【R18】アールグレイの昼下がり ー双子の姉・乙編ー

Silence

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赤梨 留奈

赤梨 留奈(あかなし るな)2

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──しばしの休憩時間。
他のメイド達もパラパラと休憩室に集まっている。

「今日もいい天気ですわねぇ。お花さんも喜んでいますわ♪」
「確かにいい天気だね」

同期で新人のおっとりとしたメイドの言葉に答えたのは、赤梨あかなし 留奈るなだった。

「今日は聖慈せいじ様とのお約束はありませんのぉ?」
「ああ、そう言えば…」

留奈るなは、今朝の聖慈の言葉を思い出す。


「留奈ぁ♪今日もいつもの時間に迎えに来てよね♪」
「はい、聖慈様♪昨日はだいぶお疲れのようでしたが、もう宜しいのですか?」
「うん♪」
「昨日は相当楽しかったのですね」
「うん♪とっても♪」
「それは良かったですね。
後で沢山お話を聞かせてください♪」
「うん!!」


聖慈せいじの楽しそうな笑顔が頭に浮かび思わずこちらも笑顔になった。

「何か良い事でもありましたの?」
「あ、ごめんごめん。聖慈様が今朝とても嬉しそうだったから♪」
「そう言えば昨日、乙様と動物園に行かれたのでしたわよねぇ。
乙様ってお優しいんですのねぇ」
「うん。弟思いの優しい方だったなぁ。
男の人に見える程の中々のイケメンだったしね」
「まぁ♪私もいつかお目にかかってみたいですわぁ♪」

休憩室のテーブルには、細やかなクッキーが置かれている。
留奈は一つ手に取るとクッキーを見つめた。

「このクッキー…どうしたの?」
「ああ、きのと様からの差し入れだそうですわよ」
「へぇ…」

何となく納得すると、パクッと口に放った。

「うん♪美味しい♪」
なみはどうされましたのぉ?」
「…そう言えば、窓拭きに行ったまま、まだ帰ってきてないなぁ」
「早くしないとクッキーなくなってしまいますわぁ」
「そうだよなぁ。あの子の事だから、またドジってバケツでもひっくり返してたりしてな♪」
「クスクス…ありえますわね♪」
「仕方ない。瀾の分、少し分けて取っておくか♪」
「ええ、そうですわね。」

休憩室には楽しそうな笑い声がクスクスと響いていた。
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