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それからの二人
03 離れたくない
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「は? イクの? ひとりで?」
くくっと喉で笑って、彼は指を奥まで押し込むと、親指で敏感な蕾を潰すように刺激した。
「んぁっ……っは、あっあぁっ……!」
「イけよ」
「んんっ……!」
無意識に腰を揺らし、彼の指に秘部を押し付ける。ずっとなかの悦い部分を優しく撫でられ続けていた私は、その指先に導かれるまま、あっけなくもはしたなく、盛大に達してしまった。
「っは、エロ……。っつーかベトベトじゃん」
「や、ぁ……ごめ……んんっ」
くちゅん、と音をたてて指を引き抜き、彼は余韻に浸る私を見てる。
全くひくつきの収まらないそこは、次なる刺激を求めて涎を垂らしていて、堪らずにスボン越しの彼のものに、秘部を擦り付けた。
「あきらぁ……ねぇ、しよ? もう我慢できない」
「はぁ? イッたばっかでよく言う……。我慢できないのは、俺のほうだって。捺、脱がして」
そう言う彼はシャツのボタンが外されているだけで、その他の乱れは一切ない。
一方の私はブラウスがはだけ、下着から片方の胸がこぼれている。タイトなスカートは捲れガーターが露わとなり、面積の少ない、ぐしょぐしょに濡れそぼったショーツが肌にくい込んでいた。
そんな発情しきった女にあてられたのか、彼の呼吸も荒くなっている気がする。……嬉しい。もっともっと私を求めて、他に何もいらなくなればいいのに。
彼のベルトに手を伸ばす。そこは既に熱をもち、今私が欲しくて欲しくてしょうがないものが、窮屈そうにズボンを押し上げていた。
「はぁ……瑛の、おっきくなってる」
すりすりと布越しに触れて、その硬さを堪能した。今からこれが私の中に挿入ってくるのかと思うと、愛しくてたまらない。目の前の彼だって、目元を赤らめて私を見てる。
引きちぎるようにしてベルトを外し前を寛げると、彼の滾りが顔を出す。今少し触れただけなのに、もう準備はできているなんて。そそり立つ屹立にうっとりとため息を漏らし、その切っ先を、ぬかるむあわいにあてがった。
「んぅっ……! っは、ぁっ」
ショーツを横にずらし、そのまま腰を下ろした。すっかりとほぐされたそこは何の抵抗もなく彼を受け入れて、ようやくひとつになれた悦びに戦慄き、離れたくないと締めつける。
彼の首に抱きついて、深い口づけをねだった。
「っ、きらぁっ! は……んっ、キスっ、して……!」
「ん、おいで」
「ふっ、ん……ふぁ」
指先で私の頬を撫でながら、何度も角度を変えて噛みつくようにキスされる。舌を引き込まれ転がされれば、身体に突き刺さった彼のものからの甘い疼きと相まって、例えようのない快楽の渦から抜け出せない。
「は、捺、一回手、離して」
「え……?」
引き剥がすように肩を押され、半ば呆然と彼を見る。
「手、邪魔なんだよ」
「なに……」
離れろという言葉にショックを受けている私の顔の前に、拘束されたままの手首を出して、彼はにやりと意地の悪い笑みを浮かべた。
くくっと喉で笑って、彼は指を奥まで押し込むと、親指で敏感な蕾を潰すように刺激した。
「んぁっ……っは、あっあぁっ……!」
「イけよ」
「んんっ……!」
無意識に腰を揺らし、彼の指に秘部を押し付ける。ずっとなかの悦い部分を優しく撫でられ続けていた私は、その指先に導かれるまま、あっけなくもはしたなく、盛大に達してしまった。
「っは、エロ……。っつーかベトベトじゃん」
「や、ぁ……ごめ……んんっ」
くちゅん、と音をたてて指を引き抜き、彼は余韻に浸る私を見てる。
全くひくつきの収まらないそこは、次なる刺激を求めて涎を垂らしていて、堪らずにスボン越しの彼のものに、秘部を擦り付けた。
「あきらぁ……ねぇ、しよ? もう我慢できない」
「はぁ? イッたばっかでよく言う……。我慢できないのは、俺のほうだって。捺、脱がして」
そう言う彼はシャツのボタンが外されているだけで、その他の乱れは一切ない。
一方の私はブラウスがはだけ、下着から片方の胸がこぼれている。タイトなスカートは捲れガーターが露わとなり、面積の少ない、ぐしょぐしょに濡れそぼったショーツが肌にくい込んでいた。
そんな発情しきった女にあてられたのか、彼の呼吸も荒くなっている気がする。……嬉しい。もっともっと私を求めて、他に何もいらなくなればいいのに。
彼のベルトに手を伸ばす。そこは既に熱をもち、今私が欲しくて欲しくてしょうがないものが、窮屈そうにズボンを押し上げていた。
「はぁ……瑛の、おっきくなってる」
すりすりと布越しに触れて、その硬さを堪能した。今からこれが私の中に挿入ってくるのかと思うと、愛しくてたまらない。目の前の彼だって、目元を赤らめて私を見てる。
引きちぎるようにしてベルトを外し前を寛げると、彼の滾りが顔を出す。今少し触れただけなのに、もう準備はできているなんて。そそり立つ屹立にうっとりとため息を漏らし、その切っ先を、ぬかるむあわいにあてがった。
「んぅっ……! っは、ぁっ」
ショーツを横にずらし、そのまま腰を下ろした。すっかりとほぐされたそこは何の抵抗もなく彼を受け入れて、ようやくひとつになれた悦びに戦慄き、離れたくないと締めつける。
彼の首に抱きついて、深い口づけをねだった。
「っ、きらぁっ! は……んっ、キスっ、して……!」
「ん、おいで」
「ふっ、ん……ふぁ」
指先で私の頬を撫でながら、何度も角度を変えて噛みつくようにキスされる。舌を引き込まれ転がされれば、身体に突き刺さった彼のものからの甘い疼きと相まって、例えようのない快楽の渦から抜け出せない。
「は、捺、一回手、離して」
「え……?」
引き剥がすように肩を押され、半ば呆然と彼を見る。
「手、邪魔なんだよ」
「なに……」
離れろという言葉にショックを受けている私の顔の前に、拘束されたままの手首を出して、彼はにやりと意地の悪い笑みを浮かべた。
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