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魔力が増えたらどうなるか。
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夜中のうちに街に出て、朝まで狭い路地で待ったあと、初めての街を探索する。
外に出て街を探索するだけで楽しい。
家出して良かった。
だんだんと人の往来が増してきたなあ。
あ、宝くじ屋発見。
ギルドが運営している宝くじ屋だから信用できそうだ。
その場で換金出来る宝くじは1枚銅貨3枚か…
よし!
ここはあの、胡散臭い神様を信じて1枚買ってみよう。
受付の優しそうなお姉さんに声をかける。
「1枚下さい。」
「はいはい。じゃあこれ引いて、出た数が今日のこの数字と全部並びまで一致してたら金貨2000枚ね。順番関係なく半分一致してたら金貨20枚、下二桁一致してたら銀貨2枚だからね。」
「はい。」
どうやら店に掲げられてる10桁の数字と全部ピッタリ当たると大金が貰えるらしい。
沢山の紙が入った大きい箱から、ガサガサと選ぶ。
一つの紙を選んで、お姉さんに渡す。
そして、お姉さんが数字を確認した。
神様頼む。
どうかどうか。
これハズレてたら俺また死ぬかも!
確認していたお姉さんが目を見開いた。
「嘘だろ!この店で初めて出たよ!あんた!大当たりだよ!!」
「…へ?」
「だから!大当たり!しっかりしな!」
うそ。神様マジありがとう。
胡散臭いとか思ってごめん。
金貨2000枚…大金過ぎて足が震えた。
さすがに金貨2000枚は持ち歩けないため、お金の代わりになる金貨2000枚分がチャージされたカードをくれた。
このカードがあれば何処でも現金と同じように買い物が出来るらしい。
ギルドに行けば、現金もおろせるそうだ。
なんてことだ。
お金が手に入った。
これはもしかすると本当に魔力が増えているのかもしれない。
街を歩きながら太陽を浴びたため、魔力か増えたか確かめたみよう。
目立たないように路地の暗がりで確認する。
「ステータス」
目の前に表示された画面。
魔力保有者は生まれたときから備わっていて、みんな表示される。
「うそ…5しか無かったのに。」
画面には1000と表示されていた。
1000といえば、それなりの下級魔術師にはなれる数値だ。
「は、はは…これは、本当に家出成功だ。やったあ…。」
泣けてくる。
「どうしたんだ?大丈夫か?」
路地で泣いていたら声をかけられた。
どうやら腰の刀を見る限り騎手か冒険者かな。
年は40ぐらいだろうか?
清潔感のある人の良さそうな風貌だ。
「あ、大丈夫です。ちょっと人混みに酔っただけだから。」
「それは大変だな。…そうだ、俺の部屋にこいよ。果物水ぐらい出してやる。」
「え、あ、うん。ありがとう。」
果物水って甘い飲み物だったかな…
水しか飲んだ事の無い僕は、飲み物に引かれて着いていくことにした。
なんかデジャブ…
部屋に行ったら果実水どころか、すぐベッドに押し倒された。
こんな柔らかいベッドに寝たの初めてだなぁ…ってそんな事考えてる場合じゃなかった。
「ごめんな、いつもはこんな事しないんだけどな。なんか凄い、いいよ、お前。」
「はあ…えっと、退いてくれますか?」
「嫌だ。」
「えーっと…うわぁっ」
首筋を舐められた。
「ちょっ、ちょっと待って。とりあえず貴方の身元だけでも知りたいんですけど!」
「この街のギルド長だ。」
「ひゃっ……」
ギルド長!?
また首筋を舐められた。
自然に服を脱がすのは止めて欲しい。
あっという間に、すっぽんぽんだ。
「そんな偉い人がなんでっ…」
「何でだろうなぁ、どうしてもお前の事を放せない。甘い匂いがしたんだよ。」
乳首を指で捏ねられる。
「んっ…ちょっ…やだぁ…」
「後でいくらでも罵って殴っていいから。果実水も沢山やるから。何でも言うこと聞く。一回だけだ。酷い事はしない、駄目か?」
偉い大人が懇願してる。
きゅーんと鳴いている犬のようだ。
…ああ、もう…俺の馬鹿…
こくんと頷いた。
外に出て街を探索するだけで楽しい。
家出して良かった。
だんだんと人の往来が増してきたなあ。
あ、宝くじ屋発見。
ギルドが運営している宝くじ屋だから信用できそうだ。
その場で換金出来る宝くじは1枚銅貨3枚か…
よし!
ここはあの、胡散臭い神様を信じて1枚買ってみよう。
受付の優しそうなお姉さんに声をかける。
「1枚下さい。」
「はいはい。じゃあこれ引いて、出た数が今日のこの数字と全部並びまで一致してたら金貨2000枚ね。順番関係なく半分一致してたら金貨20枚、下二桁一致してたら銀貨2枚だからね。」
「はい。」
どうやら店に掲げられてる10桁の数字と全部ピッタリ当たると大金が貰えるらしい。
沢山の紙が入った大きい箱から、ガサガサと選ぶ。
一つの紙を選んで、お姉さんに渡す。
そして、お姉さんが数字を確認した。
神様頼む。
どうかどうか。
これハズレてたら俺また死ぬかも!
確認していたお姉さんが目を見開いた。
「嘘だろ!この店で初めて出たよ!あんた!大当たりだよ!!」
「…へ?」
「だから!大当たり!しっかりしな!」
うそ。神様マジありがとう。
胡散臭いとか思ってごめん。
金貨2000枚…大金過ぎて足が震えた。
さすがに金貨2000枚は持ち歩けないため、お金の代わりになる金貨2000枚分がチャージされたカードをくれた。
このカードがあれば何処でも現金と同じように買い物が出来るらしい。
ギルドに行けば、現金もおろせるそうだ。
なんてことだ。
お金が手に入った。
これはもしかすると本当に魔力が増えているのかもしれない。
街を歩きながら太陽を浴びたため、魔力か増えたか確かめたみよう。
目立たないように路地の暗がりで確認する。
「ステータス」
目の前に表示された画面。
魔力保有者は生まれたときから備わっていて、みんな表示される。
「うそ…5しか無かったのに。」
画面には1000と表示されていた。
1000といえば、それなりの下級魔術師にはなれる数値だ。
「は、はは…これは、本当に家出成功だ。やったあ…。」
泣けてくる。
「どうしたんだ?大丈夫か?」
路地で泣いていたら声をかけられた。
どうやら腰の刀を見る限り騎手か冒険者かな。
年は40ぐらいだろうか?
清潔感のある人の良さそうな風貌だ。
「あ、大丈夫です。ちょっと人混みに酔っただけだから。」
「それは大変だな。…そうだ、俺の部屋にこいよ。果物水ぐらい出してやる。」
「え、あ、うん。ありがとう。」
果物水って甘い飲み物だったかな…
水しか飲んだ事の無い僕は、飲み物に引かれて着いていくことにした。
なんかデジャブ…
部屋に行ったら果実水どころか、すぐベッドに押し倒された。
こんな柔らかいベッドに寝たの初めてだなぁ…ってそんな事考えてる場合じゃなかった。
「ごめんな、いつもはこんな事しないんだけどな。なんか凄い、いいよ、お前。」
「はあ…えっと、退いてくれますか?」
「嫌だ。」
「えーっと…うわぁっ」
首筋を舐められた。
「ちょっ、ちょっと待って。とりあえず貴方の身元だけでも知りたいんですけど!」
「この街のギルド長だ。」
「ひゃっ……」
ギルド長!?
また首筋を舐められた。
自然に服を脱がすのは止めて欲しい。
あっという間に、すっぽんぽんだ。
「そんな偉い人がなんでっ…」
「何でだろうなぁ、どうしてもお前の事を放せない。甘い匂いがしたんだよ。」
乳首を指で捏ねられる。
「んっ…ちょっ…やだぁ…」
「後でいくらでも罵って殴っていいから。果実水も沢山やるから。何でも言うこと聞く。一回だけだ。酷い事はしない、駄目か?」
偉い大人が懇願してる。
きゅーんと鳴いている犬のようだ。
…ああ、もう…俺の馬鹿…
こくんと頷いた。
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