オコジョに転生したので、可愛い飼い主の夜を覗いてます

犬派だんぜん

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ミリアル王国帰還編

2. ついについに。待ってたよ! *

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 冬が近づく季節、つまり秋。実りの秋である。果物が美味しい季節だ。
 オレのためにご主人やデレマッチョが高価でも買うので、お店にもたくさんの果物が仕入れられている。梨はしゃりしゃり美味しいねえ。
 ちなみにペッシェは、伯爵が木箱で届けてくれて、キュリアンたちも一緒に食べた。ジルも一口食べたけどお気には召さず、リュードがホッとしていた。

 魔の森は冬に雪が降って討伐に入るのが大変になるため、冬は休みにしたり、他の街に移動する冒険者が多い。
 それを見越して、雪が降る少し前にギルド主催で魔の森の一斉討伐が行われる。一斉討伐が終わるとシーズンオフだ。

「ロビンバルは一斉討伐に参加でいいか?というか参加してくれ」
「参加してほしいのは、俺たちじゃなくてキリくんですよね。参加しますけど」
「よかった。イタチは前線か?」
「キリくん、どうする?」

 ギルドマスターに一斉討伐に参加してほしいって言われてるけど、これはオレの治癒魔法大活躍の場面だね。
 でも前線じゃなかったら、後方支援ってこと?ご主人と一緒ならどこでもいいよ。

「俺と一緒ならどこでもいいらしい」
「じゃあ前線で。フレッドは前線でバンバン魔法を撃ってくれ」
「キリくんの治癒の費用はどうするんです?」

 一斉討伐の時は、大物が出ない限りは、成績に関わらず一律の支払いらしい。全員参加賞のみってことね。
 でもオレの参加賞をどうしたらいいのか、前例がない。治癒をした相手から個別にもらうのは、数が多すぎて無理だろう。姫が参加する場合は、他の冒険者と同じ額だが、後方支援で、かつ魔力にも限界があって治癒相手も数を絞っているので、それで不服はないらしい。

「それなんだが、上級ポーションがいるような奴は個別で精算で、後はギルドから一律料金の5倍支払いで考えているんだが、どうだろう?」

 キュリアンとキースが顔を見合わせてから、キュリアンが答えた。

「それでいいが、他の冒険者から文句が出ないようにしてほしい」
「分かった。ギルドから周知しておく」

 オレの話なのに、もはやだれも飼い主であるご主人に聞かなくなってしまった。ご主人の金銭感覚が全くあてにならないもんね。多分ご主人、使役獣だからご主人1人分にオレの治癒も含まれるって言われたら、そういうものかって納得しそうだ。
 ちなみに5倍っていうのは、オレが治癒しなかったら戦力が合わせて5人分くらいは落ちるんじゃないかなるんじゃないか、というざっくりとした予想らしい。


 一斉討伐まで後5日、森に行って帰るには時間が足りないので、5日間休みにすることになった。
 となると、することは1つ。

「今日は、オレの好きなことしていいよな?」
「え?」
「貴族のぼっちゃんが来てた時に、約束しただろう?」

 キターーーーー!ついについに。ミーアキャットになれるんじゃないかってくらい、首を長くして待ってたよ、キース!!
 ご主人がそんなこと言ったか、と焦ってる。まあ言ってなくて、キースが言ったって言えば押しきれる気もするけど。

「防音の魔法を使わせてくれって言っただろう」
「そんな前のこと……」
「王都行ったり、キリが病気になったり、なかなか機会がなかったからな。で、いいよな?」

 いいって言ったら大変な目に合うのが分かってるから答えられないけど、約束は約束だからダメとも言えないご主人が、黙ってしまった。

「フレデリク、無言は肯定と取るぞ」
「……」

 オッケー出ました!さあ、何が出てくる?!
 キリくんは、ベッドで寝たふりしてるから、たくさん盛り上がってね!

 キースが何かを取り出した。あれは、もしかして!これは、乱れに乱れるご主人が見れるのでは?!

「それは、なんだ……」
「魔道具だよ」
「……何に使うんだ」
「実際に使ってみれば分かる。その前に防音の魔法を使わなくていいのか?」

 キースが意地悪くご主人を追い詰めている。仕方なくカーテンを閉めて防音の魔法を使ったご主人を、キースがいつものようにパパっと服を脱がして押し倒して、快感を引き出している。手早いねえ。

「これはな、こうやって使うんだよ」
「な、何、えっ、あああっ、いやっ、動いてるっ、まって、いやああっ!」
「魔道具だからな、勝手に動く」

 大人のオモチャきましたーーーー!
 キースがご主人の中に、魔道具を突っ込んだ。さっそく中で勝手に動いているようで、ご主人の腰が跳ねてる。

「これはな、入れてる間、本人の魔力を使って動くんだ。お前ほどの魔力があったら、どれくらい動き続けるかな?」
「ああっ、んああっ、いやっ、取って、お願い、キース……お願いっ」
「魔力が尽きるまで、魔道具に可愛がってもらえ」

 鬼畜キースのドSが炸裂!まさかの魔道具で自分の魔力と耐久レースって。ご主人敗戦濃厚だよね!
 え、魔力回復魔法は使わないよ。そんなことしなくても、今見てもそんなに魔力減ってないし、多分ご主人の魔力なら明日まで続くんじゃないかな。わー、たいへーん。

「やだっ、おねがい、あっ、だめっ、あああっ、やああーーー!」
「フレデリク、もうイったのか。早いぞ」
「いやっ、とって、おねがいっ」
「ダメだ。今日は魔道具で気持ちよくなれ」
「やぁあぁぁーーー!」

 早速ご主人イっちゃった。いいところを魔道具に刺激されているらしい。
 しかもイっても刺激は止まらないし、魔道具には休憩もいらないから、ずっと刺激され続けて、快感がどんどん増幅されていくみたいで、ご主人が魚みたいにぴちぴちはねてる。

「あっ、だめっ、またっ、ああっ、やあーーーっ」
「そんなに早くイっていたら、もたないぞ」
「とってっ、あっ、あああっ、やあああっ」


 お昼過ぎに始まった耐久レースですが、そろそろ太陽が傾くころです。
 ご主人ずっとオモチャに遊ばれて出すものもなくなってるのに、キースは服も脱がずに、ご主人が快感に喘ぐのを見ている。オモチャを取ろうとするのは許さず、むしろいいところに当たるように動かしたりして、じっくり観察している。
 キースはドSのうえに、むっつりスケベだな。いいぞ、もっとやれ!
 実はこっそりちょっとだけ体力回復させちゃった。気付かれないくらいに、でも体力切れでダウンしないくらいに。オレ天才!

「フレデリク、今のうちにキリの餌を出してやれ」
「あぁ、まっ……もう、むりっ、んぁっ」
「ほら、餌を出してやらないと、キリがお腹を空かせるぞ」
「やめ……て、キース、……ぁっ、とって、おねがいっ」

 キース、マジ鬼畜。オレのご飯の入っているご主人のバッグは、ベッド脇にはないから、出そうと思ったら歩かないといけない。鬼畜の極み!

「まだ頑張れるだろう?」
「もう……むりっ、とって」
「動かしてるのはお前の魔力だ。俺じゃない」
「いやぁ……もうイきたく、ない、いやぁ」

 あ、ご主人が泣いちゃった。でもキースは全く取り合わないで、優しく頭を撫でたり、頬にキスしたり、涙を舐めたり。
 優しいんだか鬼畜なんだか。

「ああっ、だめ……ぁっ、またっ、やぁああああっーーーーー!」
「またイったのか?俺じゃなくてもいいんだな」
「キースのが……いい、おねがいっ」
「じゃあ、何て言うんだ?」
「いれてっ、おねがい、キースの、おねがいっ」

 仕方ないな、とご主人の頭を撫でて、キースがオモチャを抜いた。

「あっ、あああっ!」
「抜くだけでそんなに感じて、本当は抜いてほしくなかったのか?」
「ちがう……、お願い、少し、はぁ、休ませて」
「ダメだ。入れてほしいと言ったのは、お前だろう」
「まっ、あああぁああぁっ」

 わーお!ずっとオモチャに遊ばれてたご主人、入れられただけでイっちゃった。

「そんなに欲しかったんだな」
「ああっ、ひっ、まって、もう、あああっ、やあああ!」
「たくさんやるからな」
「だめ、やぁああぁっ、いってるっ、いってるからっ、あぁあぁぁっ」
「好きなだけいっていいぞ」
「やだっ、もうやだっ、ああっ、ああぁぁあぁっ」

 キースが動くたびにご主人イってるのかな?もうずっとイってるのかもしれない。
 何度目かのご主人が大きくイったところで、キースが動きを止めてご主人に聞いた。

「俺と魔道具、どっちがいい?」
「んっ、はっ、キース、がいいっ」
「あんなに何度もイったのにか?」
「キースが、いいから、あれは、もう……やだっ」
「気持ちよかっただろう?」
「やだっ、きもちよくても、いやだ。キースが、いいっ」

 どんなに気持ちよくても、キースじゃなきゃ嫌だって泣きながら訴えてるご主人、可愛い!!
 キース、愛されてるねえ。ひゅう!

「フレデリク、愛してる」
「ああっ、ああぁぁあぁっ、やあぁあぁぁ!」
「望み通り、イかせてやろう」
「あああっ、ああぁあああぁっやああぁぁああああーーーーっ!」

 ひと際大きく喘いだ後、ご主人が落ちた。
 耐久レースは、フレデリク選手が意識を失ったことで終わりました。今回も完敗です。

 さんざんオモチャに遊ばれてイかされた後に、キースがご主人のいいところを正確に狙ってガンガン攻めたので、快感が限度を超えたみたいだ。
 キースがこれ以上ご主人を刺激しないようにそっと抜いてから、優しく額にキスをした。
 キースは1回しかイってないけどいいのかな。ご主人が可愛かったから満足したのかな。

「キリ、診てくれるか?」

 はいはーい。キリ先生の回診です。
 ちょっとオモチャで傷ついてるところは治しておこうね。後は、しばらくお休みだし、そのままでいいでしょう。

「……お前、俺たちのこと見て楽しんでるだろ」

 キースが疑いというよりは確信の目で見てるけど、ここは気付かないフリだ。
 なんのことかなー。キリくん、わかんなーい。

 ところで、俺のご飯は?
 それから、そのオモチャどこで手に入れたの?
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