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世界を越えてもその手は 閑話 神獣様と一緒にダンジョン攻略!
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◆移動中の隊商
「後方上空から魔物接近中!」
「遠距離魔法を準備、弓を構えろ!」
「待て! あれは神獣様だ!」
「「「ええ?!」」」
「コーチェロくーん!」
「ああ、そっか。あいつらテイマーの友達だったな」
「氷花の友人のところには神獣様が現れるって噂、本当だったんだな」
「やべえ、神獣様に弓向けちゃった。神罰下るかな……」
「……家族への伝言があれば聞いておくぞ」
「コーチェロ、隊商長が話を聞きたいそうだ」
「あれは神獣様と氷花ですよね?」
「そうです」
「何をしにいらっしゃったのですか?」
「コハツの野菜ダンジョンのドロップ品を受け取りに行くところだそうです」
「カンライの水害の対策ですか。それで、なぜ我々の馬車に近寄っていらっしゃったのでしょうか?」
「多分私たちに気付いて挨拶に来ただけだと思います」(ユウくんが挨拶だけでもしたいって言ったんだろうな)
「そうですか。特に何かをご所望だったわけではないのですね?」
「おそらく」
「護衛が弓を向けたことにお怒りではありませんでしたか?」
「おそらく」(そんなこと俺に聞かれても知らないよ)
「分かりました。後ほどヒョエツの教会にご無礼を謝りに行くことにしましょう」
「なあ、馬の調子がよくないか?」
「そういえば、ちょっと足の調子が悪そうだったけど、回復してるっぽいな」
「神獣様のご利益か?」
「ヒンヒン」
「そうかもな。お前も神獣様に会えてよかったな。よしよし」
「リネ、さっき隊商に何かしたか?」
『足を怪我している馬がいたから治しておいたよ。オレ、治癒の神獣様だからね!』
「リネ、すごいね」
『えっへん。すごいでしょう』
『ユウ、ほら、なでていいぞ。首の下がお気に入りだろう』
「あ、うん。ブランの毛の手触りもすごいよ」(拗ねてるブランかわいい)
◆コハツの冒険者ギルド
「剣士、もしかして野菜ダンジョンに行くのか?」
「ああ。最下層のドロップ品がほしいらしい」
『アル、早く』
「待て、そこで大きくなるな!」
「うおっ」
『早くしないと置いていくよ。みんな、飛ぶから離れててねー』
「わあっ」
「おい、大丈夫か!」
「羽根が、羽根が当たった……」
「怪我したのか?」
「神獣様の羽根が、なめらかな羽根が、ふわっと……」
「あー、そうか、よかったな」
「まったく怪我したのかと心配したのに、人騒がせな」
「そんなやつは放っておいて、野菜ダンジョンに行くぞ。今行けば、神獣様と一緒に攻略だ」
「いや、間に合わんだろう」
「領主様、神獣様がダンジョンに向かわれたとなると」
「また増えるな。もう少し葉物をテイマーに持って帰ってもらうか」
「作業している者たちへ指示をお願いします」
「ギルドマスターよ、人使いが荒いな」
「そのお陰で神獣様に会えたんですから、感謝してほしいくらいですね」
「まあ、ここにいなければ絶対にお目にかかれなかっただろうが、それを餌に領主を使うとは、お前も図太いな」
「適材適所ですよ。物資の配分なんてのは領主様のほうが得意でしょう」
「そういうお前は何が得意なんだ」
「それはもちろん冒険者に発破をかけることですよ。ギルド内にいる奴らを野菜ダンジョンに送り込んできますので、後お願いします」
「お前ら! 神獣様がダンジョンに向かわれたというのに、こんなところで何してるんだ! 行ってこい!」
「ギルドマスター、今からじゃ間に合わないから行っても無駄だろ」
「ほお、お前たち、神獣様に対して恥ずかしくないのか! 子どもたちの飯を神獣様に頼るのか!」
「いや、最下層の野菜がほしいって、剣士が言ってたよな?」
「聞いた聞いた」
「グズグズ言わずに行ってこい! 神獣様が二周されるかもしれないだろう。剣士はマジックバッグのためにカークトゥルスを四周したらしいぞ」
「俺、行ってくる!」
「俺も!」
◆モクリーク中央教会の料理場
『まだ~?』
「神獣様、まずはパイ生地から作りますので、時間がかかりますよ」
『なんで?』
「生地を寝かせる必要がありますので」
『ふーん。オレも一緒に寝たら、早くできる?』
((神獣様、その寝るじゃないんですが、でも可愛い))
「生地を寝かせている間に、野菜の下ごしらえをしますが、ご覧になりますか?」
『見る!』
「その前に、こちらのクッキーはいかがですか?」
『食べる。もぐもぐ』
((料理長、神獣様の相手がどんどん上手くなっている))
◆モクリーク中央教会
「かぼちゃと言えば、ハロウィンってお祭りがあってね」
「ハロウィン?」
「外国のお祭りで、かぼちゃをくりぬいて顔を作るの」
「野菜で顔……?」
「あと、お化けの格好をして、『お菓子をくれなきゃいたずらするぞ』って言ってお菓子をもらいに行くの」
「不思議な祭りだな。だがユウ、今後その話はするな」
「なんで?」
「リネが知ったら、大変なことになる」
「あ……」
「きっと誰彼かまわず、いたずらをしに行くだろうな」
「リネのいたずらって、どんなのだろう?」
「分からないが、確実に大騒動になる。ところで、なんでお化けの格好なんだ?」
「なんでだっけ? 詳しいことは知らないけど、その日は仮装で盛り上がるよ」
◆モクリークのとある街の教会(その後)
「こんな夜中に何者ですか! 神のお膝元での狼藉、許しませんよ」
「命が惜しければ、マジックバッグを渡せ」
「断ります」
「司教様、何かありましたか?」
「マジックバッグを狙う賊です。人を呼んできてください!」
「それでは司教様が……」
「早く行きなさい!」
「ならば奪うまで」
「必ずや貴方に神罰が下るでしょう」
「渡せ!」
「できません! くっ!」
「渡せば、命は助けてやる」
「命に代えても、渡しません」
(ゴロピカガッシャーン!!!!)
「な、な、なんだ!」
「神罰です。帰って依頼主に伝えなさい。神は悪事を許されないと」
「司教様! ご無事ですか?!」
「大丈夫です。神がお守りくださいました」
「賊は?」
「逃げました」
「今の雷は……」
「神罰でしょう」(マーナガルム様、ヴィゾーヴニル様、どちらの御方かは分かりませんが、ありがとうございます)
「司教様、腕から血が……。誰かポーションを!」
「はい、今すぐ!」
「落ち着きなさい。司祭、貴方も私も治癒魔法が使えるでしょう」
「そうでした。すみません、気が動転して」
『なになに~? 神力を感じたから来たんだけど。お祭り?』
『ヴィゾーヴニル、今逃げていった奴とその仲間の家を壊せ』
『家だけ? つまんない』
『後でユウが知ったら悲しむから、家だけだ』
『仕方ないなあ。ところで、そいつら何やったの?』
『ユウが貸したマジックバッグを奪おうとした』
『じゃあ派手にやってもいいよね! 行ってくる~』
『ユウには黙っていろよ』
~中央教会~
「ブラン、突然出かけて、何かあったのか?」
『ユウは気づいてないな?』
「ああ。起きてない」
『ユウが教会に貸したマジックバッグを盗もうとした奴がいたので脅しをかけておいた。ユウの優しさを踏みにじる奴は許さん』
「そうか」(詳しくは聞かないほうがいいんだろうな)
~中央教会~
『ただいま~』
「リネ、おかえり。今回はどこ行ってたの?」
『うーん、いろいろ?』
「そっか。楽しかった?」
『うん! すごく楽しかった!』
「よかったね」
「(ブラン、まさか……)」
『(人は傷つけないように言ってある)』
『甘いのちょうだい』
「何がいい?」
「リネ、さっき料理長がケーキを作ると言っていたぞ」
『行ってくる!』
~とある街~
「知ってるか? 教会のマジックバッグを奪おうとした盗賊が神罰くらったって」
「先週夜中に教会にいきなり雷が落ちたあれか? 神罰だったのか?」
「らしいぜ」
「教会に盗みに入るなんて、神様に喧嘩売るようなもんだろ。よくやるわ」
「ってことは、そのすぐ後に貴族の屋敷が燃えたのってもしかして……」
「焼け跡になーんにも残ってないのって……」
「火の中を鳥が飛んでたって……」
「うわー、まじで喧嘩売ったんだな」
「こえー」
「ただの甘いものが好きなしゃべる鳥じゃなかったんだな」
「いやお前それ、分かるけど、不敬だからな。分かるけど」
「でも最近、ダンジョンにクッキー持っていって、ワンチャン狙ってる奴ら多いだろ」
(((俺も持って行ってる)))
「後方上空から魔物接近中!」
「遠距離魔法を準備、弓を構えろ!」
「待て! あれは神獣様だ!」
「「「ええ?!」」」
「コーチェロくーん!」
「ああ、そっか。あいつらテイマーの友達だったな」
「氷花の友人のところには神獣様が現れるって噂、本当だったんだな」
「やべえ、神獣様に弓向けちゃった。神罰下るかな……」
「……家族への伝言があれば聞いておくぞ」
「コーチェロ、隊商長が話を聞きたいそうだ」
「あれは神獣様と氷花ですよね?」
「そうです」
「何をしにいらっしゃったのですか?」
「コハツの野菜ダンジョンのドロップ品を受け取りに行くところだそうです」
「カンライの水害の対策ですか。それで、なぜ我々の馬車に近寄っていらっしゃったのでしょうか?」
「多分私たちに気付いて挨拶に来ただけだと思います」(ユウくんが挨拶だけでもしたいって言ったんだろうな)
「そうですか。特に何かをご所望だったわけではないのですね?」
「おそらく」
「護衛が弓を向けたことにお怒りではありませんでしたか?」
「おそらく」(そんなこと俺に聞かれても知らないよ)
「分かりました。後ほどヒョエツの教会にご無礼を謝りに行くことにしましょう」
「なあ、馬の調子がよくないか?」
「そういえば、ちょっと足の調子が悪そうだったけど、回復してるっぽいな」
「神獣様のご利益か?」
「ヒンヒン」
「そうかもな。お前も神獣様に会えてよかったな。よしよし」
「リネ、さっき隊商に何かしたか?」
『足を怪我している馬がいたから治しておいたよ。オレ、治癒の神獣様だからね!』
「リネ、すごいね」
『えっへん。すごいでしょう』
『ユウ、ほら、なでていいぞ。首の下がお気に入りだろう』
「あ、うん。ブランの毛の手触りもすごいよ」(拗ねてるブランかわいい)
◆コハツの冒険者ギルド
「剣士、もしかして野菜ダンジョンに行くのか?」
「ああ。最下層のドロップ品がほしいらしい」
『アル、早く』
「待て、そこで大きくなるな!」
「うおっ」
『早くしないと置いていくよ。みんな、飛ぶから離れててねー』
「わあっ」
「おい、大丈夫か!」
「羽根が、羽根が当たった……」
「怪我したのか?」
「神獣様の羽根が、なめらかな羽根が、ふわっと……」
「あー、そうか、よかったな」
「まったく怪我したのかと心配したのに、人騒がせな」
「そんなやつは放っておいて、野菜ダンジョンに行くぞ。今行けば、神獣様と一緒に攻略だ」
「いや、間に合わんだろう」
「領主様、神獣様がダンジョンに向かわれたとなると」
「また増えるな。もう少し葉物をテイマーに持って帰ってもらうか」
「作業している者たちへ指示をお願いします」
「ギルドマスターよ、人使いが荒いな」
「そのお陰で神獣様に会えたんですから、感謝してほしいくらいですね」
「まあ、ここにいなければ絶対にお目にかかれなかっただろうが、それを餌に領主を使うとは、お前も図太いな」
「適材適所ですよ。物資の配分なんてのは領主様のほうが得意でしょう」
「そういうお前は何が得意なんだ」
「それはもちろん冒険者に発破をかけることですよ。ギルド内にいる奴らを野菜ダンジョンに送り込んできますので、後お願いします」
「お前ら! 神獣様がダンジョンに向かわれたというのに、こんなところで何してるんだ! 行ってこい!」
「ギルドマスター、今からじゃ間に合わないから行っても無駄だろ」
「ほお、お前たち、神獣様に対して恥ずかしくないのか! 子どもたちの飯を神獣様に頼るのか!」
「いや、最下層の野菜がほしいって、剣士が言ってたよな?」
「聞いた聞いた」
「グズグズ言わずに行ってこい! 神獣様が二周されるかもしれないだろう。剣士はマジックバッグのためにカークトゥルスを四周したらしいぞ」
「俺、行ってくる!」
「俺も!」
◆モクリーク中央教会の料理場
『まだ~?』
「神獣様、まずはパイ生地から作りますので、時間がかかりますよ」
『なんで?』
「生地を寝かせる必要がありますので」
『ふーん。オレも一緒に寝たら、早くできる?』
((神獣様、その寝るじゃないんですが、でも可愛い))
「生地を寝かせている間に、野菜の下ごしらえをしますが、ご覧になりますか?」
『見る!』
「その前に、こちらのクッキーはいかがですか?」
『食べる。もぐもぐ』
((料理長、神獣様の相手がどんどん上手くなっている))
◆モクリーク中央教会
「かぼちゃと言えば、ハロウィンってお祭りがあってね」
「ハロウィン?」
「外国のお祭りで、かぼちゃをくりぬいて顔を作るの」
「野菜で顔……?」
「あと、お化けの格好をして、『お菓子をくれなきゃいたずらするぞ』って言ってお菓子をもらいに行くの」
「不思議な祭りだな。だがユウ、今後その話はするな」
「なんで?」
「リネが知ったら、大変なことになる」
「あ……」
「きっと誰彼かまわず、いたずらをしに行くだろうな」
「リネのいたずらって、どんなのだろう?」
「分からないが、確実に大騒動になる。ところで、なんでお化けの格好なんだ?」
「なんでだっけ? 詳しいことは知らないけど、その日は仮装で盛り上がるよ」
◆モクリークのとある街の教会(その後)
「こんな夜中に何者ですか! 神のお膝元での狼藉、許しませんよ」
「命が惜しければ、マジックバッグを渡せ」
「断ります」
「司教様、何かありましたか?」
「マジックバッグを狙う賊です。人を呼んできてください!」
「それでは司教様が……」
「早く行きなさい!」
「ならば奪うまで」
「必ずや貴方に神罰が下るでしょう」
「渡せ!」
「できません! くっ!」
「渡せば、命は助けてやる」
「命に代えても、渡しません」
(ゴロピカガッシャーン!!!!)
「な、な、なんだ!」
「神罰です。帰って依頼主に伝えなさい。神は悪事を許されないと」
「司教様! ご無事ですか?!」
「大丈夫です。神がお守りくださいました」
「賊は?」
「逃げました」
「今の雷は……」
「神罰でしょう」(マーナガルム様、ヴィゾーヴニル様、どちらの御方かは分かりませんが、ありがとうございます)
「司教様、腕から血が……。誰かポーションを!」
「はい、今すぐ!」
「落ち着きなさい。司祭、貴方も私も治癒魔法が使えるでしょう」
「そうでした。すみません、気が動転して」
『なになに~? 神力を感じたから来たんだけど。お祭り?』
『ヴィゾーヴニル、今逃げていった奴とその仲間の家を壊せ』
『家だけ? つまんない』
『後でユウが知ったら悲しむから、家だけだ』
『仕方ないなあ。ところで、そいつら何やったの?』
『ユウが貸したマジックバッグを奪おうとした』
『じゃあ派手にやってもいいよね! 行ってくる~』
『ユウには黙っていろよ』
~中央教会~
「ブラン、突然出かけて、何かあったのか?」
『ユウは気づいてないな?』
「ああ。起きてない」
『ユウが教会に貸したマジックバッグを盗もうとした奴がいたので脅しをかけておいた。ユウの優しさを踏みにじる奴は許さん』
「そうか」(詳しくは聞かないほうがいいんだろうな)
~中央教会~
『ただいま~』
「リネ、おかえり。今回はどこ行ってたの?」
『うーん、いろいろ?』
「そっか。楽しかった?」
『うん! すごく楽しかった!』
「よかったね」
「(ブラン、まさか……)」
『(人は傷つけないように言ってある)』
『甘いのちょうだい』
「何がいい?」
「リネ、さっき料理長がケーキを作ると言っていたぞ」
『行ってくる!』
~とある街~
「知ってるか? 教会のマジックバッグを奪おうとした盗賊が神罰くらったって」
「先週夜中に教会にいきなり雷が落ちたあれか? 神罰だったのか?」
「らしいぜ」
「教会に盗みに入るなんて、神様に喧嘩売るようなもんだろ。よくやるわ」
「ってことは、そのすぐ後に貴族の屋敷が燃えたのってもしかして……」
「焼け跡になーんにも残ってないのって……」
「火の中を鳥が飛んでたって……」
「うわー、まじで喧嘩売ったんだな」
「こえー」
「ただの甘いものが好きなしゃべる鳥じゃなかったんだな」
「いやお前それ、分かるけど、不敬だからな。分かるけど」
「でも最近、ダンジョンにクッキー持っていって、ワンチャン狙ってる奴ら多いだろ」
(((俺も持って行ってる)))
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