天界へ行ったら天使とお仕事する事になりました

mana.

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本編

18☆

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アルさんの瞳がいつもと違って…少し赤み掛かっている。

「アルさ…」

___チュウ___

「…んっ。」

首筋を少し強く吸われ、アルさんにしがみつくがすぐに掴めなくなる。
何故ならそのままアルさんの身体が沈んだからだ。

「……フッ…やはり…可愛いな…」

___カァァッ!___

「そりゃアルさんに比べたらっ……あんっ。」

腰を掴まれて背筋がゾワリと波立つ。

「……ん……」

「ぁあんっ…アル……ッ!」

俺の…咥えてる⁉
見上げる瞳が更に赤み掛かって…綺麗…だけど…

「…隣に聞こえるぞ?」

「っ!」

そうだっ、隣は…今異世界から誰か来てたんだっ!
俺は両手で口を塞いで声を出さないように堪えた。

「俺は…お前だけの…ものなのに…俺が……ん…他の人を好きに……なるなんて…」

クチュクチュと部屋に広がる音に俺は快感と恥ずかしさで頭が真っ白になっていく。

「アルさん……話さない…でぇ…っ…んぅっ。」

アルさんの大きな口が俺の全てを包み、身体同様に分厚い舌が俺の陰茎に絡みつく。

「ぁっ……んっんっ…ふぅ…ぁぅ……アルさん……離し…俺……イッちゃ………んんぅ。」

「イけ……」

___ジュウッ___

「───っっ‼」

アルさんが口を窄めて俺の陰茎を締め付けると、俺は一気に快感が駆け上りイッてしまった。

___ゴクッ…___

「☆※○□⁉」

ののの飲んだっ⁉俺の……っっ??? 


「……甘いな…」

「んな訳ないでしょおっ!」

「……ルカ、ゼスが来る…」

慌ててズボンと上着を整えると同時に扉が開いてゼスが戻ってきた。

「話はすんだのか?」

「あぁ。」

「……何故お前が返事をする?」

俺はゼスさんからは背を向けている状態なんだけど、アルさんに抱き締められていてゼスさんの方へ身体が向けられなかった。

「…アルさん…」

「見なくて良い。」

「……あ~…話はいったようだな。」

「そうだな。」

「…アル。」

「何だ?」

。」

「する訳がないだろう。」

壊す?

___ボソッ___

「……お前を抱く時に無理をさせるなと言う事だ。」

___カァッ!___

「アルさんっ!」

「クスクス、大丈夫だ。無理はさせないから。」

新部署が立ち上がり、天界の俺の部屋は人間専用エリアから異世界対応に追われるので部署近くのエリアで俺達5人の部屋が用意された。
上級天使が3人もいるせいか、部屋が豪奢で正直落ち着かないけどヘミーはご機嫌だった。
俺も部屋が用意されてはいたけどほぼアルさんの部屋で過ごしていた。

「んっ…んんっ…っ…ぁんっ!」

毎日アルさんが俺の陰茎を口で…舌で絡ませて絶頂にイかせる。

「やっ……アルさん……俺…ばっかっ…りぃ……んぅっ…」

「大丈夫…お前の……その…顔が……見たいから…」

グチュグチュといやらしい音を立てながら次第に動きが早くなる。

「あっ…あっあっ…い……イく……んんっ。」

「良いぞ……」

「んんんっ!」

___ビュルッ!___

ビクビクと身体がしなり、俺は何度目かの射精をしてしまう。

「……アルさん……俺……も…」

アルさんの下半身へと手を伸ばすが優しくアルさんが手を塞ぎ、首筋に顔を埋めると今度はアルさんの手が俺の陰茎を扱き始める。

「ひゃ……あんっ…も…出ない…からっ……んん…」

「……好きだ…ルカ…」

___チュクッ___

乳首を啄まれ、そして舌で転がされながら扱かれるとあっという間に俺の陰茎は復活していった。
俺、そんなに精力あったかな?
樹以外付き合った事なかったし、何度も俺だけイッても良いの?
アルさんと繋がりたいんだけど……誘い方が分からない。
そして何度もイかされた後、腰が立たなくなった俺はアルさんにお風呂に入れてもらって一緒のベッドで眠りに付いた。
翌日、出張所でゼスさんから異世界と繋ぐ部屋に行くように言われて行ってみると…

「……樹!」

少し痩せた樹が目の前にいた。

「瑠佳!」

「少し痩せた?」

「うん、ちょっと子ども産むのが大変だったからね。」

何もない部屋だけど念を込めればテーブルや椅子、お菓子も出る。
俺はテーブルと椅子、そして樹が大好きなお菓子とお茶を出してもてなした。

「女の人でも妊娠は大変って言うもんな。」

「俺の母さんも俺を産む時は悪阻も酷かったし出産も長時間掛かったって言ってたから覚悟はしてたんだけど…これほどとは……」

樹は出産ギリギリまでの悪阻に加えて出産時も大変だったらしく、再会した時の身体よりかなり痩せて見えた。

「…でも産んで良かった?」

「あぁ……本当に良かった。」

「身体は大丈夫なのか?」

「うん、結構痩せちゃったけど今はカイルがたくさん俺を太らせようと料理をするからな。これでも増えてきてるんだぜ。」

「そっか。」

「子どもは…ゴメン、今日は連れて来てないんだ。」

「あ、それは大丈夫。今度お前の家に行く事になるから。」

「…あぁ、やっぱりそうなんだ。道理でアルさんが神殿に行けと言ったわけだ。」

アルさんから少し聞いてるみたいだな。

「うん、お前達の子どもは俺達の世界の人間だよ。」

「…転生者か。」

「うん、病気でそっちにいったらしい。お前なら…分かるよな。」

「そうだな…なら…もっとたくさん愛さなきゃな。」

俺は子どもの転生前のプロフィールを見せた。

「名前は決めたのか?」

「うん、クォーレにした。」

「クォーレ?」

「うん、イタリアの言葉で心とか…愛情とか…そんな意味。カイルの名前を付ける時に色々ネットで検索しててさ。心に残ってたから。」

心…か。

「良い名前だな。」

「ありがと。」

「今後は俺がクォーレの担当になったから、一緒に成長を見れると思う。また遊びに行っても良いかな?」

「うん、アルさんと来るのか?」

「多分、一緒に行くと思うよ。」

異世界では基本2人1組だ。
今の所、別件でもアルさんと組んでする事が多いし…きっと今回も同じと思っていた。
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