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メインストーリー2
メクタウの章:セキダイコ編
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さすがに移動速度は速い。
あっという間に、森の近くまでついた。
メクタウの章:セキダイコ編
森の中の様子をみておこうか、それとも寄り道せずにセキダイコに向うべきか。
いや、急いだほうがいいか。
どうせ、ボルカシのような姿だろう。
それにサーカさんと遭遇するといろいろと面倒だ。
パカッパカッパカッ・・・
途中でジュマシ達があたふたしていたのが見えた。
勝てない相手だと思ってくれたのか攻撃してこなかったのは助かる。
セキダイコに着いた。
妖しい雰囲気は相変わらずだが、嫌な気配はしない。
時間が惜しいので中に入った。
最初の部屋が見えてきた。
ビリビリする床がある部屋。
でも、この床の謎はもう解けている。
カシジュマが壁に残したメモのおかげだ。
この姿でも記憶は残っているので床の違いがよくわかる。
ピョン、ピョン、ピョン!
この体だと何枚もの床を一気に飛び越えられるので楽だ。
あっという間に最初の部屋を通り抜けた。
次の部屋の入り口が見えてきた。
・・・
やっぱり、地面が無い。
ここもカシジュマのメモ通り。
スカッ!
スカッ!
カツンッ!
手にした槍で地面をつつくと反応がある場所と無い場所があった。
見えない床がある。
ここでこの液体の出番か。
僕は部屋の中に向けて液体を振り掛けた。
まばらではあるが、床のある場所が液体で判別できるようになった。
これで色のついた場所を目印に進めばいい。
楽勝、楽勝。
ピョン、ピョン、スカッ!
えっ!
えーーっ!
ガシッ!
慌てて色のついた場所を掴んだのでなんとか落下はまぬがれた。
色が着いた場所に向って飛んでいたつもりが、側面についていたとは。
もう少し慎重にならないといけないな。
改めて、液体を振り掛けた。
今度は慎重に一歩ずつ進んだ。
色が移動している場所がある。
動く床ってことか。
念のため、液体をかけてみた。
動く床は1マス分しかない。
慎重にその床に乗った。
あと少しで、この部屋を出ることができる。
移動する床に乗りながら、液体をまいて先への道を確認した。
せーのっ、ピョン!
2つ目の部屋も通り抜けることができた。
しばらく進むと次の部屋の入り口が見えてきた。
カシジュマのメモはなんて書いてあったかな・・・そう考えながら部屋の入り口に着いた。
床は・・・普通の床のようだ。
カツンッ!
カツンッ!
カツンッ!
念のため入り口周辺の床をついてみたが普通の床だ。
恐る恐る最初の床に足を乗せてみた。
・・・
何も起きなかった。
いや、起きないほうが助かる。
でも、何もないまま先に進めるとも思っていない。
部屋の中央に明らかに怪しい柱がある。
メモは何て書いていたんだったかな・・・壁だったかな?
そう考えていると、中央にあった柱の一部がパカッと開いた。
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
開いた場所から炎がまっすぐに噴出してきた。
炎は左右に広がっているので、そのままでは進めない。
でも壁?
一直線に炎は出ているが、下の方や上の方は開いている。
この姿で下をくぐるのは無理だが上なら飛び越える事もできそうだ。
でも、カシジュマは何故、壁というメモを?
カシジュマの姿なら下をくぐる事もできそう。
それでも、わざわざ壁と書いたという事は、何か意味がある。
壁・・・壁・・・
部屋の中の壁を見ても普通の壁だ。
うーん・・・
入り口付近をウロウロして、時間だけが過ぎていく。
やっぱり炎を飛び越えるか?
くそっ!
特に理由は無かったが、何も案が出なかったので、足元にあった石を蹴飛ばした。
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
ボッ!
えっ!
石が燃えた。
というか、炎が動いた?
ポイッ!
今度は石を炎の上側に向けて投げた。
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
ボッ!
やっぱりだ。
炎は真横に出続けているが、上や下を通ろうとすると炎が上下に方向を変えてくる。
飛び越えなくて良かった・・・
というか、壁のメモは一体?
もしかして、カシジュマは炎を防ぐための壁を作った?
あの魔力なら不可能ではないだろう。
今はタウスの姿。
少しは魔法も使えるが、あの炎を防ぐほどの壁は作れない。
前の長も同じはず。
でも、前の長はここを抜けた。
火を消すには水?
少し残っていた液体をかけてみた。
ジューッ!
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
すぐに蒸発するだけで効果はなかった。
手持ちは槍と謎の液体。
・・・
いや、まさか。
サーカさんやオオカさんが聞いたらきっとこういうだろう。
【いや、漫画やないねんから】
でも、試す価値はある。
ダメそうならやめればいい。
ブンブンブン!
自分で思いついておきながら半信半疑で槍を身体の前で回した。
壁・・・かな?
柱に向いたまま横に移動しながら炎の場所へと近寄っていった。
ブンブンブン!
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
ブンブンブン!
槍を回す手に少し火傷を負ったが通り抜ける事ができた。
サーカさんやオオカさんではないが言っておこう。
「いや、もうこれ漫画やん!」
うーん・・・
結果オーライって事にしておこう。
とりあえず、この部屋は抜け出せた。
次の部屋に繋がる道を進んだ。
まだ次の部屋にはついていないが、他の部屋と違って明るい。
カシジュマのメモを思い出してみたが何も書いていなかった気がする。
何か音も聞こえてくる、どんな部屋だろう?
次の部屋の入り口に立ってわかった。
他の部屋よりも広く、天井が抜けていて、部屋の端には水場がある。
聞こえていた音は水が流れる音か。
水場の反対側は・・・何かの巣?
ここから先は左右に分かれている。
でも、僕の試練はここで終わりかもしれない。
水場の手前には、本当に神秘的という表現がぴったりの草が生えていた。
あとはコレを持ち帰るだけ。
そういえば、どれぐらい必要か聞くのを忘れた。
まぁ足りなければまた来たらいいか。
適当に草を摘んでいると、場の空気が変わった。
バサッバサッバサッ!
上から何かが降りてくる音が聞こえた。
音の方を見上げると・・・赤いドラゴン、レクドか!
あの巣はレクドの寝床って事か。
まだ気がついてないのか?
とにかく、ここから脱出しよう。
グガーーッ!
レクドにばれた!
パカッパカッパカッ!
元来た道を引き返した。
幸いレクドは部屋の間の道には入って来れない。
ボーーーッ!
なんてことだ、レクドは通路に向って炎を飛ばしてきた。
急いで部屋に逃げ込まないと!
パカッパカッパカッ!
ジュッ!
尻尾の辺りから少し焦げた臭いがする。
でも、ギリギリ部屋に逃げ込んで炎を避けられたようだ。
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
あぁ、また手を火傷するのか・・・
せっかく摘んだ草を燃やさないように気をつけながら炎をやり過ごした。
手の火傷は酷くなったが魔法で治してもらおう。
僕はセキダイコから外に出た。
メクタウの章つづく
あっという間に、森の近くまでついた。
メクタウの章:セキダイコ編
森の中の様子をみておこうか、それとも寄り道せずにセキダイコに向うべきか。
いや、急いだほうがいいか。
どうせ、ボルカシのような姿だろう。
それにサーカさんと遭遇するといろいろと面倒だ。
パカッパカッパカッ・・・
途中でジュマシ達があたふたしていたのが見えた。
勝てない相手だと思ってくれたのか攻撃してこなかったのは助かる。
セキダイコに着いた。
妖しい雰囲気は相変わらずだが、嫌な気配はしない。
時間が惜しいので中に入った。
最初の部屋が見えてきた。
ビリビリする床がある部屋。
でも、この床の謎はもう解けている。
カシジュマが壁に残したメモのおかげだ。
この姿でも記憶は残っているので床の違いがよくわかる。
ピョン、ピョン、ピョン!
この体だと何枚もの床を一気に飛び越えられるので楽だ。
あっという間に最初の部屋を通り抜けた。
次の部屋の入り口が見えてきた。
・・・
やっぱり、地面が無い。
ここもカシジュマのメモ通り。
スカッ!
スカッ!
カツンッ!
手にした槍で地面をつつくと反応がある場所と無い場所があった。
見えない床がある。
ここでこの液体の出番か。
僕は部屋の中に向けて液体を振り掛けた。
まばらではあるが、床のある場所が液体で判別できるようになった。
これで色のついた場所を目印に進めばいい。
楽勝、楽勝。
ピョン、ピョン、スカッ!
えっ!
えーーっ!
ガシッ!
慌てて色のついた場所を掴んだのでなんとか落下はまぬがれた。
色が着いた場所に向って飛んでいたつもりが、側面についていたとは。
もう少し慎重にならないといけないな。
改めて、液体を振り掛けた。
今度は慎重に一歩ずつ進んだ。
色が移動している場所がある。
動く床ってことか。
念のため、液体をかけてみた。
動く床は1マス分しかない。
慎重にその床に乗った。
あと少しで、この部屋を出ることができる。
移動する床に乗りながら、液体をまいて先への道を確認した。
せーのっ、ピョン!
2つ目の部屋も通り抜けることができた。
しばらく進むと次の部屋の入り口が見えてきた。
カシジュマのメモはなんて書いてあったかな・・・そう考えながら部屋の入り口に着いた。
床は・・・普通の床のようだ。
カツンッ!
カツンッ!
カツンッ!
念のため入り口周辺の床をついてみたが普通の床だ。
恐る恐る最初の床に足を乗せてみた。
・・・
何も起きなかった。
いや、起きないほうが助かる。
でも、何もないまま先に進めるとも思っていない。
部屋の中央に明らかに怪しい柱がある。
メモは何て書いていたんだったかな・・・壁だったかな?
そう考えていると、中央にあった柱の一部がパカッと開いた。
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
開いた場所から炎がまっすぐに噴出してきた。
炎は左右に広がっているので、そのままでは進めない。
でも壁?
一直線に炎は出ているが、下の方や上の方は開いている。
この姿で下をくぐるのは無理だが上なら飛び越える事もできそうだ。
でも、カシジュマは何故、壁というメモを?
カシジュマの姿なら下をくぐる事もできそう。
それでも、わざわざ壁と書いたという事は、何か意味がある。
壁・・・壁・・・
部屋の中の壁を見ても普通の壁だ。
うーん・・・
入り口付近をウロウロして、時間だけが過ぎていく。
やっぱり炎を飛び越えるか?
くそっ!
特に理由は無かったが、何も案が出なかったので、足元にあった石を蹴飛ばした。
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
ボッ!
えっ!
石が燃えた。
というか、炎が動いた?
ポイッ!
今度は石を炎の上側に向けて投げた。
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
ボッ!
やっぱりだ。
炎は真横に出続けているが、上や下を通ろうとすると炎が上下に方向を変えてくる。
飛び越えなくて良かった・・・
というか、壁のメモは一体?
もしかして、カシジュマは炎を防ぐための壁を作った?
あの魔力なら不可能ではないだろう。
今はタウスの姿。
少しは魔法も使えるが、あの炎を防ぐほどの壁は作れない。
前の長も同じはず。
でも、前の長はここを抜けた。
火を消すには水?
少し残っていた液体をかけてみた。
ジューッ!
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
すぐに蒸発するだけで効果はなかった。
手持ちは槍と謎の液体。
・・・
いや、まさか。
サーカさんやオオカさんが聞いたらきっとこういうだろう。
【いや、漫画やないねんから】
でも、試す価値はある。
ダメそうならやめればいい。
ブンブンブン!
自分で思いついておきながら半信半疑で槍を身体の前で回した。
壁・・・かな?
柱に向いたまま横に移動しながら炎の場所へと近寄っていった。
ブンブンブン!
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
ブンブンブン!
槍を回す手に少し火傷を負ったが通り抜ける事ができた。
サーカさんやオオカさんではないが言っておこう。
「いや、もうこれ漫画やん!」
うーん・・・
結果オーライって事にしておこう。
とりあえず、この部屋は抜け出せた。
次の部屋に繋がる道を進んだ。
まだ次の部屋にはついていないが、他の部屋と違って明るい。
カシジュマのメモを思い出してみたが何も書いていなかった気がする。
何か音も聞こえてくる、どんな部屋だろう?
次の部屋の入り口に立ってわかった。
他の部屋よりも広く、天井が抜けていて、部屋の端には水場がある。
聞こえていた音は水が流れる音か。
水場の反対側は・・・何かの巣?
ここから先は左右に分かれている。
でも、僕の試練はここで終わりかもしれない。
水場の手前には、本当に神秘的という表現がぴったりの草が生えていた。
あとはコレを持ち帰るだけ。
そういえば、どれぐらい必要か聞くのを忘れた。
まぁ足りなければまた来たらいいか。
適当に草を摘んでいると、場の空気が変わった。
バサッバサッバサッ!
上から何かが降りてくる音が聞こえた。
音の方を見上げると・・・赤いドラゴン、レクドか!
あの巣はレクドの寝床って事か。
まだ気がついてないのか?
とにかく、ここから脱出しよう。
グガーーッ!
レクドにばれた!
パカッパカッパカッ!
元来た道を引き返した。
幸いレクドは部屋の間の道には入って来れない。
ボーーーッ!
なんてことだ、レクドは通路に向って炎を飛ばしてきた。
急いで部屋に逃げ込まないと!
パカッパカッパカッ!
ジュッ!
尻尾の辺りから少し焦げた臭いがする。
でも、ギリギリ部屋に逃げ込んで炎を避けられたようだ。
ゴゴゴゴゴゴーーーーーッ!
あぁ、また手を火傷するのか・・・
せっかく摘んだ草を燃やさないように気をつけながら炎をやり過ごした。
手の火傷は酷くなったが魔法で治してもらおう。
僕はセキダイコから外に出た。
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