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遺跡
遺跡の番人
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フラフラの俺はディードに抱えられて遺跡から離れた場所に戦線離脱していた。
無理矢理ディードに栄養ドリンク系のゼリー飲料を口に突っ込まれる。
「ぐっ・・・。ゴクゴク。」
飲み終わると意識がハッキリしてきて身体に力が漲るのが解った。
「ほら、取り敢えず食べて!」
おにぎりにかぶりつく。
カプリスメンバーは戦闘中。
政府異能者は4人になっていた。
ドレッドヘアの男性、銀髪ロングヘアの小柄な女性、赤髪の男性、黒髪の日本人?
背中に冷や汗が流れた。
死ぬ・・・。カプリスメンバーが全員殺されたシーンが脳内に蘇った。
銀髪の女と日本人は居たよ?
何故此処にいる?
俺がこの世界に来た事で遺跡編の時期が変わったから?
体毛が鳥肌と共に逆立つ。
護らなきゃ。
「ほら飲め!」
お茶も飲み干した。
「護らなきゃ!」
「落ち着け!話を聞け!なかなか強い相手だがな。」
ディードが背中をポンと叩く。
早く行きたかったが耳を傾けた。
「ドレッドヘアの男は身体強化型。バックスレーと同じ。赤髪の男はバフ系だ。2人組んでいて厄介だ。」
俺は頷く。
「問題は銀髪の少女。あいつの放つウェンみたいな光弾には当たるなとボスは言った。兎に角避けろ。」
「黒髪の男。ダンジョンマスターだ。」
後の情報はまだ伝えられていない。
「了解。」
俺がこの世界に来たのは護る為。
この勝負は絶対に勝つ!!
「俺はバックスレーのフォローをする。」
ディードはドレッドヘアの男と対峙しているバックスレーさんとエルーカさんの元へ向かった。
ボスとシアンとディードは銀髪の少女を相手にしている。
この子・・・。間違い無い。赤い目に銀髪。
バニラさんと元締めとハーミット様は赤髪男性とバトル中だ。
そして、ウェンとラズが相手している。
男性・・・。
「ウェン!ラズ!!」
――結界――
結界を張った。
「ミナキ!良かった。」
ウェンが結界の中でも庇う様に俺の前に出た。
「こいつ、すげー強いぞ。」
ラズはそう言いながらも嬉しそうだ。
「異世界人だね?裏切ったの?」
ダンジョンマスターに話しかけられた。
えーと。えーと?こいつ知ってる。有名人だった。漫画に出てたってだけじゃなくて。
「マジシャンの伊良林レイ?」
脱出爆破マジックで消えたマジシャン。
何年か前に凄い話題になった。本当に消えた説。死亡説。ヤラセ説とか様々な話があって結局忽然と消えたんだ。
「何それ?俺は遺跡の番人レイだよ。」
脳内チップか。
記憶まで無くなるんだろうな。でも。異能は何かしらの力を受け継ぐんだろう。
俺の様に強い意志や海誠先生の様に仕事に関すること。
レイはやっぱりマジック。
そうだ。漫画の情報とこの人の職業の一致。
「ウェン、ラズ。この人は元マジシャン。異能は幻影と幻想だよ。トリックをつかうんだ。」
2人にボソボソとレイに聞こえない様に伝えた。
「なるほど。理解した。」
「出来した。ミナキ。」
2人は苦戦した原因が解ったとニヤっと笑った。
「ラズ。溜めるから。」
「俺も本気だそうかな。」
ウェンは光弾をラズは凍気を纏った。
「ブツブツ煩い奴らだ。」
――幻影――
これは幻だと解っているのに焦る。
周りから隔離された不思議な空感。突如、景色は異空間に変わった。
結界から出たラズは凍気を纏った攻撃を繰り出す。
レイはヒラヒラとマントを翻し避ける。
早い。動きが違う。
「くそ!早い!!」
重力を感じない様な動き。
フワリと飛び上がり勢いよくラズに蹴りを入れた。
「グッ!!凍った!?」
ラズはレイにニヤリと笑う。
攻撃を加えても凍るラズの凍気。
「じゃあこれは?」
――幻想――
「え?!」
ラズの動きが止まる。表情も虚ろでおかしい。
あっ。これ何かラズだけ見せられている。
そうだよ!これに騙されると攻撃受けて死ぬから!
「ラズー!!!」
結界拡張。
その瞬間に剣が振り下ろされた。
間一髪!
結界が攻撃を防いだ。
「チッ!」
レイは再び後ろへ下がりこちらの様子を伺っている。
「ラズ!!」
まだぼーっとするラズを揺さぶるとガバっと首を絞められた。
「ちょっ!!ラ・・・ズ・・・。」
「ミナキ!待ってろ!」
ウェンが耐えろと言ってレイに光弾を放つ。
――音速の光弾――
くっ苦しい。ラズの腕を掴み藻掻く。
力強い。
ドンッ!!!と激しい爆音と共にラズが倒れ周りの景色も戻った。
「ゲホゲホゲボ・・・。うぇー。」
吐きそう。
「ミナキ!!ごめん。大丈夫?」
「うっ。うん。死ぬかと思った。」
ラズはブルっと首を振りながら顔をあげた。
「俺・・・?何した?」
ミナキの首を絞めたんだよ?と冷酷で冷徹で凍りそうな目でラズを見詰めるウェン。
「ご・・・ごめん。ごめんなさい。」
ラズがめちゃくちゃ動揺している。
「大丈夫だから!他を助けに行こう!」
俺達で争っている場合じゃない。
「嘘。消えた・・・。」
ウェンがレイが倒れていた場所を見た。
逃げられたか。あれだけのウェンの攻撃を食らったのに。
「仕方ない!行こう!!」
何とかして脱出しなければ!
無理矢理ディードに栄養ドリンク系のゼリー飲料を口に突っ込まれる。
「ぐっ・・・。ゴクゴク。」
飲み終わると意識がハッキリしてきて身体に力が漲るのが解った。
「ほら、取り敢えず食べて!」
おにぎりにかぶりつく。
カプリスメンバーは戦闘中。
政府異能者は4人になっていた。
ドレッドヘアの男性、銀髪ロングヘアの小柄な女性、赤髪の男性、黒髪の日本人?
背中に冷や汗が流れた。
死ぬ・・・。カプリスメンバーが全員殺されたシーンが脳内に蘇った。
銀髪の女と日本人は居たよ?
何故此処にいる?
俺がこの世界に来た事で遺跡編の時期が変わったから?
体毛が鳥肌と共に逆立つ。
護らなきゃ。
「ほら飲め!」
お茶も飲み干した。
「護らなきゃ!」
「落ち着け!話を聞け!なかなか強い相手だがな。」
ディードが背中をポンと叩く。
早く行きたかったが耳を傾けた。
「ドレッドヘアの男は身体強化型。バックスレーと同じ。赤髪の男はバフ系だ。2人組んでいて厄介だ。」
俺は頷く。
「問題は銀髪の少女。あいつの放つウェンみたいな光弾には当たるなとボスは言った。兎に角避けろ。」
「黒髪の男。ダンジョンマスターだ。」
後の情報はまだ伝えられていない。
「了解。」
俺がこの世界に来たのは護る為。
この勝負は絶対に勝つ!!
「俺はバックスレーのフォローをする。」
ディードはドレッドヘアの男と対峙しているバックスレーさんとエルーカさんの元へ向かった。
ボスとシアンとディードは銀髪の少女を相手にしている。
この子・・・。間違い無い。赤い目に銀髪。
バニラさんと元締めとハーミット様は赤髪男性とバトル中だ。
そして、ウェンとラズが相手している。
男性・・・。
「ウェン!ラズ!!」
――結界――
結界を張った。
「ミナキ!良かった。」
ウェンが結界の中でも庇う様に俺の前に出た。
「こいつ、すげー強いぞ。」
ラズはそう言いながらも嬉しそうだ。
「異世界人だね?裏切ったの?」
ダンジョンマスターに話しかけられた。
えーと。えーと?こいつ知ってる。有名人だった。漫画に出てたってだけじゃなくて。
「マジシャンの伊良林レイ?」
脱出爆破マジックで消えたマジシャン。
何年か前に凄い話題になった。本当に消えた説。死亡説。ヤラセ説とか様々な話があって結局忽然と消えたんだ。
「何それ?俺は遺跡の番人レイだよ。」
脳内チップか。
記憶まで無くなるんだろうな。でも。異能は何かしらの力を受け継ぐんだろう。
俺の様に強い意志や海誠先生の様に仕事に関すること。
レイはやっぱりマジック。
そうだ。漫画の情報とこの人の職業の一致。
「ウェン、ラズ。この人は元マジシャン。異能は幻影と幻想だよ。トリックをつかうんだ。」
2人にボソボソとレイに聞こえない様に伝えた。
「なるほど。理解した。」
「出来した。ミナキ。」
2人は苦戦した原因が解ったとニヤっと笑った。
「ラズ。溜めるから。」
「俺も本気だそうかな。」
ウェンは光弾をラズは凍気を纏った。
「ブツブツ煩い奴らだ。」
――幻影――
これは幻だと解っているのに焦る。
周りから隔離された不思議な空感。突如、景色は異空間に変わった。
結界から出たラズは凍気を纏った攻撃を繰り出す。
レイはヒラヒラとマントを翻し避ける。
早い。動きが違う。
「くそ!早い!!」
重力を感じない様な動き。
フワリと飛び上がり勢いよくラズに蹴りを入れた。
「グッ!!凍った!?」
ラズはレイにニヤリと笑う。
攻撃を加えても凍るラズの凍気。
「じゃあこれは?」
――幻想――
「え?!」
ラズの動きが止まる。表情も虚ろでおかしい。
あっ。これ何かラズだけ見せられている。
そうだよ!これに騙されると攻撃受けて死ぬから!
「ラズー!!!」
結界拡張。
その瞬間に剣が振り下ろされた。
間一髪!
結界が攻撃を防いだ。
「チッ!」
レイは再び後ろへ下がりこちらの様子を伺っている。
「ラズ!!」
まだぼーっとするラズを揺さぶるとガバっと首を絞められた。
「ちょっ!!ラ・・・ズ・・・。」
「ミナキ!待ってろ!」
ウェンが耐えろと言ってレイに光弾を放つ。
――音速の光弾――
くっ苦しい。ラズの腕を掴み藻掻く。
力強い。
ドンッ!!!と激しい爆音と共にラズが倒れ周りの景色も戻った。
「ゲホゲホゲボ・・・。うぇー。」
吐きそう。
「ミナキ!!ごめん。大丈夫?」
「うっ。うん。死ぬかと思った。」
ラズはブルっと首を振りながら顔をあげた。
「俺・・・?何した?」
ミナキの首を絞めたんだよ?と冷酷で冷徹で凍りそうな目でラズを見詰めるウェン。
「ご・・・ごめん。ごめんなさい。」
ラズがめちゃくちゃ動揺している。
「大丈夫だから!他を助けに行こう!」
俺達で争っている場合じゃない。
「嘘。消えた・・・。」
ウェンがレイが倒れていた場所を見た。
逃げられたか。あれだけのウェンの攻撃を食らったのに。
「仕方ない!行こう!!」
何とかして脱出しなければ!
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