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第二章
第58話:知行給与条件
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「農地を貸して頂けるのですか?!」
「はい、貸して差し上げますよ」
「小作なのに、収穫の四割も手元に残せるのですか?!」
「はい、本領地やゲヌキウス王国内の飛び地と同じですから、特別ではありません」
「パン窯や水車の使用料はどうなっているのですか?」
「自分でパン窯を用意できるのなら、それを使って良いですよ。
今のところは侯王家でパン窯や水車は用意していません。
餓死寸前の人々に、麦を粉にするような余裕はありません。
全員麦粥にして食べています」
「……殿下のお話を聞いていると、自分が暴君に思えてしまいます。
これでも民からは情け深い侯王と称えられていたのですよ」
「気候や土地柄はどうしようもありませんよ。
マクネイア家の本領地はどうしようのない土地でしたが、父上と母上の頑張りでとても豊かな実りが得られるようになりました。
しかも家臣は傭兵団時代の戦友、領民はその時代に助けた寡婦と孤児です。
法外な税を課すくらいなら、最初から助けてはいません。
そんな我が家とは比べようがないです」
「インマヌエル殿下の事は噂で聞いていましたが、本当に噂通りの英雄なのですね」
「はい、父上と母上は、あの時代の英雄以外の何者でもありません。
ですが、今はそう言う話ではありませんよ。
税の事を心配されるのでしたら、教皇に納める一割税はどうされるのですか?」
「殿下は新教徒ですから、代理徴税はされないのですよね?」
「はい、あのような背教徒の手先になって民から実りを奪ったりはしません。
徴税神官も領内に入れません。
入国を求めてきたら、首を刎ねてやります。
どうしても教皇に税を納めたいと言う者には、自ら持って行ってもらいます」
「旧教徒のまま、殿下に邪魔されて税を納められないだけ。
そんな立場をとるのは卑怯だと言われますか?」
「面倒な事は嫌いなので、決まった税さえ納めてくれれば何も言いません。
ですが、騎士や徒士に仕官する者には関係ない話しですよ」
「騎士や徒士は領地をいただけるのですか?
それとも給与をいただけるのですか?」
「どちらでも好きな方を選んでくれればいいですよ。
ただし、領地が欲しいと言うのなら、家族に耕してもらわないといけません。
当主は出仕して働く事になります。
跡取りも、見習いとして出仕した方が、家を継ぎやすくなります。
当主が亡くなってから、いきなり後継を願い出ても、実力がなければ領地を召し上げる事になりますから」
「土地はどれくらいの広さをもらえるのですか?」
「周囲の民が逃げ込める砦を兼ねた館に一ヘクタールです。
農地が九ヘクタールに、材木や薪を確保するための森が九ヘクタール。
周囲の騎士や徒士、農民と共有の湖沼が十ヘクタールです」
「そんなに与えて頂けるのですか?!」
「軍馬を確保し、武具甲冑を揃えなければいけないので、農民よりも少し広くしていますが、その分家族が働かなければいけません。
畑の実りだけでは、女子供を含む家族十五人を食べさせるのが限界でしょう。
それどころか、騎士の体面を保つのも難しいでしょう。
家畜を飼って現金を手に入れないと、代替わりに必要な新しい武具甲冑が買えませんし、戦いで破損した武具甲冑の修理もできません」
「秋の実りが手に入るまでは、これまでの蓄えで凌がなければいけないのですね」
「はい、領地が欲しいと言うのならそうなります。
給料で良いと申されるのでしたら、騎士本人に一日一キロの小麦と三十グラムの塩、百五十グラムの肉と百グラムの豆を与えます。
働けない妻と両親、成人していない子供には、一人一日五百グラムの大麦かライ麦、塩三十グラムは同じで、百グラムの肉と五十グラムの豆を与えます。
武具甲冑と軍馬は貸し出します。
それは跡継ぎも同じですから、見習いで出仕する時も困りません。
住む所は、勤務地の村や城の中にある家か部屋を貸します」
「お金は全くいただけないのですか?」
「この規定は、我が家がまだ貧しく、食糧の確保に困っていた時の名残です。
出仕時間以外に狩りをした分は自分の物にできますから、換金してください。
家族が狩った獲物も同じです」
「蓄えが多くて家畜を買える者は、領地をもらった方がよいのでしょうか?」
「心配なら俺が作った収穫量の目安表を渡しましょう。
領地の広さと家族の人数、元となる家畜の数でどれくらいの生活ができるか、大まかな事が書いてあります」
俺はそう言って、農民や騎士に与える農地の広さの基準になっている目安表を渡しました。
本領地はまだ目安表のような状態ではありませんが、ゲヌキウス王国内のブレイン男爵領、マーガデール男爵領、ヒューズ侯爵領では少し多い収穫になっています。
目安表を見たカルロ侯王は、領地持ち騎士の地位を望みました。
一族男性の大半も、騎士か徒士に合格しました。
領地を望むか給与を望むかは、家族構成と性格で違っていました。
不正を防ぐために、新教に改宗すると言っても側室や養子は認めませんでした。
本当に困っている寡婦や孤児なら、俺が責任を持って養育すると言い切りました。
女達も侍女や料理人として召し抱える事ができました。
まだ完全に信用できないので、本領地には配属できませんが、ヒューズ侯爵領や連邦の侯王領になら配属できます。
深刻な人手不足を少し解消できました。
古参家臣達の負担を少しだけ軽減できました。
これからは積極的に侯王位の買収を進めようかな?
★★★★★★以下は設定が好きな方だけ読んでください。
「農民1人当たりの耕作地と収穫量」
都市民と農民の人口比は1:9
職人と農民の人口比は1:9
非生産者と生産者1:19
農地:人口1人当たり30反(30アール・3ヘクタール)
農民:1日4000kcal以上の重労働
:1年432000kcal
:1日大麦1200g以上を食べる
:1年432kg以上の大麦を食べる
核家庭:独立したばかりの夫婦、あるいは子供を含む
:60反(6ヘクタールの農地・休耕田を含む)
:小麦9石(1350kg)の収穫
:450kgが種籾用
:900kgが領主への税
:大麦11石6斗(1749kg)農民用
:夫婦2人で864kgの大麦が必要
:子供4人で864kgの大麦が必要
:合計1728kgの大麦が必要
:種籾に583kgの大麦が必要なので子供は2人までか食制限が必要。
:もしくは畜産品で大麦以外のカロリー摂取
本家庭:当主夫婦・子供・親夫婦・祖父母の本家家族
:60反(6ヘクタールの農地)
:夫婦2人で864kgの大麦が必要
:親夫婦2人で864kgの大麦が必要
:祖父母2人で864kgの大麦が必要
:子供4人で864kgの大麦が必要
:家族が増える分の農地を貸し与えられないと、家族が飢える事になる。
本家庭:当主夫婦・子供・親夫婦・祖父母の本家家族
:180反(18ヘクタールの農地)
:小麦27石(4050kg)領主への税
:大麦34石8斗(5247kg)農民用
:成人6人で2592kgの大麦が必要
:子供4人で864kgの大麦が必要
:成人に貸し与える十分な農地があるなら1791kgの大麦が余剰
「家畜」
役馬:労働・軍役
役牛:労働・食肉・バター・チーズ・乳(1リットル)・毛皮・革・皮革紙
山羊:食肉・バター・チーズ・乳(800cc)・毛皮・革・皮革紙
羊:食肉・バター・チーズ・乳(800cc)・毛皮・革・皮革紙
豚:食肉・・毛皮・革・皮革紙
鶏:食肉・卵
鵞鳥:食肉・卵
鳩:食肉・卵
鴨:食肉・卵
蜂蜜:蝋・蜂蜜
「小作農1人が飼っている家畜」種家畜は領主が貸与
役馬:2頭
役牛:4頭(300日×1リットル×4頭=1200リットル)
山羊:10頭(300日×800cc×10頭=2400リットル)
:1回2頭、年2回子供を産む=40頭
羊:10頭(300日×800cc×10頭=2400リットル)
:1回2頭、年2回子供を産む=40頭
豚:10頭(1回10頭、年2回子供を産む=200頭)
鶏:20羽(1日10個、年間3600個の卵を産む)
蜂蜜:蝋・蜂蜜
飼育義務:馬1頭・牛2頭・豚10頭・羊又は山羊10頭
「小麦以外の税(成人1人)年間」
10日に4日の領主直轄領労役
戦争時の軍役
毛布:1反
麻布:1反
苧布:2反(毛布や麻布が納められない場合)
葛布:2反(毛布や麻布が納められない場合)
雄牛:2頭
豚:1頭
山羊:1頭(羊)領主が望む方
鶏:3羽(鵞鳥3羽・鴨3話・鳩12羽)領主が望む物
卵:15個
豚:1頭
乳:144リットル(チーズ・バター)領主が望む物
蜂蜜:収穫量の半分(蝋・蜂蜜)
材木:荷車6台分
農奴もしくは小作人の耕作地と領主直轄領の割合
直轄領:小作地=1:3
『農奴10家の弱小貧乏騎士家』
農地80ヘクタール:耕作地
森林80ヘクタール:狩場
湖沼10ヘクタール:水源
家地 1ヘクタール:領主館
領主家族1:領民家族10
10人:100人
小作地:600反(60ヘクタール)小麦9000kg
毛布:20反
麻布:20反
雄牛:40頭
豚:20頭
羊:20頭
鶏:60羽
卵:300個
乳:2880リットル(チーズ・バター)領主が望む物
蜂蜜:収穫量の半分(蝋・蜂蜜)
直轄領:200反(20ヘクタール)小麦3000kg
軍馬:10頭
毛布:20反
麻布:20反
雄牛:10頭
豚:30頭
羊:30頭
鶏:100羽
卵:9000個
乳:2880リットル(チーズ・バター)領主が望む物
54000kgの小麦を教会に納める
家族が軍馬の世話、織物、畜産を行う
家族8人で2880kgの小麦を食べる
『反別収穫高』この世界
小麦 :0・45石
大麦 :0・58石
ライ麦:0・58石
燕麦 :0・43石
「1300年のイギリス」
コムギ0.53石
ライムギ0.66石
オオムギ0.66石
エンバク0.51石
石:150kg1年に150kgの小麦もしくは大麦を食べる
『穀物のカロリー』
もち麦:50g170kcal
:100g340kcal
:1合150g510kcal
小麦 :100g337kcal
大麦 :100g340kcal
ライ麦:100g334kcal
白米 :100g342kcal
玄米 :100g339kcal
ワイン:100cc54kcal
ビール:100cc39kcal
ジャガイモ:100g81kcal
穀物栽培が優先的だが他にも畑で副菜が作られる。
蕪・空豆・豌豆・レンズ豆・亜麻・麻・亜麻の種子・亜麻なずな・ケシの実・きゅうり・大根・セロリ・かぼちゃ・人参・キャベツ・玉ねぎ・薬味用植物
果樹も植えられる
リンゴ・梨・さくらんぼ・プラム・胡桃・栗
「はい、貸して差し上げますよ」
「小作なのに、収穫の四割も手元に残せるのですか?!」
「はい、本領地やゲヌキウス王国内の飛び地と同じですから、特別ではありません」
「パン窯や水車の使用料はどうなっているのですか?」
「自分でパン窯を用意できるのなら、それを使って良いですよ。
今のところは侯王家でパン窯や水車は用意していません。
餓死寸前の人々に、麦を粉にするような余裕はありません。
全員麦粥にして食べています」
「……殿下のお話を聞いていると、自分が暴君に思えてしまいます。
これでも民からは情け深い侯王と称えられていたのですよ」
「気候や土地柄はどうしようもありませんよ。
マクネイア家の本領地はどうしようのない土地でしたが、父上と母上の頑張りでとても豊かな実りが得られるようになりました。
しかも家臣は傭兵団時代の戦友、領民はその時代に助けた寡婦と孤児です。
法外な税を課すくらいなら、最初から助けてはいません。
そんな我が家とは比べようがないです」
「インマヌエル殿下の事は噂で聞いていましたが、本当に噂通りの英雄なのですね」
「はい、父上と母上は、あの時代の英雄以外の何者でもありません。
ですが、今はそう言う話ではありませんよ。
税の事を心配されるのでしたら、教皇に納める一割税はどうされるのですか?」
「殿下は新教徒ですから、代理徴税はされないのですよね?」
「はい、あのような背教徒の手先になって民から実りを奪ったりはしません。
徴税神官も領内に入れません。
入国を求めてきたら、首を刎ねてやります。
どうしても教皇に税を納めたいと言う者には、自ら持って行ってもらいます」
「旧教徒のまま、殿下に邪魔されて税を納められないだけ。
そんな立場をとるのは卑怯だと言われますか?」
「面倒な事は嫌いなので、決まった税さえ納めてくれれば何も言いません。
ですが、騎士や徒士に仕官する者には関係ない話しですよ」
「騎士や徒士は領地をいただけるのですか?
それとも給与をいただけるのですか?」
「どちらでも好きな方を選んでくれればいいですよ。
ただし、領地が欲しいと言うのなら、家族に耕してもらわないといけません。
当主は出仕して働く事になります。
跡取りも、見習いとして出仕した方が、家を継ぎやすくなります。
当主が亡くなってから、いきなり後継を願い出ても、実力がなければ領地を召し上げる事になりますから」
「土地はどれくらいの広さをもらえるのですか?」
「周囲の民が逃げ込める砦を兼ねた館に一ヘクタールです。
農地が九ヘクタールに、材木や薪を確保するための森が九ヘクタール。
周囲の騎士や徒士、農民と共有の湖沼が十ヘクタールです」
「そんなに与えて頂けるのですか?!」
「軍馬を確保し、武具甲冑を揃えなければいけないので、農民よりも少し広くしていますが、その分家族が働かなければいけません。
畑の実りだけでは、女子供を含む家族十五人を食べさせるのが限界でしょう。
それどころか、騎士の体面を保つのも難しいでしょう。
家畜を飼って現金を手に入れないと、代替わりに必要な新しい武具甲冑が買えませんし、戦いで破損した武具甲冑の修理もできません」
「秋の実りが手に入るまでは、これまでの蓄えで凌がなければいけないのですね」
「はい、領地が欲しいと言うのならそうなります。
給料で良いと申されるのでしたら、騎士本人に一日一キロの小麦と三十グラムの塩、百五十グラムの肉と百グラムの豆を与えます。
働けない妻と両親、成人していない子供には、一人一日五百グラムの大麦かライ麦、塩三十グラムは同じで、百グラムの肉と五十グラムの豆を与えます。
武具甲冑と軍馬は貸し出します。
それは跡継ぎも同じですから、見習いで出仕する時も困りません。
住む所は、勤務地の村や城の中にある家か部屋を貸します」
「お金は全くいただけないのですか?」
「この規定は、我が家がまだ貧しく、食糧の確保に困っていた時の名残です。
出仕時間以外に狩りをした分は自分の物にできますから、換金してください。
家族が狩った獲物も同じです」
「蓄えが多くて家畜を買える者は、領地をもらった方がよいのでしょうか?」
「心配なら俺が作った収穫量の目安表を渡しましょう。
領地の広さと家族の人数、元となる家畜の数でどれくらいの生活ができるか、大まかな事が書いてあります」
俺はそう言って、農民や騎士に与える農地の広さの基準になっている目安表を渡しました。
本領地はまだ目安表のような状態ではありませんが、ゲヌキウス王国内のブレイン男爵領、マーガデール男爵領、ヒューズ侯爵領では少し多い収穫になっています。
目安表を見たカルロ侯王は、領地持ち騎士の地位を望みました。
一族男性の大半も、騎士か徒士に合格しました。
領地を望むか給与を望むかは、家族構成と性格で違っていました。
不正を防ぐために、新教に改宗すると言っても側室や養子は認めませんでした。
本当に困っている寡婦や孤児なら、俺が責任を持って養育すると言い切りました。
女達も侍女や料理人として召し抱える事ができました。
まだ完全に信用できないので、本領地には配属できませんが、ヒューズ侯爵領や連邦の侯王領になら配属できます。
深刻な人手不足を少し解消できました。
古参家臣達の負担を少しだけ軽減できました。
これからは積極的に侯王位の買収を進めようかな?
★★★★★★以下は設定が好きな方だけ読んでください。
「農民1人当たりの耕作地と収穫量」
都市民と農民の人口比は1:9
職人と農民の人口比は1:9
非生産者と生産者1:19
農地:人口1人当たり30反(30アール・3ヘクタール)
農民:1日4000kcal以上の重労働
:1年432000kcal
:1日大麦1200g以上を食べる
:1年432kg以上の大麦を食べる
核家庭:独立したばかりの夫婦、あるいは子供を含む
:60反(6ヘクタールの農地・休耕田を含む)
:小麦9石(1350kg)の収穫
:450kgが種籾用
:900kgが領主への税
:大麦11石6斗(1749kg)農民用
:夫婦2人で864kgの大麦が必要
:子供4人で864kgの大麦が必要
:合計1728kgの大麦が必要
:種籾に583kgの大麦が必要なので子供は2人までか食制限が必要。
:もしくは畜産品で大麦以外のカロリー摂取
本家庭:当主夫婦・子供・親夫婦・祖父母の本家家族
:60反(6ヘクタールの農地)
:夫婦2人で864kgの大麦が必要
:親夫婦2人で864kgの大麦が必要
:祖父母2人で864kgの大麦が必要
:子供4人で864kgの大麦が必要
:家族が増える分の農地を貸し与えられないと、家族が飢える事になる。
本家庭:当主夫婦・子供・親夫婦・祖父母の本家家族
:180反(18ヘクタールの農地)
:小麦27石(4050kg)領主への税
:大麦34石8斗(5247kg)農民用
:成人6人で2592kgの大麦が必要
:子供4人で864kgの大麦が必要
:成人に貸し与える十分な農地があるなら1791kgの大麦が余剰
「家畜」
役馬:労働・軍役
役牛:労働・食肉・バター・チーズ・乳(1リットル)・毛皮・革・皮革紙
山羊:食肉・バター・チーズ・乳(800cc)・毛皮・革・皮革紙
羊:食肉・バター・チーズ・乳(800cc)・毛皮・革・皮革紙
豚:食肉・・毛皮・革・皮革紙
鶏:食肉・卵
鵞鳥:食肉・卵
鳩:食肉・卵
鴨:食肉・卵
蜂蜜:蝋・蜂蜜
「小作農1人が飼っている家畜」種家畜は領主が貸与
役馬:2頭
役牛:4頭(300日×1リットル×4頭=1200リットル)
山羊:10頭(300日×800cc×10頭=2400リットル)
:1回2頭、年2回子供を産む=40頭
羊:10頭(300日×800cc×10頭=2400リットル)
:1回2頭、年2回子供を産む=40頭
豚:10頭(1回10頭、年2回子供を産む=200頭)
鶏:20羽(1日10個、年間3600個の卵を産む)
蜂蜜:蝋・蜂蜜
飼育義務:馬1頭・牛2頭・豚10頭・羊又は山羊10頭
「小麦以外の税(成人1人)年間」
10日に4日の領主直轄領労役
戦争時の軍役
毛布:1反
麻布:1反
苧布:2反(毛布や麻布が納められない場合)
葛布:2反(毛布や麻布が納められない場合)
雄牛:2頭
豚:1頭
山羊:1頭(羊)領主が望む方
鶏:3羽(鵞鳥3羽・鴨3話・鳩12羽)領主が望む物
卵:15個
豚:1頭
乳:144リットル(チーズ・バター)領主が望む物
蜂蜜:収穫量の半分(蝋・蜂蜜)
材木:荷車6台分
農奴もしくは小作人の耕作地と領主直轄領の割合
直轄領:小作地=1:3
『農奴10家の弱小貧乏騎士家』
農地80ヘクタール:耕作地
森林80ヘクタール:狩場
湖沼10ヘクタール:水源
家地 1ヘクタール:領主館
領主家族1:領民家族10
10人:100人
小作地:600反(60ヘクタール)小麦9000kg
毛布:20反
麻布:20反
雄牛:40頭
豚:20頭
羊:20頭
鶏:60羽
卵:300個
乳:2880リットル(チーズ・バター)領主が望む物
蜂蜜:収穫量の半分(蝋・蜂蜜)
直轄領:200反(20ヘクタール)小麦3000kg
軍馬:10頭
毛布:20反
麻布:20反
雄牛:10頭
豚:30頭
羊:30頭
鶏:100羽
卵:9000個
乳:2880リットル(チーズ・バター)領主が望む物
54000kgの小麦を教会に納める
家族が軍馬の世話、織物、畜産を行う
家族8人で2880kgの小麦を食べる
『反別収穫高』この世界
小麦 :0・45石
大麦 :0・58石
ライ麦:0・58石
燕麦 :0・43石
「1300年のイギリス」
コムギ0.53石
ライムギ0.66石
オオムギ0.66石
エンバク0.51石
石:150kg1年に150kgの小麦もしくは大麦を食べる
『穀物のカロリー』
もち麦:50g170kcal
:100g340kcal
:1合150g510kcal
小麦 :100g337kcal
大麦 :100g340kcal
ライ麦:100g334kcal
白米 :100g342kcal
玄米 :100g339kcal
ワイン:100cc54kcal
ビール:100cc39kcal
ジャガイモ:100g81kcal
穀物栽培が優先的だが他にも畑で副菜が作られる。
蕪・空豆・豌豆・レンズ豆・亜麻・麻・亜麻の種子・亜麻なずな・ケシの実・きゅうり・大根・セロリ・かぼちゃ・人参・キャベツ・玉ねぎ・薬味用植物
果樹も植えられる
リンゴ・梨・さくらんぼ・プラム・胡桃・栗
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不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
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その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
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アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
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