65 / 116
真実の答えを見つけたくて
3
しおりを挟む
『素敵なお話だね。嬉しいけど、でも、それが自分のこととは思えなくて…』
『いったい何を迷うことがあるの?あんなにイケメンでスタイル抜群で、御曹司でお金持ちで…』
『お金持ちは…関係ないけどね』
苦笑いする。
『そうかな~?お金はいくらあっても困らないし。だけど、やっぱり最後は2人の気持ちだよ。2人が想い合っていたら、雪都君はきっと幸せだから』
そう言って、弥生はちょっと思い詰めたような顔をした。
『大丈夫?』
『あっ、うん、全然大丈夫。やっぱり本当の家族が…1番なんだよね。わかってるんだ、ちゃんと』
その時、弥生の目がキラリと光った。
大切な友達の思いが伝わり、私の胸も苦しくなる。
『ケジメつけなきゃって思ってた。子どもにとったら、たった1人のパパで、私が彼を奪うことは…子どもから1番大切な人を奪うことになるんだよね。それって…最悪なことなんだよね』
私、どう答えればいいの?
絶対にダメだなんて、お説教すればいい?
そんなこと…出来ないよ。
『私、自分の気持ちに向き合えてなかった。でも、2人に話してからすごく気持ちが楽になって。今日も彩葉と話して、私もまたいろいろ考えることが出来た』
何かを決意したような、そんな表情を浮かべる弥生。
それを見て、私も一緒に乗り越えたいと思った。
『うん。私は恋愛に対してまだまだ未熟者だけど、弥生も一緒に自分自身の未来のこと考えようよ。あの時は、私も理久先生も、弥生の気持ちを思うと、好きな人と別れるべきだなんて簡単に言えなかった。でも、弥生は絶対幸せになるべきで、それはやっぱり、相手が弥生を本気で愛して、本気で幸せにしてくれる人なのかどうか…なんだと思うんだ。今、動き出さなくちゃ、ずっとこのまま同じところで悩み続けることになるから…ごめん、全然上手く言えない』
弥生に対して偉そうかなって思ったけど、後悔したくなくて、自分の思いの丈を精一杯語った。
『いったい何を迷うことがあるの?あんなにイケメンでスタイル抜群で、御曹司でお金持ちで…』
『お金持ちは…関係ないけどね』
苦笑いする。
『そうかな~?お金はいくらあっても困らないし。だけど、やっぱり最後は2人の気持ちだよ。2人が想い合っていたら、雪都君はきっと幸せだから』
そう言って、弥生はちょっと思い詰めたような顔をした。
『大丈夫?』
『あっ、うん、全然大丈夫。やっぱり本当の家族が…1番なんだよね。わかってるんだ、ちゃんと』
その時、弥生の目がキラリと光った。
大切な友達の思いが伝わり、私の胸も苦しくなる。
『ケジメつけなきゃって思ってた。子どもにとったら、たった1人のパパで、私が彼を奪うことは…子どもから1番大切な人を奪うことになるんだよね。それって…最悪なことなんだよね』
私、どう答えればいいの?
絶対にダメだなんて、お説教すればいい?
そんなこと…出来ないよ。
『私、自分の気持ちに向き合えてなかった。でも、2人に話してからすごく気持ちが楽になって。今日も彩葉と話して、私もまたいろいろ考えることが出来た』
何かを決意したような、そんな表情を浮かべる弥生。
それを見て、私も一緒に乗り越えたいと思った。
『うん。私は恋愛に対してまだまだ未熟者だけど、弥生も一緒に自分自身の未来のこと考えようよ。あの時は、私も理久先生も、弥生の気持ちを思うと、好きな人と別れるべきだなんて簡単に言えなかった。でも、弥生は絶対幸せになるべきで、それはやっぱり、相手が弥生を本気で愛して、本気で幸せにしてくれる人なのかどうか…なんだと思うんだ。今、動き出さなくちゃ、ずっとこのまま同じところで悩み続けることになるから…ごめん、全然上手く言えない』
弥生に対して偉そうかなって思ったけど、後悔したくなくて、自分の思いの丈を精一杯語った。
2
あなたにおすすめの小説
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」
母に紹介され、なにかの間違いだと思った。
だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。
それだけでもかなりな不安案件なのに。
私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。
「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」
なーんて義父になる人が言い出して。
結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。
前途多難な同居生活。
相変わらず専務はなに考えているかわからない。
……かと思えば。
「兄妹ならするだろ、これくらい」
当たり前のように落とされる、額へのキス。
いったい、どうなってんのー!?
三ツ森涼夏
24歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務
背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。
小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。
たまにその頑張りが空回りすることも?
恋愛、苦手というより、嫌い。
淋しい、をちゃんと言えずにきた人。
×
八雲仁
30歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』専務
背が高く、眼鏡のイケメン。
ただし、いつも無表情。
集中すると周りが見えなくなる。
そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。
小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。
ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!?
*****
千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』
*****
表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101
お見合いから本気の恋をしてもいいですか
濘-NEI-
恋愛
元カレと破局して半年が経った頃、母から勧められたお見合いを受けることにした涼葉を待っていたのは、あの日出逢った彼でした。
高橋涼葉、28歳。
元カレとは彼の転勤を機に破局。
恋が苦手な涼葉は人恋しさから出逢いを求めてバーに来たものの、人生で初めてのナンパはやっぱり怖くて逃げ出したくなる。そんな危機から救ってくれたのはうっとりするようなイケメンだった。 優しい彼と意気投合して飲み直すことになったけれど、名前も知らない彼に惹かれてしまう気がするのにブレーキはかけられない。
再婚相手は溺愛消防士!?二度と結婚しないと決めてたのに、どうしてこんなことに!
すずなり。
恋愛
都会を離れて田舎に引っ越してきた主人公『三井 那智(みつい なち)』。3歳になる娘の真那を連れての転居に不安を覚えるものの、地域の温かさに一安心する。歌が好きな那智は喘息を持っていて、それが一つの原因での引っ越しだったのだ。過疎な地域では子供はいないが、『新入居者への挨拶』として来てくれた消防署員に子供がいることを知り、次第に町になじんでいく。そんな中、真那の父親である那智の『元旦那』が現れて・・・・
「那智、お前・・・稼いでるらしいじゃねーか。」
旦那と別れて真那と二人で生きていくためには収入が必要だ。幸いにも那智には仕事があったのだ。たくさん稼いでいるとは言えないけど、真那と二人で生きていく分には十分だった。でもその稼ぎに目をつけたのか、元旦那は復縁を迫ってきたのだ。
「いい加減にして!私は真那と二人で暮らしていくの!真那のことを何も気に留めないあなたとは暮らせるはずがないでしょう!?」
そんな会話を聞いた消防署員の『長谷川 圭吾』は、二人の間に割って入った。この町で真那と一緒に暮らす那智に惹かれていたのだ。
「俺が二人を守るんで。」
※お話は全て想像の世界です。現実とは何の関係もございません。
※メンタルが薄氷の為、コメントは受け付けることができません。申し訳ありません。
ただただすずなり。の世界を楽しんでいただけたら幸いです。
それではれっつごー。
オオカミ課長は、部下のウサギちゃんを溺愛したくてたまらない
若松だんご
恋愛
――俺には、将来を誓った相手がいるんです。
お昼休み。通りがかった一階ロビーで繰り広げられてた修羅場。あ~課長だあ~、大変だな~、女性の方、とっても美人だな~、ぐらいで通り過ぎようと思ってたのに。
――この人です! この人と結婚を前提につき合ってるんです。
ほげええっ!?
ちょっ、ちょっと待ってください、課長!
あたしと課長って、ただの上司と部下ですよねっ!? いつから本人の了承もなく、そういう関係になったんですかっ!? あたし、おっそろしいオオカミ課長とそんな未来は予定しておりませんがっ!?
課長が、専務の令嬢とのおつき合いを断るネタにされてしまったあたし。それだけでも大変なのに、あたしの住むアパートの部屋が、上の住人の失態で水浸しになって引っ越しを余儀なくされて。
――俺のところに来い。
オオカミ課長に、強引に同居させられた。
――この方が、恋人らしいだろ。
うん。そうなんだけど。そうなんですけど。
気分は、オオカミの巣穴に連れ込まれたウサギ。
イケメンだけどおっかないオオカミ課長と、どんくさくって天然の部下ウサギ。
(仮)の恋人なのに、どうやらオオカミ課長は、ウサギをかまいたくてしかたないようで――???
すれ違いと勘違いと溺愛がすぎる二人の物語。
龍の腕に咲く華
沙夜
恋愛
どうして私ばかり、いつも変な人に絡まれるんだろう。
そんな毎日から抜け出したくて貼った、たった一枚のタトゥーシール。それが、本物の獣を呼び寄せてしまった。
彼の名前は、檜山湊。極道の若頭。
恐怖から始まったのは、200万円の借金のカタとして課せられた「添い寝」という奇妙な契約。
支配的なのに、時折見せる不器用な優しさ。恐怖と安らぎの間で揺れ動く心。これはただの気まぐれか、それとも――。
一度は逃げ出したはずの豪華な鳥籠へ、なぜ私は再び戻ろうとするのか。
偽りの強さを捨てた少女が、自らの意志で愛に生きる覚悟を決めるまでの、危険で甘いラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる