44 / 64
キャパオーバーだわ3.
しおりを挟む
チラッと拓実の方を見れば楽しそうにあの女と話していたので学祭は拓実に全て任せることに決めた。
もう知らん、仕事が忙しくなっても俺は知らん。
やる気がなくなった俺は夏目から連絡が入ったのでこっそり生徒会室から抜け出した。
もちろん優にはサボるって連絡はしといた。そしたら拓実が怒り出す前に帰っておいでね~と返事がきた。
いやいや、俺が生徒会室にいなくても拓実は怒らんだろうとは思ったがとりあえず了解と返信しといた。
「凪、俺は見てしまった」
「何を…?」
生徒会室を抜け出して夏目と合流した俺は、夏目からの緊急事態の連絡の理由を空き教室で聞いていた。
「……と…が………してた」
「は?何って?」
「だから風紀の委員長と副委員長がキスしてるのを見たんだよ!!」
夏目は興奮しながらバンバンと俺の肩を叩いてきた。
いやわかる、俺もあの2人を見た時は興奮したからな、だがちょっと…痛い、叩く力が…強いぞ夏目。
「ちょ、夏目痛い…一旦落ち着け」
「これが落ち着いてられっか!!あんな大物カップル身近にいるなんて俺は知らんかった!!」
「確かに俺も最初あの2人を見た時はニヤニヤがとまらんかった」
「凪知ってたのかよー!」
「歓迎会の時にな。夏目に伝えたつもりだったわ」
「そんなん聞いてねー!」
「ごめんごめん」
あの時は拓実とのデートの件で頭がいっぱいで夏目に委員長達のことを伝え忘れていたみたいだ。
「で?で?どっちが受けだった?やっぱり細身の副委員長か??」
「残念、受けは委員長だ」
「ひょーまさかの男前受け!!ありがとうございます!!」
手を合わせながら天に南無南無している夏目についでに拓実の親衛隊隊長、宙の事も伝えといた。
宙の彼氏はチャラ男君で飼い主とペットみたいだったぞっと。
そしたら夏目はもしかしてあの2人か?とブツブツ言い出した。
喉が渇いた俺は真弥の紅茶が飲みたくなったので真弥に連絡をした。
「で?俺のいれる紅茶が飲みたくなったから俺を呼んだと」
「そうそう、ストレス溜まりすぎて真弥の紅茶が飲みたくなった」
「紅茶なら生徒会室で飲めんの?」
「あまいな夏目、自分でいれるのと真弥がいれてくれるのとは全然味が違うぞ」
紅茶の味についてあまり興味なさそうな夏目に真弥がいれてくれた紅茶をすすめた。
結局夏目には紅茶の味の違いはわかってもらえなかったが。
真弥が持ってきてくれたお菓子を食べながら3人でお腐会を開始。
お題は風紀委員長と副委員長だ。
真弥も委員長と副委員長が付き合っていたのは知っていたらしい。
それを聞いた夏目は俺だけ仲間はずれにすんなーと拗ねていたので真弥と顔を見合わせて笑った。
俺は優に呼び戻されるまでお腐会を楽しんだのだった。
もう知らん、仕事が忙しくなっても俺は知らん。
やる気がなくなった俺は夏目から連絡が入ったのでこっそり生徒会室から抜け出した。
もちろん優にはサボるって連絡はしといた。そしたら拓実が怒り出す前に帰っておいでね~と返事がきた。
いやいや、俺が生徒会室にいなくても拓実は怒らんだろうとは思ったがとりあえず了解と返信しといた。
「凪、俺は見てしまった」
「何を…?」
生徒会室を抜け出して夏目と合流した俺は、夏目からの緊急事態の連絡の理由を空き教室で聞いていた。
「……と…が………してた」
「は?何って?」
「だから風紀の委員長と副委員長がキスしてるのを見たんだよ!!」
夏目は興奮しながらバンバンと俺の肩を叩いてきた。
いやわかる、俺もあの2人を見た時は興奮したからな、だがちょっと…痛い、叩く力が…強いぞ夏目。
「ちょ、夏目痛い…一旦落ち着け」
「これが落ち着いてられっか!!あんな大物カップル身近にいるなんて俺は知らんかった!!」
「確かに俺も最初あの2人を見た時はニヤニヤがとまらんかった」
「凪知ってたのかよー!」
「歓迎会の時にな。夏目に伝えたつもりだったわ」
「そんなん聞いてねー!」
「ごめんごめん」
あの時は拓実とのデートの件で頭がいっぱいで夏目に委員長達のことを伝え忘れていたみたいだ。
「で?で?どっちが受けだった?やっぱり細身の副委員長か??」
「残念、受けは委員長だ」
「ひょーまさかの男前受け!!ありがとうございます!!」
手を合わせながら天に南無南無している夏目についでに拓実の親衛隊隊長、宙の事も伝えといた。
宙の彼氏はチャラ男君で飼い主とペットみたいだったぞっと。
そしたら夏目はもしかしてあの2人か?とブツブツ言い出した。
喉が渇いた俺は真弥の紅茶が飲みたくなったので真弥に連絡をした。
「で?俺のいれる紅茶が飲みたくなったから俺を呼んだと」
「そうそう、ストレス溜まりすぎて真弥の紅茶が飲みたくなった」
「紅茶なら生徒会室で飲めんの?」
「あまいな夏目、自分でいれるのと真弥がいれてくれるのとは全然味が違うぞ」
紅茶の味についてあまり興味なさそうな夏目に真弥がいれてくれた紅茶をすすめた。
結局夏目には紅茶の味の違いはわかってもらえなかったが。
真弥が持ってきてくれたお菓子を食べながら3人でお腐会を開始。
お題は風紀委員長と副委員長だ。
真弥も委員長と副委員長が付き合っていたのは知っていたらしい。
それを聞いた夏目は俺だけ仲間はずれにすんなーと拗ねていたので真弥と顔を見合わせて笑った。
俺は優に呼び戻されるまでお腐会を楽しんだのだった。
84
お気に入りに追加
472
あなたにおすすめの小説
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
親衛隊総隊長殿は今日も大忙しっ!
慎
BL
人は山の奥深くに存在する閉鎖的な彼の学園を――‥
『‡Arcanalia‡-ア ル カ ナ リ ア-』と呼ぶ。
人里からも離れ、街からも遠く離れた閉鎖的全寮制の男子校。その一部のノーマルを除いたほとんどの者が教師も生徒も関係なく、同性愛者。バイなどが多い。
そんな学園だが、幼等部から大学部まであるこの学園を卒業すれば安定した未来が約束されている――。そう、この学園は大企業の御曹司や金持ちの坊ちゃんを教育する学園である。しかし、それが仇となり‥
権力を振りかざす者もまた多い。生徒や教師から崇拝されている美形集団、生徒会。しかし、今回の主人公は――‥
彼らの親衛隊である親衛隊総隊長、小柳 千春(コヤナギ チハル)。彼の話である。
――…さてさて、本題はここからである。‡Arcanalia‡学園には他校にはない珍しい校則がいくつかある。その中でも重要な三大原則の一つが、
『耳鳴りすれば来た道引き返せ』
学園と夜の街での鬼ごっこ――標的は白の皇帝――
天海みつき
BL
族の総長と副総長の恋の話。
アルビノの主人公――聖月はかつて黒いキャップを被って目元を隠しつつ、夜の街を駆け喧嘩に明け暮れ、いつしか"皇帝"と呼ばれるように。しかし、ある日突然、姿を晦ました。
その後、街では聖月は死んだという噂が蔓延していた。しかし、彼の族――Nukesは実際に遺体を見ていないと、その捜索を止めていなかった。
「どうしようかなぁ。……そぉだ。俺を見つけて御覧。そしたら捕まってあげる。これはゲームだよ。俺と君たちとの、ね」
学園と夜の街を巻き込んだ、追いかけっこが始まった。
族、学園、などと言っていますが全く知識がないため完全に想像です。何でも許せる方のみご覧下さい。
何とか完結までこぎつけました……!番外編を投稿完了しました。楽しんでいただけたら幸いです。
小悪魔系世界征服計画 ~ちょっと美少年に生まれただけだと思っていたら、異世界の救世主でした~
朱童章絵
BL
「僕はリスでもウサギでもないし、ましてやプリンセスなんかじゃ絶対にない!」
普通よりちょっと可愛くて、人に好かれやすいという以外、まったく普通の男子高校生・瑠佳(ルカ)には、秘密がある。小さな頃からずっと、別な世界で日々を送り、成長していく夢を見続けているのだ。
史上最強の呼び声も高い、大魔法使いである祖母・ベリンダ。
その弟子であり、物腰柔らか、ルカのトラウマを刺激しまくる、超絶美形・ユージーン。
外見も内面も、強くて男らしくて頼りになる、寡黙で優しい、薬屋の跡取り・ジェイク。
いつも笑顔で温厚だけど、ルカ以外にまったく価値を見出さない、ヤンデレ系神父・ネイト。
領主の息子なのに気さくで誠実、親友のイケメン貴公子・フィンレー。
彼らの過剰なスキンシップに狼狽えながらも、ルカは日々を楽しく過ごしていたが、ある時を境に、現実世界での急激な体力の衰えを感じ始める。夢から覚めるたびに強まる倦怠感に加えて、祖母や仲間達の言動にも不可解な点が。更には魔王の復活も重なって、瑠佳は次第に世界全体に疑問を感じるようになっていく。
やがて現実の自分の不調の原因が夢にあるのではないかと考えた瑠佳は、「夢の世界」そのものを否定するようになるが――。
無自覚小悪魔ちゃん、総受系愛され主人公による、保護者同伴RPG(?)。
(この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています)
俺の義兄弟が凄いんだが
kogyoku
BL
母親の再婚で俺に兄弟ができたんだがそれがどいつもこいつもハイスペックで、その上転校することになって俺の平凡な日常はいったいどこへ・・・
初投稿です。感想などお待ちしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる