14 / 18
それからの二人
02 愛してほしい
しおりを挟む
「ふ……んっ」
熱い指先が、肌を撫でる。
お気に入りの黒いレースのブラをなぞって、私の顔を覗き込みながら、大きな手のひらで胸を包み込む。縛られているとは思えないほど器用に、敏感な部分を擽った。
「ちょっ……! ずるぃっ、せんぱ……んっ」
「違うだろ、捺」
甘い痛みを感じるほどに先端を摘まれて、ひゅっと喉が鳴る。
「今は、ふたりだろ? なんで呼ばないの?」
「だって……」
──だってあなたに、名前を呼んでって言われたいんだもの。
そう言われればまるで、本当に愛されてるみたいじゃない。
だけどそんなの、言えるわけない。愛してだなんて、強請れない。
「だって?」
コリコリとしこりを捏ねながら、惚ける私の顔を下から覗き込む。
「んっ……すっ、好きっ! だ、から……」
「なんだそれ」
ふっと笑って、先輩は拘束されたままの腕を下ろし、躊躇なく私のスカートの中へと侵入させた。
「呼べよ。瑛って」
「ひゃんっ」
腿を這いショーツのクロッチ部分を撫でた先輩は、眉を寄せて不機嫌そうに私を見る。
「……またエロいの着て。ガーターにTバックなんて、誰誘うつもりだよ」
「ちが……む、蒸れるしっ、スカートに、響かない、ように……っ」
愛する人に触れられ続け、ショーツは既にその機能を放棄するほどに滴っている。
「こんな身体のラインが出るような服ばっか着るからだろ。周り男多いんだし、あんま着んな」
「……先輩っ♡♡♡それってまさか、嫉妬……んぁっ!」
「はっ、言ってろ」
ショーツを横にずらし、先輩は私の大事な部分に指を二本捩じ込んだ。左右の指をひとつづつ挿れるから、今までにない動きでバラバラと刺激され、堪らず彼の頭を抱え込むようにして縋ってしまう。
「やぁんっ! まってそれ、だめ……っ」
「ああ、ごめんな。捺が好きなのはここだもんな」
ひときわ敏感な部分に溢れ出る愛液を塗りつけて、親指で挟むようにして扱かれる。
なかとそと、両方から与えられるとんでもない刺激に昂って、彼が弄ぶ部分からは、卑猥な音と液体が溢れて出て止まらない。
「んぁあっ、や……だぁ」
「そんな気持ちよさそうにしてんのに嫌なんだ? 捺が俺を縛るから、こんなことになってんのに」
「あぁぁぁっ!!」
にゅるんと手前の悦い場所を撫でられて、私の身体は一気に跳ねた。
このままこの人に身を委ねたら、この快楽のその先を見せてくれるのだろうか。
「はっ……ぁっ、んんっ……!」
口から漏れるのは、言葉にならない嬌声ばかり。くちゅくちゅと蜜を掻き出すように膣壁を抉りながら、目の前の愛しい人は、私の胸元に紅く美しい花を咲かせていく。
「ふ……せんぱ……っ」
「捺」
責めるような瞳で射止められ、ただそれだけで身体が甘く疼いた。低く、胸を締めつける声が、私の耳を犯していく。
彼に呼ばれただけで、なぜだか自分の名前が特別なものになったような気がして。もっと聞きたくて、愛してほしくて、どんどんと欲張りになっていってしまう。
「あ、きら……ぁっ、いきたい、いかせて……っ!」
熱い指先が、肌を撫でる。
お気に入りの黒いレースのブラをなぞって、私の顔を覗き込みながら、大きな手のひらで胸を包み込む。縛られているとは思えないほど器用に、敏感な部分を擽った。
「ちょっ……! ずるぃっ、せんぱ……んっ」
「違うだろ、捺」
甘い痛みを感じるほどに先端を摘まれて、ひゅっと喉が鳴る。
「今は、ふたりだろ? なんで呼ばないの?」
「だって……」
──だってあなたに、名前を呼んでって言われたいんだもの。
そう言われればまるで、本当に愛されてるみたいじゃない。
だけどそんなの、言えるわけない。愛してだなんて、強請れない。
「だって?」
コリコリとしこりを捏ねながら、惚ける私の顔を下から覗き込む。
「んっ……すっ、好きっ! だ、から……」
「なんだそれ」
ふっと笑って、先輩は拘束されたままの腕を下ろし、躊躇なく私のスカートの中へと侵入させた。
「呼べよ。瑛って」
「ひゃんっ」
腿を這いショーツのクロッチ部分を撫でた先輩は、眉を寄せて不機嫌そうに私を見る。
「……またエロいの着て。ガーターにTバックなんて、誰誘うつもりだよ」
「ちが……む、蒸れるしっ、スカートに、響かない、ように……っ」
愛する人に触れられ続け、ショーツは既にその機能を放棄するほどに滴っている。
「こんな身体のラインが出るような服ばっか着るからだろ。周り男多いんだし、あんま着んな」
「……先輩っ♡♡♡それってまさか、嫉妬……んぁっ!」
「はっ、言ってろ」
ショーツを横にずらし、先輩は私の大事な部分に指を二本捩じ込んだ。左右の指をひとつづつ挿れるから、今までにない動きでバラバラと刺激され、堪らず彼の頭を抱え込むようにして縋ってしまう。
「やぁんっ! まってそれ、だめ……っ」
「ああ、ごめんな。捺が好きなのはここだもんな」
ひときわ敏感な部分に溢れ出る愛液を塗りつけて、親指で挟むようにして扱かれる。
なかとそと、両方から与えられるとんでもない刺激に昂って、彼が弄ぶ部分からは、卑猥な音と液体が溢れて出て止まらない。
「んぁあっ、や……だぁ」
「そんな気持ちよさそうにしてんのに嫌なんだ? 捺が俺を縛るから、こんなことになってんのに」
「あぁぁぁっ!!」
にゅるんと手前の悦い場所を撫でられて、私の身体は一気に跳ねた。
このままこの人に身を委ねたら、この快楽のその先を見せてくれるのだろうか。
「はっ……ぁっ、んんっ……!」
口から漏れるのは、言葉にならない嬌声ばかり。くちゅくちゅと蜜を掻き出すように膣壁を抉りながら、目の前の愛しい人は、私の胸元に紅く美しい花を咲かせていく。
「ふ……せんぱ……っ」
「捺」
責めるような瞳で射止められ、ただそれだけで身体が甘く疼いた。低く、胸を締めつける声が、私の耳を犯していく。
彼に呼ばれただけで、なぜだか自分の名前が特別なものになったような気がして。もっと聞きたくて、愛してほしくて、どんどんと欲張りになっていってしまう。
「あ、きら……ぁっ、いきたい、いかせて……っ!」
1
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~
雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」
夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。
そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。
全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる