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第五章 親父たちと砂漠
親父たちと、ダンジョン一族の徹底抗戦4!
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前回までのあらすじ
単独行動するブドウを追って、親父たちは残骸を掃き掃除しながら後を追う。
親父たちが掃き掃除をしている頃、追われる立場のブドウは…………。
「サ~ケ!さ~け!酒!」
叫びながら、あらゆるモノを破壊して酒を求める酒飲怪獣と化していた。
そんなブドウに対して抵抗するダンジョン一族(モブ)であったが……。
「矢等の飛び道具が効かない!」
「バリケードも一瞬で粉砕された!」
「奴は何者だ!」
「鑑定結果が出た!奴の名はブド……ラだ!」
ダンジョン一族特有の発音によって、ブドウはブドラと呼ばれるようになった。
「ブドラだと!」
「どこかの怪獣王のパクリか?」
「語尾にラがつけばいいと思っているのか?」
言いたい放題のダンジョン一族(モブ)だが、彼らはそうすることで冷静さを取り戻した。
「名前以外に何か特徴はないのか?」
「ある!」
「それはなんだ?」
「称号が酒を追い求める者だ!」
「役にたたねーーー!」
「弱点とかはわからないのか?」
「酒が好物!」
「今、手元にない!が、手に入れた情報は後方に伝えろ!」
「了解!」
「こうなったらアレしかない!」
「お前……それでいいのか?大事にしているんだろ!」
「この状況では仕方がない!アレを出す!」
そう言って、手に持っている籠を開けた。
「目には目を!歯には歯を!化け物には化け物を!いけ!デビルビッグモス!」
籠から出てきたのは体長50cmの蛾のモンスター。
「ダンジョン一族一の虫使いが育てたモンスターと侵入した化け物との対決!」
「これは見所があるぞ!」
「確かデビルビックモスの鱗粉って、町一つを死滅させる効果があるんだよな!」
「いくら化け物でもデビルビックモスなら倒せる!」
そんなダンジョン一族(モブ)の期待とは裏腹に勝負は一瞬で着いた。
ブドウがデビルビックモスに対して殺虫剤を振りかけ、免疫がないデビルビックモスは瞬殺された。
「「「「……」」」」
あまりの出来事に言葉を失うダンジョン一族(モブ)たち。
そんな彼らに対してブドウは容赦なく攻撃した。
「デビルビックモスーーー!!」(と言いたかった)
「どこから殺虫剤を出したんだーー!!」(と言いたかった)
「理不尽!」(と言いたかった)
「これで出番終わり!」(と言いたかった)
ダンジョン一族(モブ)たちは全滅。
そして、酒飲怪獣化したブドウは次の階層に降りて行くのだった。
単独行動するブドウを追って、親父たちは残骸を掃き掃除しながら後を追う。
親父たちが掃き掃除をしている頃、追われる立場のブドウは…………。
「サ~ケ!さ~け!酒!」
叫びながら、あらゆるモノを破壊して酒を求める酒飲怪獣と化していた。
そんなブドウに対して抵抗するダンジョン一族(モブ)であったが……。
「矢等の飛び道具が効かない!」
「バリケードも一瞬で粉砕された!」
「奴は何者だ!」
「鑑定結果が出た!奴の名はブド……ラだ!」
ダンジョン一族特有の発音によって、ブドウはブドラと呼ばれるようになった。
「ブドラだと!」
「どこかの怪獣王のパクリか?」
「語尾にラがつけばいいと思っているのか?」
言いたい放題のダンジョン一族(モブ)だが、彼らはそうすることで冷静さを取り戻した。
「名前以外に何か特徴はないのか?」
「ある!」
「それはなんだ?」
「称号が酒を追い求める者だ!」
「役にたたねーーー!」
「弱点とかはわからないのか?」
「酒が好物!」
「今、手元にない!が、手に入れた情報は後方に伝えろ!」
「了解!」
「こうなったらアレしかない!」
「お前……それでいいのか?大事にしているんだろ!」
「この状況では仕方がない!アレを出す!」
そう言って、手に持っている籠を開けた。
「目には目を!歯には歯を!化け物には化け物を!いけ!デビルビッグモス!」
籠から出てきたのは体長50cmの蛾のモンスター。
「ダンジョン一族一の虫使いが育てたモンスターと侵入した化け物との対決!」
「これは見所があるぞ!」
「確かデビルビックモスの鱗粉って、町一つを死滅させる効果があるんだよな!」
「いくら化け物でもデビルビックモスなら倒せる!」
そんなダンジョン一族(モブ)の期待とは裏腹に勝負は一瞬で着いた。
ブドウがデビルビックモスに対して殺虫剤を振りかけ、免疫がないデビルビックモスは瞬殺された。
「「「「……」」」」
あまりの出来事に言葉を失うダンジョン一族(モブ)たち。
そんな彼らに対してブドウは容赦なく攻撃した。
「デビルビックモスーーー!!」(と言いたかった)
「どこから殺虫剤を出したんだーー!!」(と言いたかった)
「理不尽!」(と言いたかった)
「これで出番終わり!」(と言いたかった)
ダンジョン一族(モブ)たちは全滅。
そして、酒飲怪獣化したブドウは次の階層に降りて行くのだった。
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