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第一章
1-14 回復魔法はなんの魔法?
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お父さんから長老とのお披露目について話が出てから数日後の事だ。
その日お父さんは、出かけてくると言って朝早くから住処から出かけて行ったのだった。
お父さんが留守のため遠出もできず、私達兄弟はお母さんと住処でのんびり過ごす事にした。
兄2人は、巣の周りを競いながら飛んでいた。
弟は、未だお母さんのお腹の側で寝ていた。
私はお母さんに新しい魔法を教えてもらうことにした。
浮遊魔法を習ってから、私はお母さんから色んな魔法を教わった。
炎を使った攻撃魔法に防御魔法。
風を使った攻撃魔法に防御魔法。
土を使った攻撃魔法に防御魔法。
水を使った攻撃魔法に防御魔法。
氷を使った攻撃魔法に防御魔法。
雷を使った攻撃魔法に防御魔法。
浮遊魔法の応用魔法。
空間収納魔法に、転移魔法もだ。
一度教えた事をすんなり習得していく私に、お母さんは次々と教えて行ったのだった。
お母さんが言うには、お母さんが産み育てた兄弟の中で、私は唯一魔法才能が高く、センスがあると褒めてくれたのだった。
お母さんが喜んでくれるので、私は次々と覚えていった。
もちろんだが、お父さんには内緒だ。
今日は何の魔法を教えてくれるのか楽しみだった。
"今日はね特別な魔法を教えてあげる。
これは、ドラゴン族の中でも滅多と使えるヒトは居ないわ。今の所知っている中では、私と私のお母さんだけね。
あなたは私に似ているし、覚えもいいから今回のも習得できると思うわ。"
そう言うと、お母さんは徐に自分の左手の甲を右手の爪で切り裂いた。
傷口からは血が出て痛そうだった。
するとお母さんは、その傷口に向かって魔法をかけた。
"ヒール"
すると、手の甲に出来た傷口は綺麗さっぱりきえたのだった。
今回お母さんが教えてくれるのは、お母さんが最も得意とする回復魔法だ。
お母さんは、私が理解できる様に説明してくれた。
"魔法を使うときは、痛いのが直りますように。悪いものがいなくなりますように。苦しいのがなくなりますようにって願いを込めながら使うのよ。
そうすれば、魔法が発動しやすいし効果も上がるのよ。"
そう言うとお母さんはまた、自分の手の甲に傷を作った。
そして、私の前に手を差し出した。
"さあ~やってごらんなさい。願いを込めて、"ヒール"って唱えるのよ。"
お母さんの手の前に行って、私は手を翳した。
そして、目を閉じて願った。
お母さんの傷が綺麗に治りますように。
お肌がすべすべになりますようにって。
そして...。
"ヒール"
私が呪文を唱え目を開けると、私の手から光が出て、お母さんの傷口へと降りていった。
するとその光は、お母さんの傷だけでなく、お母さんの全身を包んだのだった。
光はお母さんを包むと、お母さんの体の中に吸い込まれていったのだ。
私とお母さんは、目をパチクリさせた。
お母さんの手の甲の傷はもちろん消えたが、お母さんのお肌?鱗?もぴちぴちのモチモチに若返っていたのだった。
"えーーーーー!!"
私とお母さんは思わず叫んでしまった。
私とお母さんの声で、寝ていた弟は起きて、飛び回っていた兄達は巣へ戻って来たのだった。
そして、兄達がお母さんへ一言。
"へっ?誰?"
"美人"
兄達の言葉に、お母さんは急いで魔法を使って水鏡を出して自分を確認した。
すると、水鏡に写った自分はかなり若返ってしまったのだった。
まるで、結婚当初の頃ぐらいに...。
お母さんは水鏡で確認後、自分の足元でアワアワしている私を見て質問した。
"あなた、いったい何を願ったの?"
お母さんの質問に私は正直に答えた。
"お母さんの傷が綺麗に治りますように。
お肌がすべすべになりますようにって、願ったの。"
傷を治すだけでなく、私はお母さんを若返らせてしまったのだった。
その日お父さんは、出かけてくると言って朝早くから住処から出かけて行ったのだった。
お父さんが留守のため遠出もできず、私達兄弟はお母さんと住処でのんびり過ごす事にした。
兄2人は、巣の周りを競いながら飛んでいた。
弟は、未だお母さんのお腹の側で寝ていた。
私はお母さんに新しい魔法を教えてもらうことにした。
浮遊魔法を習ってから、私はお母さんから色んな魔法を教わった。
炎を使った攻撃魔法に防御魔法。
風を使った攻撃魔法に防御魔法。
土を使った攻撃魔法に防御魔法。
水を使った攻撃魔法に防御魔法。
氷を使った攻撃魔法に防御魔法。
雷を使った攻撃魔法に防御魔法。
浮遊魔法の応用魔法。
空間収納魔法に、転移魔法もだ。
一度教えた事をすんなり習得していく私に、お母さんは次々と教えて行ったのだった。
お母さんが言うには、お母さんが産み育てた兄弟の中で、私は唯一魔法才能が高く、センスがあると褒めてくれたのだった。
お母さんが喜んでくれるので、私は次々と覚えていった。
もちろんだが、お父さんには内緒だ。
今日は何の魔法を教えてくれるのか楽しみだった。
"今日はね特別な魔法を教えてあげる。
これは、ドラゴン族の中でも滅多と使えるヒトは居ないわ。今の所知っている中では、私と私のお母さんだけね。
あなたは私に似ているし、覚えもいいから今回のも習得できると思うわ。"
そう言うと、お母さんは徐に自分の左手の甲を右手の爪で切り裂いた。
傷口からは血が出て痛そうだった。
するとお母さんは、その傷口に向かって魔法をかけた。
"ヒール"
すると、手の甲に出来た傷口は綺麗さっぱりきえたのだった。
今回お母さんが教えてくれるのは、お母さんが最も得意とする回復魔法だ。
お母さんは、私が理解できる様に説明してくれた。
"魔法を使うときは、痛いのが直りますように。悪いものがいなくなりますように。苦しいのがなくなりますようにって願いを込めながら使うのよ。
そうすれば、魔法が発動しやすいし効果も上がるのよ。"
そう言うとお母さんはまた、自分の手の甲に傷を作った。
そして、私の前に手を差し出した。
"さあ~やってごらんなさい。願いを込めて、"ヒール"って唱えるのよ。"
お母さんの手の前に行って、私は手を翳した。
そして、目を閉じて願った。
お母さんの傷が綺麗に治りますように。
お肌がすべすべになりますようにって。
そして...。
"ヒール"
私が呪文を唱え目を開けると、私の手から光が出て、お母さんの傷口へと降りていった。
するとその光は、お母さんの傷だけでなく、お母さんの全身を包んだのだった。
光はお母さんを包むと、お母さんの体の中に吸い込まれていったのだ。
私とお母さんは、目をパチクリさせた。
お母さんの手の甲の傷はもちろん消えたが、お母さんのお肌?鱗?もぴちぴちのモチモチに若返っていたのだった。
"えーーーーー!!"
私とお母さんは思わず叫んでしまった。
私とお母さんの声で、寝ていた弟は起きて、飛び回っていた兄達は巣へ戻って来たのだった。
そして、兄達がお母さんへ一言。
"へっ?誰?"
"美人"
兄達の言葉に、お母さんは急いで魔法を使って水鏡を出して自分を確認した。
すると、水鏡に写った自分はかなり若返ってしまったのだった。
まるで、結婚当初の頃ぐらいに...。
お母さんは水鏡で確認後、自分の足元でアワアワしている私を見て質問した。
"あなた、いったい何を願ったの?"
お母さんの質問に私は正直に答えた。
"お母さんの傷が綺麗に治りますように。
お肌がすべすべになりますようにって、願ったの。"
傷を治すだけでなく、私はお母さんを若返らせてしまったのだった。
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