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第2章 私はただ普通に学びたいだけなのに!
22 査問会③
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先程まではアリーナ・オルローのことは他人事で自分には関わりの無いことだと、完全に観客席にいる観客状態だった。
それが、いきなり観客席から舞台の中心に引きずり込まれてしまった。
アリーナの座っている場所も私が座っている位置もこの査問会の開始時点から何も変わっていない。それなのに、今は私とアリーナにだけスポットライトが向けられて私とアリーナが中心になってしまった。他の出席者たちは私とアリーナを観客席から観劇しているだけ。
私を視線で殺そうとでもするかのような強烈な殺意の籠ったアリーナの瞳を私は真正面から受け止めた。
絶対に視線を逸らす訳にはいかない。弱気を見せることはできない。視線で人は殺せない。何も怖くは無い。怯える必要も無い。
私は余裕があるように見せるために、強烈な視線を受け流すような笑顔を浮かべる。真正面からやりあう必要も、真剣に取り合う義務もない。
心を落ち着かせて冷静に対処すればいいだけ。
彼女がこの学園から排除されることは決まっている。それなら、彼女に配慮する必要はどこにもない。
私はアリーナ・オルロー個人に対して特に特別な感情は持っていない。
失礼な態度を取られたし、私への支度金が横領されたことで研究室が使えない状態であったり、王子とその取り巻きに絡まれたりと不愉快な思いをしたり、困ったりもしたが、大したことではない。
案内人失格、事務員失格の学園の職員という程度の認識だ。
アリーナが私を一方的に目の敵にしていただけで、私は彼女の名前すら知らなかったし、知ろうともしなかった。
特に特別な関心も興味もアリーナに持っていなかった。
今もアリーナに何も感じない。
同情したり、哀れんだりしたり、視線が強烈過ぎてちょっと怖いな、くらいは思うが、それは一瞬だけで、心に残るようなものではない。
一方的に敵視されて、いろいろと陰でされていたことを考えると迷惑だと溜め息の一つも吐きたくはなるが、溜め息一つで忘れられる程度のことでしかない。
彼女は本当の意味で私を傷つけることはできなかった。
私の体も心も名誉も立場も何もかも彼女は汚すことも貶めることも辱しめることも引きずり下ろすこともできなかった。
私には被害は無い。
彼女への敵意も怒りも無い。
だからといって大人しく言われっぱなし、やられっぱなしで許容して放置して流すわけにはいかない。
私の夢と誓いのために。
心は決まった。
私は余裕があるように見える落ち着いた笑顔を張り付けたまま口を開いた。
「アリーナ・オルロー、あなたに尋ねたいことがあります」
「平民風情が私を呼び捨てにするな!」
私はアリーナの怒りと蔑みに満ちた叫びを無視して質問を続ける。
「あなたにとって『貴族』とは何ですか?あなたが考える『貴族』の定義と意味を平民の私に教えてください」
「……は?平民はそんなことも知らないの。いいわよ、教えてあげましょう。『貴族』とは『血』よ。親が貴族であるかどうかで決まるのよ。私の親は子爵よ。だから私も『貴族』なの。『貴族』は平民の上に立って平民を従わせる者。わかった?」
アリーナは私を見下しながら偉そうに『貴族』について語った。
「あなたの貴族像は分かりました。貴族の血をひいていればその人間は誰でも貴族ということですね。それは間違いです」
「なんですって!平民風情が貴族の何を知っているというの!!」
私の否定にアリーナは激怒した。
私はアリーナの怒りを無視して優しくアリーナに諭すように言葉を続ける。
「貴族は国の建国に寄与した人物に爵位や土地や身分や権力や役職などを与え、それを子孫へと受け継いでいった一族のことです。国への貢献が認められて国王から爵位を与えられた瞬間に貴族になる人もいます。逆に、罪を犯すなどして爵位を取り上げられた場合は血筋がどうであれ貴族ではなくなります。その一族全員が貴族と称することはできなくなります」
「……そういった場合もあるけど私には関係ないわ。私の家は建国当初からの貴族で、今も私の弟が爵位を継いで存続しているのだから」
「貴族は与えられた権利を行使して、義務を果たし、国の繁栄と安寧に貢献し続けなければなりません。国から与えられた権利はその為のものです。国から与えられた特権を享受だけして義務を果たさず私腹を肥やすだけということは許されません。貴族とは国から認められ、与えられた特権と立場によって成り立っています。それらを国から取り上げられたら血など関係なく、貴族ではなくなります。貴族を貴族足らしめているものは血ではなく国から与えられる爵位や領地や特権です。この国の貴族の根っこは血ではなく、国から与えられた爵位です。領主は全て爵位を与えられています。爵位を剥奪されたり、爵位を返上したりすれば貴族ではなくなります」
「それが何よ!私に何の関係があるの!?」
アリーナは私が何を言おうとしているのかが分からずに困惑して苛立ち始めた。
「爵位を持っている貴族でも貴族の義務を果たしていなければ、爵位を剥奪されます。貴族という身分を振りかざして義務を怠り自分の欲を満たすために法を犯せば爵位は剥奪されるか、降格されます。貴族であれば何をしても許されるという法はこの国のどこにもありません」
「いったい何が言いたいの!」
アリーナは悲鳴のような声をあげた。
「貴族が貴族としてあり続けるためには相応の努力が必要です。血だけではその責務を果たすことはできません。平民は貴族が貴族としての責務を果たし続けていることに敬意を払っているのです。その血を敬っているわけではありません」
「平民風情が貴族を、貴族の血を侮辱するな!」
「貴族を侮辱しているのはあなたでしょう?
貴族としての義務も責任も果たしていないのに、ただ貴族の血を引いているというだけで貴族であると威張り散らし、罪を無かったことにする人間は果たして貴族と呼べるのでしょうか?
職務放棄と業務上横領は貴族だからといって見逃されて許されるものではありません。
貴族という言葉を貴族でもないあなたが自分が何をしても許されるという免罪符として使うのは本物の貴族に対して失礼ですよ」
「違う!私は貴族だ!!私のお父様は子爵で、私はオルロー子爵家の人間よ」
「アリーナ・オルロー、あなたが貴族であると言うなら、あなたは貴族として今まで何をしてきたのですか?貴族として国にどんな貢献をしましたか?貴族として何を成し遂げましたか?貴族として爵位を持っている父親をどのように支えてきましたか?貴族としてどのような義務を果たしましたか?教えてください」
「……あ、あ、あ…………」
アリーナは完全に何も言えなくなり黙り込んでしまった。
「あなたはただの子爵家の血をひく一人の人間に過ぎません。貴族としての仕事もしておらず、義務も果たしていない。貴族としての責任を何も背負っていない。あなたはこの学園の事務員でしかない。その証拠に誰もあなたを貴族とは認めていませんよ」
その背負う責任の重さで貴族としての地位は変わる。
爵位を持っている人、爵位の継承権を持っている人にはそれに見合うだけの能力や仕事を要求される。
領地を治めて税を国に納める。国の役職の仕事を果たす。戦争があれば国を守るために戦う。国王の治世を支える。
貴族は多くの義務と責任を背負っている。爵位を持っている人がその一族の総責任者という立場だ。その人を支えている妻、共に責任を果たしている子などは貴族と呼べる。
しかし、何一つ貴族としての責務を果たしていない家から出た人間は貴族と呼べるのか。
アリーナは会議室を見渡した。すがるように出席者に目を向けたが誰もアリーナを貴族として見ている人はいない。冷たい視線だけが浴びせられている。
アリーナはやっと現状を理解した。
自分は貴族として見られていない、認められていないということにやっと気が付いた。血だけでは何の力も無いことを思い知った。
アリーナはすがり付いていた先を失った。
どうやっても罪から逃れられないことを察したアリーナは脱け殻のようになり、静かに大人しくなった。
そのまま査問会が閉会するまでアリーナは一切口を開くことは無かった。
私はアリーナ・オルローの心を完全に折った。
貴族に喧嘩を売ったのではない。
自分を貴族と思い込んでしまっている事務員の間違いを正しただけ。
査問会の出席者の誰も彼女を貴族として認めなかったし、庇わなかったのだから私の発言に問題は無い、はず。
アリーナ・オルローに売られた喧嘩を買って、きちんとお返ししただけだ。やり過ぎではないだろう。
これで私はやられっぱなしで黙っているような弱い人間ではないことは証明できたはずだ。
貴族相手にやり過ぎということで貴族から反感を買うこともないだろう。アリーナ・オルローは貴族と認められなかったのだから。
結果は満足いくものになった。
しかし、私は部屋から連れて行かれて退出する死んだようなアリーナを見て心が傷んだ。
特に敵意も嫌悪も憎悪も抱いていない相手の心を完全に折ったことを喜べるような嗜虐趣味は持ち合わせていない。
ずっとそのことに心を傷め続けて気に病むほどの優しさも持ち合わせてはいないが。
バタン、とアリーナが退出して閉じられた扉を見て、やっと終わったという安堵と心労から私の口から溜め息がこぼれ落ちた。
それが、いきなり観客席から舞台の中心に引きずり込まれてしまった。
アリーナの座っている場所も私が座っている位置もこの査問会の開始時点から何も変わっていない。それなのに、今は私とアリーナにだけスポットライトが向けられて私とアリーナが中心になってしまった。他の出席者たちは私とアリーナを観客席から観劇しているだけ。
私を視線で殺そうとでもするかのような強烈な殺意の籠ったアリーナの瞳を私は真正面から受け止めた。
絶対に視線を逸らす訳にはいかない。弱気を見せることはできない。視線で人は殺せない。何も怖くは無い。怯える必要も無い。
私は余裕があるように見せるために、強烈な視線を受け流すような笑顔を浮かべる。真正面からやりあう必要も、真剣に取り合う義務もない。
心を落ち着かせて冷静に対処すればいいだけ。
彼女がこの学園から排除されることは決まっている。それなら、彼女に配慮する必要はどこにもない。
私はアリーナ・オルロー個人に対して特に特別な感情は持っていない。
失礼な態度を取られたし、私への支度金が横領されたことで研究室が使えない状態であったり、王子とその取り巻きに絡まれたりと不愉快な思いをしたり、困ったりもしたが、大したことではない。
案内人失格、事務員失格の学園の職員という程度の認識だ。
アリーナが私を一方的に目の敵にしていただけで、私は彼女の名前すら知らなかったし、知ろうともしなかった。
特に特別な関心も興味もアリーナに持っていなかった。
今もアリーナに何も感じない。
同情したり、哀れんだりしたり、視線が強烈過ぎてちょっと怖いな、くらいは思うが、それは一瞬だけで、心に残るようなものではない。
一方的に敵視されて、いろいろと陰でされていたことを考えると迷惑だと溜め息の一つも吐きたくはなるが、溜め息一つで忘れられる程度のことでしかない。
彼女は本当の意味で私を傷つけることはできなかった。
私の体も心も名誉も立場も何もかも彼女は汚すことも貶めることも辱しめることも引きずり下ろすこともできなかった。
私には被害は無い。
彼女への敵意も怒りも無い。
だからといって大人しく言われっぱなし、やられっぱなしで許容して放置して流すわけにはいかない。
私の夢と誓いのために。
心は決まった。
私は余裕があるように見える落ち着いた笑顔を張り付けたまま口を開いた。
「アリーナ・オルロー、あなたに尋ねたいことがあります」
「平民風情が私を呼び捨てにするな!」
私はアリーナの怒りと蔑みに満ちた叫びを無視して質問を続ける。
「あなたにとって『貴族』とは何ですか?あなたが考える『貴族』の定義と意味を平民の私に教えてください」
「……は?平民はそんなことも知らないの。いいわよ、教えてあげましょう。『貴族』とは『血』よ。親が貴族であるかどうかで決まるのよ。私の親は子爵よ。だから私も『貴族』なの。『貴族』は平民の上に立って平民を従わせる者。わかった?」
アリーナは私を見下しながら偉そうに『貴族』について語った。
「あなたの貴族像は分かりました。貴族の血をひいていればその人間は誰でも貴族ということですね。それは間違いです」
「なんですって!平民風情が貴族の何を知っているというの!!」
私の否定にアリーナは激怒した。
私はアリーナの怒りを無視して優しくアリーナに諭すように言葉を続ける。
「貴族は国の建国に寄与した人物に爵位や土地や身分や権力や役職などを与え、それを子孫へと受け継いでいった一族のことです。国への貢献が認められて国王から爵位を与えられた瞬間に貴族になる人もいます。逆に、罪を犯すなどして爵位を取り上げられた場合は血筋がどうであれ貴族ではなくなります。その一族全員が貴族と称することはできなくなります」
「……そういった場合もあるけど私には関係ないわ。私の家は建国当初からの貴族で、今も私の弟が爵位を継いで存続しているのだから」
「貴族は与えられた権利を行使して、義務を果たし、国の繁栄と安寧に貢献し続けなければなりません。国から与えられた権利はその為のものです。国から与えられた特権を享受だけして義務を果たさず私腹を肥やすだけということは許されません。貴族とは国から認められ、与えられた特権と立場によって成り立っています。それらを国から取り上げられたら血など関係なく、貴族ではなくなります。貴族を貴族足らしめているものは血ではなく国から与えられる爵位や領地や特権です。この国の貴族の根っこは血ではなく、国から与えられた爵位です。領主は全て爵位を与えられています。爵位を剥奪されたり、爵位を返上したりすれば貴族ではなくなります」
「それが何よ!私に何の関係があるの!?」
アリーナは私が何を言おうとしているのかが分からずに困惑して苛立ち始めた。
「爵位を持っている貴族でも貴族の義務を果たしていなければ、爵位を剥奪されます。貴族という身分を振りかざして義務を怠り自分の欲を満たすために法を犯せば爵位は剥奪されるか、降格されます。貴族であれば何をしても許されるという法はこの国のどこにもありません」
「いったい何が言いたいの!」
アリーナは悲鳴のような声をあげた。
「貴族が貴族としてあり続けるためには相応の努力が必要です。血だけではその責務を果たすことはできません。平民は貴族が貴族としての責務を果たし続けていることに敬意を払っているのです。その血を敬っているわけではありません」
「平民風情が貴族を、貴族の血を侮辱するな!」
「貴族を侮辱しているのはあなたでしょう?
貴族としての義務も責任も果たしていないのに、ただ貴族の血を引いているというだけで貴族であると威張り散らし、罪を無かったことにする人間は果たして貴族と呼べるのでしょうか?
職務放棄と業務上横領は貴族だからといって見逃されて許されるものではありません。
貴族という言葉を貴族でもないあなたが自分が何をしても許されるという免罪符として使うのは本物の貴族に対して失礼ですよ」
「違う!私は貴族だ!!私のお父様は子爵で、私はオルロー子爵家の人間よ」
「アリーナ・オルロー、あなたが貴族であると言うなら、あなたは貴族として今まで何をしてきたのですか?貴族として国にどんな貢献をしましたか?貴族として何を成し遂げましたか?貴族として爵位を持っている父親をどのように支えてきましたか?貴族としてどのような義務を果たしましたか?教えてください」
「……あ、あ、あ…………」
アリーナは完全に何も言えなくなり黙り込んでしまった。
「あなたはただの子爵家の血をひく一人の人間に過ぎません。貴族としての仕事もしておらず、義務も果たしていない。貴族としての責任を何も背負っていない。あなたはこの学園の事務員でしかない。その証拠に誰もあなたを貴族とは認めていませんよ」
その背負う責任の重さで貴族としての地位は変わる。
爵位を持っている人、爵位の継承権を持っている人にはそれに見合うだけの能力や仕事を要求される。
領地を治めて税を国に納める。国の役職の仕事を果たす。戦争があれば国を守るために戦う。国王の治世を支える。
貴族は多くの義務と責任を背負っている。爵位を持っている人がその一族の総責任者という立場だ。その人を支えている妻、共に責任を果たしている子などは貴族と呼べる。
しかし、何一つ貴族としての責務を果たしていない家から出た人間は貴族と呼べるのか。
アリーナは会議室を見渡した。すがるように出席者に目を向けたが誰もアリーナを貴族として見ている人はいない。冷たい視線だけが浴びせられている。
アリーナはやっと現状を理解した。
自分は貴族として見られていない、認められていないということにやっと気が付いた。血だけでは何の力も無いことを思い知った。
アリーナはすがり付いていた先を失った。
どうやっても罪から逃れられないことを察したアリーナは脱け殻のようになり、静かに大人しくなった。
そのまま査問会が閉会するまでアリーナは一切口を開くことは無かった。
私はアリーナ・オルローの心を完全に折った。
貴族に喧嘩を売ったのではない。
自分を貴族と思い込んでしまっている事務員の間違いを正しただけ。
査問会の出席者の誰も彼女を貴族として認めなかったし、庇わなかったのだから私の発言に問題は無い、はず。
アリーナ・オルローに売られた喧嘩を買って、きちんとお返ししただけだ。やり過ぎではないだろう。
これで私はやられっぱなしで黙っているような弱い人間ではないことは証明できたはずだ。
貴族相手にやり過ぎということで貴族から反感を買うこともないだろう。アリーナ・オルローは貴族と認められなかったのだから。
結果は満足いくものになった。
しかし、私は部屋から連れて行かれて退出する死んだようなアリーナを見て心が傷んだ。
特に敵意も嫌悪も憎悪も抱いていない相手の心を完全に折ったことを喜べるような嗜虐趣味は持ち合わせていない。
ずっとそのことに心を傷め続けて気に病むほどの優しさも持ち合わせてはいないが。
バタン、とアリーナが退出して閉じられた扉を見て、やっと終わったという安堵と心労から私の口から溜め息がこぼれ落ちた。
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