大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生

文字の大きさ
139 / 150
第九章〜世界大戦〜

第133話 連盟反撃開始

しおりを挟む
大和救出並びに第一艦隊の撃破の報告は、日丸国の陸海軍それぞれに届いていた。

「…例の作戦を開始する時だな…」

軍令部が大和救出に喜んでいる中、勇夫は陸軍参謀本部の作戦室に居た。
そして作戦室では、セレーネ連邦国の中央東洋側の海軍基地にて、部下と共に待機している虎哲とルビット達と、通信機を通して一時中断させていた八咫烏作戦について、話し合っていた。

『大和救出作戦により、作戦は延長されましたが、その間に更なる準備ができましたし、山本司令長官のお陰で、皇帝が帝都の宮殿居るということが分かりました。今こそやるべきかと…』

『大和救出作戦が成功したことにより、こちらの士気は十二分に高まっております。我々はいつでも行動することが可能です…!』

「……」

虎哲とルビット両名の意見を聞いた勇夫は、両腕を組んで少し考えた後、決断を出した。

「君達の意見は十分に分かった。これより、我々は八咫烏作戦を開始する!海軍並びに他国への通達は、こちらでやっておく、君達は準備を進めよ!」

『『はっ!!』』

勇夫からの命令を受け、2人は返事を返し敬礼をした後、通信を終わらせた。

「…ふぅ…さて、我々も動くぞ!」

ハイッ!!!!

勇夫の命令が下り、作戦室にいた者達は、八咫烏作戦の再会を必要な所と連絡を取り始めた。






ソラズム大陸中央西洋沖合。
その海域では、息を潜めていた夜桜艦隊が、海上に浮上して空気の入れ替えを行っていた。

「そうか、大和救出に成功したか…」

空気の入れ替えが間もなく終わる頃に、大和救出の報告を司令室で受けた剛士は、胸を撫で下ろしていた。

「はい。それと同時に、軍令部を通して陸軍から申請があり、八咫烏作戦を開始するため、動き始めて欲しいとのことです」

「了解した……全艦に通達!これより夜桜艦隊は、敵軍港の破壊及び、沿岸部に展開している敵艦の殲滅に移る!全艦最大戦速!所定の位置に着き次第、潜水空母は速やかに嵐龍を発艦させよ!」

陸軍の申請を受けた夜桜艦隊は、事前に伝えられていた作戦を行うため、空気の入れ替えをすぐに終わらせ、水中へと潜水し始めた。
一番最後に潜水を開始したのは津軽で、津軽は艦首が向いている方に、真っ直ぐと進み始めた。

「航海長、目的地までの時間はいつ頃になる?」

「そうですね………最大戦速で、四時間くらいですかね?」

剛士からの質問に航海長は、地図を見ながら距離を確認し、大体の時間を伝えた。

「通信長、聞こえたな?今の時間を軍令部に伝え。何せ、今回の作戦は、陸海空の連携が大切だからな」

「はい!」

剛士に言われ、通信長は日丸国の暗号を使用し、軍令部に夜桜艦隊のことを伝えた。

「……何としてでも、今回の八咫烏作戦で、全てを終わらせる…!」

津軽が潜る深度が深くなっていく中、剛士は帽子の唾を持ちながら自分の意志を確認した。
しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

異世界ランドへようこそ

来栖とむ
ファンタジー
都内から車で1時間半。奥多摩の山中に突如現れた、話題の新名所――「奥多摩異世界ランド」。 中世ヨーロッパ風の街並みと、ダンジョンや魔王城を完全再現した異世界体験型レジャーパークだ。 26歳・無職の佐伯雄一は、ここで“冒険者A”のバイトを始める。 勇者を導くNPC役として、剣を振るい、魔物に襲われ、時にはイベントを盛り上げる毎日。 同僚には、美人なギルド受付のサーミャ、エルフの弓使いフラーラ、ポンコツ騎士メリーナなど、魅力的な“登場人物”が勢ぞろい。 ――しかしある日、「魔王が逃げた」という衝撃の知らせが入る。 「体格が似てるから」という理由で、雄一は急遽、魔王役の代役を任されることに。 だが、演技を終えた後、案内された扉の先にあったのは……本物の異世界だった! 経営者は魔族、同僚はガチの魔物。 魔王城で始まる、まさかの「異世界勤務」生活! やがて魔王の後継問題に巻き込まれ、スタンピードも発生(?)の裏で、フラーラとの恋が動き出す――。 笑えて、トキメいて、ちょっと泣ける。 現代×異世界×職場コメディ、開園!

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす

黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。 4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-

ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!! 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。 しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。 え、鑑定サーチてなに? ストレージで収納防御て? お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。 スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。 ※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。 またカクヨム様にも掲載しております。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-

ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。 断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。 彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。 通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。 お惣菜お安いですよ?いかがです? 物語はまったり、のんびりと進みます。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~

明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!! 『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。  無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。  破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。 「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」 【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

処理中です...