366 / 545
第四部 王都の新たな日々
第318話 パーティーにて~束の間の休息~
しおりを挟む
一通りみんなのところを回り歩き。
シュリはこっそり隠れて束の間の休息を得ていた。
別にみんなと過ごすのがイヤなわけではない。イヤなわけではないが、構われすぎてちょっと疲れてしまった。
ちょっとの間だけでも、みんなから離れて静かに過ごしたかったので、隙を見てみんなから逃れてきたのだった。
それほど高くない木の上で、安定感のいい枝に身を預けながら、シュリは小さく息をつく。
メイドさんやら執事さんやら、ルバーノ屋敷で働いているみんなは、忙しく立ち働いているし、今のシュリのいる場所は彼らの導線からも少し離れていた。
だから、誰にも見つかることはないだろうと高をくくっていたら、
「あれ? シュリ様?」
女性にしては少し低めの声の持ち主に、そう声をかけられた。
まんまと見つかってしまったシュリは、その聞き覚えのあるような無いような声の主の方へ目を向ける。
そこにはちょっと地味だけど清楚な様子のメイドさんが居て、目を丸くしてこちらを見上げていた。若いとは言えない年齢だが、身綺麗で清潔感があり、そこはかとない色気を感じるその人は、最初こそ驚いていたようだが、何かを察したように、ああ、と頷き、
「ちょっと待ってて下さいね?」
そう言いおいてパーティー会場の方へと、しとやかに歩いているようにしか見えないのにびっくりするくらいのスピードで去っていった。
シュリは女性にしては少し高めのその背を見送りながら、首を傾げる。
なんだか、どこかで見たことがある人なんだけど、誰だったかなぁ、と。
一応お屋敷内のメイドさんの顔は把握していたつもりだが、その誰とも違う気がする。
(セバスチャンが臨時で雇ったメイドさんかなぁ?)
でも、その割には見覚えがあるんだよなぁ、としきりに首を傾げていると、
「シュリ様、お待たせしました」
件のメイドさんがいつの間にか戻ってきていた。
彼女の差し出すグラスとお皿を受け取り、
「ありがとう、おねーさん」
にっこり笑ってそう声をかけると、メイドさんはぽっと愛らしく頬を染めた。
「お、おねーさん。なんだか、新鮮ですね。シュリ様にそんな風に呼ばれるのは」
独り言のようにそんな言葉をこぼすおねーさんを見つつ、シュリは再び首を傾げる。
おねーさんと呼ばれるのが新鮮。
ということは、シュリは普段、別の呼び方でこの人に呼びかけている、ということになる。
(まさか、おばさん、って呼ぶ訳ないだろうし、名前とかで呼んでるのかなぁ? でもその割には、全く名前が思い浮かばないんだけど)
怪訝そうな顔で謎なメイドさんの顔をまじまじと見つめる。
シュリにじっと見つめられ、メイドさんの顔はますます赤くなり、その首筋までもほんのりと染める。
その様が何とも熟れた色気を感じさせ、なんだか男の人にモテそうなメイドさんだなぁと妙な感心をしてしまう。
「え、えっと、シュリ様? シュリ様はずっとお忙しそうだったので、落ち着いてお食事がとれていないかと思いまして。シュリ様のお好きそうな料理とお飲物をお持ちしましたから、もう少しここでゆっくり過ごして下さい。会場の方はまだシュリ様の不在に気づいていないようでしたから、もう少し時間を稼げると思います」
シュリに見つめられ、ちょっと落ち着かない様子ながらも見事な気遣いを見せてくれるメイドさんに、シュリは更に感動の眼差しを注ぐ。
そんなシュリをメイドさんはほんの一瞬まっすぐ見上げ、だがすぐに恥ずかしそうに目を伏せ。
まったくあざとくなく男心をくすぐってくる仕草に感心しつつ、
「ありがとう、おねーさん」
微笑み、メイドさんにお礼を言った。
「しゅ、しゅりさま。そ、そのおねーさん、というのはちょっと。シュリ様のお素敵な笑顔と相まって、心臓がドキドキしすぎて、新たな扉を開いてしまいそうでちょっと危険かもしれません」
メイドさんはとうとう両手で顔を覆ってしまった。
覆いきれない耳や首筋まで赤いから、きっと隠れたその顔の赤さはかなりのものだろう。
新たな扉というのがどの扉か分からないが、危険だと言うのならなるべく開かない方向性でいきたい。
とはいえ、メイドさんをなんと呼んでいいか分からず、
「えっと、おねーさんじゃないならなんて呼んだらいいかな? メイドさん、だと他のみんなとの区別がつかないし」
素直にそう尋ねた。
「そ、そうですね。確かに。かといって普段の呼び方も、この姿の時は差し障りがありそうですし。じゃあ、ハン……ハンナ、とお呼びいただけますか?」
「ハンナさん、かぁ。分かった。じゃあ、そう呼ぶね?」
「呼び捨てで構いませんよ?」
「ん~。でも、呼び捨てよりハンナさんって呼んだ方がしっくりくるから、ハンナさんって呼ぶね」
「そ、そうですか」
名前呼びも少し危険ですが、でもおねーさんと呼ばれるよりはまだ……、などとぶつぶつ言っているメイドさんを木の上から見下ろしながら思う。
なんだか、名前にも聞き覚えがあるような、と。
だが、いくら見つめても考えても、目の前のメイドさんの正体が分からない。
もうちょっとで正解がつかめそうな気もするのだが。
でも、その正解にたどり着く前にタイムリミットが来てしまった。
「じゃあ、シュリ様。わたしはそろそろ……」
「あ、うん。色々ありがとう、ハンナさん。何か用事の途中だった? 忙しいところを引き止めちゃったならごめんね?」
「いえ! 用事、というほどの事ではないんですけれど、パーティーですし、馬達にもいつもより良い飼い葉をあげようと思いまして」
では、失礼します、そう言ってメイドさんは厩舎の方へとお淑やかに歩いて行ってしまった。
その背中を見送りながら、シュリはようやくメイドさんの正体に気がつくことが出来た。
シュリも驚くほど上手にメイドさんに擬態した御者のおじさんは、そうと気づいてもなお女の人にしか見えない歩き方でシュリの視界から消える。
彼のメイドさん姿は前にも見たことがあった。
だが、今日の彼のメイド姿は以前よりも数段堂に入ったものであり。
なんというか、前よりもずっと綺麗になっていた、気がする。
いつもはちょっと小綺麗ではあるけど普通のおじさんなのに、女の人に化けるだけで、どうしてああも男の人の目を引く感じに仕上がるのか。
おじさんのメイドさん姿を脳裏に思い浮かべてみれば、顔立ち自体はものすごい美人という訳では無いのだ。
なのに、美人風の雰囲気があり、色気を感じる。
まあ、上手にお化粧しているので、おじさん状態の時よりはずっと綺麗だけど。
不思議だなぁ、と思いつつ、シュリはメイドなおじさんが持ってきてくれた飲み物を飲み、お皿に盛り合わせてくれた料理を味わう。
彼の用意してくれた料理は、シュリの好みにぴったりで。
普段は御者をしている彼が、自分の好みを把握していてくれたことに驚きを感じつつ。
そんな彼の隠れたメイド力に、いつかメイドとして働く彼の姿が目に見えるような気がするシュリなのだった。
シュリはこっそり隠れて束の間の休息を得ていた。
別にみんなと過ごすのがイヤなわけではない。イヤなわけではないが、構われすぎてちょっと疲れてしまった。
ちょっとの間だけでも、みんなから離れて静かに過ごしたかったので、隙を見てみんなから逃れてきたのだった。
それほど高くない木の上で、安定感のいい枝に身を預けながら、シュリは小さく息をつく。
メイドさんやら執事さんやら、ルバーノ屋敷で働いているみんなは、忙しく立ち働いているし、今のシュリのいる場所は彼らの導線からも少し離れていた。
だから、誰にも見つかることはないだろうと高をくくっていたら、
「あれ? シュリ様?」
女性にしては少し低めの声の持ち主に、そう声をかけられた。
まんまと見つかってしまったシュリは、その聞き覚えのあるような無いような声の主の方へ目を向ける。
そこにはちょっと地味だけど清楚な様子のメイドさんが居て、目を丸くしてこちらを見上げていた。若いとは言えない年齢だが、身綺麗で清潔感があり、そこはかとない色気を感じるその人は、最初こそ驚いていたようだが、何かを察したように、ああ、と頷き、
「ちょっと待ってて下さいね?」
そう言いおいてパーティー会場の方へと、しとやかに歩いているようにしか見えないのにびっくりするくらいのスピードで去っていった。
シュリは女性にしては少し高めのその背を見送りながら、首を傾げる。
なんだか、どこかで見たことがある人なんだけど、誰だったかなぁ、と。
一応お屋敷内のメイドさんの顔は把握していたつもりだが、その誰とも違う気がする。
(セバスチャンが臨時で雇ったメイドさんかなぁ?)
でも、その割には見覚えがあるんだよなぁ、としきりに首を傾げていると、
「シュリ様、お待たせしました」
件のメイドさんがいつの間にか戻ってきていた。
彼女の差し出すグラスとお皿を受け取り、
「ありがとう、おねーさん」
にっこり笑ってそう声をかけると、メイドさんはぽっと愛らしく頬を染めた。
「お、おねーさん。なんだか、新鮮ですね。シュリ様にそんな風に呼ばれるのは」
独り言のようにそんな言葉をこぼすおねーさんを見つつ、シュリは再び首を傾げる。
おねーさんと呼ばれるのが新鮮。
ということは、シュリは普段、別の呼び方でこの人に呼びかけている、ということになる。
(まさか、おばさん、って呼ぶ訳ないだろうし、名前とかで呼んでるのかなぁ? でもその割には、全く名前が思い浮かばないんだけど)
怪訝そうな顔で謎なメイドさんの顔をまじまじと見つめる。
シュリにじっと見つめられ、メイドさんの顔はますます赤くなり、その首筋までもほんのりと染める。
その様が何とも熟れた色気を感じさせ、なんだか男の人にモテそうなメイドさんだなぁと妙な感心をしてしまう。
「え、えっと、シュリ様? シュリ様はずっとお忙しそうだったので、落ち着いてお食事がとれていないかと思いまして。シュリ様のお好きそうな料理とお飲物をお持ちしましたから、もう少しここでゆっくり過ごして下さい。会場の方はまだシュリ様の不在に気づいていないようでしたから、もう少し時間を稼げると思います」
シュリに見つめられ、ちょっと落ち着かない様子ながらも見事な気遣いを見せてくれるメイドさんに、シュリは更に感動の眼差しを注ぐ。
そんなシュリをメイドさんはほんの一瞬まっすぐ見上げ、だがすぐに恥ずかしそうに目を伏せ。
まったくあざとくなく男心をくすぐってくる仕草に感心しつつ、
「ありがとう、おねーさん」
微笑み、メイドさんにお礼を言った。
「しゅ、しゅりさま。そ、そのおねーさん、というのはちょっと。シュリ様のお素敵な笑顔と相まって、心臓がドキドキしすぎて、新たな扉を開いてしまいそうでちょっと危険かもしれません」
メイドさんはとうとう両手で顔を覆ってしまった。
覆いきれない耳や首筋まで赤いから、きっと隠れたその顔の赤さはかなりのものだろう。
新たな扉というのがどの扉か分からないが、危険だと言うのならなるべく開かない方向性でいきたい。
とはいえ、メイドさんをなんと呼んでいいか分からず、
「えっと、おねーさんじゃないならなんて呼んだらいいかな? メイドさん、だと他のみんなとの区別がつかないし」
素直にそう尋ねた。
「そ、そうですね。確かに。かといって普段の呼び方も、この姿の時は差し障りがありそうですし。じゃあ、ハン……ハンナ、とお呼びいただけますか?」
「ハンナさん、かぁ。分かった。じゃあ、そう呼ぶね?」
「呼び捨てで構いませんよ?」
「ん~。でも、呼び捨てよりハンナさんって呼んだ方がしっくりくるから、ハンナさんって呼ぶね」
「そ、そうですか」
名前呼びも少し危険ですが、でもおねーさんと呼ばれるよりはまだ……、などとぶつぶつ言っているメイドさんを木の上から見下ろしながら思う。
なんだか、名前にも聞き覚えがあるような、と。
だが、いくら見つめても考えても、目の前のメイドさんの正体が分からない。
もうちょっとで正解がつかめそうな気もするのだが。
でも、その正解にたどり着く前にタイムリミットが来てしまった。
「じゃあ、シュリ様。わたしはそろそろ……」
「あ、うん。色々ありがとう、ハンナさん。何か用事の途中だった? 忙しいところを引き止めちゃったならごめんね?」
「いえ! 用事、というほどの事ではないんですけれど、パーティーですし、馬達にもいつもより良い飼い葉をあげようと思いまして」
では、失礼します、そう言ってメイドさんは厩舎の方へとお淑やかに歩いて行ってしまった。
その背中を見送りながら、シュリはようやくメイドさんの正体に気がつくことが出来た。
シュリも驚くほど上手にメイドさんに擬態した御者のおじさんは、そうと気づいてもなお女の人にしか見えない歩き方でシュリの視界から消える。
彼のメイドさん姿は前にも見たことがあった。
だが、今日の彼のメイド姿は以前よりも数段堂に入ったものであり。
なんというか、前よりもずっと綺麗になっていた、気がする。
いつもはちょっと小綺麗ではあるけど普通のおじさんなのに、女の人に化けるだけで、どうしてああも男の人の目を引く感じに仕上がるのか。
おじさんのメイドさん姿を脳裏に思い浮かべてみれば、顔立ち自体はものすごい美人という訳では無いのだ。
なのに、美人風の雰囲気があり、色気を感じる。
まあ、上手にお化粧しているので、おじさん状態の時よりはずっと綺麗だけど。
不思議だなぁ、と思いつつ、シュリはメイドなおじさんが持ってきてくれた飲み物を飲み、お皿に盛り合わせてくれた料理を味わう。
彼の用意してくれた料理は、シュリの好みにぴったりで。
普段は御者をしている彼が、自分の好みを把握していてくれたことに驚きを感じつつ。
そんな彼の隠れたメイド力に、いつかメイドとして働く彼の姿が目に見えるような気がするシュリなのだった。
0
お気に入りに追加
2,134
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
俺、貞操逆転世界へイケメン転生
やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。
勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。
――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。
――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
########
この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる