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水上戦車の試験運用だ。
以外に使える水上戦車だ。
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グルップで、アルミの軽いフロートが造られた。 それを、V型戦車の前後に取り付ける。 まあ、ネジ留めだ。 そして、英国に上陸したら、ネジ部分を小型爆薬で破壊してフロートをはずして、普通のV型戦車として活動できるのだ。 話はカンタンであるが、実際に使えるのか検証が必要である。 そして、海上走行は戦車の後部からシャフトを出してスクリューを廻すのである。 なお舵はスクリューの後ろにつけてある。 さあ、実験だ。
実験の場所はフランスのカレーの海岸だ。 なぜなら、ドーバーはすぐそこだからだ。 フランスではドーバー海峡ではなく、カレー海峡と呼んでいる。 実験は公開ではなく、秘密裏の実験である。 ドーバー越えを英国に知られてはマズいからだ。 実験も総帥は立ち会わない。 総帥は、後ほど撮影された映像で判断することとした。 総帥が立ち会うと大げさになり、外部の者やスパイに漏れやすいからだ。 立会いは軍関係者とグルップ側の数人で実験が開始された。 V型戦車に砲弾や燃料を満載して、フロートを前後につなぐ。 スクリューの試験を地上で、行う。 舵も左右に動く。 「オイ、試験開始の無線が入った。」 「よし、クラッチをつなぐ。」 操縦者はクラッチで無限軌道を動かして波打ち際まで進んだ。 「よし、無限軌道とスクリューを動かして前進だ。」 V型戦車は浜辺から海へ進む。 「クラッチをスクリューのみに切り替え。」 V型戦車は海の上を10ノット(18キロ)くらいで、進む。 「よし、速度を上げろ。」 アクセルを吹かす。 V型は15ノットまで速度が上がる。 「もう少し、速度は上がらないか。」 「アクセルいっぱいです。」 モーターボートほど速度はでないようだ。 まあ、水の抵抗が大きいから限界だろう。 なんせ、戦車の車体を改造しなくて、浮き輪をつけただけなのだ。 しかし、民間の客船くらいの速度はだせる結果であった。 15ノットあれば、遅くとも2時間弱でドーバー海峡を越えて英国に上陸できるのだ。 しかも、戦車はそのままで、フロートのアルミ合金がすこし高額なだけだ。 これは、イケる。 開発技師や軍関係者は色めきたったのだ。 フロートを500組なら30日もあれば生産OKだ。 しかも夜間なら、水上戦車は船舶より小さいから目立たない。 もう、英国を占領できるぞ、と歓声を上げる軍関係者であった。 そして、試験走行が終わった。 「よく、いい結果をだしてくれた、まずは祝いの席だ。」 あれ? 総帥への映像は、どうなったのか。 (もう一度、やり直して撮り直したらしい。)・・・・・・ さて、場所は変わって我が愛する日本国である。 (私は、愛国者であることが誇りなのだ。) 糸河大先生が打ちあげた衛星、その衛星を管理している、日本国にある、打ち上げ衛星管理をする情報省である。 そこの軌道衛星映像管理係り、つまり偵察軍事衛星の映像解析係りだ。 係官は3交代で、情報管理の機密事項を管理できる、超極秘任務の第0種公務員だ。 (組合やストなどの労働運動は一切禁止で、転職など出来ない、今上陛下と総理に宣誓をした者のみの、超極秘の身分である。) その係官が、「変な舟が映像にあるぞ。」 係官は複数で行動する、スパイ行為防止の為だ。 「ヘー、どんな?」 「浜辺から海へ動いて、また陸へ戻っていくようだ。」 「水陸両用車でも造ったのかな。」 「おい、まて、これは、砂浜に無限軌道の跡が見えるじゃないか。」 「まさか。」 「そこを拡大して映像化してみろ。」 「あーーーーーっ、これは、即報告案件だ。」 日本の偵察衛星は日本の進んだ光学技術により、詳細な画像を撮影することが出来る。 さらに、今まではフィルムでの撮影であったから、どうしても回収して現像してからであり、解析が遅れていた。 しかし、進んだテレビ技術により、イマドコは現在を映像化して暗号スクランブル送信で、リアル タイムに映像を観ることができるのだ。 千里眼どころか・・・・名前がつけれないわ。 そして衛星の画像は高速演算機で演算に掛けられた。 回答はいかに。 ウィーーーーーンと唸って計算機から回答が出てきた。 そこには、日本陸軍が南洋の島で運用している水陸両用戦車と同じものである、との結果が・・・・ 映像から動力性能が計算される、約15ノット。 推進力はスクリュー推進と判明する。 違いは、胴体が日本のモノはトヨス亜細亜型であり、独逸帝国はV型戦車であることだ。 そして、一番おそれていることが、実用可と回答だ。 うわさでは、開発が遅れているはずだが。 ドーバー越えの兵器に違いない。 係官は現像した写真を官邸に即、持参した。 欧州がお昼である。 つまり日本は夜だ。 山田総理の布団の横の赤電話が赤く光り鳴り続ける。 「わかった、すぐに出る。」 クルマが玄関につく、総理が乗り官邸まで数分である。 深夜であるから、交通量は無いのだ。 ちなみに深夜24時間営業のコンビニなどは無い。 パトカーに先導された車内で、現像された写真と報告文を読む、我らがアベ、いや山田総理であった。
実験の場所はフランスのカレーの海岸だ。 なぜなら、ドーバーはすぐそこだからだ。 フランスではドーバー海峡ではなく、カレー海峡と呼んでいる。 実験は公開ではなく、秘密裏の実験である。 ドーバー越えを英国に知られてはマズいからだ。 実験も総帥は立ち会わない。 総帥は、後ほど撮影された映像で判断することとした。 総帥が立ち会うと大げさになり、外部の者やスパイに漏れやすいからだ。 立会いは軍関係者とグルップ側の数人で実験が開始された。 V型戦車に砲弾や燃料を満載して、フロートを前後につなぐ。 スクリューの試験を地上で、行う。 舵も左右に動く。 「オイ、試験開始の無線が入った。」 「よし、クラッチをつなぐ。」 操縦者はクラッチで無限軌道を動かして波打ち際まで進んだ。 「よし、無限軌道とスクリューを動かして前進だ。」 V型戦車は浜辺から海へ進む。 「クラッチをスクリューのみに切り替え。」 V型戦車は海の上を10ノット(18キロ)くらいで、進む。 「よし、速度を上げろ。」 アクセルを吹かす。 V型は15ノットまで速度が上がる。 「もう少し、速度は上がらないか。」 「アクセルいっぱいです。」 モーターボートほど速度はでないようだ。 まあ、水の抵抗が大きいから限界だろう。 なんせ、戦車の車体を改造しなくて、浮き輪をつけただけなのだ。 しかし、民間の客船くらいの速度はだせる結果であった。 15ノットあれば、遅くとも2時間弱でドーバー海峡を越えて英国に上陸できるのだ。 しかも、戦車はそのままで、フロートのアルミ合金がすこし高額なだけだ。 これは、イケる。 開発技師や軍関係者は色めきたったのだ。 フロートを500組なら30日もあれば生産OKだ。 しかも夜間なら、水上戦車は船舶より小さいから目立たない。 もう、英国を占領できるぞ、と歓声を上げる軍関係者であった。 そして、試験走行が終わった。 「よく、いい結果をだしてくれた、まずは祝いの席だ。」 あれ? 総帥への映像は、どうなったのか。 (もう一度、やり直して撮り直したらしい。)・・・・・・ さて、場所は変わって我が愛する日本国である。 (私は、愛国者であることが誇りなのだ。) 糸河大先生が打ちあげた衛星、その衛星を管理している、日本国にある、打ち上げ衛星管理をする情報省である。 そこの軌道衛星映像管理係り、つまり偵察軍事衛星の映像解析係りだ。 係官は3交代で、情報管理の機密事項を管理できる、超極秘任務の第0種公務員だ。 (組合やストなどの労働運動は一切禁止で、転職など出来ない、今上陛下と総理に宣誓をした者のみの、超極秘の身分である。) その係官が、「変な舟が映像にあるぞ。」 係官は複数で行動する、スパイ行為防止の為だ。 「ヘー、どんな?」 「浜辺から海へ動いて、また陸へ戻っていくようだ。」 「水陸両用車でも造ったのかな。」 「おい、まて、これは、砂浜に無限軌道の跡が見えるじゃないか。」 「まさか。」 「そこを拡大して映像化してみろ。」 「あーーーーーっ、これは、即報告案件だ。」 日本の偵察衛星は日本の進んだ光学技術により、詳細な画像を撮影することが出来る。 さらに、今まではフィルムでの撮影であったから、どうしても回収して現像してからであり、解析が遅れていた。 しかし、進んだテレビ技術により、イマドコは現在を映像化して暗号スクランブル送信で、リアル タイムに映像を観ることができるのだ。 千里眼どころか・・・・名前がつけれないわ。 そして衛星の画像は高速演算機で演算に掛けられた。 回答はいかに。 ウィーーーーーンと唸って計算機から回答が出てきた。 そこには、日本陸軍が南洋の島で運用している水陸両用戦車と同じものである、との結果が・・・・ 映像から動力性能が計算される、約15ノット。 推進力はスクリュー推進と判明する。 違いは、胴体が日本のモノはトヨス亜細亜型であり、独逸帝国はV型戦車であることだ。 そして、一番おそれていることが、実用可と回答だ。 うわさでは、開発が遅れているはずだが。 ドーバー越えの兵器に違いない。 係官は現像した写真を官邸に即、持参した。 欧州がお昼である。 つまり日本は夜だ。 山田総理の布団の横の赤電話が赤く光り鳴り続ける。 「わかった、すぐに出る。」 クルマが玄関につく、総理が乗り官邸まで数分である。 深夜であるから、交通量は無いのだ。 ちなみに深夜24時間営業のコンビニなどは無い。 パトカーに先導された車内で、現像された写真と報告文を読む、我らがアベ、いや山田総理であった。
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