266 / 273
橋頭堡だな。
ここが、どんな土地か、わからないからね。
しおりを挟む
「桟橋ができた、これで揚陸艦が接岸できるぞ。」と、名ばかりの揚陸艦を桟橋へ・・・
即席の揚陸艦だが、外観はあるから(それなりに、でかい。)部隊としての体面はあるのだ。
「ここを、橋頭堡とする。」と、オレが宣言する。
まあ、ウズメ隊の4名しかいないから、格好だけだが・・・
橋頭保は敵地に、まず作り上げる拠点みたいなモノだ。
この移民先が敵地と決まったわけではないが・・・格好をつけたかったからである。
オレは、マズ形から入るタイプだからである。
「パパ、いまのところ脅威になるような事は無いようね。」と、アリスがいう。
そりゃ、ここでウズメ姫乙(あくまで偽物という、オレの側のウズメ姫だ。)が操作する巨大ロボと戦った場所だ。
そして、その巨大ロボは、現在はオレ達の仲間だ。
「明日からの予定は、どうするん。」と、ウズメ姫が提案する。
「桟橋は完成したし、トイレも造ったからな。」と、オレだ。
「じゃあ、この新大陸の調査ね。」と、ユリコが提案する。
「そういえば、まだ偽物が作った基地を調査してなかったわ。」と、ウズメ姫だ。
「あ、あ、あの基地か・・・」と、500年後の星間航行船が作った基地のことを思い出した。
「ニセモノのアマテラス様の貫禄の無さいったら・・・」と、思い出し笑いのウズメ姫だ。
確かに、我がアマテラス様は銀河無双だ。
アマテラス様の背中には、何本も失敗経験という積み重ねが生んだ深い溝が・・・
女神様の最高神としての貫禄はハンパないのだ。
アマテラス計算機同士の対面という・・・オレは、疑問に思うのだが・・・高天原の天照様は・・・その思考を、我らがアマテラス様以外へも移してるのだろうか・・・
経験の浅いアマテラス様が、経験が深いアマテラス様に勝てなかったということだろう。
まあ、無理にこじつけて納得するオレである。
仮設テントで、新大陸の最初の朝が来た。
「では、偽物の基地の調査を始めようか。」と、巨大ロボを進める。
「場所は、わかるの?」と、ウズメ姫だ。
「あ、あ、君の偽物が教えてくれたんだよ。」と、オレが・・・
「やけに、仲がよかったのね。」と、オレの首をツネル・・・
「痛い、痛い、ウズメ姫に違いはないよ。」と、言い訳だ。
「あいつは、あいつは、偽物よっ。」と、叫ぶウズメ姫だーーーーっ。
「スンマセン、まじでスンマセン。」と、殺されたくないオレである。
地雷を踏んで、飛ばされるところだった・・・
ウズメ姫乙は、最初に逢ったころのウズメ姫似だったので、つい・・・
「あそこだ。」と、基地を示すオレだ。
歩幅が10メートルはある巨大ロボだ、時速50キロくらいで歩くからだ。
基地といっても降下船である。
星間航行船は巨大だ。
それで、惑星への降下はできない。 なぜなら、飛び立てないからだ。
それで、惑星の軌道を周回することになる。
そして、降下船で惑星へ着陸するのだ。
隕石流で動力部が破壊されて、星間航行船の居住区を切り離して・・・
破壊された動力部を、騙し騙し航行させていたが・・・とうとう、(偶然だが)惑星の引力で・・・
まあ、それがヒトが生存できる星の発見だったのだ。
オレが思うに、偽物のウズメ姫らはオレ達の星間航行船を追ってきたんだろう・・・
それで、この星へ・・・
まさか、墜落した星間航行船に生存者が・・・500年後も生き残ってるとは・・・
誤解が解けて、太陽系の地球の日本へ連絡のために・・・(帰還できるのか・・・まず、無理かもしれない。)
「そういえば、置き土産があるってウズメ姫の偽物が。」と、思い出したオレだ。
「なぁに、巨大ロボ以外にあるの。」と、ウズメ姫が・・・
「あ、あ、開発のための建設機械やら工事用の器材かと思うんだが。」と、探すオレだ。
「あった、あれだ。」と、コンテナを示す。
置き土産と、紙に書いて貼ってある。
なんか、胡散臭いのだが・・・
「まあ、いいわ開けてよ。」と、ウズメ姫やアリスらが・・・おそらく、冷凍保存のスイーツでも期待してるんだろうが・・・それは、無いな。
「ガラ、ガラ、ガラ。」と、扉を開いた。
「なんだ、蒸気機関車と貨車?」「線路もたくさんあるぞ。」「これは、浄水装置だな。」「道路工事用の機械だって。」 「それも、蒸気機関だぞ。」 つまり、インフラを造りあげる機械が蒸気機関なのだ。
つまり、ここの木材が使えるからのようだ。
「石油も掘るには時間がかかるし、原油を精製しないと、ということだな。」と、理解をするオレだ。
「どうやら、最新の機械は1台も無いようだな。」「たぶん、故障したら修理不能になるからだろう。」
「それと、最悪を考えてのことだろうな。」と、思うオレである。
即席の揚陸艦だが、外観はあるから(それなりに、でかい。)部隊としての体面はあるのだ。
「ここを、橋頭堡とする。」と、オレが宣言する。
まあ、ウズメ隊の4名しかいないから、格好だけだが・・・
橋頭保は敵地に、まず作り上げる拠点みたいなモノだ。
この移民先が敵地と決まったわけではないが・・・格好をつけたかったからである。
オレは、マズ形から入るタイプだからである。
「パパ、いまのところ脅威になるような事は無いようね。」と、アリスがいう。
そりゃ、ここでウズメ姫乙(あくまで偽物という、オレの側のウズメ姫だ。)が操作する巨大ロボと戦った場所だ。
そして、その巨大ロボは、現在はオレ達の仲間だ。
「明日からの予定は、どうするん。」と、ウズメ姫が提案する。
「桟橋は完成したし、トイレも造ったからな。」と、オレだ。
「じゃあ、この新大陸の調査ね。」と、ユリコが提案する。
「そういえば、まだ偽物が作った基地を調査してなかったわ。」と、ウズメ姫だ。
「あ、あ、あの基地か・・・」と、500年後の星間航行船が作った基地のことを思い出した。
「ニセモノのアマテラス様の貫禄の無さいったら・・・」と、思い出し笑いのウズメ姫だ。
確かに、我がアマテラス様は銀河無双だ。
アマテラス様の背中には、何本も失敗経験という積み重ねが生んだ深い溝が・・・
女神様の最高神としての貫禄はハンパないのだ。
アマテラス計算機同士の対面という・・・オレは、疑問に思うのだが・・・高天原の天照様は・・・その思考を、我らがアマテラス様以外へも移してるのだろうか・・・
経験の浅いアマテラス様が、経験が深いアマテラス様に勝てなかったということだろう。
まあ、無理にこじつけて納得するオレである。
仮設テントで、新大陸の最初の朝が来た。
「では、偽物の基地の調査を始めようか。」と、巨大ロボを進める。
「場所は、わかるの?」と、ウズメ姫だ。
「あ、あ、君の偽物が教えてくれたんだよ。」と、オレが・・・
「やけに、仲がよかったのね。」と、オレの首をツネル・・・
「痛い、痛い、ウズメ姫に違いはないよ。」と、言い訳だ。
「あいつは、あいつは、偽物よっ。」と、叫ぶウズメ姫だーーーーっ。
「スンマセン、まじでスンマセン。」と、殺されたくないオレである。
地雷を踏んで、飛ばされるところだった・・・
ウズメ姫乙は、最初に逢ったころのウズメ姫似だったので、つい・・・
「あそこだ。」と、基地を示すオレだ。
歩幅が10メートルはある巨大ロボだ、時速50キロくらいで歩くからだ。
基地といっても降下船である。
星間航行船は巨大だ。
それで、惑星への降下はできない。 なぜなら、飛び立てないからだ。
それで、惑星の軌道を周回することになる。
そして、降下船で惑星へ着陸するのだ。
隕石流で動力部が破壊されて、星間航行船の居住区を切り離して・・・
破壊された動力部を、騙し騙し航行させていたが・・・とうとう、(偶然だが)惑星の引力で・・・
まあ、それがヒトが生存できる星の発見だったのだ。
オレが思うに、偽物のウズメ姫らはオレ達の星間航行船を追ってきたんだろう・・・
それで、この星へ・・・
まさか、墜落した星間航行船に生存者が・・・500年後も生き残ってるとは・・・
誤解が解けて、太陽系の地球の日本へ連絡のために・・・(帰還できるのか・・・まず、無理かもしれない。)
「そういえば、置き土産があるってウズメ姫の偽物が。」と、思い出したオレだ。
「なぁに、巨大ロボ以外にあるの。」と、ウズメ姫が・・・
「あ、あ、開発のための建設機械やら工事用の器材かと思うんだが。」と、探すオレだ。
「あった、あれだ。」と、コンテナを示す。
置き土産と、紙に書いて貼ってある。
なんか、胡散臭いのだが・・・
「まあ、いいわ開けてよ。」と、ウズメ姫やアリスらが・・・おそらく、冷凍保存のスイーツでも期待してるんだろうが・・・それは、無いな。
「ガラ、ガラ、ガラ。」と、扉を開いた。
「なんだ、蒸気機関車と貨車?」「線路もたくさんあるぞ。」「これは、浄水装置だな。」「道路工事用の機械だって。」 「それも、蒸気機関だぞ。」 つまり、インフラを造りあげる機械が蒸気機関なのだ。
つまり、ここの木材が使えるからのようだ。
「石油も掘るには時間がかかるし、原油を精製しないと、ということだな。」と、理解をするオレだ。
「どうやら、最新の機械は1台も無いようだな。」「たぶん、故障したら修理不能になるからだろう。」
「それと、最悪を考えてのことだろうな。」と、思うオレである。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【連載版】神獣連れの契約妃~加護を疑われ婚約破棄された後、帝国皇子の契約妃になって隣国を豊かに立て直しました
宵
ファンタジー
幼い頃、神獣ヴァレンの加護を期待され、ロザリアは王家に買い取られて王子の婚約者となった。しかし、侍女を取り上げられ、将来の王妃だからと都合よく仕事を押し付けられ、一方で、公爵令嬢があたかも王子の婚約者であるかのように振る舞う。そんな風に冷遇されながらも、ロザリアはヴァレンと共にたくましく生き続けてきた。
そんな中、王子がロザリアに「君との婚約では神獣の加護を感じたことがない。公爵令嬢が加護を持つと判明したし、彼女と結婚する」と婚約破棄をつきつける。
家も職も金も失ったロザリアは、偶然出会った帝国皇子ラウレンツに雇われることになる。元皇妃の暴政で荒廃した帝国を立て直そうとする彼の契約妃となったロザリアは、ヴァレンの力と自身の知恵と経験を駆使し、帝国を豊かに復興させていき、帝国とラウレンツの心に希望を灯す存在となっていく。
*短編に続きをとのお声をたくさんいただき、始めることになりました。引き続きよろしくお願いします。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
開発済みののじゃロリエルフは絶対服従
プルルペルル
ファンタジー
見た目は幼いがその年齢は余裕で四桁を超えるの彼女はエルフ。
千年以上ゴブリンやオークに侵され続けたり、街の肉便器として使わていた彼女はありとあらゆる快楽を叩き込まれた。
男根を見せられれば腰が抜け、服従してしまうほどの調教を施されている彼女は今、平穏を手に入れていた。
千年以上請い願った平穏。
大賢者と呼ばれ世界最高の学び舎の学長となった彼女の平穏は、ほんの少しの油断で奪われてしまうのだった。
※思い付きと勢いで書いているので物語性は薄いです
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる