あの夜をもう一度~不器用なイケメンの重すぎる拗らせ愛~

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本編

42話・何度でも伝えるから(高宮)

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 抵抗が、本気に取れてしまい焦った。そして困ったことにやめられそうにないからどうしようかと本気で固まった。

「……え、本気で?ほんとに言ってます?やめ……てほしい?怒りました?」
「ちがぁ、あ、ぅうっん……そういうっ」


(え?)


「そ、それぇ……」
「……どれ?」
 どれだ?どれのこと?キス?愛撫?奥突くのが?体位?なに!!

「そういう、こと言うのぉ!変態っ……!」
 涙を弾けさせながら喘いで変態と罵られてしまったが、もうその通りなので否定も出来ない。もっと乱れさせたいし、俺なしじゃ生きていけないくらい身体を縛り付けて離したくない、それくらい病んだ気持ちで抱いているなんて知ったら彼女はどう思うだろう。


(行為自体に嫌って言わないのがもうダメ、可愛すぎて余計めちゃめちゃに抱きたくなるんだよ)


「――変態ですよ。好きな女抱いてて変態にならない男いるなら教えてください」
 そう言うと真っ赤になって黙ってしまった。

「――っん、そ、そんな……言い方ぁ」
「ほんとのことですよ?男なんか変態でしょ。こんな理性切れてるときにまともでいれる男がいたらそれはただの変人ですね」
 かぁぁと顔を赤くして困ってる、なのに体が素直にきゅうきゅう締め付けてくるから可愛いしかない。

「可愛いね、美山さん……言われると締まる……イきそうになる、俺」
「ちがっ……」
「もうさ、すっごい吸い付くみたいに絡みついてくるの、わかります?美山さんが俺を離さないんですよ?」
 苛めるように言ったらもう真っ赤、なんだよすげー可愛いんだけど。

「そこじゃなくてぇぇ――ぅんんっ」
「ん?」
「す――す、すきな……女って、ウッんんっ」


(まだそこ突っ込むのか……困ったな、どうやったらもっと素直に信じてもらえるんだろうか)


「動いていいですか」
「あっ、だめ、動かないで……」
「どうして?動かせて?もっと……」
「あん!」
「もっと――っ」
「あー!」

 グイッと体を押し倒してベッドに埋もれこむ。彼女の肌が触れ合うとぎゅっと腕を回してくるから胸まで締め付けられるようで痛くなる。でもその痛みがやっぱり心地いいんだ――涙が出そうなほど。

 抱き合うことの意味を初めて知る。大事にしたいものを抱きしめるとき、人はこんなにも胸が痛くなって切なさを伴うのか。


「んあっ!」


 グググっと奥に押し付けると「っっあああ!」喉の奥から声を出した。


「はぁーっ、まだわかんないんですね。俺が本当にあなたのこと好きだって」
「あああぁん!」
「納得できるまで抱いてあげます、俺の気持ちをもっとちゃんと伝えないといけませんね」



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