大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生

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第八章〜統一戦争〜

第77話 陸海出撃準備

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陸軍にある作戦司令室に、陸軍の各隊長、桜花艦隊と桜守艦隊の各艦長などが集まって居た。

「皆集まったな?」

そこに剛士とシンシアが作戦司令室に入って来た。

「皆さん、既に把握していると思われますが、この度アーガス大陸にあるアーガス共和国が、我々世界共栄連盟に加入致します。ですがこれは…」

「大帝国との戦争するきっかけになる可能性が非常に高くなる…」

言葉を詰まらせるシンシアに変わって、剛士がその後に続く言葉を述べる。
剛士の言葉にその場にいる全員が黙り込む。

「……竹田首相は随分と思いっきりましたネー…」

沈黙を破ったのは、ところの艦長を任せられたカイルだった。

「私も最初に聞いた時は驚きました。ですが、アーガス共和国はあの大陸で唯一同じイデオロギーを持っている国です。もし、加入を拒否すれば、大規模なデモが起きる可能性が非常に高いです」

シンシアは、加入を拒否した際、各国で大規模なデモが起きる可能性があると、皆に話した。

「それに、世界共栄連盟を結成した時点で、大帝国に事構えることにはなる…それに、我々は以前大帝国の第七艦隊を壊滅させてる。結成の有無に関わらず、俺達は大帝国と戦うことになるからな…」

シンシアに続くよう信介が口を開き、日丸国と大帝国との関係を話した。

「…それで、我々陸軍はどうすればいいのですか?」

衝突は避けられないと覚悟し、勇夫は陸軍の動きを剛士に聞くことにした。

「今回我々は、セレーネ連邦国、シュヴァルツ共和国の2カ国が、現在開発中の対戦戦車T-1、魔導攻撃機レオブレスの量産体制と、軍や武器の配備が整うまでの間、要塞化したアーガス共和国の臨時首都に立てこもる防衛戦を行なう」

勇夫からの質問に、剛士は作戦司令室の前にアーガス共和国の地図を出し、今回作戦を教え始めた。

「……なるほど…そこで、我々桜花艦隊は臨時首都周辺海域の封鎖を行なうということですね?」

剛士から防衛戦の説明を聞き、光太郎は自分たちの役割を理解した。

「その通りだ。臨時首都は海岸だからな、艦砲射撃を行われる可能性が高い。海上は桜花艦隊、セレーネ連邦海軍艦隊が、陸は人魔混合大隊、戦車大隊、そしてシュヴァルツの機甲師団が、それぞれ防衛を行う手筈になっている…準備が出来次第、桜花艦隊と人魔混合大隊、戦車大隊、桜花艦隊は出撃してくれ…なお、今回の作戦を堅牢作戦と命名する。以上解散!!」
ハッ!!!!

堅牢作戦と名付けられた防衛戦を実行するため、その場にいた全員が返事を返した後、アーガス共和国に向かうために準備を始める。





鋼鉄島の海軍基地、そこに桜花艦隊全艦が停泊しており、補給物資を搭載していた。
今回の桜花艦隊の編成は、旗艦大和、戦闘ヘリを全て降ろし、あかぎから移したSH-60Kを搭載、今回は人員の輸送を行うことになった航空戦艦信濃、ながと型巡洋艦2隻、大海型駆逐艦5隻、改陽炎型駆逐艦3隻、M551を乗せたLST-1級戦車揚陸艦3隻の計15隻となっている。なお、大鷹は艦載機の問題で今回の出撃はしないということになった。

「準備はどうだ?」

「…万端だ」


物資の積み込みが行われているのを見ている光太郎に、信介が声をかけた。

「それならよし。実は松山さんからこれを預かってな…!」

「何だ?」

信介から渡しされた封筒を空け、光太郎は中にあった書類の内容を確認し始める。

「……夜桜艦隊も出撃するのか…」

書類の内容を読んだ光太郎は呟く。

「ああ、桜花艦隊が出撃してから数時間後、後を追うように出撃するとのことだ。任務は、南方面での通商破壊、神出鬼没で攻撃を続け、敵の補給路を脅かすとのことだ」

「……補給はどうするのだ?」

夜桜艦隊が通商破壊を行うと聞きいた光太郎は、信介に補給の有無を聞く。
夜桜艦隊の潜水艦達は、燃料や物資提供が必要になる。しかしながら、夜桜艦隊は大帝国には勿論、同盟国達でも知らない艦隊のため、桜花艦隊のようにアーガス共和国の港を使うことは出来ない、そのため光太郎は、補給をどうするのか気になったのだ。

「そこは問題ない。先程話し合って、らいげいを護衛に着けた補給船を送るということになった」

「なるほど、それならば問題は無いな」

らいげいを護衛につけた補給船を送ると聞きいた光太郎は納得する。

「通常の艦艇なら、怪しまれる可能性があるが…普段から姿を表さないらいげいが護衛に着けば、補給船はパッと見ただの船が1隻航行しているのにしか分からないからな…」

「ご名答~、ご褒美にこれをプレゼント」

「よし」

信介は、自身と剛士の考えを当てた光太郎に、飴をプレゼントし、光太郎は貰ってすぐ、その飴を口の中へと入れた。

「まぁそういうことだ。届け物はしっかりと届けたぞ」

「ああ、確かに受けとった」

光太郎に渡す物を渡した信介は去ろうとする。

「信介…日丸国を頼んだぞ」

「ああ…!」

光太郎は顔を振り返り、桜守艦隊司令長官である信介に、日丸国の守りを任せ、任された信介は元気の良い返事を返して、そのまま去って行った。
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