R18 溺愛カレシと、甘い甘いエッチ♡ オトナの#秒恋 〜貴方と刻む、幸せなミライ〜

ReN

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piece4 悦ぶこと、してあげたい

教えて欲しい……

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シャワーを浴びた剛士が、悠里の部屋に戻ってきたときだ。
先に浴びていた悠里は、キャミソールワンピースを纏い、ベッドの上に座っていた。

悠里が、何やら緊張した面持ちで、じっと剛士を見上げてくる。
「……ん?」
その様子が可愛らしくて、剛士は軽いキスを落とした。
「どした?」

悠里の頬が、仄かに赤い。
いつもと少し違う彼女の反応を不思議に思いつつも、剛士は悠里の傍らに腰掛けた。

悠里が、きゅっと力を込めて、しがみついてくる。
緊張しながらも、彼女が何かを言おうとしていることが伝わってきた。
剛士は、少しでも彼女を安心させようと、ゆっくりと頭を撫でてやる。


暫くすると、細い指が、そっとそっと、動き始めた。
されるがままになっていると、彼女は思いがけない部分に、手を滑らせてきた。

「……悠里?」
驚いて、剛士は彼女の赤い顔を見つめる。

小さな手が衣服越しに、硬くなりつつある剛士のものに、触れている。
「ゴウさん、あのね……」
愛らしい大きな瞳が、訴えてくる。
「どうしたらいいか、教えて欲しい……」

言いながら悠里は、するりと指を滑らせた。
細い指が、優しく彼自身を探るように這い、剛士は思わず吐息を零しそうになる。


無意識なのだろうか。
だとしたらヤバい、と剛士は思う。

頬を赤らめ、潤んだ目で見上げられ、優しく触れられて。
高まらない方が無理だと。


「ゴウさん……」
甘く切ない声で、名を呼ばれる。
「悠里……」
本気なのかと彼女の瞳を覗き込むと、恥じらいと熱が同居しているのが見えた。

すうっと、柔らかな手のひらが、剛士を包み込む。
甘い痺れを感じ、剛士は一瞬、目を閉じた。

ヤバい。
そう思った。
が、同時に、もっと欲しいと思ってしまった。


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