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第一章
1-15 お父さんの御怒りとお母さんの護り
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お母さんは、私の言葉を聞いて特に願った事には問題はないと感じた。
しかしだ。ふと今まで私に魔法を教えていた時の事を思い出していると、ある事に気づいた。
炎の魔法の時は、初級魔法が特級魔法級に。
風魔法も水魔法も、他の魔法もだ...。
魔法を次々と覚えてくれるので、自分も楽しくなりどんどん教えたが、もしかしたら...この子はとんでもない子なのかも...。
お母さんは、今まで所々で気付いてはいたが、"気のせい"で終わらせていた"事実"に直面していたのだ。
お母さんが眉間に皺を寄せたまま動かなくなったため、私達は不安になった。
どうしようかとウロウロしていたら、朝から留守にしていたお父さんが帰ってきた。
お父さんは巣の近くに来て、ある事に気付き首を傾げながらその場にとどまった。
〔???あれ?あそこは、私達の巣で、あそこにいるのは、私と愛する妻との子供達だ。
しかし、あそこにいるのは....???
あれ?見覚えはある...。
しかし、それは数百年も前のはずだ...。
でも、愛する妻を見間違えるはずはない...でも、あの姿は?〕
お父さんはずっと心の中で呟いていた。
目の前の光景をじっーーーと見ながら。
すると、お母さんが覚醒してお父さんの気配に気付いて、声をかけた。
"良かったわ!あなたお帰りなさい。"
お母さんは、そう言って微笑んだ。
その姿を見て、お父さんは驚いた。
"えっーーーーーー!!"
お父さんの声に、私達は驚いて兄弟で抱き合った。
"えっ??ハニー?かい?えっ?でも?えっ????"
お父さんの狼狽えた姿に、お母さんは段々イライラしだした。
"えっ?何?なんでそんな反応なの?私よ?分からないわけないわよね?
ずーーーーっと一緒に居たのに。
どう言う事なのかしら?"
段々ドスの効いた声でお父さんは、目の前のドラゴンが自分の愛する妻だと確信をもったのだった。
"ごめんよ!君があまりにも美しくなったから驚いただけだよ!"
お父さんは一生懸命お母さんに謝った。
するとお母さんは、お父さんの言葉で機嫌が治って笑顔になった。
そして、恐る恐るお母さんに何があったか確認した。
そこで、今まで内緒にしていた事を言う事にしたのだった。
お母さんは、私達をお父さんの被害にならない様に匿ってから、お父さんに話し出した。
お母さんの話を聞いて、オロオロしていたのが嘘のように、今度はお父さんがお怒りモードに入ったのだった。
"どう言う事だ...。全く知らないぞ、そんな話は..."
お父さんの声色や表情、纏うオーラが変わった為、お母さんは自分の周りに防護壁を張ったのだ。
私達を守る為に。
お父さんは、怒りが押されられず怒りのオーラ全開で、威圧が凄がった。
まさに龍王たる威厳あふれる威圧感だった。
お母さんが防護壁を張ってくれたおかげで私達は、その威圧感から護られていたが、どうやらお父さんの威圧は想像以上のようで、お母さんの張った防護壁に亀裂が入りだしたのだった。
お母さんはなんとかしようとしたが、私達を護っているため下手に動けなかったのだ。
このままでは、防護壁が...。
防護壁に大きな亀裂が入り、もう危ないっとお母さんが思った時だった。
私は先程お母さんから習った回復魔法を使ったのだ。
"まくさん治って、分厚く私達を守って。お父さんのぷんぷんどっか行って!
ムサイおじさんのお父さんじゃイヤ!
カッコいいお父さんに戻って!ヒール!"
私はそう言いながら、防護壁とお父さんに向かって回復魔法のヒールを使ったのだった。
しかしだ。ふと今まで私に魔法を教えていた時の事を思い出していると、ある事に気づいた。
炎の魔法の時は、初級魔法が特級魔法級に。
風魔法も水魔法も、他の魔法もだ...。
魔法を次々と覚えてくれるので、自分も楽しくなりどんどん教えたが、もしかしたら...この子はとんでもない子なのかも...。
お母さんは、今まで所々で気付いてはいたが、"気のせい"で終わらせていた"事実"に直面していたのだ。
お母さんが眉間に皺を寄せたまま動かなくなったため、私達は不安になった。
どうしようかとウロウロしていたら、朝から留守にしていたお父さんが帰ってきた。
お父さんは巣の近くに来て、ある事に気付き首を傾げながらその場にとどまった。
〔???あれ?あそこは、私達の巣で、あそこにいるのは、私と愛する妻との子供達だ。
しかし、あそこにいるのは....???
あれ?見覚えはある...。
しかし、それは数百年も前のはずだ...。
でも、愛する妻を見間違えるはずはない...でも、あの姿は?〕
お父さんはずっと心の中で呟いていた。
目の前の光景をじっーーーと見ながら。
すると、お母さんが覚醒してお父さんの気配に気付いて、声をかけた。
"良かったわ!あなたお帰りなさい。"
お母さんは、そう言って微笑んだ。
その姿を見て、お父さんは驚いた。
"えっーーーーーー!!"
お父さんの声に、私達は驚いて兄弟で抱き合った。
"えっ??ハニー?かい?えっ?でも?えっ????"
お父さんの狼狽えた姿に、お母さんは段々イライラしだした。
"えっ?何?なんでそんな反応なの?私よ?分からないわけないわよね?
ずーーーーっと一緒に居たのに。
どう言う事なのかしら?"
段々ドスの効いた声でお父さんは、目の前のドラゴンが自分の愛する妻だと確信をもったのだった。
"ごめんよ!君があまりにも美しくなったから驚いただけだよ!"
お父さんは一生懸命お母さんに謝った。
するとお母さんは、お父さんの言葉で機嫌が治って笑顔になった。
そして、恐る恐るお母さんに何があったか確認した。
そこで、今まで内緒にしていた事を言う事にしたのだった。
お母さんは、私達をお父さんの被害にならない様に匿ってから、お父さんに話し出した。
お母さんの話を聞いて、オロオロしていたのが嘘のように、今度はお父さんがお怒りモードに入ったのだった。
"どう言う事だ...。全く知らないぞ、そんな話は..."
お父さんの声色や表情、纏うオーラが変わった為、お母さんは自分の周りに防護壁を張ったのだ。
私達を守る為に。
お父さんは、怒りが押されられず怒りのオーラ全開で、威圧が凄がった。
まさに龍王たる威厳あふれる威圧感だった。
お母さんが防護壁を張ってくれたおかげで私達は、その威圧感から護られていたが、どうやらお父さんの威圧は想像以上のようで、お母さんの張った防護壁に亀裂が入りだしたのだった。
お母さんはなんとかしようとしたが、私達を護っているため下手に動けなかったのだ。
このままでは、防護壁が...。
防護壁に大きな亀裂が入り、もう危ないっとお母さんが思った時だった。
私は先程お母さんから習った回復魔法を使ったのだ。
"まくさん治って、分厚く私達を守って。お父さんのぷんぷんどっか行って!
ムサイおじさんのお父さんじゃイヤ!
カッコいいお父さんに戻って!ヒール!"
私はそう言いながら、防護壁とお父さんに向かって回復魔法のヒールを使ったのだった。
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