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ガリア王国王宮編
1. 新生ロビンバル
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オレは今とっても悩んでいる。
見るべきか、入るべきか、それが問題だ。
オレはオコジョに生まれ変わった元日本人だ。生まれてすぐ冒険者で魔法使いのご主人フレッドことフレデリクに保護されて使役獣になった飼いオコジョだ。今はご主人の生まれたミリアル王国の隣国、ガリア王国で、治癒魔法の使える可愛い使役獣として活躍している。ご主人は事情があって籍は抜いたけど元貴族なので、オレは手間もお金もかけてご主人の家族にも可愛がられている。いい人に拾ってもらえてラッキー。
そんなオレには悩みがある。
ご主人たちはガリアで仲良くなった『ロビンバル』というパーティーに加わったんだけど、そこにはもともとジルというオオカミの使役獣がいた。オオカミって言われてるけど、オレから見るとご主人さま大好きなハスキー犬だ。オレはこのジルに気に入られちゃって気に入られちゃって、毎日べろんべろんされている。愛情表現って分かってるんだけど、綺麗好きな元日本人としてはお風呂に入りたくなっちゃうのだ。
けれど、こちらでお風呂のついている部屋は、リビングと寝室が別になっているようなとても高級な部屋だ。
つまり、お風呂を選ぶと、オレは寝室から追い出されて、ご主人の恋人であるキースとの夜のむふふを覗けない。普通の宿にするとお風呂がついていない。
これは由々しき事態である。
こらそこ、そんなことかって言うな。
恋人のキースと上手く行っているか、ちゃんと身も心も満たされているか確認することは、ご主人の心身の健康のために、とってもとっても大切なオレの使命なんだ。趣味でやってるわけじゃないよ。ちょっとはオレの楽しみのためだけど、ほんのちょっとだけだよ。
そんな深い悩みを抱えるある日、解決策が目の前に提示された。
ジルの飼い主さんであるリュードは水魔法が得意だが、なんとリュードはお湯を出せるのだ。
野営中、ジルにべろんべろんされた後にご主人に水で洗ってもらっているのを見たリュードが、お湯出せるよ?と何でもないことのように言ったのだ。早く教えてほしかった!
ご主人は上級魔法をバカスカ撃てる代わりに、細かい調整が苦手だ。お湯にしようと火魔法を合わせたら、水が蒸発しちゃうくらいには苦手だ。ノーコンって言ってあげないで。オレも心の中では思ってるけど、魔力量が多いから調整が大変なんだよ、多分。
ご主人にオレ用の桶を買ってもらったので、リュードがいればどこにいてもお風呂に入り放題だ!ロビンバルに入って良かったね!
ってことで、いつもの宿の庭で、オレとジルのお風呂タイムだ。
ジルは、洗ったら宿の部屋に入れるぞ、とリュードに言われてやる気満々だ。ジルは大きさもあって、宿の部屋には入らず、庭で過ごしていた。でもオレがいつもご主人と一緒に部屋に入ってるのが羨ましかったらしい。
ここの宿、最初に2倍払えば部屋に使役獣を入れてよくて、部屋を汚したりしなければ退室時に半分返ってくるのだ。だけど、森を駆け回って泥だらけのジルを部屋に入れるのははばかられるし、保証金も返ってこなさそうだからね。
「キリくん、熱くない?」
お湯の温度はばっちりだ。リュード、流石だね。
ご主人がまず桶に張ったお湯で石鹸をつけて洗ってくれるけど、泡風呂みたいになっている。あ、そこもうちょっと、そこ痒いの、うんうん、そこそこ。
オレの身体を洗う石鹸は、オレ用にお母さんが用意してくれたもので、ご主人が使っているものとは違って低刺激らしい。貴族ってすごいよね。
「石鹸かよ、すげえな。いくらするんだ」
「母がキリのために用意したものだから値段は知らない。ジルにも使ってくれ」
洗ってすすいだら、新しくリュードにお湯を入れてもらった桶の中で、泡まみれにされているジルを見ながら、念願のお風呂タイムだ。ああー、きもちいー。
石鹸という高級品にちょっとしり込みしていたリュードも、貴族ならこんなの大したことないかって開き直ってジルに使っている。
大丈夫だよ、オレのお友達を綺麗にするのに使ったって言ったら、きっとお母さん怒らないから。
「泡が茶色になってるな。ジル汚れてたんだなあ」
「尻尾を洗うぞ」
「あ、やめろ!こらっ!」
大人しく洗われていると思ったら、ジルがぶるぶるして茶色い泡が飛んできた!もう、お湯が汚れちゃうじゃないか!
洗っていたキュリアンとブノワは泡まみれになって笑っている。
そんな風にわちゃわちゃしていたら、宿に泊まっている他の冒険者も見学にきた。「イタチがお湯につかってるぞ」とか「あいつら石鹸使って俺らより贅沢だろ」とか聞こえるけど、気にしない、気にしない。
ちょうどいいので、ご主人たちが加わった、新生ロビンバルのメンバーを紹介するね。
リーダーは剣士のキュリアン。しっかり者のリーダーだ。コミュニケーションをとるのが上手だからリーダーをやっているらしい。ジルはキューと呼んでいる。
もう1人の剣士はブノワ。寡黙な剣士だけど、ジルには優しいからきっともふらーだ。今も優しい手つきでジルのことを洗っている。オレのことは遠慮して触ってこないけど、ときどきおやつをくれるいい人だ。
ジルの飼い主さんがリュードで、魔法使い。攻撃はあんまりだけど、水の魔法が得意で、森の中でも飲み水に困らない。ジルを溺愛してる。
ジルは風魔法をまとって敵に突っ込んでいく攻撃力もすごいけど、ご自慢の耳と鼻で魔物を見つける能力がすごい。索敵っていうんだよね。今までは見つけても細かく伝えられなかったけど、今はオレが通訳するから、魔物がいるってことだけじゃなくて、数や大きさ、どっちに向かっているかも伝えられるようになった。ロビンバルがオレたちと組みたがった一番の理由はここなんじゃないかとオレは思ってる。
そこに剣士のキースと、攻撃魔法撃ちまくりのご主人と、治癒なら任せてのオレが加わった。
この5人と2匹、最強パーティーじゃない?
そしてそんなオレたちのパーティーに加わりたいと熱烈にアピールするやつがいる。そう、オレのファンクラブ会員番号1番のデレマッチョだ。いや、自分のパーティーどうすんだよ。
今もちょうど休暇で街にいたらしくって、オレたちのお風呂タイムを聞きつけてやってきた。オレたちのために、もともと定宿にしていた宿からここに宿を変えたんだよ。パーティーメンバーもリーダーの暴挙に口では文句を言いながらも、裏ではたまにはリーダーのために一緒に討伐行ってくれと言ってくる、仲良しパーティーだ。
「キリちゃん、ショコラとクッキーどっちがいいかな?」
「クッキーがいいそうだ。いつもすまないな」
デレマッチョがクッキーをくれたので、お風呂に入ったままクッキーを食べる。うまうま。美味しいクッキーに温かいお風呂、至福の時だね。
オレとジルは、デレマッチョからは直接食べ物を貰ってもいいと、ご主人たちの許可が出ている。パーティー以外の人はダメだけど、デレマッチョは別格なのだ。
毛が濡れているけど、撫ででもいいよ。デレマッチョとの触れ合いを楽しんでいたら、ジルが突然こちらに向けて走って来た。
「わっ、こら、ジル、待て!」
「ウォフッ!」
ジルが泡まみれのまま、止めようとするキュリアンとブノワを振り切って、デレマッチョに飛び掛かってべろべろ舐めてる。いつも干し肉くれる人だもんねえ。洗い終わるの待てなかったんだねえ。
「悪い。急で止められなかった」
「構わん。ジルくん、洗うのが終わったらあげるから、ご主人さまの言うことを聞こうね」
泡まみれになっちゃったのに、顔中ヨダレまみれなのに、デレマッチョが笑顔だ。ジルに言い聞かせている言葉の最後にハートマークがついている気がする。さすが、真正のもふらーだな。
デレマッチョのパーティーメンバーがそんな自分たちのリーダを見て大笑いしている。
平和だねえ。
見るべきか、入るべきか、それが問題だ。
オレはオコジョに生まれ変わった元日本人だ。生まれてすぐ冒険者で魔法使いのご主人フレッドことフレデリクに保護されて使役獣になった飼いオコジョだ。今はご主人の生まれたミリアル王国の隣国、ガリア王国で、治癒魔法の使える可愛い使役獣として活躍している。ご主人は事情があって籍は抜いたけど元貴族なので、オレは手間もお金もかけてご主人の家族にも可愛がられている。いい人に拾ってもらえてラッキー。
そんなオレには悩みがある。
ご主人たちはガリアで仲良くなった『ロビンバル』というパーティーに加わったんだけど、そこにはもともとジルというオオカミの使役獣がいた。オオカミって言われてるけど、オレから見るとご主人さま大好きなハスキー犬だ。オレはこのジルに気に入られちゃって気に入られちゃって、毎日べろんべろんされている。愛情表現って分かってるんだけど、綺麗好きな元日本人としてはお風呂に入りたくなっちゃうのだ。
けれど、こちらでお風呂のついている部屋は、リビングと寝室が別になっているようなとても高級な部屋だ。
つまり、お風呂を選ぶと、オレは寝室から追い出されて、ご主人の恋人であるキースとの夜のむふふを覗けない。普通の宿にするとお風呂がついていない。
これは由々しき事態である。
こらそこ、そんなことかって言うな。
恋人のキースと上手く行っているか、ちゃんと身も心も満たされているか確認することは、ご主人の心身の健康のために、とってもとっても大切なオレの使命なんだ。趣味でやってるわけじゃないよ。ちょっとはオレの楽しみのためだけど、ほんのちょっとだけだよ。
そんな深い悩みを抱えるある日、解決策が目の前に提示された。
ジルの飼い主さんであるリュードは水魔法が得意だが、なんとリュードはお湯を出せるのだ。
野営中、ジルにべろんべろんされた後にご主人に水で洗ってもらっているのを見たリュードが、お湯出せるよ?と何でもないことのように言ったのだ。早く教えてほしかった!
ご主人は上級魔法をバカスカ撃てる代わりに、細かい調整が苦手だ。お湯にしようと火魔法を合わせたら、水が蒸発しちゃうくらいには苦手だ。ノーコンって言ってあげないで。オレも心の中では思ってるけど、魔力量が多いから調整が大変なんだよ、多分。
ご主人にオレ用の桶を買ってもらったので、リュードがいればどこにいてもお風呂に入り放題だ!ロビンバルに入って良かったね!
ってことで、いつもの宿の庭で、オレとジルのお風呂タイムだ。
ジルは、洗ったら宿の部屋に入れるぞ、とリュードに言われてやる気満々だ。ジルは大きさもあって、宿の部屋には入らず、庭で過ごしていた。でもオレがいつもご主人と一緒に部屋に入ってるのが羨ましかったらしい。
ここの宿、最初に2倍払えば部屋に使役獣を入れてよくて、部屋を汚したりしなければ退室時に半分返ってくるのだ。だけど、森を駆け回って泥だらけのジルを部屋に入れるのははばかられるし、保証金も返ってこなさそうだからね。
「キリくん、熱くない?」
お湯の温度はばっちりだ。リュード、流石だね。
ご主人がまず桶に張ったお湯で石鹸をつけて洗ってくれるけど、泡風呂みたいになっている。あ、そこもうちょっと、そこ痒いの、うんうん、そこそこ。
オレの身体を洗う石鹸は、オレ用にお母さんが用意してくれたもので、ご主人が使っているものとは違って低刺激らしい。貴族ってすごいよね。
「石鹸かよ、すげえな。いくらするんだ」
「母がキリのために用意したものだから値段は知らない。ジルにも使ってくれ」
洗ってすすいだら、新しくリュードにお湯を入れてもらった桶の中で、泡まみれにされているジルを見ながら、念願のお風呂タイムだ。ああー、きもちいー。
石鹸という高級品にちょっとしり込みしていたリュードも、貴族ならこんなの大したことないかって開き直ってジルに使っている。
大丈夫だよ、オレのお友達を綺麗にするのに使ったって言ったら、きっとお母さん怒らないから。
「泡が茶色になってるな。ジル汚れてたんだなあ」
「尻尾を洗うぞ」
「あ、やめろ!こらっ!」
大人しく洗われていると思ったら、ジルがぶるぶるして茶色い泡が飛んできた!もう、お湯が汚れちゃうじゃないか!
洗っていたキュリアンとブノワは泡まみれになって笑っている。
そんな風にわちゃわちゃしていたら、宿に泊まっている他の冒険者も見学にきた。「イタチがお湯につかってるぞ」とか「あいつら石鹸使って俺らより贅沢だろ」とか聞こえるけど、気にしない、気にしない。
ちょうどいいので、ご主人たちが加わった、新生ロビンバルのメンバーを紹介するね。
リーダーは剣士のキュリアン。しっかり者のリーダーだ。コミュニケーションをとるのが上手だからリーダーをやっているらしい。ジルはキューと呼んでいる。
もう1人の剣士はブノワ。寡黙な剣士だけど、ジルには優しいからきっともふらーだ。今も優しい手つきでジルのことを洗っている。オレのことは遠慮して触ってこないけど、ときどきおやつをくれるいい人だ。
ジルの飼い主さんがリュードで、魔法使い。攻撃はあんまりだけど、水の魔法が得意で、森の中でも飲み水に困らない。ジルを溺愛してる。
ジルは風魔法をまとって敵に突っ込んでいく攻撃力もすごいけど、ご自慢の耳と鼻で魔物を見つける能力がすごい。索敵っていうんだよね。今までは見つけても細かく伝えられなかったけど、今はオレが通訳するから、魔物がいるってことだけじゃなくて、数や大きさ、どっちに向かっているかも伝えられるようになった。ロビンバルがオレたちと組みたがった一番の理由はここなんじゃないかとオレは思ってる。
そこに剣士のキースと、攻撃魔法撃ちまくりのご主人と、治癒なら任せてのオレが加わった。
この5人と2匹、最強パーティーじゃない?
そしてそんなオレたちのパーティーに加わりたいと熱烈にアピールするやつがいる。そう、オレのファンクラブ会員番号1番のデレマッチョだ。いや、自分のパーティーどうすんだよ。
今もちょうど休暇で街にいたらしくって、オレたちのお風呂タイムを聞きつけてやってきた。オレたちのために、もともと定宿にしていた宿からここに宿を変えたんだよ。パーティーメンバーもリーダーの暴挙に口では文句を言いながらも、裏ではたまにはリーダーのために一緒に討伐行ってくれと言ってくる、仲良しパーティーだ。
「キリちゃん、ショコラとクッキーどっちがいいかな?」
「クッキーがいいそうだ。いつもすまないな」
デレマッチョがクッキーをくれたので、お風呂に入ったままクッキーを食べる。うまうま。美味しいクッキーに温かいお風呂、至福の時だね。
オレとジルは、デレマッチョからは直接食べ物を貰ってもいいと、ご主人たちの許可が出ている。パーティー以外の人はダメだけど、デレマッチョは別格なのだ。
毛が濡れているけど、撫ででもいいよ。デレマッチョとの触れ合いを楽しんでいたら、ジルが突然こちらに向けて走って来た。
「わっ、こら、ジル、待て!」
「ウォフッ!」
ジルが泡まみれのまま、止めようとするキュリアンとブノワを振り切って、デレマッチョに飛び掛かってべろべろ舐めてる。いつも干し肉くれる人だもんねえ。洗い終わるの待てなかったんだねえ。
「悪い。急で止められなかった」
「構わん。ジルくん、洗うのが終わったらあげるから、ご主人さまの言うことを聞こうね」
泡まみれになっちゃったのに、顔中ヨダレまみれなのに、デレマッチョが笑顔だ。ジルに言い聞かせている言葉の最後にハートマークがついている気がする。さすが、真正のもふらーだな。
デレマッチョのパーティーメンバーがそんな自分たちのリーダを見て大笑いしている。
平和だねえ。
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