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国王の次なる手
しおりを挟む「……くそっ! くそぉ! ちくしょう!」
王国に戻った国王はエルクを呼び戻す事に失敗して憤っていた。
「なぜだ! なぜ戻ってこないのだ! エルクよ! くそっ!」
悔しそうに国王は激昂し、周囲のものに当たる。高そうな花瓶をガシャンと割った。
「わしは欲しいものは何でも手に入れてきたのだ。それはエルク、貴様も例外ではないぞ。正攻法で行かなければ邪法じゃ。くっくっく、見ておれよ、エルク、くっくっくっく!」
国王は哄笑する。
「いかがされましたか? 国王陛下」
国王に呼ばれたのはSランクの呪術師集団である。呪術師達は怪しげな術を使う。人の目を欺き、そして心を操る事も簡単にできるそうだ。
「この宮廷にエルクという錬金術師が勤めていたな」
「は、はい。そうでしたね。それがいかがされましたか?」
「奴の心を籠絡させろ。呪術でマインドコントロールし、わしの命令を聞く人形とするのだ!」
「はっ、わかりました。国王陛下」
「くっくっく。見ておれよエルク。わしは絶対に貴様を取り戻すぞ! くっくっくっくっく! あっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
国王の高笑いが響き渡った。こうして凄腕の呪術師集団がエルクの洗脳へと動き出したのである。
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