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赤梨 留奈

赤梨 留奈(あかなし るな)3

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「アッ!!アン///き、乙様ぁ…//」

ゲストルームには、甘くなみの声が響いていた。
白い足の片方には乙女の華を覆っていた物が足首まで落ちてとどまっている。
瀾はスカートの裾を両手で持ち、壁に寄り掛り立っているのがやっとなくらい膝を震わせている。

きのとの唇は瀾の華の蜜を吸い上げ、その近くの突起へと舌をのばす。

「アア!!だ・ダメ…アン!・・です///そんな所…あはぁ//」

思わず片手が乙の頭にのびる。
体に電気が走るような快感が瀾を襲う。
なみの耳には快感に鳴く自分の声と普段聞き慣れない熱を誘う音に、次第に足から蜜が伝い、立っていることすらままならなくなる。
乙の舌が離れると瀾の蕾から流れた蜜が糸を引く。

「あ・あぁ…//」

その光景に恥ずかしさときのとの妖艶なまなざしに顔を真っ赤に染め、カクンと乙の膝元へ腰が落ちる。

「この程度で腰を落とすなんて。ちゃんと立っていなきゃダメだろう?」
「ハァハァ…アン…///」

瞳の妖艶さは変わらないものの、言葉のわりには優しく瀾を受けとめた。

「…まだ、足りないよな?」
「……///」
「黙ってたら分からない♪」
「…ださい…」
「ん?」
「もっと…して…ください…///」
「フッ…瀾…可愛いよ…」



── そろそろ休憩も終わりの時間が近づく。

「瀾ぃ。結局、戻ってきませんでしたわねぇ…」
「ああ、どうしたのかなぁ?」
「クッキーはお昼過ぎですわね」
「そうだなぁ」
「私もそろそろ仕事に戻りますわ。
留奈はどうされますのぉ?」
「ああ、アタシも聖慈せいじ様の所に行く時間だ」
「それでは、またお昼に♪」
「ああ」

メイド達はそれぞれ持ち場に戻る為、休憩室を後にした。


―― そんな頃、なみはといえば…

「ああ!!も、もう…乙…様ァ//」
「我慢出来ないのか?」
「はぃ…///」
「口だけでこんなに濡らして…」
「ハァハァ…ああん///ダ・ダメ…アア//
乙様…私…あ・アア・はぁあ///」

ビクビクと体を痙攣させ絶頂へ…
二人の唇が重なる。

「瀾…大丈夫か?」
「う…ん…ハァハァ…乙様…意地悪//」
「いや、あまりに可愛い声で鳴くからつい…。」
「…ハァハァ…ハァハァ///」
「フゥ…仕事中はやっぱりマズイかもな…」
「…え…」

…〕
そんな風に言われるような気がして、瀾の胸がざわめいた。

「あ…あの…きのと様、私!!」
「今度は仕事が終ってから、俺の部屋でじっくり堪能したいよな。
勿論、瀾が迷惑じゃなきゃの話だけど?」

その言葉に思わず、瀾は目を潤ませて無言で乙に抱きついた。
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