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第13話 月明かりに煽られて※
しおりを挟む俺は服を全て脱ぎ捨てて、布団の上に潮くんを組み敷いて夢中になって彼の唇を貪った。
柔らかい舌を絡めて、噛みつきたくなるのを必死に抑えながら口内を隈なく味わっていく。
「んぅ、は、ぁ、あ、まね、さ……」
「はぁ……は、ぁ……うしお、くん」
潮くんの口端から、飲み込めなかった唾液が溢れてる。
清楚で、純粋で、こういう邪なことと無縁そうな少年の淫靡な姿はどうしてこうも魅力的なんだろう。
熱を帯びた瞳が、物欲しそうに俺を見てる。
俺、そんな趣味ないと思ってたけど、こういう時にイジメたくなる人の気持ちが分かったような気がする。
もっと乱れた姿を見たくなるんだ。
もっと快楽に身を委ねた姿を見たくなるんだ。
「もっと、舌を絡めて……?」
「も、っと……こお、れふか……」
潮くんは俺の要望に応えるように、控えめに出していた舌を外に出して俺の舌に絡めてくれる。
たどたどしいけど、一生懸命俺の動きに合わせてくれる姿が愛おしい。
まぁ、俺もキス初めてなんだけどね。なんか熟練者みたいな動きが出来るのも神様パワーなのかな。それとも、人間だったときに見ていた漫画やAVのおかげなのかな。
「これ、きもちいい、です……」
「俺も、潮くんの口、柔らかくて気持ちいいよ……」
唇を重ねたまま、潮くんの足の間に手を伸ばした。
彼の屹立はふるふると震えながら、天を向いている。
年の割に幼さの残る体つき。どこもかしこも柔らかくて、力を入れすぎたら壊してしまいそう。
そんな危うさが、俺の心を刺激する。
強く握りすぎると薄っすらと赤く残る痕。
肌を軽く吸っただけで花が咲いたように赤が刻まれていく。
「は、っあ、あ……」
潮くんの屹立を口に咥えて、後孔を指で解していく。
固く閉ざされた後孔に唾液で濡らした指をゆっくりと入れて、彼が感じるところを狙って動かす。
「ひぁ、あッ! あま、ね、さまッ! だめ、だめ……あぁ、あ!」
「痛い?」
「ちが、ち、がっ……頭、変なっちゃ、ぁう!」
「じゃあ、やめない……」
俺は指の数を増やして、動きを激しくした。
潮くんは快楽を逃がすように体を仰け反らせながら、言葉にならない嬌声を上げている。
可愛い声が聞きたくて、愛撫を止められない。
「ああ、ッあ、あん! あまね、さま、もう……僕っ」
「うん?」
「お、おねが、しまっ……」
つい意地悪したくなって、分からないフリをしてしまう。
可愛いおねだりが聞きたくて、わざを焦らしたくなる。
俺にもこんな一面があったんだな。人間のときにこんな経験したことないんだから知らなくて当たり前か。
「アマネ様の、欲しいですっ……もっと、奥が、疼いて仕方ないんです……」
「いいよ。潮くんのお願い、いっぱい聞いてあげる」
俺は潮くんのモノから口を離し、軽く口元を拭った。
俺のもヤバいくらい勃ってる。がっつり勃ち上がったそれを、潮くんの後孔にあてがってゆっくりとナカに埋めていった。
「っ、きつ……」
「あッ、あああ!」
あれだけ慣らしたのに、潮くんのナカは俺のを締め付けてくる。
気持ちいい。久しぶりの潮くんだ。この熱が忘れられなくて、ずっと彼が恋しくて、この瞬間をずっと待っていた。
俺はタカが外れたかのように、彼の細い腰を掴んで乱暴に律動を繰り返した。
「あ、ッは、ぁ、あん、あん! んっ、あ、ああ!」
「ごめん、ごめんね……止められない……」
「へ、っき、です! も、っと、もっと……して、くだ、ひゃッ!」
潮くんが俺の腰に足を絡めてきた。
ああ、本当にもう。君は人を煽るのが上手すぎる。
知らないよ、どうなっても。
「ッか、は! あ、あぁん! あ、んッ!あッあぁッ、あッ!」
「っ、は……奥、突くたびに潮くんのナカが締まって、気持ちいいよ……」
「ぼく、っ、も、きもひ、い、ひっ! ああ、あま、ね、さまぁ、あッ!」
俺も、頭がチカチカしてきた。脳がドロドロに溶けてしまいそうなくらい気持ちいい。体が
熱くて、気が遠くなりそう。
だけど、ずっとこうしていられるほど長持ちしそうにない。
もう爆発しそう。
「……っ、もう、出る……! 潮くん、ナカ、出すよ?」
「は、ひっ……ぼく、も、もう、頭、が……とんじゃ、う!」
「ああっ、イく……!」
「あああぁああ!」
俺達は体をビクンと大きく震わせて、互いに射精した。
俺の吐き出したそれは潮くんのナカを白く汚していく。
ゆっくり引き抜くと、俺のが溢れ出してきた。
「はぁ、はぁ……」
「うしお、くん……大丈夫?」
「は、はい……とても、気持ちよかったです……」
「俺も。でも、ゴメンね、乱暴にしちゃって」
「平気、です。僕、男の子ですから」
へへっと弱々しく笑う潮くん。
そうだね。可愛くて、とても頼もしい大好きな男の子だ。
俺は潮くんの額にそっと口付けた。
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