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第四部 王都の新たな日々
第319話 ロドリゲス先生の受難
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ロドリゲス先生は、まあ、ベテランの部類に入る男の先生である。
子供の頃からそこそこ優秀で、それなりの家柄だった彼は、順当に王立学院を卒業して、そのままそこの教師におさまった。
地味ではあるが真面目な彼は、同じように地味で純朴で清楚な女性と結婚し、息子を得た。
その息子もまたそれなりに優秀で、彼の密かな自慢だったりする。
そんなきまじめな彼の教師としての評価はそこそこで、無難故にクラス担任として重宝された。
王立学院では、学院での生活になれていない1年のクラスにだけ担任教師がつく。
2年目からは生徒の自主性が重んじられ、選択授業も増えるため、一般クラスに担任教師がつくことはない。
2年目から選択出来る、騎士育成科や高等メイド科、高等商業科、貴族科といった特殊クラスはそれぞれその分野に特化した教師が担当し、サポートする事になっているが。
担任を持つということは、単純に仕事が増えて自由な時間が減るため、多くの教師はなりたがらなかったが、ロドリゲスはそうではなかった。
彼は、希望を抱き王立学院に進学してきた青少年の相談に乗り、共に進むべき道を探してあげることの出来る担任教師という役割が好きだった。
毎年、彼の楽しみは沢山の生徒と触れ合い、1番の相談相手になること。
王立学院を選んで進学してくる生徒は、真面目で熱意のある生徒が多かった。
まあ、中には高慢な貴族の子弟も混ざっていたりもしたが。
だが、ロドリゲスは幸い、それほどの苦労をした記憶はなかった。
きっと担当する生徒に恵まれていたのだろう。
しかし、今年は少々勝手が違った。
担任教師には、担任を補佐する役目の副担任が1人つく。
副担任は大抵、まだ若手の教師や新任教師がつくもの、なのだが。
今年、ロドリゲスについた副担任は少し毛色が違っていた。
赴任したてではあるので、一応新人といえば新人なのだろう。
だが、彼女は新人と呼ぶには少々貫禄、というか威圧感があり、なにより王立学院の学院長の孫娘という立場が、小心者のロドリゲスを萎縮させた。
それは新学期がはじまってから数日たった今でも変わらなかった。
「で、では、行きましょうか……」
「はい。今日もよろしくお願いします。ロドリゲス先生」
おどおどと話しかけるロドリゲスに、顔色1つ変えずに答えるサシャ先生。
礼儀正しいし、威圧的な態度をとるわけでは決してないのだが、クールすぎて何となく怖い。
それが、王立学院の学院長の秘蔵の孫娘、サシャ先生だった。
もうそろそろ結婚してもいいお年頃のはずなのだが、その気配はまるでない。
このままではいき遅れてしまうのではないかと、他人事ながら心配になるほどに。
まあ、とはいえ、サシャ先生の家は歴代の宰相を排出する名門の家柄だから、嫁の貰い先など、探す気になればあっという間に見つかるだろうとは思うのだが。
現実逃避気味にそんな事を考えつつ、教室までの道のりを無言で歩く。
気軽に世間話でもすればいいのだろうが、気後れしてしまい中々話しかけられない日々が続いていた。
そんな現状を憂い、ロドリゲス先生は後ろを歩くサシャ先生に気づかれないようにこっそりと吐息を漏らすのだった。
「みなさん、おはようございます」
生徒に沈んだ顔を見せるわけにはいかないので、空元気をどうにか絞り出し、元気よく挨拶しながら教室の扉を開ける。
一斉にこちらをみる顔の中に、このクラスの問題児の顔もあった。
元は銀色のきれいな髪なのだろうけれど、灰をかぶったようにくすんだくしゃくしゃヘアーに、瞳の色も形も見通せないほど分厚いぐるぐる模様のメガネ。
ふっくら愛らしい曲線を描く頬には、驚くほどの数のそばかすがちりばめられ。
テイマー系の職業を得ているのか、日替わりで連れてくる眷属は今日は襟巻きに擬態したキツネのような生き物。
恐らく、眷属として連れ歩いているからには、アレも魔物なのだろう。
眷属はどうやら3体いるらしく、キツネ以外にも威圧感はんぱない大きな狼や、頭の上に乗る大きさの火トカゲを日替わりで連れてきていた。
ロドリゲス本人の希望としては、出来れば眷属は家に置いてきて頂きたいというのが本音だったが、王立学院の校則に眷属を同行させる事を規制する内容は無かった。
故に、ロドリゲス先生も言えない。
その子達、家でお留守番させたらどうかな、などとは。
それに、どうやらこの変わり者の少年は、学院長のお気に入りらしい。
そのことを学院長が明言したわけではないが、言わなくても分かる。
アズベルグにいた彼を学院長が直々にスカウトしてきたのは周知の事だった上に、学院長の孫娘が件の生徒にべったりなのだ。
サシャ先生が副担任だというのも名ばかり。彼女はほぼシュリ専用の先生となっていた。
本人曰く、幼いシュリの為のサポートを学院長から仰せつかっているとの事だが、それもどこまで本当だか分からない。
そのくらい、どうしてだか彼女はシュリナスカ・ルバーノという風変わりな生徒にご執心だった。
そんな風に、ロドリゲス先生がちょっと思考の海にはまっている間にも、
「……サシャ先生?」
「なんですか? シュリ君」
「毎度言うのもなんですが、僕、1人で座れますよ?」
「ええ。それは重々承知しています。ですが」
「ですが?」
「いつも説明するように、これはシュリ君を的確にサポートする為です。この位置なら、タイムロス無く流れるように自然にシュリ君をサポート出来ますから」
サシャ先生はちゃっかりとシュリのお尻とイスの間に己の体を割り込ませていた。
つまり、シュリを己の太股に乗せた状態である。
当然の事ながら、乗せられている当人から苦情が入るが、サシャ先生の反撃も堂に入ったものである。
まあ、1週間ほども同じやりとりをしていればそうもなるだろうが。
こんな2人の様子を初めて見せられた時は、教室は大層ざわめき、流石のロドリゲス先生も注意した。
しかし、あっという間に論破され、黙認せざるを得ない現在の状況が出来上がってしまった。
今ではもう、周囲の生徒もすっかりこの光景になれきってしまっているようで、ざわめく様子すらない。
時折、サシャ先生にあこがれているのであろう生徒が、うらやましそうに彼らを見るくらいである。
サシャ先生とシュリの攻防は、最後はシュリの根負けで勝負がつく。
少年の諦めたようなため息を合図に、
「……では、教養学の授業を始めましょうか」
ロドリゲス先生は今日も授業の開始を告げる。
他の先生も、こんなやるせない思いをしているんですかねぇ、とそんなことを思いながら。
子供の頃からそこそこ優秀で、それなりの家柄だった彼は、順当に王立学院を卒業して、そのままそこの教師におさまった。
地味ではあるが真面目な彼は、同じように地味で純朴で清楚な女性と結婚し、息子を得た。
その息子もまたそれなりに優秀で、彼の密かな自慢だったりする。
そんなきまじめな彼の教師としての評価はそこそこで、無難故にクラス担任として重宝された。
王立学院では、学院での生活になれていない1年のクラスにだけ担任教師がつく。
2年目からは生徒の自主性が重んじられ、選択授業も増えるため、一般クラスに担任教師がつくことはない。
2年目から選択出来る、騎士育成科や高等メイド科、高等商業科、貴族科といった特殊クラスはそれぞれその分野に特化した教師が担当し、サポートする事になっているが。
担任を持つということは、単純に仕事が増えて自由な時間が減るため、多くの教師はなりたがらなかったが、ロドリゲスはそうではなかった。
彼は、希望を抱き王立学院に進学してきた青少年の相談に乗り、共に進むべき道を探してあげることの出来る担任教師という役割が好きだった。
毎年、彼の楽しみは沢山の生徒と触れ合い、1番の相談相手になること。
王立学院を選んで進学してくる生徒は、真面目で熱意のある生徒が多かった。
まあ、中には高慢な貴族の子弟も混ざっていたりもしたが。
だが、ロドリゲスは幸い、それほどの苦労をした記憶はなかった。
きっと担当する生徒に恵まれていたのだろう。
しかし、今年は少々勝手が違った。
担任教師には、担任を補佐する役目の副担任が1人つく。
副担任は大抵、まだ若手の教師や新任教師がつくもの、なのだが。
今年、ロドリゲスについた副担任は少し毛色が違っていた。
赴任したてではあるので、一応新人といえば新人なのだろう。
だが、彼女は新人と呼ぶには少々貫禄、というか威圧感があり、なにより王立学院の学院長の孫娘という立場が、小心者のロドリゲスを萎縮させた。
それは新学期がはじまってから数日たった今でも変わらなかった。
「で、では、行きましょうか……」
「はい。今日もよろしくお願いします。ロドリゲス先生」
おどおどと話しかけるロドリゲスに、顔色1つ変えずに答えるサシャ先生。
礼儀正しいし、威圧的な態度をとるわけでは決してないのだが、クールすぎて何となく怖い。
それが、王立学院の学院長の秘蔵の孫娘、サシャ先生だった。
もうそろそろ結婚してもいいお年頃のはずなのだが、その気配はまるでない。
このままではいき遅れてしまうのではないかと、他人事ながら心配になるほどに。
まあ、とはいえ、サシャ先生の家は歴代の宰相を排出する名門の家柄だから、嫁の貰い先など、探す気になればあっという間に見つかるだろうとは思うのだが。
現実逃避気味にそんな事を考えつつ、教室までの道のりを無言で歩く。
気軽に世間話でもすればいいのだろうが、気後れしてしまい中々話しかけられない日々が続いていた。
そんな現状を憂い、ロドリゲス先生は後ろを歩くサシャ先生に気づかれないようにこっそりと吐息を漏らすのだった。
「みなさん、おはようございます」
生徒に沈んだ顔を見せるわけにはいかないので、空元気をどうにか絞り出し、元気よく挨拶しながら教室の扉を開ける。
一斉にこちらをみる顔の中に、このクラスの問題児の顔もあった。
元は銀色のきれいな髪なのだろうけれど、灰をかぶったようにくすんだくしゃくしゃヘアーに、瞳の色も形も見通せないほど分厚いぐるぐる模様のメガネ。
ふっくら愛らしい曲線を描く頬には、驚くほどの数のそばかすがちりばめられ。
テイマー系の職業を得ているのか、日替わりで連れてくる眷属は今日は襟巻きに擬態したキツネのような生き物。
恐らく、眷属として連れ歩いているからには、アレも魔物なのだろう。
眷属はどうやら3体いるらしく、キツネ以外にも威圧感はんぱない大きな狼や、頭の上に乗る大きさの火トカゲを日替わりで連れてきていた。
ロドリゲス本人の希望としては、出来れば眷属は家に置いてきて頂きたいというのが本音だったが、王立学院の校則に眷属を同行させる事を規制する内容は無かった。
故に、ロドリゲス先生も言えない。
その子達、家でお留守番させたらどうかな、などとは。
それに、どうやらこの変わり者の少年は、学院長のお気に入りらしい。
そのことを学院長が明言したわけではないが、言わなくても分かる。
アズベルグにいた彼を学院長が直々にスカウトしてきたのは周知の事だった上に、学院長の孫娘が件の生徒にべったりなのだ。
サシャ先生が副担任だというのも名ばかり。彼女はほぼシュリ専用の先生となっていた。
本人曰く、幼いシュリの為のサポートを学院長から仰せつかっているとの事だが、それもどこまで本当だか分からない。
そのくらい、どうしてだか彼女はシュリナスカ・ルバーノという風変わりな生徒にご執心だった。
そんな風に、ロドリゲス先生がちょっと思考の海にはまっている間にも、
「……サシャ先生?」
「なんですか? シュリ君」
「毎度言うのもなんですが、僕、1人で座れますよ?」
「ええ。それは重々承知しています。ですが」
「ですが?」
「いつも説明するように、これはシュリ君を的確にサポートする為です。この位置なら、タイムロス無く流れるように自然にシュリ君をサポート出来ますから」
サシャ先生はちゃっかりとシュリのお尻とイスの間に己の体を割り込ませていた。
つまり、シュリを己の太股に乗せた状態である。
当然の事ながら、乗せられている当人から苦情が入るが、サシャ先生の反撃も堂に入ったものである。
まあ、1週間ほども同じやりとりをしていればそうもなるだろうが。
こんな2人の様子を初めて見せられた時は、教室は大層ざわめき、流石のロドリゲス先生も注意した。
しかし、あっという間に論破され、黙認せざるを得ない現在の状況が出来上がってしまった。
今ではもう、周囲の生徒もすっかりこの光景になれきってしまっているようで、ざわめく様子すらない。
時折、サシャ先生にあこがれているのであろう生徒が、うらやましそうに彼らを見るくらいである。
サシャ先生とシュリの攻防は、最後はシュリの根負けで勝負がつく。
少年の諦めたようなため息を合図に、
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