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第9話 装備を整える
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俺達はとりあえず装備屋のところまで来た。
「いらっしゃいませ! ここはルナールの装備屋だよ!」
いかついおっさんの声が響き渡る。
装備を買うには当然のようにお金が必要だった。
俺は所持金を確認する。数多のスライム退治で手に入れた金額はなんと……。
『金貨3枚』である。
これを少ないと見るか、多いと見るかはその人次第だった。俺としては多いと思った。
なにせ、スライム一匹倒して銅貨1枚なのである。単純計算でスライム300匹分だ。当然、生活をしていく上では持ち出さなければならないものがある。
生きていく上では支出というものは避けられない。収入が丸々貯蓄になるなんて事は絶対にない。食費に宿代、体力が減ればポーションなどの消耗品を購入する必要だってある。
ヒビの入った樽に水を注ぐようなものだ。沢山注いだとしても、必ず水は出て行く。
実際、俺が倒したスライムは300匹には留まらないだろう。それの何倍もの、膨大な数をこの半年で倒してきたのである。
その成果がこの『金貨3枚』なのである。無論、金銭的な面に限って言えばの話ではあるが……。
「……そういえば、セラはいくら持ち合わせているんだ?」
セラのステータスは確認したが、所持金まで確認したわけではなかった。別に集ろうとしているわけではないが……。
「す、すみません……私も冒険者になったばかりなので、あまり持ち合わせはないんです」
セラはそう謝ってきた。
「い、いや。謝らなくていい……持ち合わせがないなら少し出そうかと思ってただけだ」
別に俺は彼女の持ち合わせに期待してパーティーに入って貰ったわけでもないのだ。
「い、いえ。私はいいんです。私は今の装備で満足していますから」
「そうか?」
「ええ……私は魔導士ですから」
魔導士は後衛職業である為、普通は攻撃をそうそう受けない。勿論、前衛がしっかりしていればという前提条件はあるが……。その為、防具による防御力に頼らない事が通常だった。
そして、攻撃面も魔法による攻撃が主である。物理攻撃をしなければならない機会は早々ない。その為、武器の攻撃力に頼る事もない。
勿論、良い装備を付ける事に意味がないわけではない。魔導士用の武器や防具は魔法攻撃力や魔法防御力を上げる事が多い為、装備できるのならば装備すれば有利に戦闘を進められるのは間違いなかった。
だが、現実問題としてリソースは有限である。優先順位からすれば前衛職になるであろう、俺の装備を整える方が有用だと言えた。
「わかった。じゃあ、今回は俺の装備を優先しようか」
こうして俺達は装備屋で装備を購入する事にしたのである。
俺は剣と防具を見て回る。金さえ払えば良い装備が手に入るが、持ち金は有限なのだ。これから道具を買わなければいけない事を考えると、全額使い切るわけにもいかなかった。
「これと、これにするか」
装備を物色し、購入する装備を決める。
俺はミスリルソードとミスリルの鎧を購入する事に決めた。どちらも、ミスリル鋼で作られた、軽い割に硬質な装備であった。今のままの装備よりは各段に性能が良くなる。
価格はセットで『金貨1枚』だった。
「これとこれをお願いします」
「へい……ミスリルソードとミスリルの鎧だね。お代は金貨1枚になるぜ」
俺は金貨1枚を支払った。
「まいど! また来てくれよ!」
俺達は装備屋を出て、道具屋に向かうのであった。
=====================================
【装備】 ※装備変更
ブロードソード 攻撃力+5 →ミスリルソード 攻撃力+20
冒険者の服 防御力+5 →ミスリルの鎧 防御力+20
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「いらっしゃいませ! ここはルナールの装備屋だよ!」
いかついおっさんの声が響き渡る。
装備を買うには当然のようにお金が必要だった。
俺は所持金を確認する。数多のスライム退治で手に入れた金額はなんと……。
『金貨3枚』である。
これを少ないと見るか、多いと見るかはその人次第だった。俺としては多いと思った。
なにせ、スライム一匹倒して銅貨1枚なのである。単純計算でスライム300匹分だ。当然、生活をしていく上では持ち出さなければならないものがある。
生きていく上では支出というものは避けられない。収入が丸々貯蓄になるなんて事は絶対にない。食費に宿代、体力が減ればポーションなどの消耗品を購入する必要だってある。
ヒビの入った樽に水を注ぐようなものだ。沢山注いだとしても、必ず水は出て行く。
実際、俺が倒したスライムは300匹には留まらないだろう。それの何倍もの、膨大な数をこの半年で倒してきたのである。
その成果がこの『金貨3枚』なのである。無論、金銭的な面に限って言えばの話ではあるが……。
「……そういえば、セラはいくら持ち合わせているんだ?」
セラのステータスは確認したが、所持金まで確認したわけではなかった。別に集ろうとしているわけではないが……。
「す、すみません……私も冒険者になったばかりなので、あまり持ち合わせはないんです」
セラはそう謝ってきた。
「い、いや。謝らなくていい……持ち合わせがないなら少し出そうかと思ってただけだ」
別に俺は彼女の持ち合わせに期待してパーティーに入って貰ったわけでもないのだ。
「い、いえ。私はいいんです。私は今の装備で満足していますから」
「そうか?」
「ええ……私は魔導士ですから」
魔導士は後衛職業である為、普通は攻撃をそうそう受けない。勿論、前衛がしっかりしていればという前提条件はあるが……。その為、防具による防御力に頼らない事が通常だった。
そして、攻撃面も魔法による攻撃が主である。物理攻撃をしなければならない機会は早々ない。その為、武器の攻撃力に頼る事もない。
勿論、良い装備を付ける事に意味がないわけではない。魔導士用の武器や防具は魔法攻撃力や魔法防御力を上げる事が多い為、装備できるのならば装備すれば有利に戦闘を進められるのは間違いなかった。
だが、現実問題としてリソースは有限である。優先順位からすれば前衛職になるであろう、俺の装備を整える方が有用だと言えた。
「わかった。じゃあ、今回は俺の装備を優先しようか」
こうして俺達は装備屋で装備を購入する事にしたのである。
俺は剣と防具を見て回る。金さえ払えば良い装備が手に入るが、持ち金は有限なのだ。これから道具を買わなければいけない事を考えると、全額使い切るわけにもいかなかった。
「これと、これにするか」
装備を物色し、購入する装備を決める。
俺はミスリルソードとミスリルの鎧を購入する事に決めた。どちらも、ミスリル鋼で作られた、軽い割に硬質な装備であった。今のままの装備よりは各段に性能が良くなる。
価格はセットで『金貨1枚』だった。
「これとこれをお願いします」
「へい……ミスリルソードとミスリルの鎧だね。お代は金貨1枚になるぜ」
俺は金貨1枚を支払った。
「まいど! また来てくれよ!」
俺達は装備屋を出て、道具屋に向かうのであった。
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【装備】 ※装備変更
ブロードソード 攻撃力+5 →ミスリルソード 攻撃力+20
冒険者の服 防御力+5 →ミスリルの鎧 防御力+20
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