大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

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新型Uボート

これでもダメだ。

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 謎の潜水艦は深度限界300メートルで独逸帝国のキール軍港をめざした。 その正体は新型Uボートである。 日本海で月光に対抗したミサイル潜水艦ではない。 独逸帝国の軍事機密であるが、すこし紹介しよう。 長さ90メートル 幅10メートル 海上20ノット 海中20ノットで6時間 10ノットで3日間  限界潜航深度300メートル 350メートルで潰れる。 潜望鏡のほかに空気取り入れ塔(シュノーケルのことだ。)で、潜望鏡深度(10メートル)でデーゼル機関でバッテリーに充電しながら運行できる。 前魚雷発射菅4門 後魚雷発射菅2門  Uボートとしては大きい方だ。 なお乗員は40名から38名で運行可だ。 特別な装備がない、そこが大切だ。 つまり、使い勝手がいいのだ。 潜水艦の発する音も以前より静かである。 海中の推進速度が海上と同じだ。 つまり、いままでの2軸スクリューとは違うのだ。 あきらかに日本海軍の潜水艦と同じ1軸推進だ。 イ号は2重反転スクリューだが、(ハヤブサの2重反転プロペラからの応用だ。)独逸帝国はそこまでの技術は、まだ無い。 それにこれは、他言無用に願いたいが、イ号の蓄電池(バッテリー)はゼリー状の電解液だ。 液体ではない。 蓄電池はプラスに2酸化鉛を、マイナスに鉛で電解液に希硫酸を使ったバッテリーだ。  主に自動車用などがある。 希硫酸は液体の劇薬だ。 それをゼリー状にして扱いやすくしてある。 傾けてもOKだ。 これは、日本独自の技術だ。 それに電極に工夫して充電時にガスの発生を抑えた。 普通、鉛蓄電池は充電時にガスが発生する。 これが、人体には毒なのだ。 それで、潜水艦は充電走行では、換気が必要であった。 潜水艦の鉛蓄電池は膨大な量だ。 重いし、ガスは出るわ、劇薬の液体だ、と扱いが大変であった。 それが、日本の潜水艦では、ずいぶん楽になっているのだ。 それだけ、使い勝手がいいのだ。 これは、戦場では大切なことだ。 表面上のスペックだけでは、わからないところだ。 料理で言えば、ひと手間の差がおおきいのだ。 ・・・・で、独逸帝国、キール軍港の潜水艦桟橋に入る。 艦長が、あわてて司令部にご注進だ。 「新型がバレた。」 「なに、処女運用でバレたのか。」 「ブレスト沖でピンガーを打たれた。」(アクデブソナーの音のことだ。) 「相手はどこの国だ。」 「わからない。」と艦長。 「どんな、機関音だ。」 「しないのだ、機関音やスクリュー音が聞えないのだ。」 「まさか、これはウワサだが日本のヤツは音がしないらしい。」 「しかし、フランスのブレスト沖だぞ。」 「英国がそんなサブマリン(潜水艦のこと)を造れるわけがない、まして米国がだ。」 「まさか、そこまで脅威なのか。」 そのとき電話が鳴る。 「ハイ、こちらキール潜水艦司令部だ。」 「うむ、そうか、なんと、わかった。」 電話が切れた。 艦長は内容を聴きたそうだ。 司令部副官が「今、英国にいる同胞から情報が入った、英国のポーツマスで日本の潜水艦が目撃されたらしい。」 「やはり、日本のヤツらだったか。」 艦長は言い知れない恐怖を感じた。 いつからツケられていたんだ、と。
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