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学ぶ
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魔力の保有量!?
そうだよね、魔法を勉強するんだから魔力の量は重要だよね。
しまったなあ、最近ステータス画面見てなかったけど大丈夫かな…
「まずは自分のステータス画面を開いて見てください。」
皆がステータスを開いてる。
僕も開かなきゃ。
「ステータス。」
5789!?
凄く増えてる…
これって、多すぎたりしないかな、大丈夫かな。
アル先生が机を周り、一人一人のステータス画面を見て行く。
皆の数値がどのくらいなのかは、ここからは画面が見えないから分からない。
「ニーニャ君、拝見しますね。」
「は、はい…」
「…うん、分かりました。」
あ、何も言われなかった。
大丈夫かな?
アル先生は全員のステータス画面を見て周り、元の位置に戻った。
「魔力の保有量は人それぞれ違います。生まれたときに持っている保有量は、一生涯そのまま変わらない事が殆どです。たまに増えたり減ったりする人も現れますが、数値の変動は少ないのが通例です。大幅に変動がある人も居たと古い文献に残っていますが、作り話だとも言われています。」
アル先生が説明していることを必死に書き留める。
僕は神様の加護を受けたから魔力が増えたけど、もしかしたら、物凄く珍しい事なのかもしれない。
「現在は、1000~6000程の保有量の人が殆どです。10000を越える人は殆ど見かけません。逆に100以下の人も殆ど居ません。」
そうなんだ。
僕ってやっぱり落ちこぼれだったんだなあ。
「では、保有量を確認したところで。さっそく魔法を使う練習をしてみましょう。」
いよいよだ!
どうやるんだろう。
「魔法は、覚えた呪文を唱えて発生させる方法と、脳内のイメージで発生させる方法と二通りあります。例えば…。ウォータ。」
アル先生の掌に小さな水の玉が出来た。
ぐるぐると渦を巻くように丸くなっている。
「いったん消しますね。そして…」
今度は何も呪文を言わなくても同じものが発生した。
脳内イメージだけで出来てしまうのか。
凄いなあ。
「このように、イメージした物を具現化出来るのも魔法の特徴です。皆さんが、どちらを主に使っていくのかは練習していく過程で決めていきましょう。ではさっそく、今私が行ったように掌に小さな水の玉を作る練習を始めます。まず…深呼吸をして呼吸を整えます、水をイメージしながら掌を開き、呪文を唱えます。ウォータ。」
深呼吸をする。
水のイメージ…
穏やかに流れる川をイメージしよう
掌を開いて…
「ウォータ。」
掌の上に水が発生し、少しずつ渦を巻いて小さな玉が出来た。
ほんの少し手が冷たい。
「出来た…」
信じられない…
僕が魔法を使えるなんて。
嬉しさで手が震えた。
「凄い、皆さん全員出来ましたね。では、少し応用してみましょうか。その水玉を自分の口の中に入れて飲んでみましょう。魔法で作った水はとても美味しいんですよ。水玉を掌から浮かせて、パクっと食べてみてください。上手くイメージ出来ると水玉が掌から浮いて行きますよ。」
これ飲めるんだ!
他の人も飲もうとしているけれど、どうやら難しいらしく、浮いている途中で水玉が崩れてしまう人や、水玉を浮かせ過ぎて天井にぶつけてしまう人が居る。
僕に出来るかな…
掌の上にある水玉を見つめて、フワフワと浮くイメージを脳内で思い浮かべる。
大丈夫、絶対出来る。
お願い浮いて。
浮いた!
フワフワと口元に水玉がやって来た。
パクっと食べると、口内で水玉が破裂して冷たくて新鮮な水を飲めた。
「凄い…」
万年筆で用紙に今のイメージや感覚をを書き留める。
楽しい!
学ぶってこんなに楽しい事なんだ!
そうだよね、魔法を勉強するんだから魔力の量は重要だよね。
しまったなあ、最近ステータス画面見てなかったけど大丈夫かな…
「まずは自分のステータス画面を開いて見てください。」
皆がステータスを開いてる。
僕も開かなきゃ。
「ステータス。」
5789!?
凄く増えてる…
これって、多すぎたりしないかな、大丈夫かな。
アル先生が机を周り、一人一人のステータス画面を見て行く。
皆の数値がどのくらいなのかは、ここからは画面が見えないから分からない。
「ニーニャ君、拝見しますね。」
「は、はい…」
「…うん、分かりました。」
あ、何も言われなかった。
大丈夫かな?
アル先生は全員のステータス画面を見て周り、元の位置に戻った。
「魔力の保有量は人それぞれ違います。生まれたときに持っている保有量は、一生涯そのまま変わらない事が殆どです。たまに増えたり減ったりする人も現れますが、数値の変動は少ないのが通例です。大幅に変動がある人も居たと古い文献に残っていますが、作り話だとも言われています。」
アル先生が説明していることを必死に書き留める。
僕は神様の加護を受けたから魔力が増えたけど、もしかしたら、物凄く珍しい事なのかもしれない。
「現在は、1000~6000程の保有量の人が殆どです。10000を越える人は殆ど見かけません。逆に100以下の人も殆ど居ません。」
そうなんだ。
僕ってやっぱり落ちこぼれだったんだなあ。
「では、保有量を確認したところで。さっそく魔法を使う練習をしてみましょう。」
いよいよだ!
どうやるんだろう。
「魔法は、覚えた呪文を唱えて発生させる方法と、脳内のイメージで発生させる方法と二通りあります。例えば…。ウォータ。」
アル先生の掌に小さな水の玉が出来た。
ぐるぐると渦を巻くように丸くなっている。
「いったん消しますね。そして…」
今度は何も呪文を言わなくても同じものが発生した。
脳内イメージだけで出来てしまうのか。
凄いなあ。
「このように、イメージした物を具現化出来るのも魔法の特徴です。皆さんが、どちらを主に使っていくのかは練習していく過程で決めていきましょう。ではさっそく、今私が行ったように掌に小さな水の玉を作る練習を始めます。まず…深呼吸をして呼吸を整えます、水をイメージしながら掌を開き、呪文を唱えます。ウォータ。」
深呼吸をする。
水のイメージ…
穏やかに流れる川をイメージしよう
掌を開いて…
「ウォータ。」
掌の上に水が発生し、少しずつ渦を巻いて小さな玉が出来た。
ほんの少し手が冷たい。
「出来た…」
信じられない…
僕が魔法を使えるなんて。
嬉しさで手が震えた。
「凄い、皆さん全員出来ましたね。では、少し応用してみましょうか。その水玉を自分の口の中に入れて飲んでみましょう。魔法で作った水はとても美味しいんですよ。水玉を掌から浮かせて、パクっと食べてみてください。上手くイメージ出来ると水玉が掌から浮いて行きますよ。」
これ飲めるんだ!
他の人も飲もうとしているけれど、どうやら難しいらしく、浮いている途中で水玉が崩れてしまう人や、水玉を浮かせ過ぎて天井にぶつけてしまう人が居る。
僕に出来るかな…
掌の上にある水玉を見つめて、フワフワと浮くイメージを脳内で思い浮かべる。
大丈夫、絶対出来る。
お願い浮いて。
浮いた!
フワフワと口元に水玉がやって来た。
パクっと食べると、口内で水玉が破裂して冷たくて新鮮な水を飲めた。
「凄い…」
万年筆で用紙に今のイメージや感覚をを書き留める。
楽しい!
学ぶってこんなに楽しい事なんだ!
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