57 / 176
第7章 勝算が足んない
勝算が足んない 5
しおりを挟む
「この屋敷にはコイツらを含めて、現在二十一名のメイドがいる」
ミルクティーを飲み干した咲柚さんは、宇宙服姿の三人に目をやった。
「なかなか貴重な人材でな。私にしてみればコイツらは宝同然だ。リップアーマーのエッセンシャル・オイルともなると、誰のニオイでもいいというワケではない。……その辺りはオマエにもよくわかってるだろう?」
僕は頷く。
彼女達――人を愛せない処女のニオイはハーフ・インキュバスである僕にとって、目の前の鮒寿司に匹敵するくらいイヤなニオイだ。種類としては全然別モノだけど。
「最初にその作業に就いた者は今年で三十路になるかな。今も優秀なメイド頭として我が家に仕えてくれている。一番年下がそこにいる猫助と熊パンダ人間だな。拓海、オマエと同じだ」
そりゃ、望海ちゃんは僕と同じクラスだったもんね。
……猫助、オマエもか。
「二十一名いるメイドのうち、現在リップアーマーを作れる者はそこの三人だけだ。理由はわかるか?」
「ニオイを発せなくなったって聞いたけど……その……ノーマルに……」
僕はゴニョゴニョと言葉を濁す。
一昨日、その先を花子さんに訊いたら、ものすごく不快な顔をされてしまったんだ。
「そこまで知ってるのか。つまり、そういうことだ」
「あ、ごめん。そういうことじゃわかんないんだけど?」
「詳細は……ああ、さすがに花子もそこまでは話せんか。じゃあ、私が教えてやろう。早い話、私の大事な十八人のメイド達はレイプ同然に処女を奪われたんだ。ハーフ・インキュバスというゴミにな」
ゴミだ。
ハーフ・インキュバスは……。
そしてこの僕もまたハーフ・インキュバスだ。
でも、おかしい。
「咲柚さん、ちょっと腑に落ちないんだけど?」
「言ってみろ」
「僕は花子さん達のニオイが苦手だ。それに実際、あの世界に住んでるヘンリーさんというハーフ・インキュバスも、かなりの女好きなのに花子さんには近寄れなかった。そのハーフ・インキュバスがどうやってニオイを放つ女の人にそういうことができるの?」
「そんなの簡単だろうが。”人を愛せない処女”を”人を愛せる処女”にすればいい。そうすればニオイはなくなる」
「どうやってさ?」
咲柚さんは呆れて言う。
「オマエは恋をしたことがないのか?」
「ないよ」
僕の即答に、
「……ない?」
咲柚さんは目を丸くして「マジで? 一度も?」と訊いてきた。
「ないよ。あるワケないじゃん。ずっとぼっちだったし、中学は男子校だし」
「驚いたな。それでいてよくオナニーばかりできるもんだな」
「それとこれとは別だよ!」
「ネタは何だ? やっぱり鮮度が命なのか?」
「寿司みたいに言わないでよ! いいだろ、そんなことどうでも!」
「いや、本気で心配してるんだ。まさか、自分の息子が今まで一度も恋をしたことがないとは思わなかった」
全くないってワケでもないけどさ……。
小学一年生の時、望海ちゃんをこっそり盗み見してた。
あれは初恋って呼べるのかな。
僕の中ではそれすらカウントされてないけど。
僕に恋の経験がないと知った咲柚さんは、相当ショックを受けていた。
「……オマエ、ピュアラブ以前の問題だぞ。オマエこそ人を愛せない童貞じゃないか」
「僕にはいつでもその気があるよ。ただ、そういう環境にいなかっただけだ。現に目の前のメイドさんもおかしな服で完全武装させてるじゃん。声だってヘンな機械でオッサンに変換してるし」
「そうか……私が悪いんだな。拓海を真のティッシュマスターとして育てたいあまり、レイプ防止のためメイドにああいう格好をさせたんだが……思わぬ形で裏目に出てしまったな」
ガックリ項垂れてる。
こんな元気のない咲柚さんを見たのは生まれて初めてだ。
まるで僕がダメな子みたいで、こっちまで元気がなくなってくる。
「もういいよ。悩みだらけの僕だけど、その分野では少しも悩んでないんだから。それより、咲柚さんが殺したっていうハーフ・インキュバスの話をしてよ」
「……ああ、そうだったな」
魔力が弱ってるせいか、少し老けて見える。
ほつれ毛とかこれまでの咲柚さんにはあり得ないんだけど。
「要するにハーフ・インキュバスの毒牙にかかって、私のメイドはニオイを発さなくなった。だが、それは仕方ない。恋愛は自由だ。二次元のキャラクターを愛するのも、ゴミ同然のハーフ・インキュバスを愛するのも、その者の持つ当然至極の権利だ。私がとやかく言うものではない」
「じゃあ、どうして殺したのさ?」
「決まってる。そのゴミはガードの固い人間の女と寝てみたかったのさ。それだけだ」
さすがだ。
それでこそ半悪魔……最低だ。
「私が問い詰めたら結婚する気など更々ないと抜かしやがった。返答次第じゃ祝福してやったものを……これまで十八人、どいつもこいつも同じ答えしか返さない。私は宝を失った。のみならず、哀しむメイド達を慰めることもできない。だから殺した。そして、私はヤツらの情婦どもに恨まれてる。……以上だ」
「その人達――ハーフ・サキュバスで結成されたのがレイチェフ暗殺隊?」
「いや、単純にリップアーマー作ってるってだけで私を恨んでるヤツもいるだろ。その中にはオス……つまり、ハーフ・インキュバスもいたし。民芸品の店主とかな」
「その民芸品の店主は結局、誰が殺したのかな?」
「そこまでは知らない。ただ、私を恐れてそこの熊パンダ人間を犯人に仕立てたのは、ヤツらもちょっとだけ進歩したようだ。私のようなチートを敵に回したところで、いたずらに亡骸が増えるだけだからな」
目の前の鮒寿司がツーンと臭う。
一度包みを開けてしまったら、それがここからなくならない以上はいつまでも臭う。
どうかな……?
仮に僕が首尾よく統治の王冠を手に入れたところで、元を断たなければ低級魔界には何の解決もやってこない。
その元って……咲柚さん?
いや、違う。
もっと根本的な問題がある。
咲柚さんもそれを知ってるからこそ、人間界と低級魔界の統一を自分でやらずに僕に任せようとしてるんだ。
咲柚さんがパンと手を打つ。
「種の話をしよう」
ほら、やっぱり。
ミルクティーを飲み干した咲柚さんは、宇宙服姿の三人に目をやった。
「なかなか貴重な人材でな。私にしてみればコイツらは宝同然だ。リップアーマーのエッセンシャル・オイルともなると、誰のニオイでもいいというワケではない。……その辺りはオマエにもよくわかってるだろう?」
僕は頷く。
彼女達――人を愛せない処女のニオイはハーフ・インキュバスである僕にとって、目の前の鮒寿司に匹敵するくらいイヤなニオイだ。種類としては全然別モノだけど。
「最初にその作業に就いた者は今年で三十路になるかな。今も優秀なメイド頭として我が家に仕えてくれている。一番年下がそこにいる猫助と熊パンダ人間だな。拓海、オマエと同じだ」
そりゃ、望海ちゃんは僕と同じクラスだったもんね。
……猫助、オマエもか。
「二十一名いるメイドのうち、現在リップアーマーを作れる者はそこの三人だけだ。理由はわかるか?」
「ニオイを発せなくなったって聞いたけど……その……ノーマルに……」
僕はゴニョゴニョと言葉を濁す。
一昨日、その先を花子さんに訊いたら、ものすごく不快な顔をされてしまったんだ。
「そこまで知ってるのか。つまり、そういうことだ」
「あ、ごめん。そういうことじゃわかんないんだけど?」
「詳細は……ああ、さすがに花子もそこまでは話せんか。じゃあ、私が教えてやろう。早い話、私の大事な十八人のメイド達はレイプ同然に処女を奪われたんだ。ハーフ・インキュバスというゴミにな」
ゴミだ。
ハーフ・インキュバスは……。
そしてこの僕もまたハーフ・インキュバスだ。
でも、おかしい。
「咲柚さん、ちょっと腑に落ちないんだけど?」
「言ってみろ」
「僕は花子さん達のニオイが苦手だ。それに実際、あの世界に住んでるヘンリーさんというハーフ・インキュバスも、かなりの女好きなのに花子さんには近寄れなかった。そのハーフ・インキュバスがどうやってニオイを放つ女の人にそういうことができるの?」
「そんなの簡単だろうが。”人を愛せない処女”を”人を愛せる処女”にすればいい。そうすればニオイはなくなる」
「どうやってさ?」
咲柚さんは呆れて言う。
「オマエは恋をしたことがないのか?」
「ないよ」
僕の即答に、
「……ない?」
咲柚さんは目を丸くして「マジで? 一度も?」と訊いてきた。
「ないよ。あるワケないじゃん。ずっとぼっちだったし、中学は男子校だし」
「驚いたな。それでいてよくオナニーばかりできるもんだな」
「それとこれとは別だよ!」
「ネタは何だ? やっぱり鮮度が命なのか?」
「寿司みたいに言わないでよ! いいだろ、そんなことどうでも!」
「いや、本気で心配してるんだ。まさか、自分の息子が今まで一度も恋をしたことがないとは思わなかった」
全くないってワケでもないけどさ……。
小学一年生の時、望海ちゃんをこっそり盗み見してた。
あれは初恋って呼べるのかな。
僕の中ではそれすらカウントされてないけど。
僕に恋の経験がないと知った咲柚さんは、相当ショックを受けていた。
「……オマエ、ピュアラブ以前の問題だぞ。オマエこそ人を愛せない童貞じゃないか」
「僕にはいつでもその気があるよ。ただ、そういう環境にいなかっただけだ。現に目の前のメイドさんもおかしな服で完全武装させてるじゃん。声だってヘンな機械でオッサンに変換してるし」
「そうか……私が悪いんだな。拓海を真のティッシュマスターとして育てたいあまり、レイプ防止のためメイドにああいう格好をさせたんだが……思わぬ形で裏目に出てしまったな」
ガックリ項垂れてる。
こんな元気のない咲柚さんを見たのは生まれて初めてだ。
まるで僕がダメな子みたいで、こっちまで元気がなくなってくる。
「もういいよ。悩みだらけの僕だけど、その分野では少しも悩んでないんだから。それより、咲柚さんが殺したっていうハーフ・インキュバスの話をしてよ」
「……ああ、そうだったな」
魔力が弱ってるせいか、少し老けて見える。
ほつれ毛とかこれまでの咲柚さんにはあり得ないんだけど。
「要するにハーフ・インキュバスの毒牙にかかって、私のメイドはニオイを発さなくなった。だが、それは仕方ない。恋愛は自由だ。二次元のキャラクターを愛するのも、ゴミ同然のハーフ・インキュバスを愛するのも、その者の持つ当然至極の権利だ。私がとやかく言うものではない」
「じゃあ、どうして殺したのさ?」
「決まってる。そのゴミはガードの固い人間の女と寝てみたかったのさ。それだけだ」
さすがだ。
それでこそ半悪魔……最低だ。
「私が問い詰めたら結婚する気など更々ないと抜かしやがった。返答次第じゃ祝福してやったものを……これまで十八人、どいつもこいつも同じ答えしか返さない。私は宝を失った。のみならず、哀しむメイド達を慰めることもできない。だから殺した。そして、私はヤツらの情婦どもに恨まれてる。……以上だ」
「その人達――ハーフ・サキュバスで結成されたのがレイチェフ暗殺隊?」
「いや、単純にリップアーマー作ってるってだけで私を恨んでるヤツもいるだろ。その中にはオス……つまり、ハーフ・インキュバスもいたし。民芸品の店主とかな」
「その民芸品の店主は結局、誰が殺したのかな?」
「そこまでは知らない。ただ、私を恐れてそこの熊パンダ人間を犯人に仕立てたのは、ヤツらもちょっとだけ進歩したようだ。私のようなチートを敵に回したところで、いたずらに亡骸が増えるだけだからな」
目の前の鮒寿司がツーンと臭う。
一度包みを開けてしまったら、それがここからなくならない以上はいつまでも臭う。
どうかな……?
仮に僕が首尾よく統治の王冠を手に入れたところで、元を断たなければ低級魔界には何の解決もやってこない。
その元って……咲柚さん?
いや、違う。
もっと根本的な問題がある。
咲柚さんもそれを知ってるからこそ、人間界と低級魔界の統一を自分でやらずに僕に任せようとしてるんだ。
咲柚さんがパンと手を打つ。
「種の話をしよう」
ほら、やっぱり。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
王宮メイドは今日も夫を「観察」する
kujinoji
恋愛
「はぁぁ〜!今日も働くヴィクター様が尊すぎる……!」
王宮メイドのミネリは、今日も愛しの夫ヴィクターを「観察」していた。
ヴィクターが好きすぎるあまり、あますところなく彼を見つめていたいミネリ。内緒で王宮メイドになり、文官である夫のもとに通うことに。
だけどある日、ヴィクターとある女性の、とんでもない場面を目撃してしまって……?
※同じものを他サイトにて、別名義で公開しています。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる