死生観から考察するラルクアンシエルの音楽

星名雪子

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バラエティに富んだ楽曲の秘密

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ラルクアンシエルとはフランス語で「虹」という意味。その名の通り彼らの魅力を一言で表すと「虹色のバンド」である。何故なら「メンバー全員が曲を作る事が出来る」からだ。

自分達で曲作りを行うバンドやグループの場合、メンバーの一人がその役割を一手に引き受ける事が多い。そうすると基本的にそのバンドやグループはひとつのイメージに留まる。色で例えると一色のみ。

しかし、ラルクの場合は曲とアルバム毎に全く「色」が異なる。ラルクの「Driver's High」を気に入って数枚アルバムを聞いてみたらイメージと全く違う曲が沢山入ってて驚いた、というような経験をした人も多いのではないだろうか。

何故そういう事が起きるのか。それは手掛けたメンバーの個性が曲に反映されるからだ。その個性を色に例えると「虹色」になる…という訳だ。具体例を挙げてみよう。

ギターのkenが作る曲は映画や物語のように美しく、また非常にダークなものが多いので緑、青。

ベースのtetsuyaが作る曲は明るくポップで耳馴染みが良いものが多いので赤、ピンク、橙。

ボーカルのhydeが作る曲はストレートなロック、少し大人っぽいオシャレなものが多いので黄、紫。

ドラムのyukihiroが作る曲はハードロックやメタルといったロックの中でも少し激しめで良い意味で異質なものが多い。虹にはない色だが、黒やグレー。

作詞は基本的にボーカルのhydeが担当している。4人の中で最も作曲数が多いのはギターのkenなのだが、彼の曲にhydeはダークな詞をつける事が多い。一般的なラルクのイメージ(世界観)がダークな傾向にあるのは恐らくその影響ではないだろうか。

では、具体的にどういう風にダークなのか。一言でいうとhydeの「死生観」が色濃く表れているからだ。

私は昔から死にまつわる厨二じみた雰囲気やオカルトなものが好きなのだが、ラルクが好きなのはそういう理由もある。

今回ラルクの記事を書くにあたって何に焦点を当てたらいいのか明確なものが見つからず(曲があまりにもバラエティに富んでいるため)途中まで書いたもののイマイチまとまりがなく書く気力が失せてしまい、長らく放置していた。だが、最近またライブに参戦してhydeの「死生観」について考える機会があり、Xでダラダラと曲の考察を呟いていたのだが、ふと「これを記事のテーマにすればいいんじゃね!!」と閃いたのだった。

という訳で、今回の記事のテーマは「死生観」死を連想させるようなワードが入っているもの、これらがひとつも入ってなくても私が独自に「死」と解釈したもの。それらの中から数曲をピックアップして詳しく書いていこうと思う。一通り公式の解説に目を通してはいるが、ここに挙げるものは全てあくまでも私の解釈であるという事を最初に断っておきたい。

また、歌詞は諸事情により(権利とか)殆ど引用を控えた為(言い換えとかはしてある)気になる方は手元に音源か歌詞を用意してこの記事を読んで頂ければ幸いである。
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