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2章
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なんやかんやあったが……
私はひとまずゼルビア様を落ち着かせ寝室だと思われる部屋から出る事にした、その間も甲斐甲斐しくゼルビア様は私の歩行の補助をする。
まだ股の間になにかが挟まってる感覚が、思いだしてはいけないのに昨夜の情事が頭を掠め羞恥心で頬が熱い。
おぼつかない歩みと羞恥心で頭が沸騰し思わずふらつく、当たり前の様にゼルビア様に腰を抱かれた。
「ひゃぁぁぁ~」
「リィーシャ大丈夫ですか?あまり無理しないでください、まだ足元がおぼつかないし何か用があるなら私が代わりにやりますから」
ゼルビア様は本当に心配そうに私の顔を覗きこむ、美貌の黒魔導師様に心配されるなんて…なんて……なんて…なんて私ってば役得なんでしょ。平凡な私が金髪碧眼の美人さんおっと美青年に心配され甘やかされてる。
神の奇跡か悪戯か……
一生に一度しか起こらない奇跡が起こったか……
落ち着け落ち着くのよリィーシャ、仮面女で影の薄い私にそんな奇跡などあるはずないわ!
数々の暴言や罵倒を受けてた私にそんな甘い時間が訪れるなんて、早過ぎる早すぎる展開に思考が追い付かないし自惚れちゃいけないわ!!
「あの……近いので……離れて欲しいです」
「体調がすぐれない貴女を守るのは私の役目です。将来は夫となる私ですし、生涯をかけて貴女を守りぬく初めの第一歩と思って頂ければ」
柔らかく微笑むゼルビア様はまるで女神だ。綺麗でおもわず見惚れ口が半開きになる、魔王討伐の冒険中はあんなに厳しく辛辣だった彼が今や優しく私に微笑んでいる……
それも夫……?
将来夫となるって言った……?
「あの…誰が誰の夫になるのでしょうか?」
「リィーシャが私のお嫁さんになり、私が貴女の夫になるんですよ。二人の子供はそれはそれは可愛いことでしょうね」
腰を抱く腕とは反対の手で優しくお腹を摩られれば、そうだ私の身体には彼の遺伝子が芽吹いている可能性がある。
ゼルビア様の事は嫌いじゃない、可愛いとこもあるし容姿だって素敵それもこの世界一の黒魔導師様だどこに不満なんかあるの!?
私このまま結婚しちゃう?玉の輿のっちゃおう……えへへ…なんか楽しくなってきた……
「わ…わた……私なんかがゼルビア様の横に並らび生涯共にして宜しいのでしょうか?」
「何を言ってらっしゃるのですか!?貴女は私の理想そのもの、いや理想すら飛び越え私の理性すら吹き飛ばす魅惑的な存在。他の男性は貴女の魅力に自我すら狂わせて危険な存在になりますので、私が一生囲って面倒を見ますのでご安心を。」
なんか凄い存在になってませんか?私はサキュバスか悪役令嬢か……
「そ……そんな……そんな大袈裟な…」
「大袈裟ではないのですが、それだけ貴女が魅力的な存在だと気付いてください」
フッと笑いゼルビア様は私の頭上にチュッと口付けを送る。なんて甘い雰囲気なんでしょ、こんなに甘やかな生活なら幸せになれるかもしれません。
魔物討伐の中の苦労が全て報われるかのように目の前がパァ~と明るく光輝いた時だった。
「却下だ!!」
甘い雰囲気をぶち壊す発言が部屋中に響き渡った。
な……なぬぅぅぅ!?
私はひとまずゼルビア様を落ち着かせ寝室だと思われる部屋から出る事にした、その間も甲斐甲斐しくゼルビア様は私の歩行の補助をする。
まだ股の間になにかが挟まってる感覚が、思いだしてはいけないのに昨夜の情事が頭を掠め羞恥心で頬が熱い。
おぼつかない歩みと羞恥心で頭が沸騰し思わずふらつく、当たり前の様にゼルビア様に腰を抱かれた。
「ひゃぁぁぁ~」
「リィーシャ大丈夫ですか?あまり無理しないでください、まだ足元がおぼつかないし何か用があるなら私が代わりにやりますから」
ゼルビア様は本当に心配そうに私の顔を覗きこむ、美貌の黒魔導師様に心配されるなんて…なんて……なんて…なんて私ってば役得なんでしょ。平凡な私が金髪碧眼の美人さんおっと美青年に心配され甘やかされてる。
神の奇跡か悪戯か……
一生に一度しか起こらない奇跡が起こったか……
落ち着け落ち着くのよリィーシャ、仮面女で影の薄い私にそんな奇跡などあるはずないわ!
数々の暴言や罵倒を受けてた私にそんな甘い時間が訪れるなんて、早過ぎる早すぎる展開に思考が追い付かないし自惚れちゃいけないわ!!
「あの……近いので……離れて欲しいです」
「体調がすぐれない貴女を守るのは私の役目です。将来は夫となる私ですし、生涯をかけて貴女を守りぬく初めの第一歩と思って頂ければ」
柔らかく微笑むゼルビア様はまるで女神だ。綺麗でおもわず見惚れ口が半開きになる、魔王討伐の冒険中はあんなに厳しく辛辣だった彼が今や優しく私に微笑んでいる……
それも夫……?
将来夫となるって言った……?
「あの…誰が誰の夫になるのでしょうか?」
「リィーシャが私のお嫁さんになり、私が貴女の夫になるんですよ。二人の子供はそれはそれは可愛いことでしょうね」
腰を抱く腕とは反対の手で優しくお腹を摩られれば、そうだ私の身体には彼の遺伝子が芽吹いている可能性がある。
ゼルビア様の事は嫌いじゃない、可愛いとこもあるし容姿だって素敵それもこの世界一の黒魔導師様だどこに不満なんかあるの!?
私このまま結婚しちゃう?玉の輿のっちゃおう……えへへ…なんか楽しくなってきた……
「わ…わた……私なんかがゼルビア様の横に並らび生涯共にして宜しいのでしょうか?」
「何を言ってらっしゃるのですか!?貴女は私の理想そのもの、いや理想すら飛び越え私の理性すら吹き飛ばす魅惑的な存在。他の男性は貴女の魅力に自我すら狂わせて危険な存在になりますので、私が一生囲って面倒を見ますのでご安心を。」
なんか凄い存在になってませんか?私はサキュバスか悪役令嬢か……
「そ……そんな……そんな大袈裟な…」
「大袈裟ではないのですが、それだけ貴女が魅力的な存在だと気付いてください」
フッと笑いゼルビア様は私の頭上にチュッと口付けを送る。なんて甘い雰囲気なんでしょ、こんなに甘やかな生活なら幸せになれるかもしれません。
魔物討伐の中の苦労が全て報われるかのように目の前がパァ~と明るく光輝いた時だった。
「却下だ!!」
甘い雰囲気をぶち壊す発言が部屋中に響き渡った。
な……なぬぅぅぅ!?
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