117 / 179
第117話 マグネットスパイダー
しおりを挟む
マグネットスパイダー対策だな。
ええと砂鉄で作った蜘蛛の巣が防御壁か。
柔軟性もあるようだし、下手な攻撃は届かない。
グラトニーマテリアルで消すのが吉か。
準備満タンで、あれ万端だったっけ、とにかくマグネットスパイダーの領域に来た。
【待ってた。今日は蜘蛛か】
【信者ウザい】
【アンチこそウザい】
【蜘蛛よ。綺羅々ちゃん仇を討つのだ】
【あれっておっさんが何かしたわけではないよな。傷害事件なら逮捕されているから】
【きっともみ消したんだ】
【おっさんが金持ちなのは認めるんだ】
【警察官幹部の弱みを握ったに違いない】
グラトニーマテリアルの矢じりのバリスタが発射される。
蜘蛛の巣を幾つも貫通して、マグネットスパイダーの体を削り取った。
致命傷になるほどは削れなかったらしい。
【アンチご愁傷様、蜘蛛はダメージを受けているぞ】
【ここから蜘蛛が必殺技なんだよ】
【うん、おっさんは無様に負けて命乞いする】
【そうでないと因果応報ということが通らない】
【馬鹿だな。圧倒的パワーの前には何事も無力だ】
相手に遠距離攻撃がないので楽勝だな。
何発も撃つと、マグネットスパイダーは死んだ。
ちょっとまだるっこしいな。
マグネットスパイダーの新手が現れたので、俺は巣に向かって走り出した。
「おらおら」
巣を強引にぶち破る。
【おっさんが突撃したぞ】
【やせ我慢だ】
【きっと死ぬ。そういう筋書きなんだよ】
「蜘蛛よ、弾幕薄いぞ。さっさと張れよ」
空振りが多くなってきた。
マグネットスパイダーの巣を張るスピードが追い付かないらしい。
【弾幕薄いぞは草】
【アンチ共、分かったか。これがパワーだ】
【くそっ】
【死ねシネ氏ね】
マグネットスパイダーを射程に捉えたところ、マグネットスパイダーが手を合わせた。
まるで命乞いしてるようだ。
関係ないね。
俺は思いっ切りぶちのめした。
これだよこれ。
ちまちま削るのはストレスが溜まる。
【まあこうなるよな】
【おっさんの連撃を防げる者などいない】
【アンチが黙ったな】
【次だ次があるに決まっている。そのうちおっさんは死ぬんだ】
【はいはい。妄想は頭の中だけにしとけ】
叩いて殺したが、後続のノアフォロやケットシーやコボルト達が攻略できるって、証明しないといけないからな。
でも俺は叩いて叩きまくるのが性に合ってる。
「どんどん行くぞ」
【蹂躙が気持ちいい】
【くそっ、デモをまたやるぞ】
【数日後か。そんなことをしてたら、どんどんおっさんは強くなるぞ】
【無許可でやろう。みんな集まれ】
【よしやろう。おっさんの家の前で座り込みだ】
【俺は断食する】
【また無駄なことを】
マグネットスパイダーの領域を抜けた。
「次の敵は何だ。人面にライオンの体。ああ、ピラミッドの横にいる奴か。スプリングス、なんか違うな。スイーツマフィン、ん違う」
【スフィンクス?】
「それだ」
【低脳だな。なんでこんな奴が】
【性犯罪者に学歴は要らんだろ】
【デモ参加者増加中。現在50人突破】
【少なっ】
【笑ったら悪い。綺羅々の知名度ならそんなものだろう】
スフィンクスの攻撃は何だろな。
砂鉄の砂が動いて文章を作った。
朝に4つ足、昼に2本足、夜に3本足と。
くそ、分からん。
「虫だ。4本足の虫が、腹が減ったので2本食った。晩にはまた1本生えて来た」
スフィンクスが怒りの形相で襲い掛かってきた。
象の何倍も大きいが、問題なくぶちのめした。
【不正解で食われないのがもうね。おっさんらしくてよし】
「卓このエリアなら楽勝よ」
そう言うのなら任せるか。
最悪ぶちのめせば良いからな。
今日はここまでにしておこう。
ダンジョンから出ると家の周りには人がたくさんいて、声を上げてた。
ああ、デモを無許可でするって言ってたな。
警察にチクってやるか。
ほどなくしてパトカーが何台もやってきて、集団を解散させ始める。
ズボンが脱げて、下半身パンツ一丁で連れて行かれた奴がいたのは笑った。
脱げたズボンの所に見に行ったら、ズボンが接着剤で道路と接着されてた。
「執念というか。意気込みは認める。ズボンは不法遺棄ゴミ、なんちゃって」
【おっさんギャグは寒い。】
【不法遺棄じゃなくて不法投棄だろ】
【国家権力には負けない。今度はちゃんと許可を取る。首を洗って待っておけ】
【許可とらないとそうなる】
明日もデモがくるのかな。
ちょっと楽しみだ。
ええと砂鉄で作った蜘蛛の巣が防御壁か。
柔軟性もあるようだし、下手な攻撃は届かない。
グラトニーマテリアルで消すのが吉か。
準備満タンで、あれ万端だったっけ、とにかくマグネットスパイダーの領域に来た。
【待ってた。今日は蜘蛛か】
【信者ウザい】
【アンチこそウザい】
【蜘蛛よ。綺羅々ちゃん仇を討つのだ】
【あれっておっさんが何かしたわけではないよな。傷害事件なら逮捕されているから】
【きっともみ消したんだ】
【おっさんが金持ちなのは認めるんだ】
【警察官幹部の弱みを握ったに違いない】
グラトニーマテリアルの矢じりのバリスタが発射される。
蜘蛛の巣を幾つも貫通して、マグネットスパイダーの体を削り取った。
致命傷になるほどは削れなかったらしい。
【アンチご愁傷様、蜘蛛はダメージを受けているぞ】
【ここから蜘蛛が必殺技なんだよ】
【うん、おっさんは無様に負けて命乞いする】
【そうでないと因果応報ということが通らない】
【馬鹿だな。圧倒的パワーの前には何事も無力だ】
相手に遠距離攻撃がないので楽勝だな。
何発も撃つと、マグネットスパイダーは死んだ。
ちょっとまだるっこしいな。
マグネットスパイダーの新手が現れたので、俺は巣に向かって走り出した。
「おらおら」
巣を強引にぶち破る。
【おっさんが突撃したぞ】
【やせ我慢だ】
【きっと死ぬ。そういう筋書きなんだよ】
「蜘蛛よ、弾幕薄いぞ。さっさと張れよ」
空振りが多くなってきた。
マグネットスパイダーの巣を張るスピードが追い付かないらしい。
【弾幕薄いぞは草】
【アンチ共、分かったか。これがパワーだ】
【くそっ】
【死ねシネ氏ね】
マグネットスパイダーを射程に捉えたところ、マグネットスパイダーが手を合わせた。
まるで命乞いしてるようだ。
関係ないね。
俺は思いっ切りぶちのめした。
これだよこれ。
ちまちま削るのはストレスが溜まる。
【まあこうなるよな】
【おっさんの連撃を防げる者などいない】
【アンチが黙ったな】
【次だ次があるに決まっている。そのうちおっさんは死ぬんだ】
【はいはい。妄想は頭の中だけにしとけ】
叩いて殺したが、後続のノアフォロやケットシーやコボルト達が攻略できるって、証明しないといけないからな。
でも俺は叩いて叩きまくるのが性に合ってる。
「どんどん行くぞ」
【蹂躙が気持ちいい】
【くそっ、デモをまたやるぞ】
【数日後か。そんなことをしてたら、どんどんおっさんは強くなるぞ】
【無許可でやろう。みんな集まれ】
【よしやろう。おっさんの家の前で座り込みだ】
【俺は断食する】
【また無駄なことを】
マグネットスパイダーの領域を抜けた。
「次の敵は何だ。人面にライオンの体。ああ、ピラミッドの横にいる奴か。スプリングス、なんか違うな。スイーツマフィン、ん違う」
【スフィンクス?】
「それだ」
【低脳だな。なんでこんな奴が】
【性犯罪者に学歴は要らんだろ】
【デモ参加者増加中。現在50人突破】
【少なっ】
【笑ったら悪い。綺羅々の知名度ならそんなものだろう】
スフィンクスの攻撃は何だろな。
砂鉄の砂が動いて文章を作った。
朝に4つ足、昼に2本足、夜に3本足と。
くそ、分からん。
「虫だ。4本足の虫が、腹が減ったので2本食った。晩にはまた1本生えて来た」
スフィンクスが怒りの形相で襲い掛かってきた。
象の何倍も大きいが、問題なくぶちのめした。
【不正解で食われないのがもうね。おっさんらしくてよし】
「卓このエリアなら楽勝よ」
そう言うのなら任せるか。
最悪ぶちのめせば良いからな。
今日はここまでにしておこう。
ダンジョンから出ると家の周りには人がたくさんいて、声を上げてた。
ああ、デモを無許可でするって言ってたな。
警察にチクってやるか。
ほどなくしてパトカーが何台もやってきて、集団を解散させ始める。
ズボンが脱げて、下半身パンツ一丁で連れて行かれた奴がいたのは笑った。
脱げたズボンの所に見に行ったら、ズボンが接着剤で道路と接着されてた。
「執念というか。意気込みは認める。ズボンは不法遺棄ゴミ、なんちゃって」
【おっさんギャグは寒い。】
【不法遺棄じゃなくて不法投棄だろ】
【国家権力には負けない。今度はちゃんと許可を取る。首を洗って待っておけ】
【許可とらないとそうなる】
明日もデモがくるのかな。
ちょっと楽しみだ。
172
お気に入りに追加
716
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
辻ダンジョン掃除が趣味の底辺社畜、迷惑配信者が汚したダンジョンを掃除していたらうっかり美少女アイドルの配信に映り込み神バズりしてしまう
なっくる
ファンタジー
ダンジョン攻略配信が定着した日本、迷惑配信者が世間を騒がせていた。主人公タクミはダンジョン配信視聴とダンジョン掃除が趣味の社畜。
だが美少女アイドルダンジョン配信者の生配信に映り込んだことで、彼の運命は大きく変わる。実はレアだったお掃除スキルと人間性をダンジョン庁に評価され、美少女アイドルと共にダンジョンのイメージキャラクターに抜擢される。自身を慕ってくれる美少女JKとの楽しい毎日。そして超進化したお掃除スキルで迷惑配信者を懲らしめたことで、彼女と共にダンジョン界屈指の人気者になっていく。
バラ色人生を送るタクミだが……迷惑配信者の背後に潜む陰謀がタクミたちに襲い掛かるのだった。
※他サイトでも掲載しています
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
ダンジョン世界で俺は無双出来ない。いや、無双しない
鐘成
ファンタジー
世界中にランダムで出現するダンジョン
都心のど真ん中で発生したり空き家が変質してダンジョン化したりする。
今までにない鉱石や金属が存在していて、1番低いランクのダンジョンでさえ平均的なサラリーマンの給料以上
レベルを上げればより危険なダンジョンに挑める。
危険な高ランクダンジョンに挑めばそれ相応の見返りが約束されている。
そんな中両親がいない荒鐘真(あらかねしん)は自身初のレベルあげをする事を決意する。
妹の大学まで通えるお金、妹の夢の為に命懸けでダンジョンに挑むが……
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる