腐男子で副会長の俺が会長に恋をした

かしあ

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キャパオーバーだわ4.

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「凪、各クラスの予算集計した書類ってどこにしまったかわかるか?見つからないんだが…」

「…会議で使わないとこの前お聞きしたので処理しましたが」

「は?誰に」

「貴方の幼なじみです」


そう答えると拓実が苦い顔をした。

あーこれはなんだか嫌な予感がするぞ。


「凪、悪いんだがその書類今からもう一度コピーしてくれないか?」

「…わかりました」

「悪いな、できたら持ってきてくれ」

「はい」


嫌な予感は的中した。この前東雲から使わないと言われて破った書類は重要なものだったらしい。
最悪だ、拓実に確認しなかった俺も悪いんだけどさ。

こういう地味な嫌がらせは周りにも迷惑かかんだからやめてほしいわ。

急いでパソコンのデータを確認すれば集計する前のデータしか残っておらず、最初からデータをまとめ直さなきゃいけない事実に俺のテンションはさらに下がった。

はぁ…俺の仕事が増えた…今日中にできる気がしないから居残り確定だな…。
だるい…学生なのに社会人してる気分だわ。


「ふふっ…可哀想に、仕事増やされちゃったわね咲良さん?」


項垂れていたら俺にだけ聞こえる声で東雲に言われた。

あーもだるい、元はと言えばお前のせいだろうが。
拓実の幼なじみだからって我慢してたけどもうそろキレてもいいか?

東雲の言葉にイライラした俺はキーボードを叩きつけるように文字を入力していたら、それを隣で見ていた優が俺の口の中にクッキーを突っ込んできた。

そのクッキーが思いのほか美味しかったのでイライラが少し落ち着いた。
イラついた時は糖分だな。


「やだ~気持ち悪い、男同士でイチャついてるわよ拓実」


東雲が俺と優を指さしてわざとらしく言っていたが拓実はチラッとこちらを見るだけで特に何も言わなかった。

いつもの拓実なら俺や優にイチャついてるなら早く仕事しろとか小言を言ってくるのに。
今日の拓実は男同士は気持ち悪いと本当に思っているみたいな雰囲気だった。

そんな拓実の態度に俺は拓実への恋心を否定されたようで切なくなる。


「うるさいな~俺と凪ちゃんがイチャついてたとしても部外者には関係ないじゃん。そんなに好きな人の気が引きたいなら思い切って告白すればいいのにね~凪ちゃん」

「へっ?」


普段温厚な優が東雲に反論して俺に同意を求めてきたので思わず素で驚いてしまった。
そんな俺に構わず優は小声で話しかけてくる。


「ほら、あの女撃退するために話合わせて」


優の言葉にとりあえず頷きながら思いついた言葉を適当に口にする。


「そ、そうですね。素直に本人に気持ちを伝えるのが1番だと私も思います」


とか言ってる俺が1番素直に気持ち伝えれてないけど。
優の言葉は俺にも早く告白しなよと言っているみたいだった。

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