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という事で、早速確認してみようとステータス、と念じる。それだけで淡いグリーンで半透明のパネルみたいなものが目の前に現れた。
======
■リヒト・ソメヤ
性別:男 種族:人 年齢:30
職業:無 体力:30000 魔力:∞
□神アシュマルナの加護
>全属性魔法適性・無属性魔法適性:MAX
>対物無効・対魔無効・状態異常無効
======
えーっと、困らない様にはしてくれるって言ってたけど魔力∞ってどうなん?
少々やり過ぎじゃないかと思いつつ、アシュマルナの加護の中身の方もヤバいなと気付いたので全てを何も見なかった事にしてスッとパネルを消した。
残ったビールを飲み干して、しばし休憩でも。
「いやいやいやいや????」
魔法って使えるってゲームみたいに攻撃魔法とかも使えるって事だよな?え?やだよ?危なくない?無限に魔法使えるって、俺歩く破壊兵器になれちゃうじゃん……。
というか、ちょっと忘れてたけどここ魔物?魔獣?やらがいるらしいし、道中出てくるって事だよな?そして、魔法使えないと退治出来ないと?
「え?待って、俺が自分でやらないといけないの?怖いんだけど??」
加護のお蔭で魔法使えるしダメージ受けないっていう多分無敵状態とはいえ怖さは消えないよ?
俺、犬すら中型犬サイズが近付ける限界なんだけど。フレンドリーな子でも無理なんだが?ぶっちゃけハムスターでも怖い。そもそも意思疎通出来ないものが怖い。
どうしよう、と頭を抱えて唸っていたらポーンと電子音が鳴った。
発生源を探してみるとスマホで、画面に何か通知が出ている。一体なんだ?と確認すると<天啓>と書かれたアプリが起動し――
======
言い忘れていたがそこら辺の町に行って
冒険者ギルドで身分証を作るがいい。
それで国関係なく移動出来る様になる。
戦う事に関してはその内慣れる。慣れろ。
あと、お前の外見を私の加護を持つに相応しく変えてやるのを忘れていた。
その方がそこに早く馴染むだろうから有難く思えよ。
※このメッセージに返信は出来ません
======
「は?」
一体どこからツッコミ入れていけばいいのか判らない。
そもそも天啓ってお前、天啓って。返信出来ない一方通行甚だしいメッセージなどいらん。
というか、そんな事よりも今、たった今、メッセージ読み終わった瞬間、着てる服が変わったんだけど?色んな箇所の違和感すごいけど?
急いでシンク上の壁に設置してある鏡を見に行くと、そこに映っていたのはアシュマルナと同じ髪色と目の色に変わった自分の顔だった。
「ぎゃあああああっ!!」
顔の造作自体は変わらないが髪も目も色が変わってしまうともう別人にしか見えない。
俺は元々が長めで父さんが死ぬ少し前から今まで髪を切ってなかったから、結構長くなっていて鎖骨より少し下くらい。結んでおけばいいや、と放置していたのが悪かった。
切っておけばよかった、と後悔した傷んだ髪は、ツルツルサラサラヘア―に変わり、パッと見性別不詳な仕上がりとなってしまっている。
しかも、年齢的にも微かに出来始めていた目元の皺が無くなり、肌自体が若返っているみたいで、触ってみると子供の頃の様なすべすべ美肌。
格好も、細いプラチナチェーンにアメジストみたいな石が何個か付いた額飾りに同じ石のピアス、深めの切り込みのキーネックで腰紐つきのくるぶし丈の白いワンピースに紫色に金糸で模様が刺繍されたローブみたいな上着、ダークブラウンのグラディエーターサンダルに変わっている。
使われてる布とか絶対高いやつで、着慣れないし旅装には全然向いてない。なんか神殿とかにいそうな人になっている。
「こんなのもはや転生……」
現実を受け入れる為、ふらふらと座席に転がってしばし瞑想を、出来る訳もなく……思い至るのは――
「アイツ、絶対、これ嫌がらせだろ……」
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■リヒト・ソメヤ
性別:男 種族:人 年齢:30
職業:無 体力:30000 魔力:∞
□神アシュマルナの加護
>全属性魔法適性・無属性魔法適性:MAX
>対物無効・対魔無効・状態異常無効
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えーっと、困らない様にはしてくれるって言ってたけど魔力∞ってどうなん?
少々やり過ぎじゃないかと思いつつ、アシュマルナの加護の中身の方もヤバいなと気付いたので全てを何も見なかった事にしてスッとパネルを消した。
残ったビールを飲み干して、しばし休憩でも。
「いやいやいやいや????」
魔法って使えるってゲームみたいに攻撃魔法とかも使えるって事だよな?え?やだよ?危なくない?無限に魔法使えるって、俺歩く破壊兵器になれちゃうじゃん……。
というか、ちょっと忘れてたけどここ魔物?魔獣?やらがいるらしいし、道中出てくるって事だよな?そして、魔法使えないと退治出来ないと?
「え?待って、俺が自分でやらないといけないの?怖いんだけど??」
加護のお蔭で魔法使えるしダメージ受けないっていう多分無敵状態とはいえ怖さは消えないよ?
俺、犬すら中型犬サイズが近付ける限界なんだけど。フレンドリーな子でも無理なんだが?ぶっちゃけハムスターでも怖い。そもそも意思疎通出来ないものが怖い。
どうしよう、と頭を抱えて唸っていたらポーンと電子音が鳴った。
発生源を探してみるとスマホで、画面に何か通知が出ている。一体なんだ?と確認すると<天啓>と書かれたアプリが起動し――
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言い忘れていたがそこら辺の町に行って
冒険者ギルドで身分証を作るがいい。
それで国関係なく移動出来る様になる。
戦う事に関してはその内慣れる。慣れろ。
あと、お前の外見を私の加護を持つに相応しく変えてやるのを忘れていた。
その方がそこに早く馴染むだろうから有難く思えよ。
※このメッセージに返信は出来ません
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「は?」
一体どこからツッコミ入れていけばいいのか判らない。
そもそも天啓ってお前、天啓って。返信出来ない一方通行甚だしいメッセージなどいらん。
というか、そんな事よりも今、たった今、メッセージ読み終わった瞬間、着てる服が変わったんだけど?色んな箇所の違和感すごいけど?
急いでシンク上の壁に設置してある鏡を見に行くと、そこに映っていたのはアシュマルナと同じ髪色と目の色に変わった自分の顔だった。
「ぎゃあああああっ!!」
顔の造作自体は変わらないが髪も目も色が変わってしまうともう別人にしか見えない。
俺は元々が長めで父さんが死ぬ少し前から今まで髪を切ってなかったから、結構長くなっていて鎖骨より少し下くらい。結んでおけばいいや、と放置していたのが悪かった。
切っておけばよかった、と後悔した傷んだ髪は、ツルツルサラサラヘア―に変わり、パッと見性別不詳な仕上がりとなってしまっている。
しかも、年齢的にも微かに出来始めていた目元の皺が無くなり、肌自体が若返っているみたいで、触ってみると子供の頃の様なすべすべ美肌。
格好も、細いプラチナチェーンにアメジストみたいな石が何個か付いた額飾りに同じ石のピアス、深めの切り込みのキーネックで腰紐つきのくるぶし丈の白いワンピースに紫色に金糸で模様が刺繍されたローブみたいな上着、ダークブラウンのグラディエーターサンダルに変わっている。
使われてる布とか絶対高いやつで、着慣れないし旅装には全然向いてない。なんか神殿とかにいそうな人になっている。
「こんなのもはや転生……」
現実を受け入れる為、ふらふらと座席に転がってしばし瞑想を、出来る訳もなく……思い至るのは――
「アイツ、絶対、これ嫌がらせだろ……」
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