異世界で家族と新たな生活?!〜ドラゴンの無敵執事も加わり、ニューライフを楽しみます〜

藤*鳳

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第五章〜私達兄妹は冒険者になります〜

5-59 過保護な保護者対...?!

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 あっという間に話し合いの内容は私とお兄ちゃん達が国中を旅する流れに変わっていった。

 私とお兄ちゃん。そしてパーティーメンバーは少しテンションが上がってきて、どうやって旅をしようかなんて小声で話しだす。

 冒険者になってこの方数ヶ月?ほとんど中央の街中心での冒険者依頼しかさせてもらえなかったのだ。

 初めてこの間南側の街へと行けたぐらいで、本当にほとんど中央の街がメイン。

 それが嫌だと言うわけではないが、の冒険者達は色んな所にいって色んな依頼をこなしている話を聞いていて羨ましくもあった。

 しかし、自分達がこの街から出れないのは冒険者として未熟だと自覚があったから反発もあえてしなかった。
 多少の不満は感じていても我慢していた。

 だがこうして保護者達が私達が国中を冒険してもいい感じに話をしていると言うことは??と期待してもおかしくない展開だろう。

 が...。
 次の言葉から少し流れがいつもの展開になっていっているのに気付いた。

「じゃー東側の街へ行く時はワシとロドムカとで行くか?」

「おっ!いいのぁー!久しぶりに会いたい奴もいるからなぁ。」

 ....えっ??どういう...ことなんだろう???私とお兄ちゃんが首を傾げていると...また次の言葉が。

「なら北側の街へ行く時は俺とモッケロンとで行くか?」

「ええでっせ。できたら雪が降る前の方がええですわ。ワテ寒いの苦手なんですわ。」

 ...あれれれ???うーーん。待ってよ??どういうことかな???えーっと...。
 私とお兄ちゃんだけでなく、アサくん達も首を傾げだす。

 しかし、そんな私達の反応なんて気にせず保護者達の話は進んでいく。

「なら西側は私と...またフレアで行きますか?」

『何を言ってるんですか?私は全てについて行きますよ?あたりまえでしょう?逆に他の方は入りませんよ。私だけでじゅうぶんです!!』

はいキタコレー!!....やっぱり....。やっぱりそういうことですかぁーー!!!私達はこの発言で一気にテンションを落とした。

が、逆に保護者達のボルテージは上がっていく。

「はっ!何言ってんだ!ずるいぞ!」

「そうだ!お前ばっかり毎回ついて行くなんて不公平だ!」

「そうだぞ!」

「ワテらも一緒に全部いきたいですわ!」

「そうよ!あんたが全部ついて行くなら私らも同じ条件よ!」

なんといつメンメンバーが付き添いの件で揉めだしたのだった。

ていうか...まだ保護者の引率が必要なんですか???私達。
それは私だけでなくお兄ちゃんも同じ意見の様だった。

いや、パーティーメンバー全員が同じ気持ちになっていたのはいうまでもなかった。

保護者達の話を聞いている顔がパーティーメンバー全員が私と同じ表情をしていたからだ。

「リン..。」

「お兄ちゃん..。」

「「諦めないといけないね...。」」

いつになったらパーティーメンバーだけで冒険に行ける日がくるのだろうか...。
いや...へたしたら...一生保護者同伴の冒険となるのかな...。

私とお兄ちゃん達は心の中でつぶやいていたはずが声に出ていたようで

「いや...それはないだろう...。あって...ほしくない...。」

「保護者同伴って...冒険者として恥ずいぞ。」

「そうですね...。」

「私もそれは思います...。」

パーティーメンバーも同感のようで似たり寄ったりの言葉を呟いていた。

「この状況で来るなっていって...勝てる?」

私の言葉に誰も勝てるとは言ってくれない。そうだろう...この保護者メンバーに勝てる人なんていないよ...。

私達は静かに...本当に静かにこの状況が落ち着くの見守ったのだが...全く話が終わる気配がなかった。

それどころか段々と話が白熱するのは...なぜ???

いつメンの話し合いになぜか先程まで低姿勢だった同盟国の王様達も自分達も同行したいと乱入し出したのだ。

私達はどうしたらいいのか分からずこの現状から現実逃避したくなった。

そんな状況を救ってくれる人は現れるのだろうか...。

否...。いない...。...そう諦めた時だった。

「ちょっ!待ちなさい!!」

「そうですよ!!」

ずっと黙っていた両親が急に大声出して立ち上がったのだ。

その声にさっきまで騒いでた保護者達は一気に静かになった。

両親は腕を組んで皆に睨みをきかせ

「いい?この子達はちゃんと冒険者として活動しているのよ?」

「冒険者の中には保護者同伴で冒険をする人達がいるのですか?」

両親の言葉に皆が気まずそうに目を逸らす。もしかしたらこのままいくと...。 一筋の光明が見え出した。

「子供達の事を気にして色々してくれるのはありがたいですわ。でも、ずっとねんねちゃんじゃないのよ?」

「リンもアキラも日々成長してますよ。もうそろそろこの子達だけでせめてこの国ぐらい冒険させていただけませんか?」

「この国ならこの子達に何があっても直ぐに駆けつける事ができる上に、裏でもどうせ手を回せるのでしょう?」

「ならせめてこの国だけでもこの子達だけで自由に冒険させてあげて下さい。
それもこの子達の今後の成長を促すために必要な事だと思うんです。
 もちろんこの子達だけで冒険させるのは不安ですよ。親ですから...。でも、信じてあげるのも親だと思うんです。」

「このままだとこの子達は自分達で戦ったり、身を守る術を学ばす成長してしまう方が私達は怖いんです。
 頼るべき人がいない状況で自分達の力で乗り切る事を学んで欲しいの。
でないと常に誰かに助けてもらえると思って無茶をしては困るのよ。そうでなくてもうちの子達は無茶をする子ばかりだから...。」

両親は一気にそう言って私とお兄ちゃんをチラッと見るので私とお兄ちゃんはそーっと視線をそらす。

両親はそんな私達の反応を見て溜息をハァーと吐いてまた話しだす。

「もちろん皆さんが保護者として常についてくれる事ほど離れて過ごす私達にとって安心することはないわ。
 でも、この子達の事を考えると皆さんもいい加減子離れしないと駄目よ!」

トドメの一言をお母さんに言われた保護者の皆さん。

両親の言葉に何か言いたそうにするも正論を言っているため中々反論ができないでいた。

これはもしかしたらもしかするかも...?!そんな希望が持てる瞬間が来たのだ。

両親の意外な発言により私達は過保護な保護者抜きで初めて冒険ができる日が来そうにな気配が...。

私とお兄ちゃんの実の両親である二人の意見に対して今の所効力ありそうな反撃の言葉は出ていなかった。

このままいけば...もしかしたら...。それは私達兄妹だけではなく、パーティーメンバー全員の期待もかかっている。

私達はただ静かに保護者達のやりとりを見守ることに徹する。

「ドラしゃんやムキじぃーちゃん。その他の皆さんが私達やリンやアキラをすごく大事にしてくれているのは十分理解しています。
 正直、私達もこの世界全てを知っているわけではないのでこの子達だけで冒険に出すのはかなり不安です。」

「しかし...この世界でこの先もずっと生活をすると決めた以上はある程度の事は腹を括っていかないと駄目だと思っています。」

「私達が以前いた世界も百パーセント安全とは言えない世界です。
 恥ずかしい話、子供が親を殺したり、親が子供を殺したり、意味もなく周囲の人を無差別に殺したりと言う事も実際にある世界でいましたから...。」

両親の話をいつになく真剣に聞く保護者一同。

私達もそれにつられるかのように両親の話を聞き入っていた。

「しかし、この世界の様に魔法が使えるわけでもなく、ドラゴンがいるわけでもなく、魔物がいるわけでもないので比較的安全と言えば...安全な世界なのかもしれません。」

「でも...きっとどんな世界にいても親は子供を心配する生き物なんだなぁーと私達は思ったんです。
 どんな安全な世界だと言われても不安は不安でしかないですからね。」

「だからと言って子供達の未来の可能性を摘み取ってしまうのは話が違うと思うんです。
 子供って...私達もそうだったんですが、親に色んな心配をかけながら、色んなことを経験して、失敗して、傷ついて、泣いて、笑って、怒って、学習して、チャレンジして、成功して...経験を積んで大人になっていくんですよね。」

お父さんの言葉にお母さんはうんうんと頷く。

そして、他の保護者達も何かを思い出しながら話を聞いているのだろう、同じように相槌をうっていた。

ときおり、"あーわかる""そういやそうだったなぁー"など呟いているしね。

「リンやアキラはこれからもっと色んな人に出会って色んな事を体験して、学んで成長して欲しいんです。
 どのように成長するかは...わかりませんが、子供って親が思うようには成長しないものですからね...。」

「でも、この子達なら親の期待以上に素晴らしい大人に成長してくれると思うんです。
 だって、これだけの保護者が側に居てくれるんですから。」

両親は笑顔で私達と保護者一同を見つめていた。

「ですから今後の冒険はこの子達だけでやらして欲しいんです。
 もちろん内容によっては皆さんに付き添ってもらった方が良いものがあるとは思います。」

「その時はこの子達から直接皆さんにお願いしに行くと思うのでそれまでは暖かく見守って欲しいです。」

「「お願いします。」」

両親はそう言うと皆に向かって頭を下げた。
それを見て私達も両親の側に行き一緒に頭を下げる。

「私からもお願いします。」

「僕からもお願いします。」

保護者達からはどよめきが起きたが、私達は頭を下げたまま動かなかった。

すると...。

『はぁー。そこまで言われてしまっては仕方がないですね...。わかりました。この国内での冒険者活動に関しては子供達だけでの行動を許可します。
 でも、他国へ行く時は必ず誰か保護者同伴でお願いします。同盟国と言えど他国です。何があるかは本当にわかりません。
 この国内でのことに関しては何かあれば我々が全力で捻り潰しますのでご安心下さい。』

1番の難関であるはずのドラしゃんがそう言って声をかけてくれたのだ。

これには会議室にいた全員が驚いた。

話の内容の後半部分は少し不安があるが...保護者の中でも一番最後までごねりそうな人物が一番最初に許可してをしたい事により、他の保護者達は逆にごれる事ができなくなりドラしゃんに続く形で賛同してくれた。

「お前さんがそう言うなら私達は文句はないよ。確かに、この国内でのことに関しては私達が全力で捻り潰してあげるから安心しな。」

「そうだな。しかし、俺たちがいないからって無茶はするなよ。特にリン。お前は直ぐ無茶をしでかすからな。」

「そうですね。ダンジョンを作ってみたり、泉を作ってみたり...今までも色々やらかしてますからね...。」

「確かに親は子供がいくつになろうと不安は不安だからな...。そう言われてしまったらな...。」

「ワテらはおとなしゅうにしてリンちゃんらの帰りを待ってますわ。でも、困った事があればいつでも連絡くださいよ。必ず直ぐに助けに行きますさかい。」

「ああ。例えどこにいてもすっ飛んでいくからな。」

私達は皆の言葉を聞いてゆっくりと顔を上げる。そこにはやれやれといった表情の保護者達が。

すると...。

『父上!皆さん!ちゃんと私達が今の言葉聞きましたからね!後から言ってないとは言わせませんわよ!』

なんと、いきなりドラしゃんの娘が現れて啖呵をきる。

突然現れた娘にドラしゃんは苦虫を噛んだような表情をして煙たげに...

『失礼な子ですね。そんな事言いませんよ。...(きっと)...。』

最後の言葉は小さくて聞き取れなかったのだけど...そう呟くドラしゃん。

『父上は本当ーーーーーーに、昔から過保護なんですから!!私が幼馴染の雄のドラゴンと少し話をしただけで怒り出すぐらいだったんですからね...ほんと呆れちゃうわ!』

娘の発言にそんな事はないと慌てて物申すが娘は平然と言い返していた。

このやり取りを見ながら私とお兄ちゃんはなぜかホッとした。

ドラしゃんの過保護な部分は私達だからでない事がわかったからだ。









 リン:
 やったー!!
 保護者なしの冒険にでれるよ!

 アキラ:
 やったね!リン!

 リン:
 この国内だけでもありがたいよね!

 アキラ:
 うん。
 明日からが楽しみだね!









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