21 / 219
第一章 運命のはじまりと新たな出会い
1-19 ある日のドラしゃん日常(3)
しおりを挟む
ラストにもう一つどうぞ!
~ドラしゃん編 ③~
時間ギリギリまで2人で作業し何とか子供達の部屋を完成させた。
時々多少のトラブルあったが気にしない。
(羽根を根こそぎむしろうとしたら奴が途中で逃げたんだよな。時間がないってぇーのに!)
子供部屋の最終仕上げをしていたら奴が声をかけてきました。
『終わった?こっちは終わったよ』
奴は途中から逃げ他の部屋の改装に向かっていたのです。
子供部屋の扉をつけて全ての改装が終わりました。
この階から降りようとした時です。
ふと目の前の壁に見覚えのある"扉"が出てきたのです。
『おい!なんであの"扉"が?あれは...昔に消えたやつでは?』
私が奴に確認すると奴も驚いていました。
どうやらあの"扉"に関しては奴も知らなかった様です。
すると"扉"の前に無数の気配が。
その中には遠い昔に自分がなくした気配も混じっていたような...。あまりに弱いためはっきりと探ることができませんでした。
しばらく様子を伺っていると気配の中から声が。
【ここにあの子が来る。あの子は私達の希望。そして命。時が来るまで私達は彼女の側で眠る。あとは頼むぞ。】
そう一方的に言葉を言うと気配と"扉"は音もなく消えいきました。
私と奴はお互いの顔を見合わせるしかありませんでした。
『あの"扉"については私が調べる。多分...アレだとは思うけど...。
はっきり分かるまでは一家には内緒だ。
分かりしだい君に連絡する。
あっ!!それよりもう時間だよ!
あの一家は君の寝ぐらの近くにある"精霊の泉"の前に連れて行くね!後は頼んだよ。』
そう一方的に言うと奴も消えて行きました。
この家中に自分1人に。
ここに居ても不自然なので一度自分の寝ぐらに戻る事にしました。
ここを去る前にもう一度先程まで"扉"があった場所を見つめたが...やはりそこには壁しかなかったのです。
『あの気配は...まさか...。』
思いあたる節があるが今はそれどころではないのでその場を後にしました。
奴と分かれて寝ぐらに戻ぬた瞬間です。
感じ慣れない魔力が直ぐ近くからしました。
もしかしたらと思い、魔力を感じる方に気配を消しながら行くと奴が言った通りに"精霊の泉"の前にあの映像の一家の姿が。
(なんだ!あの人間共。なんて桁外れの魔力とスキルなんだ?あのヤロウ!何を考えてるんだ!やっぱり裏がありやがったか。)
たまたま覗いた彼らのステータス。
それは私が今まで見知っている異世界人達とは桁違いのものだったのです。
相手方がどのような反応を示すか分かりませんので、しばらく気配を隠して様子を伺うことにしました。
湖に突然連れて来られた両親と思しき大人の側にあの子供達の姿が見えたのですが...その姿は映像以上に素敵。
(確か...3歳と5歳とか言ってたような。)
目の前に映る彼女達は映像で見るより更に幼いものに感じました。
そして、彼女から感じる気配はどこか懐かしいモノが。
しばらく、一家の様子を見入っているとなぜか幼い彼女と目が合ったのです。
こちらの気配は完全に消していたはずなのに...。
(まずい!)
そう思いましたが...時はどうやら遅かったみたいです。
すでに私は彼女の視線から自力では目が離せなくなっていましたから。
イヤ...離したくなかったのが正解ですかね。
(これは、やられたなぁ~。)
この時私は彼女に"運命"と言うモノを感じるしかありませんでした。
そして私は彼女の目に吸い込まれる様にして一家の前に出向きました。
この出会いをきっかけに自分の人生が大きく変わる事などその時は思いもしなかったのですけど...今思えばそれも悪くはありません?
いや...予感は感じていたと思います。
しかし感じないフリをしたのかもしれませんね。
あの目には到底この私ですら逆らえなかったのですから。
とても綺麗で澄み切ったあの瞳からは...。
~おまけ~
因みに皆様に言っておきます。
私はあの出会いを後悔した事はございません。
奴の策略にハマった感がムカつきますが、あの出会いで帳消しに一応しておきます。
ですので今後とも私達を見守って頂けると幸いです。
またお会いしましょう。
なんとか、書けました(´∀`*)
コレを読んだあと、また、一章を読み直すのもオツかと思います^o^
また、第二章でお会いしましょう^o^
~ドラしゃん編 ③~
時間ギリギリまで2人で作業し何とか子供達の部屋を完成させた。
時々多少のトラブルあったが気にしない。
(羽根を根こそぎむしろうとしたら奴が途中で逃げたんだよな。時間がないってぇーのに!)
子供部屋の最終仕上げをしていたら奴が声をかけてきました。
『終わった?こっちは終わったよ』
奴は途中から逃げ他の部屋の改装に向かっていたのです。
子供部屋の扉をつけて全ての改装が終わりました。
この階から降りようとした時です。
ふと目の前の壁に見覚えのある"扉"が出てきたのです。
『おい!なんであの"扉"が?あれは...昔に消えたやつでは?』
私が奴に確認すると奴も驚いていました。
どうやらあの"扉"に関しては奴も知らなかった様です。
すると"扉"の前に無数の気配が。
その中には遠い昔に自分がなくした気配も混じっていたような...。あまりに弱いためはっきりと探ることができませんでした。
しばらく様子を伺っていると気配の中から声が。
【ここにあの子が来る。あの子は私達の希望。そして命。時が来るまで私達は彼女の側で眠る。あとは頼むぞ。】
そう一方的に言葉を言うと気配と"扉"は音もなく消えいきました。
私と奴はお互いの顔を見合わせるしかありませんでした。
『あの"扉"については私が調べる。多分...アレだとは思うけど...。
はっきり分かるまでは一家には内緒だ。
分かりしだい君に連絡する。
あっ!!それよりもう時間だよ!
あの一家は君の寝ぐらの近くにある"精霊の泉"の前に連れて行くね!後は頼んだよ。』
そう一方的に言うと奴も消えて行きました。
この家中に自分1人に。
ここに居ても不自然なので一度自分の寝ぐらに戻る事にしました。
ここを去る前にもう一度先程まで"扉"があった場所を見つめたが...やはりそこには壁しかなかったのです。
『あの気配は...まさか...。』
思いあたる節があるが今はそれどころではないのでその場を後にしました。
奴と分かれて寝ぐらに戻ぬた瞬間です。
感じ慣れない魔力が直ぐ近くからしました。
もしかしたらと思い、魔力を感じる方に気配を消しながら行くと奴が言った通りに"精霊の泉"の前にあの映像の一家の姿が。
(なんだ!あの人間共。なんて桁外れの魔力とスキルなんだ?あのヤロウ!何を考えてるんだ!やっぱり裏がありやがったか。)
たまたま覗いた彼らのステータス。
それは私が今まで見知っている異世界人達とは桁違いのものだったのです。
相手方がどのような反応を示すか分かりませんので、しばらく気配を隠して様子を伺うことにしました。
湖に突然連れて来られた両親と思しき大人の側にあの子供達の姿が見えたのですが...その姿は映像以上に素敵。
(確か...3歳と5歳とか言ってたような。)
目の前に映る彼女達は映像で見るより更に幼いものに感じました。
そして、彼女から感じる気配はどこか懐かしいモノが。
しばらく、一家の様子を見入っているとなぜか幼い彼女と目が合ったのです。
こちらの気配は完全に消していたはずなのに...。
(まずい!)
そう思いましたが...時はどうやら遅かったみたいです。
すでに私は彼女の視線から自力では目が離せなくなっていましたから。
イヤ...離したくなかったのが正解ですかね。
(これは、やられたなぁ~。)
この時私は彼女に"運命"と言うモノを感じるしかありませんでした。
そして私は彼女の目に吸い込まれる様にして一家の前に出向きました。
この出会いをきっかけに自分の人生が大きく変わる事などその時は思いもしなかったのですけど...今思えばそれも悪くはありません?
いや...予感は感じていたと思います。
しかし感じないフリをしたのかもしれませんね。
あの目には到底この私ですら逆らえなかったのですから。
とても綺麗で澄み切ったあの瞳からは...。
~おまけ~
因みに皆様に言っておきます。
私はあの出会いを後悔した事はございません。
奴の策略にハマった感がムカつきますが、あの出会いで帳消しに一応しておきます。
ですので今後とも私達を見守って頂けると幸いです。
またお会いしましょう。
なんとか、書けました(´∀`*)
コレを読んだあと、また、一章を読み直すのもオツかと思います^o^
また、第二章でお会いしましょう^o^
31
お気に入りに追加
502
あなたにおすすめの小説
死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります
穂村満月
ファンタジー
おやすみ〜と、就寝しただけなのに、起きたら異世界で別人になっていた。異世界転生したのか、異世界転移したのか、もとの自分はどうなってしまったのか、まったくわからない。
考えてもわからないものは、どうにもならないので、とりあえず何か仕事を見つけて生活しよう!
ダメ人間製造機美女男や、意地悪な世話焼き男、美女に怯える宿屋の息子、その他村人たちの生温い励ましの中で頑張ります。
R15は、設定と世界観がちょっとひどいので付けました。時々シリアス風味ですが、基本はギャグです。多分。
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しています。
追放されたテイマー半年後に従魔が最強になったのでまた冒険する
Miiya
ファンタジー
「テイマーって面白そうだったから入れてたけど使えんから出ていって。」と言われ1ヶ月間いたパーティーを追放されてしまったトーマ=タグス。仕方なく田舎にある実家に戻りそこで農作業と副業をしてなんとか稼いでいた。そんな暮らしも半年が経った後、たまたま飼っていたスライムと小鳥が最強になりもう一度冒険をすることにした。そしてテイマーとして覚醒した彼と追放したパーティーが出会い彼の本当の実力を知ることになる。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
収納持ちのコレクターは、仲間と幸せに暮らしたい。~スキルがなくて追放された自称「か弱い女の子」の元辺境伯令嬢。実は無自覚チートで世界最強⁉~
SHEILA
ファンタジー
生まれた時から、両親に嫌われていた。
物心ついた時には、毎日両親から暴力を受けていた。
4年後に生まれた妹は、生まれた時から、両親に可愛がられた。
そして、物心ついた妹からも、虐めや暴力を受けるようになった。
現代日本では考えられないような環境で育った私は、ある日妹に殺され、<選択の間>に呼ばれた。
異世界の創造神に、地球の輪廻の輪に戻るか異世界に転生するかを選べると言われ、迷わず転生することを選んだ。
けれど、転生先でも両親に愛されることはなくて……
お読みいただきありがとうございます。
のんびり不定期更新です。
僕の従魔は恐ろしく強いようです。
緋沙下
ファンタジー
僕は生まれつき体が弱かった。物心ついた頃から僕の世界は病院の中の一室だった。
僕は治ることなく亡くなってしまった。
心配だったのは、いつも明るく無理をして笑うお母さん達の事だった。
そんな僕に、弟と妹を授ける代わりに別の世界に行って見ないか?という提案がもたらされた。
そこで勇者になるわけでもなく、強いステータスも持たない僕が出会った従魔の女の子
処女作なのでご迷惑かける場面が多数存在するかもしれません。気になる点はご報告いただければ幸いです。
---------------------------------------------------------------------------------------
プロローグと小説の内容を一部変更いたしました。
【完結】魔法は使えるけど、話が違うんじゃね!?
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
「話が違う!!」
思わず叫んだオレはがくりと膝をついた。頭を抱えて呻く姿に、周囲はドン引きだ。
「確かに! 確かに『魔法』は使える。でもオレが望んだのと全っ然! 違うじゃないか!!」
全力で世界を否定する異世界人に、誰も口を挟めなかった。
異世界転移―――魔法が使え、皇帝や貴族、魔物、獣人もいる中世ヨーロッパ風の世界。簡易説明とカミサマ曰くのチート能力『魔法』『転生先基準の美形』を授かったオレの新たな人生が始まる!
と思ったが、違う! 説明と違う!!! オレが知ってるファンタジーな世界じゃない!?
放り込まれた戦場を絶叫しながら駆け抜けること数十回。
あれ? この話は詐欺じゃないのか? 絶対にオレ、騙されたよな?
これは、間違った意味で想像を超える『ファンタジーな魔法世界』を生き抜く青年の成長物語―――ではなく、苦労しながら足掻く青年の哀れな戦場記録である。
【注意事項】BLっぽい表現が一部ありますが、BLではありません
(ネタバレになるので詳細は伏せます)
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
2019年7月 ※エブリスタ「特集 最強無敵の主人公~どんな逆境もイージーモード!~」掲載
2020年6月 ※ノベルアップ+ 第2回小説大賞「異世界ファンタジー」二次選考通過作品(24作品)
2021年5月 ※ノベルバ 第1回ノベルバノベル登竜門コンテスト、最終選考掲載作品
2021年9月 9/26完結、エブリスタ、ファンタジー4位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる