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空襲警報だ。
ベルリン空襲!
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キール軍港を破壊したギガントは、そのままベルリンを目指した。 政変のゴタゴタで、混乱していた、独逸帝国は、ギガントの攻撃で、さらに混乱する。 その混乱に乗じてキール軍港が破壊されてしまった。 そして、やっと飛び立った防空戦闘機がギガントに襲いかかる。 図体のでかいギガントに、サイズが小さい防空戦闘機が、機銃をダダダダダダと撃ち込んだ。 しかし、ギガントはびくともしなかった。 平然と編隊を崩さずに飛んでいる。 防空戦闘機は、さきの英国、ロンドン急襲の串型戦闘機ではない。 あれは、30ミリ機関砲だった。 しかし、ロンドン急襲に失敗してから整備も増産もされなかった。 会社が潰れて、役員は逐電していたからだ。 それで、防空戦闘機は9ミリ機銃である。 それが、2門付いているだけなのだ。 まあ、ギガントには豆鉄砲しか感じないのだ。 あ、あ、このままではベルリンが、独逸帝国の花の都であるベルリンが落ちる。 防空戦闘機は必死で、ギガントに襲い掛かるが、全く歯が立たなかった。 独逸帝国の防空戦闘機のパイロットは、ギガントが、これほどすごいとは思っていなかった。 そのギガントを退けたファルコンは・・・・ 「とても、我らでは防ぎきれません。」 「防空壕へ退避の連絡を。」 防空戦闘機のパイロットは無線で、基地へ悲痛な連絡だ。 ベルリンの空に空襲警報が鳴り響く。 まさか、本当か。 軍事技術では、日本に次いで世界第2位のわが国の首都に空襲警報だ。 信じられない。 多くの独逸国民が、信じられなかったのだ。 ベルリン市内の広報用の拡声器が喚く。 「市民の皆さん、地下鉄か地下道へ、避難してください、これは、演習ではありません。」 「市民の皆さん、本当です、至急に非難を・・・・」 拡声器は喚き続ける。 やがて、ごうん、ごうん、ごうん、ごうん、と4発発動機の重厚な音が響いた。 同時に雲間から多数のギガント攻撃機が姿を現した。 まだ、避難の放送は続いていた。 どうなる、ベルリン、どうなる独逸帝国。 ・・・・やがて、ギガント攻撃機の下部がパカリと開く。 独逸帝国ご自慢の75ミリ連射砲が姿をあらわした。 あ、あ、独逸帝国ベルリンが風前の灯火だ。 と、最前列の攻撃機が・・・・ バガガガガンンーーーと爆散した。 そして2機目が、また爆散した。 まただ、3機目だ。 ギガント編隊は、明らかに動揺している。 まただ、4機目だ。 あ、とうとうギガントがコースを換えた。 どうやら退却するようだ。 あ、また1機爆散した。 すごい、どこの軍だ。 ギガントの編隊は海からソ連へ帰っていった。 「よし、戦闘態勢を解除しろ。」 ロンメロ将軍が戦闘指揮車から指令した。 観ると、退避壕の盛り土にV型の新型戦車が砲を空に向けて斜め上の姿勢で、ギガントを攻撃していたようだ。 なんと、V型戦車の75ミリ砲でギガントを撃ち落したのか。 そうか、ギガントの75ミリとV型戦車の長砲身75ミリ砲は同じだ。 そして仰角が戦車砲では、足りないから盛り土を利用したのだ。 さすが、ロンメロ将軍だ。 独逸帝国、国民の信頼と期待はダテではないようだ。
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