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しかし、一方のマリヤはその浮ついた様子にまったく同調しなかった。
「どうしたじゃないわよ。わたしのことは一体どうなったのよ? パパや叔父様たちがジェイダンを説得するっていうからわたしは下で待ってたのよ。だけど今ジェイダンの秘書が来て、社長は帰ったっていうじゃない。どういうことなの?」
「そ、それは……」
ベンはにわかに顔色を変えた。
「わたしがジェイダンに話があるっていったの、覚えてるわよね?」
「お、覚えてるよ、もちろん」
「じゃあなんでジェイダンを帰したの? わたしは今日絶対ジェイダンにひとこといってやらなきゃ気が済まないって、あなたにいったわよね!」
「どうしたじゃないわよ。わたしのことは一体どうなったのよ? パパや叔父様たちがジェイダンを説得するっていうからわたしは下で待ってたのよ。だけど今ジェイダンの秘書が来て、社長は帰ったっていうじゃない。どういうことなの?」
「そ、それは……」
ベンはにわかに顔色を変えた。
「わたしがジェイダンに話があるっていったの、覚えてるわよね?」
「お、覚えてるよ、もちろん」
「じゃあなんでジェイダンを帰したの? わたしは今日絶対ジェイダンにひとこといってやらなきゃ気が済まないって、あなたにいったわよね!」
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