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VS守護者②
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完全に油断していた。
『――――ォオッ!』
「ん? ……うおっ!?」
巨大ゴーレムの胸部に乗ってがりがり装甲を削っていたシグの真横から勢いよく、斬り落としたはずの巨大ゴーレムの腕が迫ってきた。
シグは攻撃を中断し、慌てて真上に跳躍。
危ういところで回避には成功した。
跳んだシグの真下わずか数Cを、五指を開いた岩の拳が通過していく。
(まさか……もう再生しやがったのか?)
口元が引きつる。
再生能力。
それは守護者が一般の魔物と異なる最大の点だ。
守護者は魔境の心臓部を守るために存在する。
だからこそ守護者は魔境の心臓部がある最深部から離れることはないし、また心臓部に一定以上接近したものしか攻撃しない。
そして魔境の心臓部から直接マナの供給を受けており――それによって理不尽なまでのダメージ修復機能を持っている。
ぶわっっ、と巨大ゴーレムの全身から橙色の燐光が放出された。
瞬き一つの間に、さっきまで欠損していたもう片方の巨腕が生える。
シグは自らの失敗に気付いた。
空中に逃げては回避行動を取れない。
(――やっべ)
直後。
『ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!』
再生された左の巨腕が振り回された。大質量によるラリアット。
シグは咄嗟に左手の盾を前にかざすが、焼け石に水もいいところだ。
吹き飛ばされる。
「が、あっ!」
凄まじい勢いで殴り飛ばされ、地面を何度もバウンドしてから背中を石壁に叩きつけた。
飛距離は二十Мを越えている。
遅れて激甚な痛みがシグの全身を襲った。
(くっそ……どんな馬鹿力だよ!?)
だが、シグにはのた打ち回る暇さえない。
巨大ゴーレムが起き上がり、シグに接近するのではなくその場に巨腕を下ろした。
まるで砲身を支える脚のように。
岩の頭部が大きく口を開けた。
その奥からマナの輝きが溢れ、莫大な数の岩の槍が実体化する。
「……嘘だろ」
シグが頬をこわばらせるのと、それが発射されたのはほぼ同時だった。
『――ォアアッ!』
咆哮と同時に岩の槍が殺到する。
容赦のない追い打ちにシグは回避を試みるが、体が思うように動かない。パペットゴーレムのドロップ品である盾はさっき砕けた。思考が停止しかける。
そこに、横合いから砲声が響いた。
「【魔砲撃】ぉ!!」
空色の光球が、真横から岩の槍を消し飛ばす。
シグがそちらを見ると、クゥが猛烈なスピードで駆け寄ってくるところだった。
ちなみに【魔砲撃】というのはクゥの『マナを放出する遠距離攻撃』の仮名である。
毎度『どーん』『よいしょ』『いくよー』などと適当な掛け声で放つためあまりに連携がとりづらく、シグが適当に命名したのだ。
「シグっ、シグ! 大丈夫かい!? ああああこんなにぼろぼろになって! っていうかこれ足が変な向きに曲がってない!?」
「……うるせえ。油断したんだよ」
シグがさりげなくクゥの後方を見ると、クゥが相手をしていたはずの中型ゴーレムたちががらくたの山となって散らばっていた。
どうやらシグが殴り飛ばされたのを見て慌てて叩き潰してきたのだろう。
あの中型ゴーレムも本体同様すぐに再生してしまうので時間稼ぎだが、クゥが駆けつけてくれなければシグは今頃挽肉になっていただろう。
「一応礼言っとく。助かった」
「そんなのはいいけど、シグ! 足!」
「……こいつが効けばいいんだがな」
と、シグは懐から回復薬の瓶を取り出す。先ほどベリーからもらった『レベル三ポーション』だ。
しかし躊躇っている時間はない。瓶の中身を飲み干すと、シグの体に異変が起きた。
バキバキバキバキ! とおそろしい音を立ててシグの折れた足が元に戻ったのだ。
立ち上がると、普通に動ける。
「……痛みがねえのが逆に気持ち悪りい」
「大丈夫なのかい……?」
「ああ」
『『『――――……』』』
そんなやり取りをしていると、中型ゴーレムたちが復活した。
瓦礫は土に戻り、また新たな中型たちが地面から生えてくる。
巨大ゴーレムももちろん単にシグの回復を待っていたわけではなく、ゆっくりと近づいてきている。
「シグ、続けるかい」
「当たり前だろ」
「撤退は恥じゃないと思う。……正直ぼくはシグが怪我をしたのを見て少し怖くなってるんだ。シグが痛い思いをするのを見るのは嫌だよ」
不安そうに言うクゥに、シグは一瞬黙ってから、
「さっき『核』の場所は確認した。向こうの動きも覚えた。もうヘマはしねえ」
本当だね、と見上げてくるクゥにシグは頷きを返す。
「……わかった。ぼくは中型を押さえに行くよ」
そう告げて、クゥはシグのもとを離れた。
中型ゴーレムに距離を詰められると、巨大ゴーレムと連携してきて厄介になる。合流される前に攻撃しにいったクゥの判断は適切だろう。
『ォォオオオ……』
巨大ゴーレムはシグの目と鼻の先まで接近している。
回復薬はもう使ってしまったのでもう一撃たりとも食らうわけにはいかない。
『ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!』
振り下ろされた巨大ゴーレムの拳を、先ほどと同じく関節狙いで解体する。
瓦礫と化した岩の拳がシグの周囲に落下していく。
だが、これではジリ貧だ。
巨大ゴーレムを倒すためには、再生能力を上回るだけの致命打を与えねばならない。
それには胸部に埋まる核を破壊する必要がある。
(……核の場所はさっき確認した)
巨大ゴーレムの猛攻をかいくぐりながら、シグは隙を伺う。
(だが、ちんたら剣で削ってたらゴーレムに再生される)
身体強化があるといっても剣のリーチでは一撃で核までは届かない。
となれば頼れるのは精霊術だが、シグは精霊術の命中精度に自信がないのだった。しかも外せばクゥの補給が必要になってしまう。
(やっぱあれしかねえな――)
シグは唱えた。
迷宮最深部へ来る途中に得た新術の名前を。
「――【<雲>風付与】」
瞬間、シグの持つ剣が翡翠の輝きを放出した。
【<雲>風付与】は装備をマナで強化する精霊術だ。
本来なら剣を一回り覆う程度のものだが、規格外の『大精霊』と契約するシグが使えばすさまじい効力を生む。
シグの剣は濃密な風属性のマナに覆われ、巨剣へと変貌していた。
剣の柄の先に莫大な光の塊が接続されているようにすら見える。その長さは五Мを超えるほど。
シグがそれを軽く振る。
重さもほとんどない。
だが、それだけではるか頭上の巨大ゴーレムの巨腕が、肩口から切断された。
『――――!?』
「もう片方だ」
下から跳ね上がった翡翠の巨剣が残ったほうの腕も斬り落とす。
あまり時間をかけてはいられない。
剣にマナを纏わせるこの術は強力だが、現状では数秒しか持たないのだ。しかも効果が切れればやはりクゥからのマナ補給が必要になってしまう。
ひゅん、とシグは剣を薙いだ。
それだけで。
『――――――――ッッ!?』
巨大ゴーレムの胴が両断された。
切断面には、真っ二つにされた球状の核も見られる。
核が崩壊すれば魔境からのマナ供給が断たれるため、再生が起こることもない。
巨大ゴーレムの斬断された上半分が落下し、地響きを立てた。
そのまま砂の城のようなさらさらと消滅していく。
数秒待ってもよみがえってくる気配はない。
凄まじい量の『経験値』が精霊石のブレスレットに吸い込まれていく。
それを確認してから、シグは深く息を吐いた。
「…………勝ったか」
ほとんど同時に真横から、ずだだだだだだーっ! という騒がしい足音が寄ってくる。
「さっっっすがシグだあ! ぼくの大好きなご主人様――――っ!」
避け損ねたシグは、直後、感極まったクゥの突撃をもろに食らって吹き飛ばされる羽目になった。
『――――ォオッ!』
「ん? ……うおっ!?」
巨大ゴーレムの胸部に乗ってがりがり装甲を削っていたシグの真横から勢いよく、斬り落としたはずの巨大ゴーレムの腕が迫ってきた。
シグは攻撃を中断し、慌てて真上に跳躍。
危ういところで回避には成功した。
跳んだシグの真下わずか数Cを、五指を開いた岩の拳が通過していく。
(まさか……もう再生しやがったのか?)
口元が引きつる。
再生能力。
それは守護者が一般の魔物と異なる最大の点だ。
守護者は魔境の心臓部を守るために存在する。
だからこそ守護者は魔境の心臓部がある最深部から離れることはないし、また心臓部に一定以上接近したものしか攻撃しない。
そして魔境の心臓部から直接マナの供給を受けており――それによって理不尽なまでのダメージ修復機能を持っている。
ぶわっっ、と巨大ゴーレムの全身から橙色の燐光が放出された。
瞬き一つの間に、さっきまで欠損していたもう片方の巨腕が生える。
シグは自らの失敗に気付いた。
空中に逃げては回避行動を取れない。
(――やっべ)
直後。
『ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!』
再生された左の巨腕が振り回された。大質量によるラリアット。
シグは咄嗟に左手の盾を前にかざすが、焼け石に水もいいところだ。
吹き飛ばされる。
「が、あっ!」
凄まじい勢いで殴り飛ばされ、地面を何度もバウンドしてから背中を石壁に叩きつけた。
飛距離は二十Мを越えている。
遅れて激甚な痛みがシグの全身を襲った。
(くっそ……どんな馬鹿力だよ!?)
だが、シグにはのた打ち回る暇さえない。
巨大ゴーレムが起き上がり、シグに接近するのではなくその場に巨腕を下ろした。
まるで砲身を支える脚のように。
岩の頭部が大きく口を開けた。
その奥からマナの輝きが溢れ、莫大な数の岩の槍が実体化する。
「……嘘だろ」
シグが頬をこわばらせるのと、それが発射されたのはほぼ同時だった。
『――ォアアッ!』
咆哮と同時に岩の槍が殺到する。
容赦のない追い打ちにシグは回避を試みるが、体が思うように動かない。パペットゴーレムのドロップ品である盾はさっき砕けた。思考が停止しかける。
そこに、横合いから砲声が響いた。
「【魔砲撃】ぉ!!」
空色の光球が、真横から岩の槍を消し飛ばす。
シグがそちらを見ると、クゥが猛烈なスピードで駆け寄ってくるところだった。
ちなみに【魔砲撃】というのはクゥの『マナを放出する遠距離攻撃』の仮名である。
毎度『どーん』『よいしょ』『いくよー』などと適当な掛け声で放つためあまりに連携がとりづらく、シグが適当に命名したのだ。
「シグっ、シグ! 大丈夫かい!? ああああこんなにぼろぼろになって! っていうかこれ足が変な向きに曲がってない!?」
「……うるせえ。油断したんだよ」
シグがさりげなくクゥの後方を見ると、クゥが相手をしていたはずの中型ゴーレムたちががらくたの山となって散らばっていた。
どうやらシグが殴り飛ばされたのを見て慌てて叩き潰してきたのだろう。
あの中型ゴーレムも本体同様すぐに再生してしまうので時間稼ぎだが、クゥが駆けつけてくれなければシグは今頃挽肉になっていただろう。
「一応礼言っとく。助かった」
「そんなのはいいけど、シグ! 足!」
「……こいつが効けばいいんだがな」
と、シグは懐から回復薬の瓶を取り出す。先ほどベリーからもらった『レベル三ポーション』だ。
しかし躊躇っている時間はない。瓶の中身を飲み干すと、シグの体に異変が起きた。
バキバキバキバキ! とおそろしい音を立ててシグの折れた足が元に戻ったのだ。
立ち上がると、普通に動ける。
「……痛みがねえのが逆に気持ち悪りい」
「大丈夫なのかい……?」
「ああ」
『『『――――……』』』
そんなやり取りをしていると、中型ゴーレムたちが復活した。
瓦礫は土に戻り、また新たな中型たちが地面から生えてくる。
巨大ゴーレムももちろん単にシグの回復を待っていたわけではなく、ゆっくりと近づいてきている。
「シグ、続けるかい」
「当たり前だろ」
「撤退は恥じゃないと思う。……正直ぼくはシグが怪我をしたのを見て少し怖くなってるんだ。シグが痛い思いをするのを見るのは嫌だよ」
不安そうに言うクゥに、シグは一瞬黙ってから、
「さっき『核』の場所は確認した。向こうの動きも覚えた。もうヘマはしねえ」
本当だね、と見上げてくるクゥにシグは頷きを返す。
「……わかった。ぼくは中型を押さえに行くよ」
そう告げて、クゥはシグのもとを離れた。
中型ゴーレムに距離を詰められると、巨大ゴーレムと連携してきて厄介になる。合流される前に攻撃しにいったクゥの判断は適切だろう。
『ォォオオオ……』
巨大ゴーレムはシグの目と鼻の先まで接近している。
回復薬はもう使ってしまったのでもう一撃たりとも食らうわけにはいかない。
『ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!』
振り下ろされた巨大ゴーレムの拳を、先ほどと同じく関節狙いで解体する。
瓦礫と化した岩の拳がシグの周囲に落下していく。
だが、これではジリ貧だ。
巨大ゴーレムを倒すためには、再生能力を上回るだけの致命打を与えねばならない。
それには胸部に埋まる核を破壊する必要がある。
(……核の場所はさっき確認した)
巨大ゴーレムの猛攻をかいくぐりながら、シグは隙を伺う。
(だが、ちんたら剣で削ってたらゴーレムに再生される)
身体強化があるといっても剣のリーチでは一撃で核までは届かない。
となれば頼れるのは精霊術だが、シグは精霊術の命中精度に自信がないのだった。しかも外せばクゥの補給が必要になってしまう。
(やっぱあれしかねえな――)
シグは唱えた。
迷宮最深部へ来る途中に得た新術の名前を。
「――【<雲>風付与】」
瞬間、シグの持つ剣が翡翠の輝きを放出した。
【<雲>風付与】は装備をマナで強化する精霊術だ。
本来なら剣を一回り覆う程度のものだが、規格外の『大精霊』と契約するシグが使えばすさまじい効力を生む。
シグの剣は濃密な風属性のマナに覆われ、巨剣へと変貌していた。
剣の柄の先に莫大な光の塊が接続されているようにすら見える。その長さは五Мを超えるほど。
シグがそれを軽く振る。
重さもほとんどない。
だが、それだけではるか頭上の巨大ゴーレムの巨腕が、肩口から切断された。
『――――!?』
「もう片方だ」
下から跳ね上がった翡翠の巨剣が残ったほうの腕も斬り落とす。
あまり時間をかけてはいられない。
剣にマナを纏わせるこの術は強力だが、現状では数秒しか持たないのだ。しかも効果が切れればやはりクゥからのマナ補給が必要になってしまう。
ひゅん、とシグは剣を薙いだ。
それだけで。
『――――――――ッッ!?』
巨大ゴーレムの胴が両断された。
切断面には、真っ二つにされた球状の核も見られる。
核が崩壊すれば魔境からのマナ供給が断たれるため、再生が起こることもない。
巨大ゴーレムの斬断された上半分が落下し、地響きを立てた。
そのまま砂の城のようなさらさらと消滅していく。
数秒待ってもよみがえってくる気配はない。
凄まじい量の『経験値』が精霊石のブレスレットに吸い込まれていく。
それを確認してから、シグは深く息を吐いた。
「…………勝ったか」
ほとんど同時に真横から、ずだだだだだだーっ! という騒がしい足音が寄ってくる。
「さっっっすがシグだあ! ぼくの大好きなご主人様――――っ!」
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