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41.えっち
1.唯一無二
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島根は、自分の心境の変化をびっくりして見つめていた。目の前には、大きなラッフルのついたブラウスを脱いでブラジャーを外した美由紀がいる。着痩せするタイプなのか、とてもいい形の想像より素敵な丸みのある胸だ。
リモコンで照明を小に落として、美由紀は島根にキスをした。手を取って自分の胸に重ねさせる。とてもさらりとした肌質。島根も拒むことなく唇で応え、弾けるような胸の柔らかい膨らみに触れた。
だが、島根の興奮は表面的だった。何故だろうか。美由紀はとてもいい女だった。友達だったから、今まで性的な関係を持ったことはない。だが、友達でなく飲み会で知り合ったとしたのなら、間違いなく抱いていただろう。
今まで付き合った女は5人、付き合うまで至らなかったのは6人。だから、知っている女は11人だ。積極的な女はいた。だが、ここまでねちっこいキスをする女はいなかった。
島根は、彩絵のことを考えていた。今正に下半身が反応している。だが、この反応は美由紀に対してではない。想像する彩絵の姿に対してだった。
不思議だ。もともと彩絵に性的な魅力を感じたことは無かった。初めて抱いたあの日、全く反応しなくて、恐怖と見まがうほどの焦りを感じたのを思い出した。正直言って、想像を超える彩絵の幼児体型に、性的興奮は萎えてしまったのだ。
初めて抱く女性に対しては、特別な興奮がある。初めて見る表情、初めて聞く声、着飾った洋服脱いだ姿を見て、いつもと違う彼女に言い知れぬ感情をいだく。
だが、彩絵には感じなかった。そればかりか罪悪感に苛まれた。もう大人なのだから問題ないのだが、本当に子供のような体をしている。島根は目を瞑って、必死に魅力の感じることを考えていた。
最近の可愛い女優さんとかアイドルとかの魅力的な姿や、彼女らと一緒にいる自分を想像して、何とか自分を励まし続ける。
彩絵は、とても優しく長い時間をかけて触れてくれる島根に、うっとりと身を任せていた。もともと、愛でる時間の長い島根であったが、いつもの3倍くらいの時間をかけて、指で、舌で、彩絵の柔肌を慈しんだ。
実は元気にならなかったのだ。元気になるまでの時間稼ぎに、島根は長い時間をかけて優しく触れていたに過ぎない。
だがどういうことだろうか、やっとこさっとこ元気にさせて、十分潤った彩絵に身を沈めると、彼女に対してとてつもない愛おしさが溢れてきた。
姿かたちへのこだわりは無に帰し、ただただ自分を感じてくれる彩絵が可愛らしく見える。
もともと、今までの彼女に対しても感じていた感情だ。その延長線で彼女に気持ち良くなってほしい、と願った。そうであることが最大の望みだった。
彩絵に対して強く欲している。そう思うと更に欲する気持ちが強くなった。もともと彩絵に対してそんな感覚は持ち合わせていなかったから、その変化がとても衝撃的で印象的だった。
今までの一夜の中で、彩絵を初めて抱いた夜ほど、自分の感情に影響を与えた経験はない。
悩ましいポーズで島根に体重をかける美由紀は、彼のベルトを乱雑にはずす。お互い既に我慢できない状態だった。美由紀はすぐにでも一つになってしまいたくて、ガウチョを脱ごうとする。
「きゃ」高い声が響く。
島根は勢いよく、彼女の向こうにあるベッドに美由紀を押し倒して、両手を押さえた。濃厚なキスを何十秒かして、そして言った。
何故だろうか。その言葉一つで、美由紀は島根が好きになった。
リモコンで照明を小に落として、美由紀は島根にキスをした。手を取って自分の胸に重ねさせる。とてもさらりとした肌質。島根も拒むことなく唇で応え、弾けるような胸の柔らかい膨らみに触れた。
だが、島根の興奮は表面的だった。何故だろうか。美由紀はとてもいい女だった。友達だったから、今まで性的な関係を持ったことはない。だが、友達でなく飲み会で知り合ったとしたのなら、間違いなく抱いていただろう。
今まで付き合った女は5人、付き合うまで至らなかったのは6人。だから、知っている女は11人だ。積極的な女はいた。だが、ここまでねちっこいキスをする女はいなかった。
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不思議だ。もともと彩絵に性的な魅力を感じたことは無かった。初めて抱いたあの日、全く反応しなくて、恐怖と見まがうほどの焦りを感じたのを思い出した。正直言って、想像を超える彩絵の幼児体型に、性的興奮は萎えてしまったのだ。
初めて抱く女性に対しては、特別な興奮がある。初めて見る表情、初めて聞く声、着飾った洋服脱いだ姿を見て、いつもと違う彼女に言い知れぬ感情をいだく。
だが、彩絵には感じなかった。そればかりか罪悪感に苛まれた。もう大人なのだから問題ないのだが、本当に子供のような体をしている。島根は目を瞑って、必死に魅力の感じることを考えていた。
最近の可愛い女優さんとかアイドルとかの魅力的な姿や、彼女らと一緒にいる自分を想像して、何とか自分を励まし続ける。
彩絵は、とても優しく長い時間をかけて触れてくれる島根に、うっとりと身を任せていた。もともと、愛でる時間の長い島根であったが、いつもの3倍くらいの時間をかけて、指で、舌で、彩絵の柔肌を慈しんだ。
実は元気にならなかったのだ。元気になるまでの時間稼ぎに、島根は長い時間をかけて優しく触れていたに過ぎない。
だがどういうことだろうか、やっとこさっとこ元気にさせて、十分潤った彩絵に身を沈めると、彼女に対してとてつもない愛おしさが溢れてきた。
姿かたちへのこだわりは無に帰し、ただただ自分を感じてくれる彩絵が可愛らしく見える。
もともと、今までの彼女に対しても感じていた感情だ。その延長線で彼女に気持ち良くなってほしい、と願った。そうであることが最大の望みだった。
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何故だろうか。その言葉一つで、美由紀は島根が好きになった。
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