですので。カクタスとパキラも。邪魔者は居ない方がいい」
ヒエムス王とカクタス、パキラは『邪魔者って!』と不満顔だが。
「…分かった。では明日の今日と同じ時間に」
とロサが頷く。
頬に朱が戻っている…
「…本当はもっとゆっくり休んで欲しいが。
君に魔力や魅了の力が戻る前に話したい。
私の心からの想いをそれらの影響によるものと君に誤解されたくないから」
済まなそうにそんな事を言うシアンをロサは驚きの目で見つめる。
「会って間もないのに私の思考回路を理解しているのは何故だ…」
目をパチパチさせながら呟くロサ。
クスリと笑うシアン。
城の外では昼寝中のモフ助が夢を見ているのか尻尾を振って落ち葉を巻き上げている。
北の森に穏やかな風が吹く――
「ああ。君の記憶だから…君の苦しみも…」
「母の苦しみをよく思い出してほしい。妊娠だけを目的に男達に体を開くのは苦痛だったろう。想い人があればなおの事。母は父に想いを寄せていたのだと思う。…母は地獄を生きていたのだ」
「トニトルス陛下も…お辛そうだった…」
「そう、父上も…私の伴侶となる者は覚悟しなければならない…私には『ロセウムの呪い』が発動する危険があることを。発動してしまったら…正気を失い妊娠する為に誰とでも性交してしまうかもしれない…私は…そういう化物…」
「…ロサ!?」
シアンはハッとして
「真っ青だ」
ロサの顔色がシャレにならないほど悪くなっている…その体は震えている。
「…辛い話をして疲れたのだろう。少し休んだ方がいい」
「いや、大丈‥」
「ロサ!」
グラリと体を揺らしたロサにシアンが駆け寄って支える。
長ソファに座っているのだからそのまま倒れても大事無いのだが…
「‥大丈夫。少し目眩がしただけ‥ふ、君に再会する前、私はこんなに弱かったかな…」
そう言って儚げに微笑うロサをシアンは堪らず抱きしめる。
「『平気な様に見えるのは平気な振りをしているからだ』と君は言った…
強くあろうと頑張って来たのだろう…君が抱えているものを私に渡せるだけ渡せばいい…君にもっと気を抜いて居て欲しい」
ロサの耳元で柔らかな低音の声が優しく響く。
その優しさに寄りかかってしまいそうになる自分を心の中で『駄目だ』と叱る。
「…簡単に言うな」
「ロサ、私は本気‥」
「申し訳ないが疲れてしまった…『ロセウムの呪い』に関して説明は終わった」
ロサは強制的に話を終わらせる。
抱きしめられ物理的に寄りかかっている今、これ以上優しい言葉を掛けられたら心はいとも簡単に頽れてしまいそうで。
(魔法だ…シアンは無意識に魔力も使わず私に魔法を掛けた…あぁ、何でこんなに弱い?…泣きそうだ…)
「そうだな。続きは明日にしよう。明日の――何時頃がいい?」
そんな風に聞いてくるシアンに心が小さく沸き立つ。
父上と母上の最期を見ているシアンは呪いの悲惨さをよく理解しているはずだ。
私はそんな呪い持ちの女なのだ。
誰だって逃げ出す厄介な女なのだ。
このまま話が終わって『はい、サヨナラ』でも文句など言えない――いや、それが当たり前だ。
が、シアンは『明日』と――まだ話を続けてくれるのだ…
だが、嬉しい気持ちに申し訳ない気持ちが覆いかぶさって来る。
「…あ、『明日』って…王子職は忙しいだろう?…王子の時間は1分1秒が貴重なのだから呪い持ちの私にそんな何日も割くのは申し訳ない‥」
「それは大丈夫!」
と力強く答えたのはグラキエス王ヒエムス。
「こらシアン。
『あ、居たのか』という顔をするな。
ロサ殿下、この息子は女性を見るのすら嫌悪していた筋金入りの女性嫌い。
――だったのだ。
そのシアンが別人のように必死になっている。実に嬉しい事だ!
一週間でも一ヶ月でも心ゆくまで話し合って――そして良い答えを出してくれると嬉しい。私も何日でも付き合うぞ」
「陛下…?」
(ヒエムス陛下が好意的?『呪い』をまだ理解できていないのだろうか…『呪い』をちゃんと理解しそれが私にも起きる可能性が高いと理解すれば私を疎ましく思いシアンを守る為私の排除に動くはずだが‥)
「ロサ殿下、私はトニトルス陛下の苦しみがここまでとは知らなんだ…トニーも水くさい…もっと私を頼ってくれれば…」
その口ぶりにロサは父とヒエムス陛下は思っていたよりずっと仲の良い…親友だったのだと気付く。
(そう言えば父上もヒエムス陛下を『ヒム』と呼んでいたっけ…)
「ロサ殿下、シアンは自慢の息子だ。彼がここまで立派に育ったのは私の他にもう一人…本当の父の様に親身になってくれたトニトルス陛下がいたからだ。
――分かるね?今度は私が君に本当の父親に負けない愛を注ぎたいと思っている。
君に起こるかもしれない呪いについては驚いている。
だが、だからこそ私は君を守りたいと決意を新たにしているのだ!」
「ヒエムス陛下…!」
「もちろん、俺もロサ嬢‥ロサ殿下をお守りする!」
「私の事もどうぞいくらでもこき使って頂きたい!」
カクタスとパキラも真剣な目で宣言する。
ロサはまるで夢の中にでも居る様な感覚だ。
どうして…
どうしてこうもグラキエスの人達は私の常識を乗り越えて来るのか…
呪い持ちの女など『大切な息子』『大切な主』『大切なグラキエス王国を継ぐ者』から遠ざけたいと思うのが当たり前で――なのに…なのに…
「ロサ、御覧の通りだ。君が3人の同席を望んだのは私を思っての事だと分かっている。私が冷静な判断力を忘れても父上やカクタス、パキラが『呪い』の内容を知れば私を止めるだろうと――私を守るだろうと思ったのだろう――だが私はたとえ誰に止められようと君への想いを変える事は無いし、父上達も君を排除する気など毛頭無い。ですよね?父上、カクタスとパキラも」
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深く絶望していたクフェアの側で幼少期を過ごした為にその深い絶望に染まっていたのか――
ロサは自分が思い込んでいた世界とは違う世界に、世界の広さに震える。
ロサのローズレッドの瞳からはらはらと涙が零れ落ちるのを見たヒエムス、カクタス、パキラは思わず駆け寄り抱きしめたい心情に駆られるが…
(((あ…シアン(主)がジャマ…)))
既にシアンが抱きしめているので近付けずにいるとサッとシアンが涙を流すロサの顔を3人から隠してしまう。
「「「‥むむッ」」」
「コホン、という訳で父上、今後は私一人で大丈夫です。今後は私とロサの話ですので。カクタスとパキラも。邪魔者は居ない方がいい」
ヒエムス王とカクタス、パキラは『邪魔者って!』と不満顔だが。
「…分かった。では明日の今日と同じ時間に」
とロサが頷く。
頬に朱が戻っている…
「…本当はもっとゆっくり休んで欲しいが。
君に魔力や魅了の力が戻る前に話したい。
私の心からの想いをそれらの影響によるものと君に誤解されたくないから」
済まなそうにそんな事を言うシアンをロサは驚きの目で見つめる。
「会って間もないのに私の思考回路を理解しているのは何故だ…」
目をパチパチさせながら呟くロサ。
クスリと笑うシアン。
城の外では昼寝中のモフ助が夢を見ているのか尻尾を振って落ち葉を巻き上げている。
北の森に穏やかな風が吹く――
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