貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~

喰寝丸太

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第27話 水鉄砲の威力

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 パワーレベリングをすること2週間。
 防護服と洗面器と水鉄砲出来上がった。
 さっそく酸の採取だ。
 弥衣やえが洗面器を担当したいというので、防護服を着せた。
 そしてアイアンスライムを追い詰める。
 アイアンスライムが酸を吐いた。

 弥衣やえは洗面器でそれを受け止めた。
 酸の飛沫が防護服に掛かるが白煙は上がらない。

 成功だ。
 ミスリルの水鉄砲に酸を詰めた。
 そしてオークグループと対峙した。

 盾オークに向かって弥衣やえが水鉄砲を撃つ。
 盾オークの盾は溶けて、盾オークの腕からも白煙が上がった。

 盾オークは溶けた残りの盾を吠えながら投げた。
 その軌跡は炎となった。
 くそっ、必殺技を撃ちやがった。
 俺はその盾を鉄パイプで撃ち落とした。
 盾オークは水蒸気を出して固まっている。

 チャンスだ。
 俺は盾オークに呪いの一撃をお見舞いした。
 こいつはもうこれで脅威じゃない。

 弥衣やえは斜め上に向かって水鉄砲撃った。
 槍オークと剣オークから白煙が上がる。
 だが直撃ではないのでダメージが少ない。

 槍オークと剣オークが吠えた。
 大技がくる。

 俺は槍オークの投げられる槍を待ち構えた。
 炎の尾を引いて槍が弥衣やえに向かって飛んだ。
 俺は槍を撃ち落とした。
 剣オークが俺に向かって燃え盛る炎の剣を振り下ろす。
 俺は何とか鉄パイプで受けた。
 くうう、ジンとくるぜ。

「コリがほぐれてちょうど良い」

 強がりを言ってみた。
 槍オークと剣オークは水蒸気を出して固まっている。
 俺はそれぞれに呪いの一撃を加えた。

 もう大丈夫。
 勝ったも同然だ。

 そして、弥衣やえが槍オークと剣オークと盾オークの顔面に酸を発射。

「「「グォォォ」」」

 オーク達は目をやられたらしい。
 俺は止めを刺す作業をこなした。

【酸の水鉄砲は使える】
【今回ヤエちゃん大活躍だったな】
【それに比べて底辺おっさんのせこさよ】
【そうだな。ヤエちゃんが囮になってたものな】
【ぶっかけたらヘイトが向くのは仕方ない】

弥衣やえ、よくやった」
「あと2丁の水鉄砲を作りましょう。そうすればもっと簡単に勝てるはずです」
「戦いたいわん」
「にゃーは水鉄砲充填係でいいにゃん」
「じゃああと1丁だな」
「にゃーにはミスリルの手袋と長靴を作ってにゃ」

「もちろん良いぞ」

【あれってミスリルじゃなくてアルミなんじゃ】
【底辺おっさんの設定ではミスリルなんだろ。分かってやれよ】
【それでも特注はそれなりする】

 水鉄砲と手袋と長靴を注文したときは職人に渋い顔されたが、洗面器よりましかと言って作ることをオッケーしてくれた。
 水鉄砲が使えることが分かったので、装備ができるのを待つ間、パワーレベリングと酸を採取する作業に戻る。

 そして、1週間。
 装備ができ上がった。
 よし、ええと。
 ○○パーティ出撃と言おうとして、パーティ名がないのに気づいた。
 底辺おっさんパーティじゃ締まらないよな。

「ええとパーティ名は、ギャングマフィアにしようか」
「恰好悪いわね。ノワールフェイスにしましょう」
「うんなんか恰好良い」

 俺はカメラのスイッチを入れた。

「ノワールフェイス出撃」

【ぷぷっ厨二がいる】
【言ってやるなよ。僕が考えた最強のパーティ名なんだから】

 弥衣やえがコメントを見て顔を赤くした。
 恥ずかしかったらしい。

「俺のヒットポイントはもうゼロよ。だが命名のことは悔いぬ」

【まあ、面の皮が厚いおっさんならそう言うと思ったぜ】
【でもダメージにはなったらしい】

 俺は弥衣やえの頭をぽんぽんと叩いて慰めた。

【そのぽんぽんには何の意味が】
【ヤエちゃんがパーティ名を恥ずかしがったので後で、お仕置きなという合図じゃね】
【そのために厨二臭い名前をつけたのか】
【クズ孔明ここに極まれりだな】

「その通りだ。今夜は寝かせない。どんなことをするかは想像に任せる」

【はよ討伐に行っておっさんだけ殺されてこい】
【そうだ氏ね】
【死ぬなら貢いでからにして】

「じゃあ行くか」

 装備の整った俺らはアイアンオーク達を蹂躙した。
 こりゃスライムは殺さないで酸を出す機械になってもらおう。
 そういえば即死の蜘蛛毒もあったな。
 あれはなぜか俺達に毒が効かないから安全に採取できるだろう。
 水鉄砲に使ってみたいな。
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