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二式大型飛行艇の改造。
エンジンの交換だけでは・・・
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「これが、二式大型飛行艇なのか。」と、飛行艇を見上げる英海軍技官らだ。
「日本も大型機を造れるんですね。」と、小バカにしていたのだが・・・以外だという顔、顔々だ。
まあ、半世紀ほど前は江戸時代だった日本である。
お駕籠で、ホイサッサの時代だったのだ。
まあ、日本の近代化には驚く英海軍軍人である。
それが、二式大型飛行艇を見た感想なのだ。
地上用に車輪を出して、海岸から丘へ上がってるのだ。
実際、駐機は丘の上でないと・・・艇の底へフジツボやらカキなどの海洋生物が付着するからだ。
その重量がバカにできないほどなのだ。
かの、バルチック艦隊も日本までの航海がスエズ運河が使えなかったために数ヶ月の遠洋航海となり、艦底に海洋生物が付着して船足が遅くなったほどなのだ。
それが、日本海海戦での、日本海軍への味方になったのである。
日英同盟が功を奏したのだ。
「で、肝心のエンジンは・・・」と、痛いところを附いてくる技官だ。
排気タービンは耐熱ニッケル合金製なのだ。
それの工作は英国が1歩も2歩も進歩してるのである。
すべての技術が、世界イチではない日本なのである。
「排気タービンは日本のヤツは耐久性に問題が、それで機械式タービンで過給してます。」と、二式大型飛行艇の機関員がいう。
つまり、エンジンのクランク軸からの動力で過給タービンを廻してるのだ。
つまり、機械的ロスがあるのだ。
排気タービンだと、排気するガスだから機械的ロスは無いのだ。
「耐熱合金は英国には、まだ遅れてるからな。」と、巣月機長が・・・
日本の技術が、なにもかも世界イチではないのである。
小型化と安価に生産する能力が長けてるのである。
それが、日本人のチート能力であり、他は勤勉な性格や国民性なのだ。
天照大御神の加護は、その2つなのだ。
それで、汗水たらして働く国民が多いのだ。
「ニッケル耐熱合金は英国の植民地産の鉱石があるからだが・・・」と、機長がいう。
オーストラリアに鉱山があるのだ。
オーストラリアは英国の植民地だ。
「それで、英国人の技師はなんていってるんだ。」と、マツモト君へ聞く、巣月機長だ。
まあ、英語が苦手な機長なのだ。(航空用のカンタンな会話しかできないそうだ。)
「え、え、と、パット見では、なんとも言えないそうですね。」
「でも、分解したら、だそうですよ。」
「分解かよ・・・」と、巣月機長が・・・
そりゃあ、愛機だからな・・・思い入れはあるからな・・・
「いえ、分解は偵察用の機体だそうですよ。」「旅客機はマーガレット王女様が・・・」
「えっ、まさか、マーガレット王女様が接収するんですか?」
「はぁ、お気に入りだとか・・・」と、すまなさそうなマツモト君だ。
「まあ、分解よりはマシですよ。」と、機長が納得する。
「じゃあ、マツモトさん。」「なにか。」
「オレも、使ってもらえませんか。」「えっ、いいんですか。」
「まさか、あなたもキンパツ狙いですか?」と、図星をつくマツモト君だ。
「・・・・・」沈黙で答える巣月君である。
やはり、日本人はキンパツには弱いのだった・・・
著者は、カラスの濡れ羽色が・・・黒髪がいいのだが・・・
こうして、マーガレット王女様の手下がカテリーナ・クラリスとマツモト某と巣月機長の3名になったそうだ。
エンジンの載せ替えは成功するか、わからないから・・・
ロールス・マリン社の3連排気タービンエンジンへの転換は、かなり大変そうなのだ。
「新造したほうが、はやくないか。」と、巣月機長がいうほどなのである。
「しかし、英国では、錆びない鋼板は無理ですし・・・」と、機関員だ。
「あれは、最新の技術だからな。」「それを渡すほ、どお人よしでもないからな。」
軍事同盟も国の切り札までは、渡せないのである。
「姫様、お呼びですか。」と、騎士のマツモトがいう。
「うむ、大儀じゃ。」と、答える姫様だ。
「あのう、なんでしょうか。」「うむ、今日呼んだのは他でも無いのだ。」と、もったいを付ける姫様だ。
こういうときは、ロクな事では無いのだ。
「飛行艇の名前じゃ。」やはり、かっ!
「姫様、潜水艦がマーガレット2号なので、3号では。」と、安易に答えるマツモト君だ。
「それでは、いかんのじゃ。」と、姫様だ。
辺に、こだわる姫様だ。
「名前は悩んで命名するのじゃぞ。」と、こだわりを述べる姫様だ。
「でないと、あとから後悔するのじゃ。」と、人生訓を述べる姫様だ。
オレの親は、そうだったろうかな・・・と、疑問のマツモト君である。
中には、自分と祖父の名前から足して割って、カンタンに処理した名前もあるからだ。
現に、著者はそうなのだ。 だから、その点は一生、親を怨むのだ。
であるから、カンタンに名前は命名してはならないのである。
もちろん、イイ名前が閃いたなら別だが・・・
「そうじゃ、潜水艦2号がクリステーナだ、飛行艇はカテリーナ号では、どうじゃ。」と、姫様だ。
これは、最悪・・・3番目にはマツモト号なんて、なりかねない。
反対するマツモト君だ。
「ふむ、そちの妻と混同しかねないわな。」と、納得する姫様だ。
「それに、米軍のカタリナ飛行艇も、ありますし。」と、重ねるマツモト君だ。
「そうじゃな、似てるのはダメじゃな。」
「ううむ、では3号で、よいぞよ。」と、結局のところ、飛行艇はマーガレット3号と・・・なったそうだ。
めでたし、めでたし・・・
「日本も大型機を造れるんですね。」と、小バカにしていたのだが・・・以外だという顔、顔々だ。
まあ、半世紀ほど前は江戸時代だった日本である。
お駕籠で、ホイサッサの時代だったのだ。
まあ、日本の近代化には驚く英海軍軍人である。
それが、二式大型飛行艇を見た感想なのだ。
地上用に車輪を出して、海岸から丘へ上がってるのだ。
実際、駐機は丘の上でないと・・・艇の底へフジツボやらカキなどの海洋生物が付着するからだ。
その重量がバカにできないほどなのだ。
かの、バルチック艦隊も日本までの航海がスエズ運河が使えなかったために数ヶ月の遠洋航海となり、艦底に海洋生物が付着して船足が遅くなったほどなのだ。
それが、日本海海戦での、日本海軍への味方になったのである。
日英同盟が功を奏したのだ。
「で、肝心のエンジンは・・・」と、痛いところを附いてくる技官だ。
排気タービンは耐熱ニッケル合金製なのだ。
それの工作は英国が1歩も2歩も進歩してるのである。
すべての技術が、世界イチではない日本なのである。
「排気タービンは日本のヤツは耐久性に問題が、それで機械式タービンで過給してます。」と、二式大型飛行艇の機関員がいう。
つまり、エンジンのクランク軸からの動力で過給タービンを廻してるのだ。
つまり、機械的ロスがあるのだ。
排気タービンだと、排気するガスだから機械的ロスは無いのだ。
「耐熱合金は英国には、まだ遅れてるからな。」と、巣月機長が・・・
日本の技術が、なにもかも世界イチではないのである。
小型化と安価に生産する能力が長けてるのである。
それが、日本人のチート能力であり、他は勤勉な性格や国民性なのだ。
天照大御神の加護は、その2つなのだ。
それで、汗水たらして働く国民が多いのだ。
「ニッケル耐熱合金は英国の植民地産の鉱石があるからだが・・・」と、機長がいう。
オーストラリアに鉱山があるのだ。
オーストラリアは英国の植民地だ。
「それで、英国人の技師はなんていってるんだ。」と、マツモト君へ聞く、巣月機長だ。
まあ、英語が苦手な機長なのだ。(航空用のカンタンな会話しかできないそうだ。)
「え、え、と、パット見では、なんとも言えないそうですね。」
「でも、分解したら、だそうですよ。」
「分解かよ・・・」と、巣月機長が・・・
そりゃあ、愛機だからな・・・思い入れはあるからな・・・
「いえ、分解は偵察用の機体だそうですよ。」「旅客機はマーガレット王女様が・・・」
「えっ、まさか、マーガレット王女様が接収するんですか?」
「はぁ、お気に入りだとか・・・」と、すまなさそうなマツモト君だ。
「まあ、分解よりはマシですよ。」と、機長が納得する。
「じゃあ、マツモトさん。」「なにか。」
「オレも、使ってもらえませんか。」「えっ、いいんですか。」
「まさか、あなたもキンパツ狙いですか?」と、図星をつくマツモト君だ。
「・・・・・」沈黙で答える巣月君である。
やはり、日本人はキンパツには弱いのだった・・・
著者は、カラスの濡れ羽色が・・・黒髪がいいのだが・・・
こうして、マーガレット王女様の手下がカテリーナ・クラリスとマツモト某と巣月機長の3名になったそうだ。
エンジンの載せ替えは成功するか、わからないから・・・
ロールス・マリン社の3連排気タービンエンジンへの転換は、かなり大変そうなのだ。
「新造したほうが、はやくないか。」と、巣月機長がいうほどなのである。
「しかし、英国では、錆びない鋼板は無理ですし・・・」と、機関員だ。
「あれは、最新の技術だからな。」「それを渡すほ、どお人よしでもないからな。」
軍事同盟も国の切り札までは、渡せないのである。
「姫様、お呼びですか。」と、騎士のマツモトがいう。
「うむ、大儀じゃ。」と、答える姫様だ。
「あのう、なんでしょうか。」「うむ、今日呼んだのは他でも無いのだ。」と、もったいを付ける姫様だ。
こういうときは、ロクな事では無いのだ。
「飛行艇の名前じゃ。」やはり、かっ!
「姫様、潜水艦がマーガレット2号なので、3号では。」と、安易に答えるマツモト君だ。
「それでは、いかんのじゃ。」と、姫様だ。
辺に、こだわる姫様だ。
「名前は悩んで命名するのじゃぞ。」と、こだわりを述べる姫様だ。
「でないと、あとから後悔するのじゃ。」と、人生訓を述べる姫様だ。
オレの親は、そうだったろうかな・・・と、疑問のマツモト君である。
中には、自分と祖父の名前から足して割って、カンタンに処理した名前もあるからだ。
現に、著者はそうなのだ。 だから、その点は一生、親を怨むのだ。
であるから、カンタンに名前は命名してはならないのである。
もちろん、イイ名前が閃いたなら別だが・・・
「そうじゃ、潜水艦2号がクリステーナだ、飛行艇はカテリーナ号では、どうじゃ。」と、姫様だ。
これは、最悪・・・3番目にはマツモト号なんて、なりかねない。
反対するマツモト君だ。
「ふむ、そちの妻と混同しかねないわな。」と、納得する姫様だ。
「それに、米軍のカタリナ飛行艇も、ありますし。」と、重ねるマツモト君だ。
「そうじゃな、似てるのはダメじゃな。」
「ううむ、では3号で、よいぞよ。」と、結局のところ、飛行艇はマーガレット3号と・・・なったそうだ。
めでたし、めでたし・・・
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