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もう君を絶対に離さない.41
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野崎も初めて会う守に緊張しているようだ。
ただ、野崎はカメラを構えてしまえば、そういう感覚は消えてしまうようで、別人のようにテキパキと指示をだしてくれる。
野崎が昨日一日かけて練り直したコマ割りを一通り瑠璃子に説明していると、チャイムが鳴った。
モニターには笑顔の守が映っている。
「いらっしゃい、早かったね」
「うん、なんだかワクワクして、早く来ちゃった」
「野崎君、こちら、新田守くん」
「守、野崎康太さんね」
「よろしく、野崎くん。へえ・・・、瑠璃子、タイプ変わったね」
思ったことを悪気がなくポロっと言ってしまうところが、守のいいところでもあり悪いところでもある。
「そ、そんなんじゃ・・・、もう、初対面なのに失礼なこと言わないの」
「いいんですよ、僕は地味だって分かってますから。そんなことより、演者をやってくださること本当にありがたいです。今日はよろしくお願いします」
野崎が守に向かって握手を求めた。
守は瞳をキラキラさせると、握手に応じた。
「瑠璃子~、なに、このピュアな感じ!瑠璃子のまわりに今までいたチャラチャラした性格の悪い男たちとは全然違うじゃん」
「な、何言ってるの、あんたも私のまわりにいる男じゃない」
「え~、俺は瑠璃子の彼氏じゃないから、一緒にしないでくれる?」
「もう、そんな話はいいから、野崎君の説明聞いて。ふざけないで真剣にね!」
「うわぁ、真剣な瑠璃子なんて初めて見たかも。感動~」
そんな二人のやり取りを、野崎は少しだけ疎外感を感じながら見つめていた。
自分とは違う世界に生きている人たち、という感じがヒシヒシと伝わってくる。
しかし、それは野崎にとっては珍しい感覚ではなかった。
居心地の悪そうな野崎の顔を見て、瑠璃子は守に対して腹が立った。
でも、守に悪気はない。
いや、守よりも自分のしでかしたことの方が、よほど罪深いのだから、他人に腹を立てている場合ではないのだ。
「野崎君、守にもカット割りの説明してくれる?」
「あ、うん、もちろん」
野崎は脚本を手にすると、守の動きや表情や心情などを細かく説明した。
回想シーンなので、セリフはない。
ひととおり説明が終わると、瑠璃子と守は高校の制服に着替えた。
「うわぁ、なんか恥ずかしい~」
瑠璃子はほんの少し前まで着ていた制服を着ることがなぜこんなにも恥ずかしいのか分からない。
「だよな、なんかいけないことしてる気分になる」
「ハハッ、なにそれ~」
化粧を落とし、髪もいじっていない瑠璃子の制服姿になぜだか野崎はドキドキしてしまった・・・。
守という友人がいるせいもあるのか、リラックスした表情は瑠璃子をいつもより幼く見せている。
だが、今はそんなことを考えている場合じゃない。
はしゃぐ二人を横目に見ながら、野崎はいよいよ監督モードに突入する。
「セリフはないから、本当に普段話してるような会話をしてください」
野崎は盛り上がる二人にかまうことなく、指示を出す。
我に返った瑠璃子たちはソファに腰をおろすと、家で勉強をしているという場面を演じた。
ただ、野崎はカメラを構えてしまえば、そういう感覚は消えてしまうようで、別人のようにテキパキと指示をだしてくれる。
野崎が昨日一日かけて練り直したコマ割りを一通り瑠璃子に説明していると、チャイムが鳴った。
モニターには笑顔の守が映っている。
「いらっしゃい、早かったね」
「うん、なんだかワクワクして、早く来ちゃった」
「野崎君、こちら、新田守くん」
「守、野崎康太さんね」
「よろしく、野崎くん。へえ・・・、瑠璃子、タイプ変わったね」
思ったことを悪気がなくポロっと言ってしまうところが、守のいいところでもあり悪いところでもある。
「そ、そんなんじゃ・・・、もう、初対面なのに失礼なこと言わないの」
「いいんですよ、僕は地味だって分かってますから。そんなことより、演者をやってくださること本当にありがたいです。今日はよろしくお願いします」
野崎が守に向かって握手を求めた。
守は瞳をキラキラさせると、握手に応じた。
「瑠璃子~、なに、このピュアな感じ!瑠璃子のまわりに今までいたチャラチャラした性格の悪い男たちとは全然違うじゃん」
「な、何言ってるの、あんたも私のまわりにいる男じゃない」
「え~、俺は瑠璃子の彼氏じゃないから、一緒にしないでくれる?」
「もう、そんな話はいいから、野崎君の説明聞いて。ふざけないで真剣にね!」
「うわぁ、真剣な瑠璃子なんて初めて見たかも。感動~」
そんな二人のやり取りを、野崎は少しだけ疎外感を感じながら見つめていた。
自分とは違う世界に生きている人たち、という感じがヒシヒシと伝わってくる。
しかし、それは野崎にとっては珍しい感覚ではなかった。
居心地の悪そうな野崎の顔を見て、瑠璃子は守に対して腹が立った。
でも、守に悪気はない。
いや、守よりも自分のしでかしたことの方が、よほど罪深いのだから、他人に腹を立てている場合ではないのだ。
「野崎君、守にもカット割りの説明してくれる?」
「あ、うん、もちろん」
野崎は脚本を手にすると、守の動きや表情や心情などを細かく説明した。
回想シーンなので、セリフはない。
ひととおり説明が終わると、瑠璃子と守は高校の制服に着替えた。
「うわぁ、なんか恥ずかしい~」
瑠璃子はほんの少し前まで着ていた制服を着ることがなぜこんなにも恥ずかしいのか分からない。
「だよな、なんかいけないことしてる気分になる」
「ハハッ、なにそれ~」
化粧を落とし、髪もいじっていない瑠璃子の制服姿になぜだか野崎はドキドキしてしまった・・・。
守という友人がいるせいもあるのか、リラックスした表情は瑠璃子をいつもより幼く見せている。
だが、今はそんなことを考えている場合じゃない。
はしゃぐ二人を横目に見ながら、野崎はいよいよ監督モードに突入する。
「セリフはないから、本当に普段話してるような会話をしてください」
野崎は盛り上がる二人にかまうことなく、指示を出す。
我に返った瑠璃子たちはソファに腰をおろすと、家で勉強をしているという場面を演じた。
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